ドラえもん誕生日スペシャル 走れ!銀河グランプリ①
響視点
う~む。どうしよう…
ドラえもんは何をあげれば喜ぶのかな…。
「ねえ、ドラえもん。ちょっといい?」
「ん?どうしたの?響ちゃん。」
「ドラえもんってさ、何か欲しいものとかない?」
悩みに悩んだ私は思いきってドラえもんに聞いてみることにした。
サプライズしたいから何故こんなこと聞くのかは言わないけど。
「?…ああ!もしかして僕の誕生日?」
「うえっ?なんでわかったの?」
「わかるよ~。何年の付き合いだと思っているんだ?」
まあ、確かにドラえもんとはもう7年くらいの付き合いになる。
毎年サプライズパーティー企画したりしてるし流石に気付いちゃうか…。
「僕は響ちゃんのその気持ちが嬉しいから、プレゼント自体は別になんでもいいよ。」
「あちゃ~。それが一番困るんだよ…。」
翼さんはそれで納得してたけど…。
それはそうとて…。
「ドラえもん。ワックス塗りすぎじゃない?」
なんだか体全身が光を反射するレベルにまでワックスを塗り、すごいテカテカしてる。
流石に塗りすぎだと思うけど…。
「明日はロボット育成学校の同窓会だから、これぐらいがいいの。」
あーなるほど。
「そうなんだ。同窓会楽しみだね。」
同窓会に行くということは、昔の友達にも会えるということだから、気合いが入るのも納得だ。
ところが私のその言葉を聞くとドラえもんはビクンと体を震わせた。
「?あれ、楽しみじゃないの?」
「ま、まさか~、そんなことないよ。楽しみさ。アハハ。」
そうは言うがどう見てもその笑顔はぎこちない。何か無理をしてるのかな。
「さあ、寝よ寝よ!早く寝よ!」
「う、うん。」
そういいながらドラえもんは押し入れ(特別に作ってもらった)の中に入ってしまった。
未来ももう寝てるし、私も寝ようかな…。
「あれ?」
すると、押し入れの中の電気が付いていることに気付いたので、私はそっと押し入れを除いてみた。そこには鏡を見ながらため息を付くドラえもんの姿があった。
「ドラえもん?」
「!?あ、ああ。ゴメンゴメン電気消し忘れてたよ。」
「そう…。なんか悩んでいることがあったら相談に乗るよ?」
「い、いやなんでもないから!おやすみ!」
「お、お休み…。」
やっぱりどこか無理してる…。何かあったのかな?
あんなドラえもん見たくないんだけどな…。
そう思いながら私は未来の布団に潜り込んだ。
*******
ドラえもん視点
「はあ~。」
僕は今、ロボット育成学校の同窓会に行くために22世紀の道路を歩いていた。
なんだか憂鬱な気分だ。理由はわかっている。
他のネコ型ロボットの皆には耳がある。
でも、僕には耳がない。耳がないことが恥ずかしいんだ。
気を付けてはいたつもりだった。原作を知っているからこそ、ネズミに噛まれないように気を付けていた。
ネズミに強くなるように学校の「ネズミ対策講座」の授業は特に真面目にうけ、その科目は上位を常にキープしていた。
でも、少しの油断で結局僕はネズミに耳を噛まれてしまった。
そして、その事がトラウマでネズミが大の苦手に…。
これでは原作となにも変わらないや…。
「ん?」
そこで僕の目に飛び込んできたのは猫耳専門店。
かつて猫耳が大流行したときに作られた店で今でも人気の高い専門店だ。いいな~。
「わあ~。」
待ち合わせまで時間もあるし、少し入ってみようかな…。
*******
「は~。」
その店は本当に色々な猫耳を置いており、とてもいいお店だったけど…僕じゃてが届かないほどのお値段がした。
一番安いのでも僕のお小遣い二ヶ月分はする。
これじゃとても買えないや…。
いや、こんなときこそポジティブに!
