東方不敗、中央に立つ   作:物書きのゴリラ

12 / 19
 最近アークナイツにハマったゴリラです。あの世界なんであんなに無慈悲なの…?

 それはそうと漫画版Gガンダムを読みまして、最初は小説版の東方不敗で行こうと思ったのですが、漫画版の師匠があまりにも魅力的なキャラだったのでテンションは漫画版で行こうと思います。
 漫画版を読んだことの無い方は是非読んでみてください。
 努力! 友情! 勝利! はっちゃけ!
 って感じですごい読みやすいです。代わりに読むのにすんごいカロリー使いますが…


東方不敗、第二の弟子を取る

 長距離の選抜レースが終わり、多くのトレーナー達がウマ娘のスカウトに向かって行く。

 

 その中から沖野トレーナーが頭を掻きながら棒付き飴を咥えて東条トレーナーに近づいて来た。

 

 

「それで、キングヘイローのスカウトはどうだったの?」

 

「それがね……もう先にスカウトされてたんだよ。ウチのチームに入れたかったんだけどな。それより東方は何処に?」

 

「あぁ、彼はあそこよ。サクラバクシンオーをスカウトしに行ったわ」

 

「サクラバクシンオーか、そういや東方が目を付けてたな……おハナさん、ちょっとスカウトの結果が気になるから見に行ってくる」

 

「私も行くわ。今理事長からメールで彼に連絡をとりたいって来たのよ……彼って電話持ってないのね」

 

「武道家って電話要らないんじゃないか? こう謎の力で連絡を取り合ったり矢文で情報共有したりとか」

 

 

 2人は新しく出来た後輩について喋りながらサクラバクシンオーの下へと向かうと、そこには

 

 

「サクラバクシンオーよ! これからは儂のことを師匠と呼ぶがよい!」

 

「はい師匠! 私、サクラバクシンオーは、東方不敗師匠に師事する事をここに誓います!! お供させていただきます、師匠!」

 

 

 東方不敗に弟子入りすると声高らかに宣言するサクラバクシンオーがいた。

 

 ──────────

 

 遡ること数分前。

 

 東方不敗は走り終えたサクラバクシンオーの下へと向かった。そこでは1人のトレーナーがサクラバクシンオーをスカウトしようと話しかけていた。

 

 

「サクラバクシンオー、とても良い走りだった。長距離のレースは残念な結果だったけど……僕は是非とも君をスカウトしたい!」

 

「むむっ! やはり私の優秀さは隠すことはできませんか! いいでしょう! 共に頂点を目指しましょう!」

 

「あぁ! 共にスプリンターの頂点を目指そう!」

 

「はい! 共にスプリンターの頂点を……スプリンター?」

 

 

 トレーナーの言葉に首を傾げるサクラバクシンオー。

 

 

「あぁ、さっきの走りを見るに君の得意距離は短距離だろう? ならスプリンターに……」

 

「お断りさせていただきますッ!!」

 

「え?」

 

 

 いきなりスカウトを断わられ、サクラバクシンオーをスカウトしようとしたトレーナーは戸惑うが、周りで見ていたトレーナーはまるでいつもの光景を見るような顔をしていた。

 

 

「知ってた」

 

「いつもの光景だな」

 

「親のスカウトより見たスカウト」

 

「もっと親のスカウト見ろ」

 

「この光景何回目だ?」

 

 

 なんとかスカウトしようと勧誘を続けるが一向にサクラバクシンオーの答えは変わらず、トレーナーはスカウトを諦め他のウマ娘の下へと向かった。

 

 

「ふぅ、残念ですッ! ですが別れがあれば出会いがあります! 絶対にいつか私に良き出会いが訪れる事でしょう!」

 

 

 そう言ってサクラバクシンオーが一息つこうとしたとき、こちらに向かってくる1人の老人を見つけた。

 

 

「おや? あなたは確かレース前に会った新人トレーナーさんではありませんか! もしや私の才能に見惚れたのですか? 

 それとも……あなたも先程の方と同じようにスプリンターになろうと言うのですか? それならばお断りさせて「サクラバクシンオーよッッ!」はいッ⁉︎」

 

 

 いきなり大声を出した東方不敗に驚くサクラバクシンオー。周りのトレーナー達もいきなり聞こえた大声に驚いた。

 

 

「お主は何を目指している?」

 

「む、それは勿論、『みなさんが模範とするウマ娘』です!」

 

「『模範となるウマ娘』とは何だ?」

 

「スプリンター、マイラー、ステイヤー、全てを兼ね備えるウマ娘です!」

 

「何故それを目指す?」

 

「それは私が学級委員長だからです! みなさんの頼れる学級委員長! それが私だからです!」

 

 

 その答えに暫し目を閉じる東方不敗。思い出したのは自分に引導を渡した弟子の姿。

 性格は全くもって違うが、一つの目標に対して我武者羅に走る姿が重なって見えた。

 そして東方不敗は目を開け、おもむろに口を開く。

 

 

「サクラバクシンオーよ、先程お主は全てを兼ね備えるウマ娘になると言ったな」

 

「はいッ!! それがどうかしましたでしょうか? っは! まさかあなたもそんなの無謀だからやめろとおっしゃるのですか⁉︎

 だったらお断りさせていただ「兼ね備えるだけで良いのか?」……はい?」

 

「お主は兼ね備えるだけで満足なのかと聞いたのだ。

 サクラバクシンオーよ……世界の頂点を取ってみたくはないか?」

 

「世界の……頂点……ですか?」

 

「この世のありとあらゆるウマ娘の頂点。全てのウマ娘の目指す頂。全てのウマ娘の憧れ。お主の言う学級委員長の更に上。

 言うなれば『ウマ娘theウマ娘』……!」

 

「全てのウマ娘の憧れ……ウマ娘theウマ娘……!!」

 

 

 東方不敗の言葉に、まるでLEDのように顔を輝かせるサクラバクシンオー。

 

 

「もはや学級委員長を超えた、世界級委員長。皆が羨望し、憧れ、模範とするであろう……

 そんなウマ娘になってみたくはないか?」

 

「せ、世界級委員長……!」

 

 

 世界級委員長という言葉に、まるで燃焼したマグネシウムの如く顔を輝かせるサクラバクシンオー。

 

 

「なってみたくはないのかァ⁉︎」

 

「なってみたいですッ!!」

 

「ならば儂に付いてこい! 一度弟子と共に世界の頂を獲ったこの東方不敗が、お前を全ウマ娘の頂点にしてやろう!」

 

「はい! トレーナーさん! これからよろしくお願いします!!」

 

「サクラバクシンオーよ! これからは儂のことは師匠と呼ぶがよい!」

 

「はい師匠! 私、サクラバクシンオーは、東方不敗師匠に師事する事をここに誓います!! お供させていただきます、師匠!」

 

 

 こうして東方不敗とサクラバクシンオーの波瀾万丈の道のりが、ここに始まったのである!!

 

 

「いやそうはならんだろ」

 

「なってるじゃない!」




 みんなも十三機兵防衛圏…やろう!(まだ5個ぐらい積みゲーある)(この前エンダーリリィズをクリアした)

ウマ娘用語:上がり3or4ハロン
 ラストスパートの走破タイムの事。3ハロンだったら600メートル、4ハロンだったら800メートルの事。
 詰まる所末脚のことである。近年の馬は3ハロンだったら大体35から33秒台、速い時は32秒台である。

ゴールドシップの必殺技は

  • 石破ゴル驚拳
  • 気砲ゴルゴル通
  • ゴールドフィンガー
  • 真黄金ガチョウ剣
  • マスブレード
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。