2.5次元ラブライブ!スーパースター!   作:マイコン

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10話

千砂都「前回のラブライブ!スーパースター!!Bラブライブ参加にグループ名を考えることになった私たち!かのん殿は悩みに悩んで、私たちをブン殴りながら考えた。その結果、かのん殿のかつて組の名前であり、結ぶを意味する『Liella』へと名前が決まるのでござった!」

 

 

部室

可可「これがBラブライブにエントリーした学校だべ!」カチッ

かのん「多いな…」

すみれ「え?我たち参加校の歌とダンスを全部みないとダメなの?」

可可「今年も参加校が過去最多の更新を確定だべ…」カチッ

恋「ふーん、でも私たちなら問題ないでしょ?」

可可「うー、運営も去年の数を制御で限界だったらしく、やり方を変えるという噂が…」

すみれ「…くじ引きとかじゃんけんとか運で決まるなんてことないよね?」

可可「フラグを立てるなべ!」

かのん「あー、とりあえず行ってみぃへん?説明会に」

 

 

OP「すて◯るめいと◯」 歌:かのちぃれん

 

Bラブライブ説明会 会場

司会者「イェーイ!見てるか童貞ども?Bラブライブが始まるからその地区予選について説明会してやるぜ!」

かのん「テンション高いな…」

可可「Bラブライブ名物『MC中に全裸になる人』だべ」

かのん「そんなことすんの!?」

司会者「今年は多くて見れないから、じゃんけんを…」

すみれ「ライジング!我の立てたフラグが早速回収された!?」

可可「…外れたらお前を怨むべ!」

すみれ「ー!」

司会者「と提案したら55%の人に反対されてしまってね!」

可可「ぎりぎり半分以上!」

すみれ「ふぅ…」

司会者「だから、課題を出すことにしたぜ!」

かのん「課題?」

司会者「課題はこれだぜ!…キャスト・オフ!」スポン

かのん「全裸になった!?まさか…服着るなとか…」

 

課題『特撮』

 

かのん「特撮?じゃあ、何でアイツは全裸になったんや?」

すみれ「仮面ライダーカ◯トでそういうのがあるのよ」

可可「いや!絶対、自分の実益も兼ねてるべ…」

司会者(全裸)「アニソンで参加したら即失格にするからそのつもりで!」

 

部室

かのん「#▶*@●▶♪●*$&▼□ー♪」

 

可可「久々に出たけど…これはひどいべ…」

恋「何これ?ヘルをシェイクでもしてるの?」

かのん「…」チーン

恋「てか、そもそも何を歌ったの?」

かのん「ウルト◯マンテ◯ガのやつ…」

すみれ「V◯かい!」

かのん「千砂都…」

千砂都「任せるでござる!ミュージック、スタート!」

すみれ「はいはい」カチッ

 

よ~~!ひいふうみいよういつで!じゃじゃじゃジャーン♪

 

千砂都「待つでござる!…これは?」

かのん「ニンニ◯ジャーやけど?」

千砂都「ハリケ◯ジャーじゃないでござる…やる気が失せたでござる…」

かのん「何でやねん!」

恋「まぁ、戦隊ものEDダンスはやってるところ多そうだしね…」

かのん「ほな、次はおんどれがやれや」

恋「え?テレビなんて全然みてないんだけど…」

かのん「知ってるの1つくらいあるやろ?」

千砂都「出来ないでござるか?」

恋「むぅ…しなかったあんたには言われたくない!いくわよ…モ◯ラーヤ♪モ◯ラー♪ドゥンガンカサクヤン♪トンドウムウ♪…餃子~♪」

かのん「まさかのモ◯ラ!てか、最後の餃子って何やねん!?」

恋「そう聞こえたのよ…まぁ、私はモ◯ラどころからゴ◯ラも全然知らないけど…」

すみれ「餃子って…」フルフル

恋「笑わないでよ!」

かのん「可可はどうや?」

可可「ごめんね♪素直じゃなくて♪…」

かのん「特撮ですらない!あー、すみれ!おんどれだけが頼りや!」

すみれ「ー!」

可可「ダメだべ!ビビりのこいつにやらせるくらいなら、今からでもかのんか恋が何か作品見て歌った方が…」

 

すみれ「君はスター♪まばゆくシャイン♪o-o-o-o-o♪o-o-o-o-o…」

 

