ふぁみれすとやらに入って、目の端にチラチラと入ってくる鬱陶しい羽虫を燃やした。その後に、夏油という男からの提案その結果。
五条の来る場所を聞いた後ワシはすぐにオハナを連れてダゴンと真人の元へ一旦戻ろうする………
ワシのみで五条を殺せたら、もう夏油という人間あやつに頼る必要もない獄門疆だけ蒐集に加えた後に真の人間の世界にはいらん殺してやろう。
そう思えば思わず口角が上がり、それを見たオハナも同意するかのように静かに首をこくりと上下に振った。
「あぁ後君達が気にするべきは、五条、虎杖と言ったけど………後継木もいたね忘れてたよ。
やっていることを知られたくないならむやみに人を殺すのもオススメは出来ないかな?」
残り火の心地よいパチパチとした熱が立ち昇る中、オハナ共に完全に立ち去る前。夏油という男は、ふと思い出したかのように声を出す。
心のどこかで、貶すようなからかうような感覚が癪に障る。
「五条をワシが殺すのだから、別に関係ないだろう?ソイツが殺せたら後は雑魚のみだろう。」
「継木は五条と違って、殺せるのは確かだね。」
今の人の中ではっきりと認識する必要があるのは今この時最強と呼ばれ認識される五条。そして虎杖の中に巣食う呪いの王 宿儺………
それらをワシらが、真の人間として世界君臨し存在する偽りの人間どもを蹂躙するためにそれ以外を知る必要なんてないだろう。更にわざわざ殺せると分かりきっているのだ、何故我々に言う必要がある。
雑魚以下とでも目の前の男は言いたいのか?
「ならばなぜわざわざ話に出す。もしワシを侮る為の適当な理由であらば、お主も今ここで燃やすぞ?」
「ハハハ話しは最後まで聞くべきだよ怖い怖い。」
並の人間ならば、死を意味するであろう程度の火を見せるが………男はケラケラとカラカラと笑うだけだ。話は最後まで聞くべきと、理性のない獣ではワシはないここは辛抱して聞くべきか。
そう思い、手にある熱を消すと理由と思われるものをその男は淡々と話し始めた。
「特有の性質の問題だよ私にとっても興味深いね、確固とした肉体が無い君達にとって継木の血肉は毒に等しい。もし遺体があったら私に渡してくれれば勝手に処理するよ。」
五条や、虎杖の中に巣食う宿儺より矢鱈とこの男から語られるとしては詳細と言っても良いものだ。前者が圧倒的な個の武を語るとするなら、継木とやらは抗いようのない仕組みとでも言いたいかのようだ。
………今は呪の世ではなく、人の世である。その一つの証が継木なのであろうか。
全くもって忌々しい。
一言一句事実だとしても、虫酸が走るような不快感しか感じることが出来ぬ。真の人間は我々なのだ何故偽物どもが我が物顔で地を歩いているのだろうか。
「くれぐれも、継木を殺しても長くその場にいずに放れて触らないようにね。」
「どうだが、愚かで矮小な人間共の一人。粉塵にすれば関係かなろう………」
「忠告だけはしておいたよ。」
男の眼は相変わらず、どこか嘲笑うようだった。
あくまで夏油は今協力関係というだけじゃ、事が済み呪いの………いや違うな。我々の世になったら用済みだ。真っ先に殺してやろう。
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やっぱり人の目盗んでここにくるって大変だねー、それなりに呪いは秘匿のため仕込んで入るんだけどさー。虎杖が生きてるってこと夜蛾にもいってないし?そこら辺調整効かないのやんなるやんなる。
………にしても。
表情がどこか暗いかなー正直今回の案件は任務が悪かった部分が多いと俺でも思う灰原と七海の件といい………ほんっとうに任務の認識てきとーだなぁ、ここは最強のグレートティーチャー五条の出番ってところか。
「………どうしたん?悠仁そんな浮かない顔してさ。」
悠仁は眼を伏せながら、俺にとっても予想できない事を口にだした。
「………継木を殺しちまった。」
「………!?」
殺したその言葉が空虚にコダマしていく。
いやー俺自身の領域展開受けるとこうなるのかなーって思ってしまうほど一瞬思考止まったよね。悠仁は冗談でこういうこと言う性格でもないし………殺したと思い込んでいるそんな状況だったんだろうか。
でも こっちには伏黒とかと違って怪我状況すら担当受け持ち生徒として報告が無い。殺してたら、呪術界はちょっとしたお祭り騒ぎになるからな………殺した問題とかそう言うのじゃなくて遺体の利権争いで。
