というわけで番外です。実はこれ東方不敗SSを書く一ヶ月くらい前に書いたっきり封印してたんですが、腐らせるのも勿体無いので供養として出しておきます。
この時はあんまり文の書き方とか理解してないのですんごい拙いよ!それでも良いって人は見てね!
番外編:ロボトミ×グラハム(前編)
それを一言で言うならば、阿修羅だった。
ビームがまるで豪雨の如く飛び交う宇宙を赤色に光輝く青い機体が駆ける。
機体の武装から発射される粒子ビームが敵を貫き、爆発を引き起こす。だが爆発の奥からまた新たな敵が殺到し、青い機体を取り込まんと襲ってくる。
圧倒的物量、普通の兵士ならば絶望し、打ちひしがれ、戦意を失う光景だろう。
だがその機体のパイロットは笑っていた。まるで絶望などしていないかのように。不敵な笑みを浮かべていた。
その機体の名は「ブレイブ指揮官用試験機」、そしてパイロットの名は
「この程度の苦境、このグラハムエーカーがこじ開ける!!」
グラハムエーカー
金髪碧眼、引き締まった顔をした男。
元ユニオン所属であり数々の戦場を渡って来たモビルスーツのパイロット。操縦の腕前は多くのものが舌を巻く程であり、まさしくエースと呼ぶに相応しい人物である。
そんな彼は今、地球に襲来してきたELSと呼ばれる金属異星体との全面戦争に参加していた
彼は機体のありとあらゆる武装を駆使し、大小合わせて数千の敵を葬った。まさにその活躍は獅子奮迅。並の大局ならば彼一人で決するであろう活躍だ。だが相手は無限に等しい物量を持つELS。さすがの彼も無傷とはいえなかった。腰に付いているGNキャノンは一門失っており、機体の所々は銀色の被膜が覆っている。
金属異星体であるELSは触れたものと同化する性質を持っており、僅かな接触でMS程の大きさでも数分で同化してしまう。
人間など十秒程で同化してしまうだろう。
彼は笑いながら己に時間が残されていないことを感じた。
その時、遠方で大きな光柱が現れた。それは数えきれない程のELSを屠りながら超大型ELSに振り下ろされた。莫大な光を凝縮したビームサーベルがELSを切り裂く。
「あの攻撃は……少年か!」
誰があれを成したのか、グラハムは確かめるまでも無かった。
だがELSは如何なる方法でかはわからないが、ビームサーベルによる斬撃は表面を切り裂くに留めた。その上ELSはすぐに切り裂かれた表面を修復し始めている。
巨大なビームサーベルを生み出したガンダムももはや打つ手がないらしく、どうするべきか迷っていた。
グラハムは即断した。
己がELSに同化するのも時間の問題だろう。だがそれは未来を諦めて良い理由では無い。
「少年!!」
機体に残された全推力を込める。
「未来への水先案内人は! この、グラハムエーカーが引き受けた!!」
ELSに侵食されながら赤く輝くブレイブ指揮官用試験機がバーニアをフルスロットルにして超巨大ELSに突っ込む。
機体のトランザムのリミッターを解除して、操縦桿を一気に押し込む
その瞬間、走馬灯のように今までの人生が脳裏に流れる。
数々の戦場を経た
仲間を失った
仮面を被り、名を捨て、武士道に誇りを持った
宿敵に負け、命を絶とうとした
矛盾を孕みながらも存在し続けることが、生きるということだと宿敵に教えられた
思えばなんと豊かな人生だったか。
恋をし、憎しみ、宿命を感じた。
ここで我が人生は終わるだろう。だが、
「これは死ではない!」
そうだ。これは、
「人類が生きるための!!」
(未来を頼んだぞ! 少年!)
そして機体はELSの裂傷の中に突っ込み、
爆発した。
未来への扉を押し開いて。
その金属異星体は困惑した。今紅く輝きながら中枢近くで爆散した機体、そのパイロットは今までのパイロットとは明らかに思念の強さが違った。
何が違う? どう違う? 何故違う?
演算しようとした金属異星体は内部に侵入した機体からの対話の申し出に気付き、ひとまずそのパイロットと機体の情報を取り込み、体を修復して保存した
そして、刹那のクアンタムバーストによりELSとの人類存亡をかけた対話は無事終わりを迎えた
だがクアンタムバーストが影響を及ぼしたのはELSだけではなかった。
クアンタムバーストに触れたELSは光の種、可能性のかけらとして十分な素質を持っていた。
全ELSが活動を中止した瞬間、ELSの一部が謎の消滅を遂げた。
中枢にあるグラハムエーカーとブレイブの情報と共に……
後編へ続く
もし「全員」の選択肢が無かったら、ライバルは
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カレンチャン
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キングヘイロー
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タイキシャトル
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ハッピーミーク
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スペシャルウィーク