「歩くだけで金になる仕事だからねぇ、
ほぼ毎日あるし仕事ない時や仕事と仕事の合間にいれるにはちょうど良い。カラスは少ない所はやりにくいが、まぁこの通りってことさ。」
水色の奇抜な髪染めをしたような髪を持つ女性、呪術師とか呪いに関わる人には奇抜な髪色をしてる人間がまあまあいる。
毎回思うが地毛なのだろうか、それとも呪術師がファンキーな人が多いのだろうか?そう言う人って何となく奇抜な髪染めしそうなイメージだし。
呪術一筋なら社会的な見た目の制約(黒髪とかピアスしないとか)受けないだろうし………いやファンキーな人が多いは呪術師ストレス貯まりやすいのだろうか。
僕は白髪が増えてきて、もはや割合的に純粋な黒髪とは言い難い白黒のコントラストがある髪染めもしてみたが………面倒くさくなってしまった。
この目の前の人は、ストレスの発散は上手くしている様に見える。軸が自己的でブレがない。
「本当に頻繁に護衛役かってますよね、気がついたら冥冥さんがしてくれてる気がします。」
呪力溜まりの呪力の除去には、毎回一級以上の呪術師ががつくがその人は固定ではなくまちまちだ。ある程度何度か会う人はいる………
今請け負ってくれている人がそのうちの一人なのだが、僕が、県外の呪力溜まりの解消をするようになってからの付き合いになるが………
割と頻繁に請け負ってくれるため縁自体は薄くはないだろう。
「まぁ他の仕事と区域が被ってた時やってるだけだけどねついでにってやつ。
私は、楽に端ではないそれなりの金をもらえる君は安全に呪力の処理ができる。
Win-Winというやつ、悪くはないと思うよ。」
この人の行動原理は、金…………価値の収集だろうか。自身の命の次にという言葉は恐らくつくとは思われるが、命無くなったら金を集められないだろう?と思っているのだとしたら正にアッパレと笑いたくなってくる。揺るぎない人間性を獲得しているのだから。
………只の個人的な妄想なのだが、他人の感情や行動が分かるなんて勝手な思い込みに過ぎない。
一回の付き合いで渡してるのは、いくらなのだろうか?そこら辺は家の者が管理してるので僕が知る事ではないが………利害の一致として丁度いいのだろう、冥冥さんも別に用事があるついでに出来るからやってるとの事だし。
予想としては、1000万〜2000万の間程度だろうか?お小遣い稼ぎと見ればまぁまぁとも言えなくもないと思うが………
他の呪術師だと、継木家と繋がるとか面を重視する人や恩があるからって人もまあまあいて、流石に冥冥さん以外にもこれぐらいの金額毎回出してる訳じゃないとは思う。
毎回出してたら資金枯渇するだろ常識的に考えて、ほぼ毎日呪力貯めてるんだし。てかこの資金何処から出てるんだ油田でも、あるの?僕の家。
「護身ぐらいはできる程度にはなりたいんですけどね、もし貴方が負けた時に今のままだと逃げることすらままならない。呪霊にとって美味しい肉塊ですね。
余った僕の死体はカラスが食べることになりますかね?都会なので野犬とかイノシシとかの狸とかの獣はあんまりいませんし。猫とかならいるかもですけど。」
そんな事を思いながら、くるくると櫻の木から作られた呪具を回す。
今車に乗ってポイントに移動してるが、毎回その間は何もすることが無い………移動時間ほどこの世で何にも使えない物はない気がする。本とか持ってくれば良かったかなぁ。
「なかなか事を言うじゃないかハハハ、面白いねけど今は安心するといいよ。良い金の素は生かす価値がある私にとってはね。
後素体はナカナカと見える、護身目的だけで鍛えたとしても私ぐらいにはなるんじゃない?」
「そういう所貴方らしくて安心しますよ、貴方は何処までもお金の味方だ。
あとさっきのは僕なりのジョークです、面白かったようでなりよりこういうこと言うの苦手なんですよねー
自身の身をある程度でも守れる程度だけでも、力をつけたい事はジョークではないですけど。」
お互い慣れたように軽口を言い合いながら、時間を潰す。無言でお互いやる程気まずい物はないだろう、それは相手も何となく同じらしい。
にしても護身目的だけで、冥冥さんぐらいとか?いや無理だろちゃんと僕やるつもりだけど、かる~くじゃそこまで行けないと思うよ?
