形代の呪術師   作:夢食いバグ

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原作時空に突入ー


加筆修正(項目1)
対の呪い


授業が終わり、落書きを書いた黒板、飲みかけの炭酸ジュース。夕暮れの中そんな普通の学生のように教室に居座る。まぁ表向きは普通だが、中身は全く事なる。

 

死に近い呪術師、いつ終わるかも分からない日々を過ごす。

 

学生として呪術師として力をつける前に亡くなる。ましな方いや一番良い選択としては、呪術師としての方向性が会わず又は足や腕や目等の四肢臓器を失い戦えなくなった結果只の呪いが見える一般人か窓となる。

 

そんな呪術師の、呪術師になる以外選択肢がない呪術家よりも多い選択がある3年間の青春とも呼ばれる淡い夢の中にいた。

 

「恵ー大丈夫?呪物の回収だけとはいえあの特級呪物宿儺の指………僕が言うのもなんだけど。入学の時から二級で入ってる天才と呼ばれてる才覚ある君に任されてるとはいえ。

 

コレ最低でも単独でやらせることじゃないでしょ………僕もついてこれればよかったんだけど。こっちもこっちで、なんか突然入ってきたし。」

 

取り敢えず僕は、そんな一抹の夢の中様な世界で机をバンっと叩いてみる。衝撃で跳ね返る感覚、手にじわじわと広がっていく痛覚からコレは現実なのだとしっかりと伝わってくる。

 

目の前の伏黒 恵がいるのも、僕の幻覚なのではなく現実なのだろう。

 

恵突然机を叩かれてびっくりしたようにするが、次の瞬間には呆れたような表情を見せた。

 

「お前がついてきても意味ないだろ、むしろ調べるのに必要な残穢すら無くすから邪魔だ。それに櫻お前はお前でやることがあるだろ?

 

てかサボりたくてついてこようとしてないか?学長から直々にと聞いてるぞ。」

 

確かに、残穢を辿り指の元へ行くとするなら邪魔になる。だが何本か同質の呪物の呪力を覚えている僕がいる事が助けにもあるかもと説得しようとしたが………

 

恵は、学長直々に任務を与えられていた事を知っていたようだ………コレは学長が逃げない様に恵にも言ったな。逃げるつもりは無いけど、一人はアレだからついていきたいってだけなんだけど。

 

「いや全く?僕のこの目が嘘ついてっあ“ーーーー目がァ!目がァ!急な目潰しは殺意高いって!何なの、直ぐに暴力に向かう子なの?そんな風に君を育てた覚えはありません!」

 

助けになるから一緒に行くという言葉は、もう効かないだろう。普通に任務だけならギリ押し込めると思ったが学長直々まで知ってるから。

 

真面目だからなー

 

そう思いながら、少し茶化すために前屈みで冗談を言えば言い切る前に…………目潰しされた。

 

今ので真面目という認識を撤回する。何回かやられてたけど割と暴力に走る子だわ。あらーまーやだー奥さんこの子どういう育て方してたんですか僕びっくりですよ?

 

恵の家の教育とか資金援助とか色々五条先生だったわそう言えば、忘れてたけど。

 

僕も本当に産んだ両親の事なんて覚えてないし、おじさんぐらいしか親と感じてないしそれも6才辺りで先に死んじゃったからそこら辺言える立場ではないとは思ってる。普通の教育は、受けてないだろうしね僕は。

 

………呪術師にもまともな家族持ちいるよね?いやまともなのはこない方がいいけど例え優れた才能を持ち得ても死に近すぎる様な世界には。

 

「お前に育てられた覚えはない。後任務放棄すると本気で呪術界の、バランスが崩れかねないからやめろ。他と違って1からコツコツだろうがお前の役割の変わりが見つからねぇ。」

 

恵は、椅子から転げ落ち頭を打ち付けて目を覆いながらゴロゴロのたうち回る僕を椅子に座りながら見ている。

 