いつか買うために貯金しよう。そうしよう。
今はそれよりも早く待ち合わせ場所にいかないと…。時間も少し過ぎちゃってるし…。
「おーい!パワえもんー。キッドー。」
「遅いぞドラえもん。」
「なにやってたんだよ…。」
待ち合わせ場所にいたのは今回の同窓会の幹事であるパワえもんと僕の親友の一人であるドラ・ザ・キッド。
どうやら待たせ過ぎちゃったみたいだな…。
「ごめんごめん。あ、あれまたやるんだね。」
二人とも怒ってるので話をそらさないと…。
そう考えながら僕はスクリーンを指差した。
スクリーンに写っているのは大人気のグランプリ「ギャラクシーカーレース」の映像。多分去年のやつだな…。
「ああ、大人気だからなギャラクシーカーレース。」
「俺はドラミと一緒に見に行く予定だぜ。」
「今も世界中からレーサーが集まっている。ここに来るまでも何人か有名どころ見かけたぞ。」
「へー。」
今年のレースはどうなるのかな…。ちょっと楽しみかも…。
「ほれもういくぞ」
「うん。」
そう答えながら僕は二人の後をついていく。
ブロロロロ
「ん…っ!?」
すると突如としてとてつもないスピードの車が僕の横を横切り、僕は跳ねた泥を真っ正面から浴びてしまった…。
「お、おいドラえもん。大丈夫か?」
「なんだあの車!」
心配するパワえもん。激昂するキッド。あまりの衝撃で呆然としてしまう僕。
………
「レーサーのデポン様よ♡」
「サインして~♡」
すると泥を跳ねたことにも気づいてないのかその車の主は女の子の声を聞き平然と車を降りた。
「俺にブレーキを踏ませられるのは君たちみたいなカワイ子ちゃんだけさ。」
「きゃ~♡」
そう言いながら車の主であるレーサー型ネコ型ロボットは女の子にサインを書いている。
……僕に泥かけたことに謝りもしないで。
ワックス塗るのに何時間かけたと思ってるんだ!許せない!
「コラーー!!」
怒り心頭で僕はレーサー型ネコ型ロボットに突っ込んだ。ところが…。
「ハイハイ。君もね~。お顔は汚れてるからここにサインを…。」
このロボットは僕を回転させ後頭部にサインを書き込んだ。…何て書いてあるか見えないし…。
「洗っちゃダメだよタヌキ君。」
ブチッ
「僕はタヌキじゃない!!ネコ型ロボットだ!!」
「え?俺と同じネコ型ロボット?
………プッ、アハハハハ」
僕の発言の何がおかしいのかこいつは僕の頭をまじまじと見る。
すると急に大笑いをし始めた。
「何がおかしい!?」
「だって、耳がねえじゃねえか。」
「うっ。」
確かに僕にはネコ型ロボットの象徴とも言える耳が存在しない…。故に何も言い返せない。
「ちょっと待て!確かにこいつには耳がない!でも、こいつは立派なネコ型ロボットだぞ!訂正しろ!」
すると横から来たキッドがレーサーに向かって訂正を求める。
だがレーサー型ネコ型ロボットは聞く耳を待たずに去ってしまった。
「耳がないネコ型ロボットなんてタイヤのない車と同じさ…。」
そう捨てゼリフを残して…。
*******
響視点
悪いことしちゃったな…。
私達はドラえもんの誕生日パーティーを祝うために皆で相談をしようということで私の部屋にいた。
皆というのは未来の他に弓美ちゃん創世ちゃん詩織ちゃん。装者の皆にキャロルちゃんエルフナインちゃんだ。(キャロルちゃんは迷惑そうにしてたけど…。)
ドアを開けると同窓会に言っていたはずのドラえもんがなにやらダンボールと色紙でなにかを作っており、私達は思ったことを口にしてしまった。
後になって写真を見た際に気付いたのだが、ドラえもんはおそらく自分の耳を作ろうとしていたのだろう。
同窓会で他のネコ型ロボットと再開して耳がないことを突きつけられたのかもしれない。
それなのに…。結構ひどいこと言っちゃった…。
最初私はおにぎりだと思っちゃったし、キャロルちゃんなんか仮装パーティーでもやるのか?と投げ掛けちゃってたし…。
「どうやって謝ろう…。」
「悪いことしちゃったね…。」
「そうだね…。」
小学生からの付き合いがある未来たちは事情も察したらしくどう謝ろうか考えてくれる。
う~ん。
ガタガタガタガタガタガタガタガタ
ん?
すると急に私の机がガタガタと音を立てて震え始めた。
誰だろう?ドラえもんズの誰かかな…?
バン!!!
「おめでとうございまーす!ドラえもんさんに!ギャラクシーレースの参加資格が当たりました!!!」
「へ?」
机から現れたのは見たこともない女の人。
その人はなにやらレースの参加しかくがどうだのと私達に言った。
このときの私達は思いもしなかった。
これが波乱に満ちた新しい冒険のきっかけになるとは…。
待ってる人いないかもですがお待たせしました。
どっかのだれか改め「はんたー」です。
息抜きで投稿したこの作品に色がつくわ感想もらえるわ困惑してていっそのこと匿名やめるかと思い今回から匿名解除しましたを
改めてよろしくお願いいたします
そして最初からお詫びとして報告しますがもうすぐ学校始まるため、投稿頻度がさらに遅くなると思います。
この銀河グランプリも簡潔いつになることやら…。
まあ気長に待ってくれると幸いです。