よく護衛されてるから戦い方とか見てるけどすごく強いから。おじさんと僕を被せてるならともかく………正直歴代で一番不出来だと思うし。そう思ってる暇があるなら、訓練したほうがいい?うん僕もそう思ってる。
「そう言ってもらえると、こっちもやりやすくて助かるよ。金は金には変えられない、他はだいたい変えられるのさ。命も何もかもね。」
冥冥さんはそういうと、手でお金を示す形を作った。確かに金は金には変えられない。だが人が無ければそもそも無意味になる。社会に紐付けられたルールの一部、だから信用はできる。
社会は数あれど、崩壊まで至れば持っていた金という価値が無くなるのだから。
日本だけ特別ってにって思い入れも特に無いだろうし、そうなったら富裕層を比較的優遇する政策を取ってる外国例えば………
シンガポール辺りかな?に行って器用にやるだろうけど………個人の敵にはなるだろうが、人が作ったシステムの敵にはならないだろう。
「貯蓄だいぶありそうですね。」
「それを見るのが楽しいのさ。」
「数字で見れますもんね、曖昧よりかはよっぽどわかりやすくて単純で。」
数字単純に増えれば、お金を持ってる事になる。単純で分かりやすい構図だ稼いでそのぶん使わなければ減らない当たり前の仕組みだ。
曖昧な思考より、よっぽど楽な指針になるだろう。まぁ貯めて何する訳でもなさそうだが。そこは人が口出すところでもないだろう。
「弟さんとは仲良くされてますか?僕最初の時一度あったきりなので、非常事態の時以外は基本は貴方一人だけだ。」
だいぶ車での移動は進んだだろう………最初の繁華街か来たとは思えないほど、閑散としたところへ向かう。最初は、デパートやインターネットの影響で廃れ閉鎖になった商店街らしい。
失業者等もでただろうし、先々代から脈々と受け継がれた店を畳むものもいただろう…………そりゃ呪いの吹き溜まりとなる。
僕は行く場所の赤いバツ印が至るところにまんべんなくつけられた、地図を広げる。この度に心から嫌になる、この仕事はバツがついたところを期限内にすべて終わらす物だし。
もし終わらせたとしても、戻って違う仕事をやるだけ………負担がおおいんだよね正直言って。仕方ないものは仕方ないんだろうけど。
「で今日はいくつ回るんだい?時間になったら別の呪術師に、引き継ぐ話になっているからね。余裕を持って帰らせてもらうよ。
弟は元気だよ、今日新宿で落ち合うつもりでね空港に行くまでの時間なのさ。」
憂憂さんも元気なようだ、基本的には留守番してたり仕事の請け負い窓口でもしてるのだろうか。細々としたのをソヨに任せて本人は実務した方がお金稼ぐなら効率はいいだろうし。
冥冥さんの事とても慕ってるからなぁ憂憂さん、弟で良かったなぁそうじゃなかったら骨の髄まで冥冥さんお金搾り取りにいきそうだし。
「ポイントは聞いてるので、最後は駅近くの方がいいですかね。空港行きやすいでしょうし。
弟さんが元気そうでなりよりです。」
まぁなにはともあれ、一回あった縁だけでも元気で過ごしてるなら良い事だ。
空港等は近いほうがいいだろうから、最後はこの所が丁度いいかと地図に指を指してある一点を示した。すると冥冥さんは覗き込んで。
「あぁそうしてくれるといいねぇ、っと…………こっちの方がいいかな次の事を勧めやすい。君が問題なければここにして欲しいんだけど。」
