時系列的に超電磁砲から始まります。
此処は東京都の西側3分の1の規模、総人口230万人の内8割を学生が占める「学園都市」。
そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生は「無能力者(レベル0)」から「超能力者(レベル5)」の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。
とまぁウィキペディアに載ってそう説明はともかく、転生して15年……建ち並ぶ高いビル群の中でも1番高いビルの屋上から1人の少女が学園都市の街並みを眺めていた。
紫の髪を風になびかせ、暇そうに街を眺める鮮やかな赤と落ち着いた緑のオッドアイの瞳、赤と青のツートンカラーのウサミミフード付きパーカーを着た少女は暇そうに溜め息をついてはぼそりと呟く。
「うーん……暇だねぇ、右左戯さんは暇すぎて死んじゃいそうだよぉ」
■■■
やぁやぁ、ハロー?ハロー!右左戯さんだよ?
転生して15年、そして現在は7月今月から色々起こること考えると暇なことは良いことなんだろうけど、暇が嫌いな右左戯さんにとっては苦痛でしかないよ。
「うーん…うーん…多分そろそろ何か事件が起きても良いんだk『ドカーーン!』おやおやぁ?事件かな?」
突然の爆発音、辺りを見回すと大きめな公園の近くで黒煙が立ち上っているのがわかった。
「ふむふむ、今の時期的にはあの強盗事件が発生した辺りかな?もしかしたらあの子達が居るかもしれないね?キシシシ♪良い感じに暇潰しになるだろうし観に行こうかな?」
私は期待に胸を膨らませながら現場の方へと跳躍していった。
■■■
某銀行前
爆発により内側から破壊されたシャッター、ちろちろと燃える炎、その数メートル前では3人の強盗犯と思われる男達と制服に身を包んだ茶髪のツインテールの少女が対峙していた。
「
学園都市における数ある治安維持組織の中の1つ
生徒(能力者)によって形成され、原則として校内を管轄とする、盾をモチーフにした腕章をつけているのが特徴である。
詳しく説明しようとすればそれなりになるので割愛するが、簡単に言えば未成年のみで形成された
「ひゃははは!何だよこのガキ!風紀委員も人手不足か?」
まぁ故にと言うか高校生や中学生が腕章を見せてもわりと嘗める奴等が多く、よっぽど有名な能力者か相手より数が居たりしないと威圧にもならず逆効果だったりする。
「そこをどきな嬢ちゃん、どかないと怪我するぜ?」
3人の内の体重の重そうな男が余裕だと判断したのかヘラヘラと少女に向かって突っ込んでいく、端から見れば一目瞭然で中学生程の小柄な少女が体重が100を越えそうな男に勝てるようには見えない。
「そう言う三下の台詞は」
しかし少女最小限の動きで男の突撃をかわすと、勢いの付いた男の服の袖の下を掴み、足を払い、勢いを利用して
男を投げる。
「死亡フラグと言うのですわよ?」
「グホッ!?」
まぁ風紀委員がただの子供な訳無いんだけどね?いやこのデブ絶対痛いだろ……
「見た目通りじゃねぇって事か、だが俺だってな?」
男の1人が右手から炎の玉を形成する。
「
「テメェには消し炭になってもら……消えた!?」
男が炎を放つ瞬間少女は一瞬で目の前から消えてしまった、しかし次の瞬間背中に強い衝撃が走り男は前のめりで倒れてしまった。
「っ!?」
「全く何処を見てますの?」
少女は一瞬の内に男の背後に現れ、背中にドロップキックをしていたのである、少女は太ももに仕込んでいた針に触れると針は瞬時に消え、男の服を地面に縫い付けるように現れた、お嬢様口調なのになんともアグレッシブな少女だ。
「なっ!?
「これ以上抵抗をなさるおつもりなら、今度はこの針を体内にテレポートして差し上げますわよ?」
「……っ、クソ!」
男は勝てないことを察すると抵抗することを止め大人しくなる。
「さてと……次は「テメェ!離しやがれ!」…!?」
怒鳴り声の方を見るとそこには強盗の1人がちいさな男の子の腕を掴んで連れ去ろうとしているところを黒髪の少女が必死に止めようとしていたのである。
「駄目!行かせない!」
「いい加減離せクソアマ!」
「佐天さん!?」
男はいつまでも離さない少女に痺れを切らし持っている袋で殴ろうとした、その時だった。
「ラビットキーーク!」
「グベッ!?」
何処からともなく現れた赤と青のウサミミフード付きパーカーを着たそれは拳を振り上げた男の顔面に蹴りを食らわせていた。
「やぁやぁ♪疾風のジャンピングキッカー!サイクロンラビットの右左戯さんだよ?女の子に手を上げようなんて不貞なやからは天誅だ!さぁ!お前の罪を数えろってね!」
間違いなく場違いなやつが乱入してきた瞬間である。
どうですかね?だいぶイタイキャラになったかな?
高レベル能力者は基本変た……げふんげふん、キテレツな人が多いらしいですからね!
こんくらいキャラを濃くしないと埋もれちゃうよ。