いよいよ当日。その後美晴から集合時間変更のお知らせがあり、18:00に事務所に集合になった。とは言いつつも、集合時間には変な油断してない限り絶対に遅刻したくない身。集合時間5分前という超理想の時間に到着。寮にサラっと入って、AiRBLUEの曲を聴きながら3人を待つ。待つこと3分ほど。
「マネージャーさん、お疲れ様です。待たせてしまいましたか?」
「みんなもお疲れ様。待ったなんて思って無いよ。みんなの曲聴くためだから。」
「何聞いてたの?」
「『Radio is a friend!』だよ。」
「あら莉子、良かったじゃない。」
「ちょ、ちょっとマネージャー!///」
「だって好きなんだもん。みんなのあの明るい雰囲気が。ライブで聞いたときなんて、前奏流れたときから気分上がっちゃったもん。」
「ありがとうございます。マネージャーさん!」
「頑張って良かったね。莉子」
「ねぇ、そろそろ、行かない?」
「そうね。行きましょ。」
「そういや、その浴衣ってレンタル?」
「もちろん。持ってる人いなかったしお金も無かったしね。」
「どうですか?マネージャーさん。」
「そりゃあみんなすごく似合ってて可愛いよ。色もそれぞれの色だし。」
「けっこう頑張ってみんなで探したもんね。」
「いいのがあって本当に良かったね。」
「うん。」
「さて、会場に着いたけど。」
「もう盛り上がってるねぇ。」
「みんな好きなの食べ歩きするだけでももう十分なくらいだな。」
「唐揚げないかな~。」
「うふふ。莉子、あそこにあるわよ。」
「本当だ!あたし、ちょっと買ってくる~!」
と、はしゃぐように走り出したのも束の間
「ちょ、そんな走ると危ないy——————」
「うおつ!」
下駄を履いてることをすっかり忘れてた莉子。慣れない靴でいつもの様に走り出すんだから当然つまづく。
転びかける莉子の手を掴んで、とりあえず自分の方に引っ張る。
「っと、危ねえ。まったくケガされたらお互い困るんだから気を付けてよ。」
「ごめんごめん。下駄履いてるのすっかり忘れちゃってた。」
「全く・・・。まぁ、ケガ無くて良かった。」
「じゃ、ちょっと行ってくるね。」
今度は歩かずに行った莉子を見送り、歩いてきた二人と合流。
「さてと、二人は何か食べたいものある?」
「これと言って食べたいものは無いから、歩きながら探そうって美晴と話してたの。」
「はいよ。じゃ、莉子が来るまで待とうか。」
「お待たせ~。買えてよかった!」
「花火の時間までまだあるし、少し歩こうか。」
と歩き始めて少ししたくらい。
「あれ?マネージャーさん?」
と、声をした方を見ると
「あれ、マネージャーじゃないすか。何してるんすか?」
「何っていうか、祭りに来てるんでしょうが...」
「ジャーマネがこんなのに来るとは。意外だな。」
「僕ってそんなイメージ・・・?」
まぁ正解なんだけど。こういう夏祭りみたいなイベントには自分から参加とかは全然しない。まぁ一人で行く理由もないし、一緒に行く人もいないしで。
「やっぱり陽菜たちは来たんだね。」
「やっぱりって、どういうことですか?」
「この前仕事中にみんなが夏祭りについて話してるのが聞こえてさ。来るのかなぁって思ってたの。」
「私たち、そんな大声で話してました?」
「いや。そんなんじゃ無いよ。周りも静かだったしね。うるさくなんかは無かったと思うよ。」
「なら良いか。じゃ、私たちはこれで。」
「はいよ。楽しんでね~。」
「マネージャーこそ。それじゃ、また。」
「また今度。」
その後1時間ずっと食べ歩きして、花火を見るために少し移動。
ちょっと人込みから離れたところに出て、その時を待った。
「さてと、そろそろかな・・・。」
その瞬間、ヒューという、花火独特の音と光が輝き始めた。
「おおっ・・・!」
こんな近距離で花火を見るのはずいぶんと久しぶりだ。
これまではベランダから打ちあがっている小さな花火を見て、「花火上がってるなぁ」と思う程度だった。花火の色は当然一色ではない。打ち上がったときから色が決まっていたり、消えるときに変色していったり。それはまさに、それの一部分に虹が出ているような、そんな感じだった。
そして花火も終わり、みんな寮へ戻ることにした。帰りの道中、Flowerの四人と偶然合流し4人の予定が8人で途中まで歩くことになった。
「じゃ、僕はこれで。今日はみんなお疲れ様。」
「お疲れ~マネージャー。」
「マネージャー、お疲れ様。」
「お疲れ様でした。マネージャーさん。」
「お疲れ様です。」
「まぁお疲れ様だ、ジャーマネ。」
「お疲れ様でした~」
「マネージャーさん、お疲れ様でした。」
————————————その後、7人はワイワイ話しながら寮に戻ったそうです
はいどうも作者です。これにて夜編終了です。一応あと3話ほど更新予定ですがどうなるか分かりませんのでご了承を。ではまた。