すこし考え込む素振りを見せてから、別の赤いバツ印がついた場所を指さした。
「随分と便が悪い方選びますね、空港行くというのに詳しくは聞きませんけど関係ないでしょうし。さてまず一つポイント付きました貴方の、実力は十分知ってますので………サクサクいきましょう。
時間制限付きでなければ、ゆっくりやりたいところなんですがそうとも行かないですしね。」
その場所はさっき指した空港よりも遠い場所、一体何をするんだろうか。そう少し考え込むと車がキキキッとブレーキを踏んで停車する。
もう目的地みたいだ、さて冥冥さんは時間になったら帰るしさっさとポイント消化していくかぁ………引き継ぎはあるけど。
「毎回人使いが荒い事で。」
「それだけ貴方には実績と信用はあるということですよ、最も貴方にはお金以外の誠意の示し方は価値を為さないでしょうが。」
***************
「やっと終わった、だけどまだこの区域にはいるか………何十箇所も巡るといえども何百箇所もあるからな呪いがたまる場所なんて……」
真夜中いや、もう朝日が登り始めている時にホテルに戻り整えられた寝具に飛び込む。
ここから睡眠とも呼べないが軽く寝て、またポイント巡りをする。ここまで遅くなったのは僕のせいでもあるのだが………
「けどこれ途中で土産屋寄れて良かったなぁ、大体移動車だから寄り道しようとしないとそのまま帰ることになるし。夜遅く過ぎると閉まってる場合もあるし。」
本当にクソ夜中に空いている、土産屋は中々無いからなぁ………ちょっと大変で選ぶのにも頭回らなかったけど。クレジットカードは使えたのも良かった、年齢的に確認されそうだし。
家の者に任せても良かったけど、これぐらいは僕自身で選びたかったからなぁ………。
地域特有の物を選んだほうが、良いんだろうなぁ。お菓子とかは、珍しい味もあるなぁ美味しいかどうかの奇抜な味も、しょっぱい物じゃ無くて甘い物買ったけど。
ストラップはこれ………中々いいんじゃないかな?眠たくて頭が回らないが、僕としては可愛いしジャラジャラし過ぎてないと思うし。
布団の中で目を閉じて頭の中で考える。
「(切手は、昨日使ったの使って中に封筒と切手いれてと……送り忘れは怖いからなぁ………ありゃ封筒もう品薄だ。明日は文具屋にも寄る必要あるな。
買ったときには使いきれるか?とか思ったけど毎日使うとあっという間にすっからかんになるし多めに買っておこうかな、手紙書くための紙とかも。)
あっ忘れてた………」
今日書く物は明日にするとして、昨日書いたものは今日出さないと疲れてて忘れてた。
「……すこし寝るからコレ投函よろしくね。時間が来たらおこし」
眠たい体を無理やり起こして、ホテルの部屋の扉を開けて近くにいる家の者に手紙を渡す。あれ……?流石に眠い
ドサッ…………
***************
「限定味っぽいキットカット2つと一つ二組の色違いのストラップ……?」
今日来た手紙は、いつもより分厚く中に何か入ってるのがすぐにわかった。開けると地域限定味っぽいキットカットが2つそしてストラップが入っていた。
「えっと二人で分けてくださいか………お姉ちゃんに渡せばいいかな、にしても変なマスコットついてるなぁ………今行ってる土地のご当地キャラってゆるキャラ奴?
