ドラえもん 響と戦姫絶唱シンフォギア   作:はんたー

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皆様
本当にありがとうございます!!m(__)m


響ちゃんと王ドラ

 響side

 

 

 

 ふー、つかれた……。今日は大変だったな……。

 結局居残りになっちゃったし……。ドラえもんや未来に慰めてもらおう……。

 

「ただいまー! 未来ー! ドラえもんー! いるー?」

 

 部屋を開けてみるとそこにはドラえもん……ではなく、中国の胴着を着たオレンジ色のネコ型ロボットが背を向けて座っていた。

 

「おや、響さん。お久しぶりです」

 

「あー王ドラさん。久しぶり」

 

 寮に戻ると未来とドラえもんはおらず、代わりにドラえもんの親友「ザ・ドラえもんズ」のメンバーの一人、中国四千年究極のカンフーの異名を持つほどの達人・王ドラさんがいた。

 

「今日はどうしてここに来たんですか?」

 

「実はドラえもんが定期の健康診断に行くため未来に帰ることとなり、今日一日は代理としてわたしがここに来ることになったのです」

 

「あ、そうなんだ」

 

 ちなみに未来は買い物のためスーパーに。

 本当は王ドラさんが行こうとしたらしいが、お客さまということで未来が断ったそうだ。

 ということで未来は今はいないらしい。

 ちょっと残念……。

 

「ただいま響」

 

「!? 未来!!!」

 

 流石私の日だまりだ。ちょうどいいタイミングで帰ってきた。

 

「未来~。疲れたよ~」

 

「よしよし、頑張ったね」

 

 ああ、これだけで疲れがどんどん癒えていく。ほんと、未来の存在は癒しだな……。あ、もちろん未来だけじゃなくてドラえもんも。弓美ちゃんも創世ちゃんも詩織ちゃんだって小学生の頃からずっと一緒にいた私の大事な友達なんだし……。

 でも、やっぱり一番は未来とドラえもんの二人かな……。一番長く私と一緒にいてくれた大親友の未来。血の繋がりとかはないけど家族であるドラえもん。二人とも大事な私の日だまりだ。

 

「相変わらず響さんと未来さんは仲良しなんですね」

 

「へへへ」

 

「/////」

 

 

 

 

 

 

 *******

 

「いやあ、美味しかったな~。ご馳走さま」

 

「ご馳走さまでした」

 

「お粗末様。二人とも喜んでくれて嬉しいよ」

 

 本日のメニューは未来お手製のラーメン、餃子、炒飯。

 中国出身の王ドラさんに合わせたらしいけど、こんなの作れるなんて未来ってやっぱり天才じゃないかな? 

 

「本当に美味しかったです。中国四千年の本場の味にだって負けていません」

 

「王ドラさんにそう言ってもらうと自信つくな」

 

 お皿洗いを手伝いながら未来と談笑をする王ドラさん。

 後片付けも大体終わり、あとはS.O.N.Gに報告に行くだけとなった。

 

「折角だから、王ドラさんも一緒に行く?」

 

「いいのですか? 是非とも行かせてください」

 

 未来の提案により、王ドラさんも一緒に本部に行くことになった。そういえば王ドラさんは共闘とかはしたことあったけど、本部の中に行くのは初めてなんだっけ? 少し楽しみだな。

 あれ? でも王ドラさんって確か……

 

 

 

 *******

 

「こんにちは」

 

「こ、ここここ、こんにちゅは」

 

「やっぱり……」

 

「……そういえば王ドラさんはこういう人だったね……」

 

 本部司令室。王ドラさんは司令室の面々一人一人と丁寧に挨拶を交わしていた。

 でも、あおいさんたち女性職員に挨拶をすることになった途端、私が懸念した通り緊張してろくに話せなくなってしまった。

 王ドラさんは女性を前にすると緊張してうまく話せなくなってしまうのだ。

 例外としては小学生の頃からよく遊んでた私たちとドラミちゃん、それと恋人のミミ子さんぐらいかな? 