可可「うっ…ぐぬぬ…」

かのん「おぉ!」

千砂都「ジ◯ウでござるか!」

すみれ「ふっ、我の日曜日の朝はプリキ◯アから始まりスーパー◯隊で終わる…つまり、ニ◯アサの曲は歌詞を見ずとも全て歌唱が可能なり!…映画はジ◯ウとエ◯ゼイドしか出来ないけどね」

かのん「すみれ…最高やで!ほな、早速…」

 

屋上

すみれ「え?えーと…我、現在困惑ナウ…」

かのん「いや、歌うんやろ?」

恋「あんたが歌わないとこっちは何も出来ないんだけど?」

すみれ「ラ、ラ…ライトニング!」

千砂都「ライジングでは?」

すみれ「いや、そのー、ね?我が、ね?センター、やる、感じ?」

かのん「何で片言や?おんどれがセンターやろ」

千砂都「今回はピッタリでござろうて」

可可「…ふん!」むすっ

すみれ「ラ、ラ、ラララララ…ライジング!!」

かのん「うっせーな!」

すみれ「いいの?我がセンターでマジでいいの?」

かのん「そう言っとるやろ?とりあえず、スタンガンでも浴びるか?」

可可「嫌なら変えてあげるべよ」

恋「可可ちゃん、すみれちゃんに厳しくない?」

ダイジョウブ!ジブンデアビルカラ…アババババ!

可可「別に…今までセンターに立ったことないし、向いてないからストレートにそう言ってるだけだべ!後、何か色々と気に入らないし…」

フー、チョットオチツイタワ

ゼンゼンミタメカワッテナイヤンケ!デンゲキノタイセイツキスギヤロ…

恋「ほぼあんたの私怨じゃない?」

可可「だけんど…」

かのん「あのなぁ…そもそもな話、まだ結成してたからそこまでライブしてへんやろ?今回の私は歌としては戦力外やし…」

すみれ「…」こそこそ

千砂都「それに今は色々と試す時期でもあるかと」

すみれ「…」こそこそ

可可「うー、かのんと千砂都先生がそういうなら…!」ギロッ

すみれ「ー!」ビクッ

可可「センターに立つ以上は真面目にするべ!甘くみてると…三郎みたいにするべ!」

すみれ「分かってるわよ…いや、三郎って誰!?」

可可「サニパとの合宿を忘れたべか!焼いた肉のことくらいは覚えておくべきだべ!」

すみれ「…何でセンターやるだけで我は焼かれないといけないの?」

可可「違うべ…生きたまま吊るして捌…」

すみれ「ライジング!聞きたくない…」ダッダッダッ

 

かのんの家

可可「…」

千砂都「すみれ殿が心配でござるか?」

可可「…違うべ」

恋「すみれちゃんってセンターしたことないの?」

かのん「うーん、ビビってるみたいで私によく譲ってくるわ。…あ、私にちゃうで!センターにやで!そもそも入部したのもスクールアイドルが好き、ではなかったしな…」

恋「普通にやりたくないだけでは?」

かのん「そんなことはないやろ?アイツは…自分が嫌なことを含め頼まれることを何でも受けいれるけど、その頼みが自分がやりたいことなら…困惑する人間やからな…」

可可「ー!お姉ちゃんだ!」ブー、ポチポチ

 

すみれの家

可可「…」こそこそ

すみれ「かめは◯波!」グンッ

可可「ー!」こそこそ

すみれ「何か、違うわね。くゎめぇふゎ◯ぇ波!うーん…」グンッ

すみれ妹「お姉ちゃん、何時まで痛いことしてるの?もう高1でしょ?それよりご飯食べよ!」

すみれ「って言われてもこれ、スクールアイドルの練習なのよね…、ごめん!落ち着かないから先に食べてて!」ダッダッダ

可可「…」こそこそ

 

 

すみれ「…我がセンター?」ダッダッダ

 

先生『じゃあ、この資料を音楽室まで運んどいて』

すみれ『はい!』

 

すみれ「センター…」ダッダッダ

 

スタッフ『とりあえず、こう…、何かいい感じでお願い!』

すみれ『…はい』

 

すみれ「我が…」

 

司会者『グランプリは21番です!』

すみれ『…(いいな)』

 

すみれ「ー♪ーー♪ーー♪」

可可「…」こそこそ

 