よく見れば愛嬌が……やっぱり無いわね。
嫌がらせとかそういうのじゃなくて純粋に小物選ぶセンスが無いわ。
絶対テナントとか、木彫りの熊とか買ってくるタイプでしょう………
まぁ渡された物は渡しましょうか………お姉ちゃんとお揃いにできるし。」
ストラップは色違いで、その地方のゆるキャラなのか知らないなにかがついていた………正直にいえばこれの姿に似た呪霊見たことがある。
どんなセンスをしてるんだアイツ
というかこの見た目でストラップの商品開発ok出た時点で狂ってると思うわ私。
とりあえずお姉ちゃんがいつもいる場所へ、かけていく。私達に専用の部屋なんてない、だけども誰もほぼこないボロの物入れが私達のよくいられる場所だ。
「ブッホははは何だコレ、真依が選んだのか変な人形ついたストラップだな。」
お姉ちゃんはいつもどおりにそこに居た、基本的にいても居なくてもイビられたりはしない。出る杭は打たれるとは言うが出なければ打たれはしない………それぐらい家にとってはどうでもいい、直哉はお姉ちゃんを虐めてくるどうして。
私はアイツの手紙に入ってたストラップの片割れを渡すと、お姉ちゃんは吹き出して笑った。
「ちっ違うわよ、私が選んだわけじゃなくて送られてきたのよ!色違いで2つ。」
「ってことはアイツの、センスかぁ。もうちょっとどうにかならなかったのか…………」
「多分色々とズレてるのよ。」
私だったらもっとかわいいの選べると思う、そこにどんなものがあるかわからないけど。色違いのお揃いって所だけは、センスいいと思うけど。
そこらへんも継木君は考えているんだなと、思ってるのが分かる。
「女心がわからねぇってやつかぁ………、それとも感性が独特なのか。」
「多分来た場所のこと示そうとちゃんとやってるんだろうけどね。あっこれも入ってた渡すね、地域特有の味だと思う。」
お姉ちゃんは、すこし頭を抱えてた。
でも深刻そうでもなく、いつも見たいに苛立ってもいない。どちらかというと仕方が無いなぁという様子に、見えた。
奇妙なキャラクターがついたストラップを服の袖にしまいながら、竹を割ったようにケラケラ笑う。
「まぁこのストラップ妹が届けて来てくれたって事もあるし目ただないところだけど持っとくか。
真依はどうする?」
「お姉ちゃんと同じ。捨てるほどでも無いしね、場所には困るけど。」
つける場所本当にどうしようかな………そういう小物なんて、中々持ってないし。
あの菓子のカンカンに入れようかな?
「所で今度いつ会うことになってるんだ?まだ顔合わせしかしてないだろ………」
「2週間後あたりか、3週間後あたりってちょっと聞いた。今度は向こうの継木家にこっちが向かうって………」
初めの縁談は、顔合わせだった。それからはまだ直接はあってない、本当ならもっと頻繁に対面するような気がするが………
継木家側の日程が中々合わないみたいで、ズルズルと日程がずれ混んでるらしい。
「ほーん嫌ならうまくすればバックレれられるな、他所んちなら。にしても案外間開くもんだな、今の時点でも結構最初から時間経ってるし。」
お姉ちゃん縁談のバックレって………流石に不味いよね?うまくって、何するの一体?
「ちょっと当主としての仕事が、多いみたいで最初のときも仕事で早めに切り上げた感じ。」
「当主ってコッチみたいにいつも暇に見えるけど、案外そうでもねーんだな。
で手紙は、返すのか。」
……………本当によくよく考えると、いつ書いてるんだろうかコレ手書きだし。まさか睡眠時間とかそう言うの削ってとかね、無いよねまさかー………うんあいつならやるわ。
「返さない理由は見当たらないし、まぁと言って積極的に出す理由もないから気が向いたときに書いて出来たら出すことにする。」
「本来手紙はそういうもんだしなー毎日毎日内容とか中身とかも、しっかり揃えてるアイツの行動と頭が可笑しいんだよ。業務報告書ってかってのー
まぁいいんじゃねーの?」
お姉ちゃんは私の顔と行動を見てニヤリと、何か分かったような顔をする。
そうしてキットカットの袋を開けて割らずにそのままかじりついた、甘いな水がほしいと呟いて。
「お姉ちゃん私のことからかってる?」
「どーだろうな。」
「むぅ。あっ写真に写ってるのなんだろこの植物見たことない……………」
「妹こそ露骨に会話そらしてねぇーか?まぁ良いけどさナニナニ………コレサボテンか?」
暫くしたら次の縁談の日付は決まるだろう、その時までにはまたアイツに届くようには書き進めていこう。
そう決めた。
寝不足の結果(呪霊みたいなご当地ゆるキャラのストラップ色ちがい)
どの組み合わせがみたいですか?(展開影響アリ)
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継木&虎杖
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継木&釘崎
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継木&伏黒
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一年ズ+継木
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継木単体