Unreally   作:羅糸

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新人Uドリーマー交流会

 6月の下旬。もうすぐ期末テストの時期。

 

 つむぎは勉強時間を増やしながらもUnreallyでの生活を楽しんでいた。

 

 その代わりアンリアルドリーマーとしての活動は少し控えている。

 

 

 2時間目の授業の終わり、つむぎはDreamtubeを立ち上げる。

 

 趣味の動画視聴の時間だ。登録しているチャンネルの中から新着の動画を漁る。

 

 一つの動画に目が止まる。

 

 

◆告知! 新人アンリアルドリーマー交流会開催します! │七色こころ

 

 

 こころの動画だ。再生時間は短い。

 休み時間にみるのにちょうどいいのでつむぎは、こころの動画を見る。

 

 

「あなたの心は何色? わたしは虹色! 七色こころです!」

 

 

 手を振りながら挨拶をするこころ。

 

 

「最近また新しいアンリアルドリーマーがたくさん増えたんだよ。みんなとても面白くて個性的で、見てて楽しいの~」

 

 

 こころは頬に手を添えて嬉しそうに言う。こころにとってはアンリアルドリーマーのすべてが後輩だ。

 

 だからこそ後輩を見るのが好きなのだろうか。

 

 こころはしばらくしてこほん、と咳をし右手の人差し指を立てる。

 

 

「それで新人アンリアルドリーマーのみなさんに提案です。本日、新人Uドリーマーのみなさんの交流会を開催します。新人Uドリーマー同士交流を持ってフレンドを増やしたい方。時間が空いてる人も、新人Uドリーマーの人は是非来てね!」

 

 それだけ言って動画は終了した。

 

 

「さやちゃん!」

 

 

 つむぎは席を立ち、隣の席のさやに話しかける。

 

 スマホをいじっていたさやはつむぎの方を向いた。

 

 

「あのね、今日新人アンリアルドリーマーの交流会あるんだって!」

 

 

 つむぎは目を輝かせて言った。

 楽しそうなイベントだと思い、同じ新人アンリアルドリーマーをやってるさや、Uドリーマー名小太刀咲夜に話した。

 

 さやはそれをみるとじーっとみつめた後スマホに顔を移しいじり始める。

 

 するとピコンとUINEの音がする。

 

 さや:学校ではUnreallyの話はやめて

 

 そうさやからチャットが来ていた。

 

 

「ご、ごめんねさやちゃん。いきなり話しかけて……」

 

 

 つむぎは謝る。

 確かにリアルでUnreallyの話をするのは野暮だったかもしれない。

 

 ましてやUドリーマーの話をしていたら誰かにさやの正体が咲夜だとばれる可能性もある。

 

 実際はどうなのかわからないが知られたくなければ嫌だろう。

 だがせっかく仲良くなれたと思ったのに直接言葉で言ってくれないのにちょっとしょんぼりとするつむぎ。

 

 

「それはあっちに……言ってから……それ以外の話なら、別に話しかけていい……」

 

「さやちゃん……!」

 

 

 つむぎはぱぁっと顔を明るくする。

 それから休み時間が終わるまで、さやと他愛のない話をした。

 

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