2.5次元ラブライブ!スーパースター! 作:マイコン
かのん「シュフは攻める♪不死身の如く♪迫りくる家事に…♪」ポロン
かのん「私の名前は澁谷かのん!刕衛裸(リエラ)組の若頭だったんやけど…Cウイルスの流行が原因で組が崩壊して…カタギになってしもうた!…組長…私はまだ、足を洗う気はあらへん!組員増やして立て直す!とりあえず歌でも歌ってれば誰かは集まるやろ!」
音楽科の受験会場
かのん「刕衛裸組の若頭、澁谷かのんが歌い…!」
バンッ
かのん「…」バタン
試験官「反◯の人間は音楽科にいらへん」
OP「始まりは君の空」 歌:Liella
数ヶ月後、かのんの家
ありあ「姉御、起きてください!今日から本格的に動くんでしょ?」バタン
かのん「じゃかましい!とうに起きとるわ!」ムクッ
かのんママ「かのん、起き…そんなに殺気出しとったらあかんで」
かのん「わかっとるわ!」
かのんママ「まぁ、ほどほどにな…」
かのん「おう!マンマル、学校に行ってくるわ!」
マンマル「かのん、今日のパンツは何色?」
かのん「…」バキッ
通学路
かのん「ー*w#@♪ー#*♪」
モブ1「何あの歌声?」
モブ2「内臓にミキサーでも入ってるんじゃない?」
モブ3「ウケる」
可可「おぉぉ!」
可可「花子ー!」
かのん「な、何やおんどれ!?」
可可「お前、生きてたべか?とーきょーに出荷されてからオラ、心配で…」
かのん「出荷ってどう考えても、ちゃうやろがい!もうえぇわ!」ダッダッダ
可可「追っかけこかー?いいべ!久しぶりに付き合うべ!」ダッダッダ
かのん「ぎゃー!ほんまに何や、おんどれ!?」ダッダッダ
かのん「ぜぇぜぇ…何とか撒いたようやな」
千砂都「かのん殿?」シュタ
かのん「千砂都!さっきの田舎もんは…」
千砂都「何を言ってるでござるか?」
かのん「もういねぇか…てか、お前はまだ忍者ごっこやっとるんか?」
千砂都「だから、私は本物…それよりかのん殿。カタギになり、やりたいことは見つかったでござるか?」
かのん「私はまだ諦めへんで!」
千砂都「私はかのん殿はカタギでいた方がいいと思うでござるよ。あ、それはそうと、バイトを始めたでござるよ…前にかのん殿がいたところ」
かのん「はぁ!?あのたこ焼き屋か?あっこのシマは今誰のもんや!?」
千砂都「知らないでござるー」タッタッタッ
教室
かのん「刕衛裸組の澁谷かのん!みんな、ヤ◯ザに興味あらへん?私と一緒に組を立て直すの手伝うてくれへん?」
すみれ「我が名は平安名すみれ…雷神の子なり!」ゴゴゴ
可可「東北から来ましたー、唐可可だべさ!みなさんは牛とか好きですかー?じゃなくって、スクールアイドルに興味あるべか?」
放課後
可可「花子ー!」
かのん「違う!刕衛裸組の若頭、澁谷かのん!」
可可「なるほど、それが花子の人間としての名前…」
かのん「おんどれ、話聞いとるんか!?」
可可「じゃあ、スクールアイドルやるべ?」
かのん「何でそうなるんじゃい!」
恋「反◯の人間がいるって聞いたのだけどあんたたち?」
かのん「誰やおんどれ?」
可可「反◯?ビーム攻撃か何か?」
恋「少なくともあんたは違うわね。…ってことは、あんたが反◯の人間でありながら堂々と音楽科を受験して試験官に射たれた澁谷かのん?」
かのん「私のこと知っとんのか。じゃあ、アイツはおんどれが寄越した鉄砲玉か?若頭を舐めすぎやろ?1人だけって…ヤキ、入れといたで。まぁ、ソイツが今どうなっとるか知らへんけど」
恋「…はぁ、全て納得した。何でそんなことが起こったのか…あんたがいたからのようね」
かのん「ん?おんどれが私のタマ狙った訳とちゃうんか?」
恋「そんなことする訳ないじゃない!あんたがいたからあんな事件が…あんたは退学するべきだ!マミーの学校に反◯の人間はいらない!」
かのん「反◯、反◯って…今の私はカタギ…一般人やぞ?一般人を無理やり退学させるとかええんか?」
恋「あんたがいたせいで既にマミーの学校の名に傷がついたんだよ!私が絶対にあんたを退学にしてやる…」
かのん「おんどれにそんなこと出来るんか?」
恋「私のマミー、理事長だし!」
かのん「けっ、親の七光りが…」
恋「…絶対に追い込んでやる!」スタスタ
可可「花子?さっきの子は知り合い?」
かのん「だから澁谷かのん…ってもう、何でもええわ…。いや、アイツとは初対面やで」
可可「オラは…花じゃなかった、かのんさんに退学して欲しくないべ…」
かのん「私な、最初は音楽科に入ろう思てて…でも、あかんかった。歌うことすら出来へんかった…」
可可「いや、あの花子みたいな歌声ならどっちにしろダメだったべよ」
かのん「………」チーン
Aパート終了
かのんの家
マンマル「お、可愛い娘連れて帰ってきたじゃん!パンツ…」バキッ
ありあ「粗茶ですが…」コトッ