考えてて嫌になるね、それでも呪術では比較的マシな地獄に置かれているのかも知れないと思うと。
とりあえず継木生きていて安心して言い事は言っておこう、今の悠仁みたいに隠して鼓舞してもいいけど暫くしたら他の呪術師に実働訓練させるつもりだしね。それに呪力の出力訓練中だし。
そこら辺で齟齬でたらめんどく
悠仁大変だろうし。
「悠仁ー、櫻は生きてるよー。もし死んでたら、僕も呪術界も大騒ぎでこんなところに来る余裕ないない。
悠仁、君病み上がりならぬ死に上がりだし。あっ僕うまいこと言った?」
「アレで生きて………
俺の気のせいだったかもな、イッデェ!」
「もー呪力はどんな時でも、一定。でも、ちょっと聞きたいかなー変な呪術かけられてたら大変だし。
話しかけられて、別の事考えても出力一定にする訓練ってことで。まぁ楽にしてていいよ。」
まぁ恵も、野薔薇もそんな事する事出来ないししないとは思うけど。でも悠仁の中にいる宿難は何かしているのはほぼ確実だろうね、実際悠仁が乗っ取られて心臓抜かれて死んだ状態から生き返ってるし。
俺みたいに反転術式を、悠仁が死に際で覚えた訳じゃないだろうから十中八九直したとしたら宿儺しかない。櫻にも何かと引き換えに反転術式を施した可能性はあるにはあるし。
恵にも後で聞こうか、悠仁から聞いたことは隠せば大丈夫だろう発言は信用してくれるとは思うしね。一応今日夜蛾に合う予定あるし伝えておこうか、情報共有は迅速にと言うのは基本だからね。
俺エラーい。
にしても、悠仁からざっと聞いて悠仁は蘇生された記憶曖昧だし櫻は脳やられてるって話してるし。いやコレ本当にどうなってんだろ。悠仁はそこら辺も宿儺が何か仕込んだとかそう言う可能性見つかるけど。
櫻は、反転術式で悠仁同様に蘇生かと思ったら脳やられてるって………何度も思うけど嘘つくとは思わないし俺でも脳やられたら反転術式使えないし。
「ウンウンじゃあ頑張ってね、僕ちょっと用事があるから。」
もっと詳しいこと聞きたい気はするけど。流石にこれ以上いると遅刻するなぁ、夜蛾に下手に勘繰りされてここのことバレたりするのもヤダだしさっさと出ていくか。にしても初めてにしてはなかなかじゃないかな悠仁、あの任務で個人的に感覚つかんだって自称するだけはあるね。
この調子で続けられれば、アレには十分間に合うだろ。まぁボッコボコにされてるけど。
「今から夜蛾の所行くから車だしてー。」
「はいっ今からですね。場所は………」
「高専内にいるからいつもの場所。」
コツコツと、高らかに俺としてもご機嫌に靴を鳴らしながら垂れ流しにされた映画の音が全く聞こえない高専内の場所に移動してから伊地知に電話をかける。
呼び出し音三回以内に大体出る。
大体いつ呼び出してもそうなんだから俺から見ても凄いよねー、とっまぁ今伊地知に悠仁の家系も調べて貰ってはいたけど普通っぽいしか今のところ分からなかった。乙骨もなかなか調べるのムズかったらしいし、情報もコレからに期待ってところかな?
そう思いながら、小石を蹴っ飛ばせば力加減を少し間違って小石がパンっと勢いをつけて飛んでいくよりもまえに紙風船のように砕け砂に消えた。
「遅れて申し訳ないです、お乗りください!」
「サンキュー」
しばらく表に出せない腹いせのように、石を蹴り砕いて砂にして暇を持て余していれば10~20分後位だろうか。
現代の車特有の静かな走行音が聞こえてきて、運転席に伊地知がいるのが見えた。俺の目の前で丁度止まったので乗り込んだ。しばらく車に揺られながら、外を見たにしても夜蛾もわざわざ遠い料亭にしなくてもいいのにそんな事を思いながら。
「伊地知ー、継木ってちゃんと生きてるの確認できてるよね?」
悠仁から聞いた、継木を殺したいやこの場合は継木が死んだ事を伊地知にゆっくりと聞く。運転中に驚かせ過ぎて事故ったら俺はへーきだけど伊地知はそうではないし。
上澄みが高いだけで他はわりと耐久自体は呪扱えない人間とも変わらないの結構いる、歌姫だってわりと俺から見たらそうだしねー。
………まぁ死んでたら真っ先に俺に報告あるだろうしほぼ意味の無い確認といえばそうだけど。あの任務みたいに呪術界から見たらごく一部の犠牲とは違って継木当主の力を失う前の死は全体を良くも悪くも大幅に動かす事態だし。
「えぇ生きてます。」
「それ 継木家基準 の生きてるじゃないよね、念の為だけど。」
「勿論そうですよ!
