やはり歪だ…とコキュートスはレギオンの後を歩きながら考えていた、彼ら戦闘者達は科学と言う点に付いてはナザリックよりも遥かに上をいっている…だがその実、彼等のは行為は余りにも技術を持っている者達にしては余りにも滑稽に思えた。
頭上を通り過ぎる人間の頭蓋を利用したサーボスカルと呼ばれる機械の骸骨や先程もすれ違った、
そして、壁には灯りとして何本もの蝋燭が置かれ周囲には香炉からの匂いが立ち込めていた。
これがコキュートスにしてみれば歪に見える要因だろう、サーボスカルや奉仕者についてはまだ納得出来る、人間に対しての見せしめなのだろう。
現に一団の中には
だがそれ以外の行動には納得が出来なかった、科学と魔術は正反対である…当然これらが共存出来るわけが無い…筈であった。
(だが…やはり良き戦士達だ)
前を一心不乱に乱れもなく行進する彼等を再度評価する、良き兵士は行軍するだけで分かる…レギオンがかつて言っていた言葉を思い出す、確かにその通りだと考え一層に至高の御方方に忠誠を誓いながら歩を進める。
暫く歩けば巨大な扉が見え、奉仕者達がゆっくりと押しながら開ける。
重々しい音と共に開かれ中の光景にコキュートスは何度目かの心の中で感嘆の声を上げる。
そこはコキュートスに言わせてみれば、戦士の楽園とも言える場所だった。
そこはナザリック第10階層玉座の間と同じ位の広さの空間が狭く感じる程の大逆兵団の兵士達が集まっていた。
各兵団の旗が高らかに掲げられ、アルファリウスを歓迎する雄叫びや足踏みが空間全域を振動させる、、彼等の中を歩いている中アルファリウスに向かってくる人影がありコキュートスは一瞬警戒するがすぐにそれを解いた、アルファリウスもその人影を視認して親しげに歩み寄ったからだ。
「アバドン!!」
アルファリウスや大逆者や戦闘者が身に纏う
「我が父ホルスの友であり多頭の蛇であるアルファリウス!!ようやく戻って来たか!!」
「そういうお前はホルスの信用深き
「大変な旅だったな、今日はめでたい日だ!早速だが帰還式の準備が出来ている……それで後ろの
歩きながらアルファリウスに語りかけながら背後にいる巨大な異種族に眉を顰める
「アバドン……確かにホルスにそうあれと造られたとはいえ、今はこのナザリック大墳墓の主人、偉大なる死の支配者たるモモンガと我々は同盟を組んでいる…そして同盟の証として我々はこうして此処に拠点を築かせて貰っている、過度な無礼はホルスの名を貶めると知れ」
「すまない、それにコキュートス殿先程の無礼は許してくれ」
「モンダイナイ、ワレワレモソウアレトツクラレタ…シカタノナイコト……コノリョウイキハワタシガカンリシテイル、ヒマガアレバゼヒテアワセネガイタイ」
コキュートスのその言葉にアバドン、そして各軍団にいる
「ほぉ…良いだろう、俺の他にも戦いたい者がいるが」
「モンダイナイ…ムシロノゾムトコロダ」
コキュートスの問いにアバドン含め筆頭戦士達の交戦的な笑いが響く、特にアングロン率いる白と青のパワーアーマーを纏う
その意味を戦士であるコキュートスは即座に理解し同じく彼等を認めた。
「まずは私の兄弟の息子達よ、歓迎感謝する…早速だがこのナザリック大墳墓に未曾有の危機が訪れている、つまりお前達にとって望んでいた事態だ」
アバドンに通された玉座に座りながら、アルファリウスは早速ナザリックに起きている事態を伝える…その言葉にざわめきと歓喜の声が響く、
「事前に偵察をしたが、ナザリックは現在正体不明の場所に転移している、その為ナザリック全域に厳戒態勢を敷かれている、その警備にお前達を派遣したいと思っている」
その言葉に全ての軍団員が一糸乱れぬ動きで胸を叩く、その行動にアルファリウスは頷きながら、各階層ごとに配置する軍団の割り当てを告げた。