部室

すみれ「この衣装を…我が?…どうして急に?」

可可「衣装を作るのはオラの役目だべ!…センター用に調整して作ったから早く着るべ!」

すみれ「いいの?こんな可愛くて素敵なの…本当に…」

可可「ちょっとはセンターっぽくはなれるべ!」ぷいっ

かのん「よし、早く着替えて来いや!」

千砂都「さっそく撮影するでござる!学校のみんなに見てもらうでござる!」

すみれ「…うん」

 

屋上

すみれ「…」モジモジ←着替えた

かのん「すごく似合うとるわ!最高や!」

恋「うん、綺麗だよ!すみれちゃん!」

千砂都「流石は可可殿でござるな!」

可可「…ふ、ふん!」ぷいっ

かのん「ほな、撮影開始するで!すみれ、準備はえぇか?」

すみれ「無論!いくぞ、すぅー…」

 

 

Aパート終了

 

教室

かのん「んー、コイツは1番人気やけど復帰直後やからな…4番、10番、6番にしといて…うん。これで上◯金分はいけるやろ!後は私用に単勝8番と4番で、ありあの分は10番にでも…」

千砂都「かのん殿!」シュタ

かのん「うぉっ!カタギが天井から来るなよ!」

千砂都「ごめんでござる!それより…この前のPVの件でござるが…」

 

校庭

かのん「センター変えろと?」

千砂都「…選曲も良く、動きもいい、とのことでござったが…かのん殿がセンターが良いとの意見が多く…」

かのん「すみれはカリスマが…ってか?…私が強すぎるだけで弱いって訳やあらへんやろ?」

千砂都「しかし、予選突破を考えるとなると…どうすれば?」

すみれ「…簡単な話だ」

かのちぃ『ー!』

すみれ「皆の意見を聞き、かのんをセンターにすれば良い。『特撮』がテーマな以上は一番武力が強き者がなるべきだ…我には重い」ダッダッダ

かのん「すみれ!」

すみれ「…グスッ」

可可「待つべ!」ガシッ

すみれ「ー!」

可可「オラはお前をセンターと認めた。だから、お前に合わせた衣装を作ったんだべ!それとも…吊るされたいべか?」

すみれ「…脅したところで無駄。どうせセンターは最終的に我以外の誰かになるだけだ!」ダッダッダ

かのん「すみれ…」

千砂都「…」

可可「…」

 

屋上

千砂都「来ないでこざるな…」グイグイ

かのん「…せやな」グイグイ

 

可可「…」ポチポチ

恋「はぁ、センターをどうするかさっさと決めない?」

かのん「恋はどない思てる?」

恋「かのんがいいと思うわ」

かのん「…」グイッ

恋「…本音なのに。客観的に言うとすみれちゃんって万能だけど一番って言えるところが無いからね」

可可「…」ポチポチ

かのん「ダンスは千砂都…」

千砂都「カリスマはかのん殿、歌は可可殿、気品は恋殿に負けてるでござるな。全て2番目くらいかと…」

恋「…私的はすみれちゃんって自分が弱いんだと思うわ」

かのん「そりゃ、色んな人間がおるからそんな人間もおるやろ。まぁ、おんどれの言う通り、すみれは自分に自信がないんやろな…。やからこそ、今回アイツのセンターがええと思う。…アイツ、基本的にハイスペックやし」

可可「…あ!ちょっとごめん!」ポチポチ

 

廊下

すみれ「…!」スタスタ

可可「お姉ちゃん?…うん、んだよ!親父の連絡もみたべ!え?Bラブライブ?もうすぐだべ!うん、頑張って練習してるべ!…うん、結果が出なかったらちゃんと帰るから…バイバイ」ピッ

すみれ「…え?帰る?」

可可「…」バタン

すみれ「…」

 

屋上

可可「待たせたべ!」

かのん「ほな4人で再開や」

千砂都「後で連絡しておくでござ…来たようでござるよ!」

すみれ「…」バタン

かのん「すみれ」

すみれ「…遅くなった」

可可「全く、センターがそれでどうするべ?ここから吊るすべよ?」

すみれ「センター?我がか?」

かのん「せやで!ちょうどその話がまとまったわ!」

千砂都「センターが変わるなんて憂いも無くなり、これで練習に集中…」

すみれ「なぜ?」

かのん「なぜって、おんどれ…」

すみれ「同情?それともかのんが今回は向いてないから?」

恋「違うわよ!かのんはずっとあんたを…」

すみれ「それ以外何があるの!?みんな、センターはかのんがいいって言ってるじゃん!」

可可「同情何かじゃないべ!」

すみれ「ー!」

可可「オラは同情何かで衣装を作ったりしないべ!」

すみれ「返すわ。…あの衣装なら私じゃなくても地区予選を突破できるから。それでも私にセンターしろって言うなら…ここから飛び降りる」

かのん「すみー!」

可可「ふざけるなべ!すみれはずっとセンターやりかったんでしょ?何で今にそんなことを言うんだべ!」

 

