A:文字の上に点をつけるやつのやり方が分かんなくて四苦八苦してたら時間過ぎてました。すみません…
誰かやり方教えて。
それはそうと私Twitterで
「次のクロブの新機体はビギナ・ギナⅡ(木星決戦仕様)だよ。間違ってたら金曜日に二話投稿するよ。」
なんてほざいて見事ハマッガイが追加されました。
だが考えて欲しい。ハマッガイもギナⅡも同じMSである。よってハマッガイ=ギナⅡである。
QED証明終了。
追記:ガンダムファイターの皆さんのおかげでルビを振ることに成功しました。感謝ッ!
「さてサクラバクシンオーよ」
「はい何でしょう師匠! 早速トレーニングを始めるのですか?」
「気が早いわ馬鹿者。お前は儂に走りを見せ、己の実力を示し弟子になった。ならば今度は儂がお前に師匠として相応しい実力を見せねばならん」
「それはつまり、師匠も私に走りを見せてくれるということですか!」
「うむ。一人で走っても良いのだが、お前と共に走った方が分かりやすかろう」
サクラバクシンオーの会話に頷く東方不敗。それを見た沖野トレーナーは慌てて東方不敗に詰め寄る。
「待て待て待て! 何でそんな話になる⁉︎ そもそも人とウマ娘じゃ絶対的に身体能力が違う! お前も選抜レースを見ただろう!」
「なんだと! お主、儂がこの阿呆に負けると思っているのか!」
「阿呆⁉︎」
東方不敗の阿呆呼ばわりにショックを受けるサクラバクシンオー。
それを横目に沖野トレーナーは説明しようとする。
「いや負けるとかそういう話じゃなくてだな……」
「なんだなんだ? タイマンか?」
言い争う二人に一人のウマ娘が近づいてきた。青髪の野性味溢れる、まるでサバンナの野生動物のようなウマ娘だ。
「む、誰だお主は?」
「ん? このヒシアマ姐さんを知らねえのか? マジか……そこそこ知られてると思ってたんだけどな……
まぁいい、あたしの名前はヒシアマゾンってんだ。んで? お前ら何やってんだ? タイマンか?」
「いやタイマンじゃなくてだな……」
「いやタイマンだ。それをこやつめ邪魔してきた」
「マジかよ! おいアンタ、タイマンを邪魔するとは良い度胸してんじゃねぇか! アタシの目が黒いうちはタイマンの邪魔はさせないよ! ほら、散った散った!」
「いやちょ、待っ……」
何とか状況を説明しようとする沖野だったが、ヒシアマゾンに首根っこを掴まれて放り投げられた。
「んで? 誰と誰がタイマンすんだ?」
「こやつと儂だ」
「ほー、ウマ娘にタイマン勝負挑む人間は初めて見たよ! よし、このタイマン勝負、アタシが見届けてやろうじゃないか!」
「ほう、ありがたいな。よしサクラバクシンオーよ、ここから反対側のあの棒が立っている場所までがコースだ。良いか?」
「分かりました! 大体1200m位ですね! では、師匠の全力を拝見させていただきます!」
「フッ、お前相手では3割で十分よ!」
「3割……つまり300%ですね! そこまで私に良いところを見せようとするとは……感動しました!」
「30%だ馬鹿者が! だからお前は阿呆なのだ!」
またしても阿呆と呼ばれショックを受け項垂れながらも、サクラバクシンオーはスタート位置に着く。それに続いて、東方不敗も腕を組みながらスタート位置に立った。
それを見て沖野トレーナーは深いため息を吐く。
「ウマ娘に人間が勝負を挑むなんて……サクラバクシンオーにアホアホ言ってたがアイツの方がアホなんじゃないか?……」
「どうかしら。意外と面白いものが見れるかもしれないわよ」
「おハナさん?」
東条トレーナーは手元のタブレットを見ながらそう呟いた。
そしていざスタートの合図をしようとしたヒシアマゾンはハッとした表情を浮かべ、東条トレーナーの下に走った。
「すんませんトレーナー! スタート係お願いしても良いっすか?」
「……まぁ良いわ。ほんと何でこんなことになったのかしら……」
「ありがとうございます! いやーゴールの事だけ考えてたせいでスタート係のこと忘れてたぜ!」
ため息を吐きながらヒシアマゾンから旗を受け取る東条トレーナー。周りを見渡すと、多くのウマ娘達とトレーナーが二人のタイマンに注目している。
それを見てまた重いため息を吐きながらもスタート位置に近づいた。