 共闘してくれた時も戦いの際は気にならなかったんだけど、戦いが終わると他の装者たち相手にもたちまち骨抜きになってしまったりしていたっけ……。

 

「やあ、王ドラくん。久しぶりだな」

 

「あ、弦十郎さん。お久しぶりです」

 

 そうこうしているうちに師匠もやってきた。

 王ドラさんは同じ拳法の使い手である師匠とは仲も良く、会うたびに軽い手合わせをしている。

 

「どうだ。久々に会ったことだし軽い手合せでも……」

 

「ダメですよ司令。先日の事件を忘れたんですか?」

 

「あ、ああ……。そうだったな」

 

 実は先日のコピーロボット事件の後、しばらくの間師匠は訓練室使用禁止が言い渡されたのだ。

 まあ、確かにあれは凄まじかったからな……。

 

「……なるほど。となると少し困りましたね。久々に弦十郎さんと組手がしたかったのですが……」

 

 確かに王ドラさんは一流の拳法家。強い人と組手とかはしてみたくなるよね。

 あ、そうだ。

 

「じゃあ、私と組手やりましょうよ。王ドラさん!」

 

「! よろしいのですか?」

 

「もちろん」

 

 王ドラさんや師匠みたいに一流って言う訳じゃないけど私だって拳法齧ってるし一度王ドラさんとも組手したかったんだ。

 王ドラさんは私が知るなかでも素手なら師匠の次に強い人だし、学べるところも多々あるだろう。これを機にレベルアップできるといいな……。

 

 

 

 

 *******

 クリスside

 

「それでこうなっているって言うわけか……」

 

 報告ついでに少し体を動かそうと復旧したばかりのシュミレーションルームに向かうとすでに使用済みになっており、窓から覗いてみるとバカと王ドラのやつが戦っていた。

 未来が近くにいたので話を聞くと今日はドラえもんの代わりに王ドラがいて戦えないおっさんの代打でバカが戦っているらしい。

 

「強くなりましたね響さん!」

 

「まだまだこれからですよ! 王ドラさん!」

 

「そうこなくては!!」

 

「全力で行きます!!」

 

「来なさい!!」

 

 更にどんどん戦闘が激しくなってきた。また壊れるんじゃねえの……。

 

「楽しそうだね響。王ドラさんも」

 

 ……まあ、確かにそうだな。あのバカも王ドラも楽しそうに戦いやがる。あのバカは前々から王ドラに拳法教わってみたいとか言ってたし、念願かなってよかったんじゃねえの? 

 ただ、これ以上はあたしのやる時間がなくなっちまう。他の訓練室はまだ修理中だし、どうしたものか……。

 

「折角だからクリスも一緒にやれば?」

 

 確かにそれも手かもしれない。それにドラえもんズ……正確に言えばその中の一人とは前々から戦ってみたいと思っていたし予行演習にいいかもしれねえ。

 

「……そうだな、あたしも混ざるか」

 

 バカも圧されかけてるし、ここはあたしが手を貸してやるか。

 

「おい! あたしも混ぜろ!!」

 

「!? あなたは確か……クリスさんですね。いいでしょう二人でかかってきなさい!」

 

「いくよクリスちゃん!」

 

「おう!!」

 

Killter Ichaival tron(銃爪にかけた指で夢をなぞる)

 

 早速あたしはペンダントを掲げ、シンフォギアを纏うための歌、「聖詠」を口ずさみ、イチイバルのシンフォギアを身に纏う。

 

「先手必勝!!」

 

MEGA DETH PARTY

 

 あたしは大量のミサイルを王ドラに向けて放つが……。

 

「甘いですよ」

 

 王ドラは全てのミサイルをまるで舞うように躱し、最後の一発をヌンチャクで巻き取り跳ね返してきやがった。

 

「くっ、マジか!?」

 

 やっぱ強え……。

 

「大丈夫? クリスちゃん?」

 

「これぐらい! なんともねえ!」

 

 こうしてドラえもんズと戦ってみると壁の厚さがよくわかる。でも諦めねえ。いつか必ずお前も越えてやるぞ。ドラ・ザ・キッド。




知らない人もいるかもしれないので念のため。

王ドラ
ドラえもんの親友。ザ・ドラえもんズの一人
出身は中国
別名、中国四千年究極のカンフー
好きな食べ物はラー油、酢、醤油をかけたどら焼き
苦手なものは女の子。目にすると緊張して喋れなくなる。
嫌いなものは5円玉 ドラえもんのネズミ。ドラミちゃんのゴキブリ並の拒絶反応を起こす、
ロボット学校一の秀才であり、拳法の達人。
漢方医学も学んでおり、自信家だが鍛練を怠らないなどスペックを見ると割と隙がない完璧超人。ただし、あがり症であり、女性の前だと特に顕著。
今回も戦闘時は問題なかったが、クリスとの戦いの後、平常時に戻ると再び緊張して話せなくなってしまった。

最近、回りの人達がザ・ドラえもんズ知らなくて軽くショックを覚えた今日この頃。
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