一応僕割と偉い方なんだけどね継木家の当主だし、仰々しくされる方が苦手だからこれぐらいの感覚のほうがいいけど。だんだん目の感覚が戻って一瞬で起こる鋭い痛みから鈍い痛みへと変わってくる。

 

倒れた椅子を戻して座り直した、そうしてコップの水だけ口に含む。炭酸初めて飲んだときに思いっきり吐き出したからな、口のなか糞痛かった。

 

「まぁソレが、やくわりだからね。

 

でーも!宿儺の指本当に凶ネタだから、一度封印間に合わねぇからって高専が持ってる指全ての漏れ出る呪力の抑え込みしてたから分かるけど。思い返すだけで気分悪くなるわ。 

 

なんなのあの呪力量、他の特級呪物と比べ物にならないし。

 

悪いことは言わないから、何なら僕何とか騒いで話しつけてこようか?だから一人で行く任務じゃねーって!」

 

変わりがいないとは言うが、それは僕の肉体の話。精神は求められていない。まぁ思っても仕方ないけどそれが与えられたやくわりであり呪術師の一派であり人々の保全のために僕の性質は必要なことでありモノだからだ。

 

宿儺の指 の呪力をすいとり一定時間無毒化することもした。それでヤバイやつだから心配って事何だけどなぁ………いつでも封印できる体制が整ってるならというか………

 

恵、封印術関連使えたっけ?

 

こう言うのって封印術使えるやつを着いていかせるか、悪くても封印術を使えるやつ回すだろそれかなるべく階級の高いやつに迅速に向かわせる。厳重に禁庫に入れられてる特級呪物だ、任務なら場所は分かっている。

コレは本当に指を探して見つけるだけか、それとも上が杜撰すぎるだけなのか。

 

「残念なことだが、これは一応秘匿任務だ。というか秘匿任務なのになんで内容知ってんだおまえ。」

 

そんなどうにもならない身勝手な想像未満の妄想を組み立てていれば、あぁ本当にどうにもならない。

 

「いくら秘匿でも、人の口に戸は立てられないと僕は目と耳が広いとだけ言っておく。

 

人に伝えるのは、その情報を何処かに刻む行為でもあるからね。」

 

人に伝えるという、共有する行為がある以上どこかからの漏れが発生する余地はある。

内に秘めているならまだしも、出した瞬間にどこかには必ず残ってしまうものだ。それが世界の法則、声なら音が残り紙なら燃やしても燃えかすが残り………と。完全に消したと思っても、必ず後は残る

 

シュレッダーにかけられた書類をパズルのように組み立てるのは、中々面白いものだったりする。物凄く薄っぺらいしすぐ吹き飛ぶからやりずらいけど。

 

「………………好奇心で死にそうだなお前。」

 

好奇心は猫も殺すか。

 

「知ろうとして知った訳じゃないさ勝手にはいってきて、僕がそれを覚えてる。しらぬが仏とは言うが仏は死人だ、なら僕は知って死ぬことを選ぶ。例えそれがどんな事実だろうと嘘だろうと、覚えておく事が僕に出来ることだから。

 

そんな簡単な話だよ。」

 

教育の影響か、それとも自身の素質かもう分からない。何を知ろうとしてるわけではない事は分かる、空いた空洞を埋めるようにひたすらに集めていて。

 

必要になった時に引っ張り出してくるそんな感覚だ、それが周りから見ればその時のために集めているように見えることが多いだけで。

 

先代たちの記憶を引き継いでいないのが、足りてないと思うが乾いた空洞の正体なのかもしれないけど。

 

「あ"ーはぁ……、五条経由の任務だからもししくじったら出てくるから問題ない。時間が無いからそろそろ行くぞ。お前も早く任務行け。 

 

お互い無事だといいな。」

 

「恵も、只の二級相応の任務と思ってくれぐれも気を抜かないようにね。いつ階級が跳ね上がってもおかしくないのが与えられるものだから。」

 