すみれ「絶対に勝たなきゃいけないからよ!」

 

可可「!!!」

すみれ「でないと、あんたは…」ポロポロ

可可「ー!まさか…」

すみれ「…グスッ」ダッダッダ

かのん「すみれ!」

可可「待つべ!」

 

すみれ「…」スタスタ

可可「すみれ、待つべ!」

すみれ「…あんたとの話は終わったはずよ?」

可可「オラの電話聞いていたな、泣き虫ビビり中二」

すみれ「…私以外は知っているの?」

可可「知らないべ」

すみれ「何で言わないのよ!」

可可「オラのことを気にしつつスクールアイドルをして欲しくないからだべ!」

すみれ「なら、勝つしかないでしょ!今回、無理に私なんかをセンターしないであんたがなった方がまだ勝てる確率が高いわよ!」

可可「はぁ…。すみれ、お前の目は節穴だべ!今回はお前がセンターだからこそ絶対に勝てるんだべ!」

すみれ「何でそう言いきれるのよ!私自身ことは私が一番知ってるわよ!同情なんでしょ!?」

可可「…個人練習、こっそり見てたべ!」

すみれ「ーな!」

可可「妹がいるんだべな、すみれ」

すみれ「…」

可可「さっきも言ったけどオラは同情でセンターを任せたり、衣装を作ったりしないべ。個人練習を見て、歌を聞いて…すみれになら任せれる、そう思えたんだべ。てか、自分の実力を小さく見すぎだべ。そのままだと就職後は安くコキ使われる未来になるべよ」

すみれ「…」

可可「…本当は本番前に見せたかったけど今見せるべ!」

すみれ「それは…?」

可可「オラのすみれに対する敬意だべ!」

すみれ「綺麗なティアラ…」

かのん「やっと、追いついた…」

可可「センターのすみれにふさわしい、すみれのためのティアラだべ!」

すみれ「グスッ、ありが…」

 

ビュービュー

 

可可「ーあ!」

すみれ「ティアラが!」ダッダッダ

可可「!」ダッダッダ

すみれ「ー!(届…かない!)」ピョン

可可「すみれ、スタンガン!」

すみれ「ー!うん!えい、うわっ!」ガシッ

 

ゴロン、バサッ

 

かのん「すみれ!」

可可「ー!」

すみれ「痛た…、普通こんな使い方しないわよ!…でもティアラは無事よ、可可ちゃん!」

可可「!!…初めてオラの名前を呼んでくれたべ!」

すみれ「そうだっけ?」

可可「センター…してくれるべか?」

すみれ「聞くまでもないでしょ?私を…否、我を誰だと思ってる?」

恋「…一件落着っと。改めて考えると私たちがBラブライブに参加か…」

千砂都「ははははは…」

かのん「半年前は考えられへんことやったやな…とはいえ、『Liella』としての初陣や!気合い入れるで!」

 

 

Bラブライブ 地区予選会場

すみれ「ライジング!」

 

ライブ曲兼ED 「W-◯-X ~W-B◯iled Extr◯me~」 歌:くぅすみ

 

可可「ぜぇぜぇ、ふぃー…!」

すみれ「…ありがとね、可可ちゃん」

可可「すみれ!」ダキッ

すみれ「何を…」

 

チュゥ

 

すみれ「なっ!我、初めてだったに…ライジングインパクト!」バチバチバチ

可可「あばばばば!」ビリビリビリ

恋「わぁ…大胆!」

千砂都「マジでござるか!」

かのん「…はぁ、すみれ。おんどれも苦労しそうやな」

 

 

次回予告

かのん「あのステージは…!流石にもう、銃撃されんよな?私カタギやし…されんよな?」


使用楽曲コード:00826553,00849251,1N374785,20847441


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