もしそうだったら御三家、高専、継木家で継木当主の亡骸………呪力を吸い上げる呪物としてすぐさま利権の取り合いで泥沼になります………」
伊地知は、勿論とはっきりとした声で返した後だんだん後に続く言葉は小さくなるように話していた。
あんまり言いにくい事ではある、継木当主が人である事をはっきり認識できるほど関わってきたのだから。立場としてはほぼ星漿体と変わったものではない。
もし死んでいたら誰もが真っ先に死体を探すことになる、その後何故死んだかの理由を探して押し付けその死体をより活用できる立場に皆揃って争うだろう。櫻が死んだその事自体には誰も哀しまない………いや継木家は全体として哀しむこともあるだろうが。
その場合、死んだ原因として真っ先に非難されるのは高専側。比較的利権を得るのに優位なのは禅院家か………櫻自身に真希の妹の真衣を許嫁として今回は縁結んでるし。
高専側が俺の嫌がらせとしてあの任務組んだとしても、継木の件で非難されるのは結構な痛手だと思うし隠し玉でもあるのかもしれないそれもあったら探らないとな。
「そうだもんねぇ………だから、継木家はどんな状況になっても当主は生きてるって言い張る部分もあるわけだし。
夜蛾学長からも少し話しでも聞くかな。」
色々纏めて聞いてみようか、一人で考えても堂々巡りで其までだ新しい情報は確実に手にははいるだろうし。
俺が親しくて信用できる上層の人間は夜蛾くらいしかいねーし………
「ちょっと早めに付きそうですね、どこかによりますか?」
「いや、そのままでたまには早めにいってあげよう。」
そう言うこともあるし今回は心証良くしておこう、珍しく約束より早く来たってなれば夜蛾も驚いてどう言うことだとか思うだろうし………
ビリっと空気が変わった、伊地知は気がついてないらしいでもこのまましておくとこいつも危ないな。
「止めて………先に行ってて。」
本当に最近妙な事が頻繁に続いてワクワクするやら疲れるやら、まぁ俺が対処すれば良いでしょ。
***************
「遅いっ!」
「すいません………」
目の前の、夜蛾学長にただ謝ることしか出来なかった。五条さんから先に行ってくれとの事を伝えられたこと等々話して30分程度は仕方がないと話していたが1~2時間となると流石に………
知っている五条さんの予定などの打ち合わせ等は先に出来る分だけ済ませ時間を稼いでいたがこれ以上は無理だった。
そんな死んだ空気を壊すように携帯の着信が静かな料亭に鳴り響いた………あっ振動だけにするのをてっきり忘れていた。
「あっ電話、失礼します。」
「おそらく悟だろう、伊地知そのままでいい。」
「本当に申し訳ありません。」
直ぐ様申し訳なさに震える手をなんとか押さえながら直ぐ様出ると。
「ごめーん今から急いでいくから、その事夜蛾に伝えてー。」
呑気な五条さんの声が聞こえた………、夜蛾学長にも漏れて聞こえていたのか反省の無い様子に青筋が顔にいくつも浮かんでいるようだった。
「伊地知電話を貸せ!」
「えっ!?はい、どうぞ。」
夜蛾学長の強い口調に促されるまま、五条さんには繋がってる電話を渡した。本当なら五条さんに夜蛾学長に今から変わることをお伝えした方が良かったとは思う。
「こんな時間まで伊地知を先に向かわせどこで油を売ってる悟。一時間以上も遅刻だぞ、早く来い。」
渡したすぐ後に、怒りの言葉が飛んだ。本来ならスケジュール管理や時間管理はこちらの仕事でもある。だから今回の事は私の失態だ、あぁ胃が痛い………
家にまだ腹痛の薬とまだ残ってる書類仕事のためのエナジードリンクの在庫はまだあるのだろうか………
「いやー、未確認の特級呪霊ぽいのに接敵してねぇ。ちょっと後始末してから向かうよー」
「仕方ないかその未確認の特級呪霊は祓ったのか?」
特級呪霊!?私を先に夜蛾さんのところに行かせた時に接敵を………あのままいたら確実に私は死んでいた。いやこんな補助監督として主に五条さんについて仕事している身だ、身の危険はよくあることとはいえ………
特級しかも、未確認のものとは。もし倒されていても五条さんにここまで時間をかけさせられるというのも………
「とーぜん最強五条が祓いましたと、言いたいけど徒党組んでたみたいで逃げられちゃったー。」
「逃してどうするんだお前は………なるべくすぐに来い!来たら特徴等はこちらに伝えろ。」
特級呪霊の徒党?しかも あの五条さんを巻いて逃げた!? 本来群れをなすのは弱い呪霊だ、二級程度になればなにかの呪物に引き寄せられない限り単独で巣を作り出す。
助けられて逃げたのなら危険や巻く方法や逃げ方がわかる高い知能があることは確実だ。特級としても確実に更に上位だろう。
「はいはーい切るよ。」
「五条アイツ勝手に切りやがった………」
夜蛾学園が、五条さんに折り返し電話するが留守電話サービスにしか繋がらないことを確認してから呆れたようにため息をついて私に携帯電話を返してくれた。
「本当に、すいません。」
「伊地知のせいじゃないさ、突然携帯とってすまかったな………未確認の呪霊について話したいこともある。待つか………
小腹すくだろう勝手に頼んでくれ、いつも悟の面倒お疲れ様だ。」
台詞は大体書いてるので、またしばらくしたら次出せると思いますお楽しみください。
どの組み合わせがみたいですか?(展開影響アリ)
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