そんな最後かもしれない会話をすると、夕暮れから夜のトバリがいつの間にか落ちていた。

 

夜行バスとかに乗るのだろうか、寝ながら移動できるのはいいがアレ乗ったあと体痛くなるんだよね………そこらへんまで知っとけばよかった。

 

アイテム用意して渡せたかもしれないのに、100均とか安いのでも結構便利なの多くなってるしね技術の進歩人様のアイデア様様だね。

 

「じゃあ僕もさっさと済ませますかっとー残業なんてガラじゃないしねー呪術師に時間外労働なんて無いけど。個人事業主みたいなもんだし。」

 

面倒事は早く終わらせたほうがいい、それは何事にも共通する。後回しにするほど悪化するのも同じ、単純な時に処理したほうがいいのだ。

 

「本当に無いほうがいい呪いも、僕達含めた呪いに関わる何もかも全て。」

 

なんとなく一人だから呟いた、呪い自体を積極的に無くなれっと恨んでる訳では全くないがない方がいいにはいいと毎回思って入る。

きっとコレは僕の変わらない無自覚に自覚的なスタンスなのだろう、もし今の立場が無くなると聞かさせれも全員が捨てられるなら遠慮容赦なく捨てる。

 

普通に考えてトラブルは起きないほうがいい、起きるから検事と弁護士と裁判官それぞれが必要なだけであるように。

 

呪いがなければ、呪術師は必要なくなる。

 

そう考えるのは呪術師の中では少ないだろうな、だって呪いそれを用いることが自己確立の一部になっているだろうから。

 

「恵炭酸ジュース置いてってるよ、飲みかけだけどそのまま捨てちゃっていいか。お互いすぐには、帰れなさそうだし。」

 

***************

 

学長室に、入る相変わらず可愛いぬいぐるみ多いなぁ………呪骸関係ない物作ってくれないかな寝室に置きたいな。

 

学長からこの時間に来るようにとは言われたが、5分前に来れば十分だろうと客側のソファーに座った。一級呪術師だ、学長としての仕事以外もあるずっといるというのは難しい部分も多いのだろう。

 

座り心地のいいソファーにちょっと背を伸ばしていると、扉がぎぃぃと音を立てて開いた。

 

「学長直々にとは、何か不味いことでも?」

 

「待たせてしまったな。

 

あぁ本来なら特級呪術師をつけてやるのがいいぐらいの事なのだが、呪術師は万年人手不足でそういう訳にもいかなくてな。」

 

夜蛾学長は、中にはいると同じくソファーに座り今回の関連であろう紙を広げた。そして一体の猫をモチーフにしたような呪骸がなにかに反応するように動き出しポテポテと歩きだした。そして僕の、目の前には只の水夜蛾学長の前にはお茶が置かれる。

 

お茶については、暖かくこの呪骸が1から入れたのだろう。なんとなくお礼をするように飲み物を運んできた猫のような呪骸の頭を撫でた。ふわふわしている。

 

「いえ僕も、ついさっき来たばかりですので。

 

九十九さんなら、僕関係といえばある程度融通聞かせてくれそうですけど。」

 

今いる特級は、 最強五条 呪力モンスター乙骨 海外放浪九十九 の三名。五条先生はいつもだろうしもし僕につかせるような余裕があったら伏黒恵の方へなんとかしていかせる。乙骨さんも現在は海外に何故か行ってるし。

 

唯一は九十九さんだろうか、基本高専からの依頼は受けないが僕の継木の体質に興味があるのは知ってるし自身の身体の一部現在の変化などをエサにすればある程度の融通は効かせられるはずだ。

 

「九十九 由基か………予め言っておくならまだ良いが今回は突然でな、要請しても基本海外にいるから時間的に間に合わないと判断した。」

 

そうは思ったが夜蛾学長から出た言葉的には、一日二日遅らせる余裕はとてもじゃないが無さそう指と同じである程度の急を要する案件らしい。

 

「………封印の一つでも経年劣化しましたかね。」

 

