風精霊と異国の格闘技   作:cafegjean

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知る風

「はぁ」

 

 なんで、私は知り合ったばっかりの子の家でその子と一緒にお風呂に入っていて、身体を洗ってもらってるんだ? 

そんなことを、思いながらディータに身体を洗われている。

 

 

「愛香? 痒いとこある?」

 

「ないよ」

 

「わかった〜」

 

 タメ口だし、呼び捨てだし、なんなんだ? 

困惑しながら、身体を洗われていると不意に声をかけられる。

 

「愛香って何歳なの?」

 

「え? 11だけど」

 

「まぁ! 同い年だ!」

 

 まじかよ! 思わず声に出そうになった。なんとなくそうではないかと思っていたが……

嬉しそうに、鼻歌を歌いながら泡を流していく。

 

「ひぁっ! 流すなら言え!」

 

「あっ! ごめんなさい、忘れてた!」

 

 なんなんだ! 本当に!

少しイライラしていると、ディータが話しかけてきた。

 

「愛香、頼みがあるのだけど……」

 

「なんだよ」

 

「身体を洗ってほしいの、ダメ?」

 

 え? 何言ってるの、この子? 今日知り合ったばっかだよ?そんな子に自分の身体を洗ってほしいの?? まぁ、私も拒否できなくて洗ってもらったけど……

 

「はぁ〜、いいよ」

 

「ありがと、これ使ってね」

 

 と、ディータが洗うものを渡してくる。渡されたものを持ちゆっくりと身体を洗っていく。

 

「終わったよ」

 

「ありがと」

 

 泡を流し、お風呂をでる。その後ご飯をごちそうになり、何故かディータと同じ布団で眠った。

 

【翌日】

 

 

 目が覚める、見知らぬ部屋で少し困惑するがすぐにディータの部屋で一緒に寝たことを思い出した。横を見ると、気持ちよさそうにディータが寝ていた。

 

「そっうだった……」

 

 起きようとした瞬間、アラームがなる。そのアラームでディータがきる。 

 

「おはよう」

 

「うん、おはよう」

 

 手を、掴み洗面台に連れていかれる。

 

「これ使ってね」

 

 歯ブラシを渡される。歯を磨き、顔を洗う。昨日着ていた服を着て、朝食をごちそうになる。家に帰ろうとする時にディータに声をかけらてた。

 

「愛香、このあと暇?」

 

「うん、暇だね」

 

「じゃあ、ついてきて」

 

 腕を掴まれ、連れて行かれる。しばらく歩くとスポーツジムについた。

 

「スポーツジム?」

 

「うん! 行こう!」

 

 スポーツジムの中に連れて行かれる。

 

「おぉ! 来たか、ディータ」

 

 

「オッス! コーチ」

 

 

 ガタイのいい男性の前でディータが挨拶をする。長身で短髪、優しそうな顔をしている。

 

 

「うん? その子は?」

 

「私の友達です! 見学で連れてきました!」

 

 うん?見学?なんことだ?

不思議そうな顔をしている愛香を、置き去りにして早歩きでディータは、どこかにいく。

 

「コーチ着替えてきます!」

 

「おう、でお名前は? お嬢さん」

 

「愛香です」

 

 名前を言って軽く会釈をする。

 

「そうか、まぁそこに座っててくれ」

 

「はい」

 

 パイプ椅子に座る。しばらくすると、ジャージ姿のディータともう一人女の子が歩ってきた。

 

「おまたせしました!」

 

「よし、ストレッチしたら模擬試合するぞ」

 

 二人が、返事をしてストレッチを始める。その様子を見ていると一人の男性が話しかけてきた。

 

「あら、こんにちは、」

 

「こんにちは」

 

 振り向くと、女装をしたガタイのいい男性がいた。

 え? 男? いや、女物の服着てるし、うん?

少し困惑していると、男性が続けざまに話しかけてきた。

 

「あなた、お名前は?」

 

「愛香です………」

 

 名前を聞くと男性が、激しい動きをしながら話す

 

「んん〜、愛香ちゃん! いい名前ね! それで、ここには何用かしら?」

 

「ディータに連れてこられて……」

 

「なるほど、ディータちゃんのお気に入りなのね」

 

 うんうん、と頷いたあとにさらに質問される。

 

「愛香ちゃんは、格闘技ってやっていて?」

 

「はい、いてます」

 

「そうなの! な〜っら、今から見るのもきっ〜と興奮するもののはずよ」

 

見るもの?なんだろうか?

期待と不安を胸にディータ達の方を向いた。

 

ここで、私は始めて見たんだDSAAを……

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