「じゃぁ二人とも、準備はいい?」
「構わんぞ」
「何時でも大丈夫です!」
「では……よーい、スタート!」
東条トレーナーが旗を振り下ろした瞬間、二人は勢いよく飛び出した。
「バクシンバクシンバクシッ……なんとぉぉぉ⁉︎」
サクラバクシンオーが叫びながら持ち前のスピードで勢い良くスタートを切る。だが目の前の光景に言葉を失ってしまった。
「フハハハハ! どうした? 驀進驀進と叫ばんのか? それとももう儂に勝てぬと諦めてしまったのか?」
なんと
「ええっ⁉︎ 私走ってますよね⁉︎ 走ってますよね⁉︎」
「何を呆けておるか馬鹿者が! 儂はここにこうして走っておる。それに何の不思議があろうか! そんなものでは後ろ向きに走っている儂にすら追いつけぬぞ!」
そう、なんと東方不敗は後ろ向きに走っているのである。しかも全くと言っていいほどサクラバクシンオーが追いつけぬ程に速い。
「……俺ってもしかしなくても夢を見てるのか?」
「安心するかは分からないけど、これは現実よ。私もメールで見た内容と違うけど……これ程とは聞いてなかったわよ……」
唖然とする沖野達だったが、東方不敗を知らぬトレーナーとウマ娘達は口を開いたまま何も言えぬ程に驚愕していた。
それも仕方ない。見た目は齢60に見える男性が時速70km程でバック走をしてるなど夢を見ているとしか思えない。
「フハハハハ! 遅い、全くもって遅いぞぉ!」
「グヌヌヌヌヌヌ‼︎」
だが現実は無常である。
サクラバクシンオーの方を向きながら走る東方不敗。しばらくすると観衆は異変に気付き始める。
「なんか……加速してないか?」
「加速してるわね」
なんとバック走をしている東方不敗が段々とスピードを上げてきていたのだ。しかしそれ以上にサクラバクシンオーの速度も上がってきている。
そして遂に二人が並んだが、東方不敗は余裕の表情で前を向き直したのに対し、サクラバクシンオーは這々の体で走っている。
そして遂に二人は最後の直線に入った。
まるで二人の脚は嵐のように動き、ゴールへと向かっていく。
「どうしたどうしたぁぁぁぁぁ! スピードが落ちてきているぞぉぉぉ! 貴様のバクシンとやらはそこまでのものに過ぎんのかぁぁぁぁ!!」
「なにおぅ! このサクラバクシンオー、まだまだこんなものじゃありませんよぉぉぉぉぉ!」
発破をかける東方不敗、それに応えるかの如く加速していくサクラバクシンオー。
「うああああああぁぁぁぁ‼︎」
何とか追い抜こうとするサクラバクシンオー、だが届かない。まるで自分の影を追うかの如く距離が縮まらない。
そして東方不敗はニヤリと笑いながらゴールした。それに続いてサクラバクシンオーもゴールする。
「勝者! じいさん!」
東方不敗の名を知らぬヒシアマゾンが決着の宣言をする。
「上がり3ハロン29⁉︎」
とんでもないタイムに沖野トレーナーとその周りは驚愕した。
ゴールした東方不敗は息も切らさずヒシアマゾンに近づく。
「そういえば名乗っていなかったな。儂の名は東方不敗だ。見届けていただき感謝する。あと儂はまだ50だ」
「おっとすまないね。それにしてもアンタ、とんでもない奴だね。今度アタシともタイマンしようぜ!」
「フフ、勝負はいつでも受け付けるぞ」
東方不敗はそう言って未だ息を切らすサクラバクシンオーに声を掛ける。
「サクラバクシンオーよ、もう一度言おう。儂についてこい!」
息を整えながら、サクラバクシンオーは笑顔で答える。
「お供させていただきますッッ‼︎」
その笑顔は、まるで桜のような、とても明るい笑顔だった。
誤字報告をいただけるとホント嬉しいので是非誤字報告をしてください。
頂けると「ありがてぇ…本当にありがてぇ…!」
ってなります。
ウマ娘用語:ターフ
芝のこと。日本芝と洋芝の二つがある。
読みたいのは
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上手い文章
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面白いストーリー
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とにかく書け、話はそれからだ