可可「結構なお手前だべ!」ゴクゴク
かのん「ありあ、下がってええで」
ありあ「へい」スタスタ
かのん「んで、アイドルやるって話は本気か?」
可可「本気だべよ!かのんさんの歌は置いといて可愛いし!成れるべ!」
かのん「それはアイドルを舐めすぎとるんちゃう?」
可可「アイドルは成ろうとすれば誰でも成れるべ!成ろうとするかしないだけだべ!」
ありあ「姉御、アイドルになるんですかい?」
かのんママ「いや、組を立て直せよ」
かのん「悪いが今は黙っといて…可可、場所を移すで」
かのんの部屋
かのん「で私の歌を否定おきながら、アイドルにスカウトするおんどれの意図がわからへん」
可可「…スクールアイドルは個性だべ!オラ、色んなアイドル見てきたけど、花子みたいな声を歌えるの、かのんさんだけだべ!だから一緒にやろうべ!」
かのん「…これは言っとれへんかったけど、私な、歌に呪われとんねん」
可可「呪い?」
かのん「小学生の時の合唱コンクールな…」
かのん(小学生)『…よし、いつでもいけるで!』
ー♪ーーポロン♪
かのん(小学生)『すぅ…!!』
バンッ
かのん(小学生)『…』バタン
かのん「襲撃させれてな…」チーン
可可「おっかないべ…」
かのん「…せやけど、おんどれのアイドルのスカウト活動…協力するで」
可可「本当!?」
かのん「ついでに私も組員スカウトしてく!ええやろ?」
可可「うん!一緒に頑張るべや!」
かのん「せや!明日から活動開始や!」
たこ焼き屋
かのん「てなことがあってな…」
千砂都「かのん殿、悪いことは言わないでござる。やめておけでござる」
かのん「なんでやねん!千砂都、おんどれ!私を否定するんか!」
千砂都「いや、反◯の人間増やそうしてるから普通に否定するでござるが、そっちではなく…可可殿の方でござるよ。そもそもアイドルに興味ある生徒がいないと思うでござる」
かのん「何でや!?」
千砂都「コンビニやスーパーのたこ焼きが、屋台のたこ焼きに勝てないと同じでこざる。アイドルより歌とかダンスとか専門にしてる方が重視されるでござるよ」
かのん「せやったか…」
千砂都「特にあの理事長の娘が…」
かのん「あぁ、私を退学にするとかほざいてたやつか…」
千砂都「はぁ!?一体何をしたのでござるか!?」
かのん「売られた喧嘩を買うただけや…ほなな!」スタスタ
千砂都「かのん殿!」
かのん「あ、誰のシマか調べるん忘れとった…まぁええわ」スタスタ
学校
モブ1『反◯とかマジないわー』
モブ2『んー、銃使いたいなら猟師会か自衛隊に入るしー』
モブ3『私はもう◯◯組の下っぱだから…』
かのん「って感じであかんかった…」
可可「アイドルの方は!?いや、それより反◯の生徒がかのんさん以外にもいたべよ!」
かのん「分かっとる、分かっとる…お、アイツはどうやろか?」
かのん「なぁ、おんどれ?」
すみれ「…何?」
かのん「ヤ◯ザに興味あらへん?」
すみれ「我はゼウスの娘なり…それ以上語ろうものならば!雷の鉄槌を下す!」
かのん「あ、もうええわ」
かのん「中二病やったな」
可可「だからスクールアイドルは!?…あ!」
恋「アイツ…どこにいやがる…」スタスタ、キョロキョロ
かのくぅ『………』
恋「どこだ…」スタスタ
可可「警戒しとるべ…」
かのん「はぁ、サツに追われとる気分…」
数時間後…
かのん「結局あかんかったな…」
可可「…だべ」
かのん「また明日頑張るか…」
可可「…かのんさん」
かのん「ん?どした?」
可可「オラは…オラは…かのんさんとスクールアイドルがしたいべ!」
かのん「はぁ?私と?でも私は若頭…」
可可「違うべ!今のかのんさんはカタギって奴だべ!だから、アイドルやりたいの?やりたくないの?どっちか選ぶだけだべ!?」
かのん「…やりたいよ。せやけど!せやけど、それ以上に…私は…組を…」
可可「…なら、オラもその組の一員になるべ!…だから、オラとアイドルを…!!」
パチン
可可「…え?」ヒリヒリ
かのん「…意味も知らずにそんなこと言ったらあかん!…ええ機会や。悪いけどおんどれとはここまでや…じゃあな」スタスタ
可可「……」
かのん「(私は組を立て直したい…せやけど、せやけど、可可を組員に何て…する訳にはいかへん。…これでええんや)」スタスタ
かのん「(これで…。…いや!)」クルッ、ダッダッダ
かのん「可可!」
可可「…かのんさん?」
かのん「…アイドルやるで」
可可「え?」
かのん「アイドルやるって言ったんや!」
ED「ゴ◯ドルミュージック」 歌:かのん(コーラス:可可)
可可「かのんさん!素晴らしいです!もしかして、ヤ◯ザ関連の曲であれば…」
かのん「ー!銃撃されずに最後まで歌えた!歌えたで!」
次回予告
かのん「次回、スクールアイドル禁止!?」