急な案件は、数多いが………ある程度の書類が揃っているとなると可能性が高いのは管理下などある程度把握している存在の異常。直接という事は、なるべくは秘匿したい都合の悪いこと。

 

後は純粋に昔掛けたものは劣化するという結果だろうか、日本が高度経済成長に立てた建物が一気にガタがきてるように封印にも同じことが起こってると。

 

「感が良いだけはあるな、その通りだ呪霊の活発化然り近年突発的にアクシデントが引き起こる。突然継木に任務を要請したのはその為。」

 

「学長直々にって事は、高専管理下そうじゃなくても確認下にある封印が劣化して不味いってことですよね?どんだけ注意散漫なんですか………」

 

学長は真剣な口調で、改めて任務を斡旋される。だけれども、ちょっと小言を吐いてもいいと思う。

 

重箱の隅を突くような事だけど、高専は呪術師の組織として杜撰なのは頂けない未然に防げるものは防ぐべきだ。後手後手に回るのは呪霊等の性質から仕方ないとは思うが………

 

「そこについては、何も言い返せないな。今回の任務の詳細は封印の劣化の軽減と劣化原因の調査になる。高専が気を抜いていたのは封印が劣化しないと考えられていた、とても安定していたこともあってだな。

 

封印されている呪物の凶悪さもあるが、比重はどうして劣化したのか?と言う原因究明の方が大きい。もし人の呪詛師又は未確認の特級呪霊により行われていたとするならば…………」

 

とても安定していたか………

 

「あぁなるほど、それで僕に。」

 

封印そのものでは無く、封印の劣化原因や劣化軽減原因がメインかぁ………最近の呪霊等の活性化の原因に繋がらないかってのもあるか。

 

そこらへんの調査目的だから、サポート助手が欲しいが主かな?補助監督………伊地知さん辺りに頼んでも良さそうだけど。補助監督なら死地になるような事がはっきりしている可能性とあるかな。

 

「お前なら、今から見る全てを呪力の感覚など含めて覚えていられるだろう。下手な状況保存するよりもよっぽど確実にと思ってな。」

 

…………今回学長に買われたのは記憶力か。呪力の感覚は他じゃ残しづらいから僕に白羽の矢が当たったと言う感じになる。

 

もし他人………呪詛師による故意の場合は、残穢からすぐに分かるようになるかもしれないと。僕の場合残穢消しちゃうから、デメリットも多い気がする。

 

オンオフ出来ずに周囲の呪力を、奪うそういう術式と言う扱える力ではなく体質と言う与えられた仕組みだ。

 

「買いかぶりすぎですよ、株だったら高値づかみして塩漬けになるでしょ。」

 

「お前は 記録や観測 に秀でてるからな、今空いている呪術師の中で一番適任だと思った、悪かったな。」

 

夜蛾学長は、そうやってお茶を飲んで何処かからかう様に信頼を織り交ぜた。上に立つだけあって、人を動かすことには慣れているのだろうそういう事が見て取れた。

 

何か頼むときに一番とかお前だけとか任せられるとか、手段として結構有用だ。実際僕も何か頼む時にはよくそういうこと付け加えるし。

 

「いえいえ、謝るよりすぐにやって終わらせましょう。人手不足なら、ゆっくりよりも回転率を上げるのが一番ですよ。

 

で場所と概要をお願いします、いくつかは絞り込めてますけど決めつけるのは出来ないので。」

 

それに乗ってしまうのも、単純で浅はかに思えるがせっかくだ学生らしく調子に少し乗ってしまおう。こうできるのも後三年間のなのだから。




主人公の設定などなどは大きく変更になった際に追加することにしましたアンケートありがとうございます。

後原作以外のオリジナルのお話とか割と挟んでも良いのかなーとか思ってたり………()

どの組み合わせがみたいですか?(展開影響アリ)

  • 継木&虎杖
  • 継木&釘崎
  • 継木&伏黒
  • 一年ズ+継木
  • 継木単体
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