いや前回失踪する事はありませんと言った矢先に失踪しかけました。本当に、申し訳ない(クソ博士並感)
これには深いワケがありまして…ぶっちゃけるとプロットにこの小説の「東方不敗×サクラバクシンオー」というコンセプトを根底から破壊するガバが見つかりました。
いやホントにこのガバを見つけた時は頭が真っ白になりました…
ですが友人やいろんな小説の手を借りて何とか活路を見出す事が出来たので、今度は大丈夫、だと思います、多分。
あと時系列を詳細に考えていましたが今見返すとこれまたどデカいガバが見つかったので、時系列に関してはなんとなくで感じて下さい
「ここから先に行くために、俺の人生の全てがあった!」
「ここで勝たねばああっ!」
「兄さん!!父さん!!母さん!!レイン!!シャッフルの仲間!!そして……」
「あんたに合わせる顔が無くなる!」
「オレは今こそ!あんたを超えてみせる!」
「師匠ォォォォ!!」
「夢か……」
窓の外には未だ陽が登らず、地平線にうっすらと赤みがかかる程度の時間。トレセン学園の職員寮の一室で東方不敗は目を覚ました。
「ぬぅぅんっ!!……ふぅ」
敷布団からむくりと起き上がり、体を伸ばす。
地球再生のためにあくせくと暗躍していた頃とは対照的に、穏やかで静かな目覚めだった。
「体の病魔は消え、血を吐く事も目覚めの度に自分の余命を悟る事も無いか……全く、未だに夢を見てるのかと思えるわ」
布団から立ち上がり、首を何度かゴキゴキと鳴らしながら敷布団を畳む。
畳んだ敷布団を部屋の隅に置いた東方不敗は窓を開いて外の空気を吸い、腕を組んで先程まで見ていた夢に思いを向ける。
「確か、あんたに合わせる顔が無くなると言ったか」
ランタオ島での決戦の最後、ドモンが己の力を振り絞りながら叫んだ言葉を思い出し、小さな笑いがでる。
「ワシは何と果報者か……まこと良い弟子を持ったものよな」
己が技を教え、寝食を共にし、育てた弟子が、全力を以って己を超える。これ程までに師匠冥利に尽きることは無い。
冥利に尽きることは無いが、やはり悔しい。
確かに己を超えられる様に育てたが、それと負ける事とは話が別である。
少なくとも東方不敗はそう考えた。
「ならば、あの
東方不敗はそう言いながら朝の鍛錬に行くために、前日に服屋で購入していた浴衣からいつもの道着に着替えて職員寮を出る。
学園内には人の気配は無く、東方不敗の足音が響く程に静かである。
そうして正門に向かって歩いていたが、とある銅像の前でふと足を止めた。
「……これは確か……三女神の像だったか」
それは壺を持ちそれぞれ別の方向を見ているウマ娘の像で、モチーフは全てのウマ娘の始祖とも言われている三柱の女神である。
東方不敗は沖野トレーナーに学園を案内された際に紹介されていたが、その時は時間が押していた為ゆっくりと見る事は出来なかった。
「三女神か……ワシがここにこうして生きておるのも、神の思し召しとやらかもしれんな」
暫く像を眺めていた東方不敗だが、朝の鍛錬に行こうと正門に足を向ける。
その時、ふと吹いた一陣の風と共に懐かしい気配を背後に感じた。死ぬまで共に世界を回った美しき芦毛の愛馬の気配を。
「!!」
東方不敗は急いで振り返るがそこには誰もおらず、三女神の像がただ此方を見ているだけだった。
「気のせいか?……いやしかし……」
少しの間呆けていた東方不敗だったが、何度か顔を振って今度こそ振り返る事なく正門に向かって歩く。
そして閉まっている正門を飛び越え、軽く体を解すとウマ娘もかくやという速さで太陽が登る方向へに走り出す。
物言わぬ三女神の像は、東方不敗の背中をただじっと見つめていた。
「おはようございますシンボリルドルフさん」
「おはよう御座います、たづなさん」
「おはようございますエアグルーヴさん」
「たづなさん、おはよう御座います」
朝のトレセン学園の正門では、理事長秘書である駿川たづなが登校するウマ娘達一人一人に挨拶をしていた。
正門は開いたばかりであり、勤勉なウマ娘達が次々と登校している。
「おはようございますゴールドシップさん」
「おハルマゲドン〜」
「精が出るな、駿川よ」
「あら、おはようございますトウホウフハイさ…あら?」
少女特有の高い声に違和感しか感じない渋い声が混ざる。
「あ、おっさんじゃん。おハンニバル!」
「と、東方不敗トレーナー!?どうして正門から!?職員寮は反対側の筈ですが…」
「ちょっとばかし朝の鍛錬にな。やはり朝一番に体を動かせば気力も湧くというものよ」
「ゴルシもそう思います」
「そうなんですね…私ももっと早く起きてみようかしら。あ、そうでした!沖野トレーナーはどうか分かりませんが、既にトレーナー室には東条トレーナーがいらっしゃいますよ!」
「そうか、顔を出さねばな」
「もし何か分からないことがありましたら、遠慮せずに私や他の方に聞いて下さいね。
あ、おはようございます!」
たづなの挨拶を尻目に東方不敗は別棟の方へと足を運ぶ。
トレーナー室までに何人かのトレーナーやウマ娘とすれ違ったが、皆が興味の眼差しを向けてきた。
それもそのはず。短距離では上位に食い込む実力を持つサクラバクシンオー。
そんな彼女に勝利したトレーナーがどの様な人間なのか?そもそも本当に人間なのか?気にならない者などいないだろう。
だがそれ以上に目を引いていたのは服装である。
確かにトレーナーの中には沖野トレーナーのようなラフな格好やある程度着崩しているトレーナーもいるが、東方不敗のようにいかにもな服(道着)を着ているトレーナーなどまず居ない。
故に目立つのも当然であった。
だが東方不敗は自分の服装に一切の違和感など感じては居なかった。
ネオフランス代表やシュバルツをはじめとしたガンダムファイター達はみな個性豊かな服装をしている。
それに比べれば自分の道着など遥かに大人しい、つまりこの自分に刺さる視線は新入りを見定めるものだろう。
東方不敗はそんな見当違いなことを考えながら歩きトレーナー室へ辿り着く。
扉を開けると東条トレーナーがデスクに座ってパソコンで仕事をしていた。
「こんな早くから仕事とは勤勉だな、東条よ」
「あら東方不敗トレーナー、おはよう。結構早起きなのね?」
「武道家たる者、早寝早起きは基本故な。今しがた山で体を動かして来た所よ」
東方不敗はそう言って自分のデスクの椅子に腰掛ける。机の上には書類などは無く、ただ湯呑みと急須しか無かった。
「へぇ、武道家って夜遅くまで修行するものだと思っていたわ」
「何を言うか。早寝早起きこそが体を整える一番の秘訣よ。
やれ自分は何時まで起きてたやら何時間しか寝ていないやらと自慢げに言う馬鹿共がいるが、遅寝遅起きなど戦う者にとって百害あって一利も無い」
「確かにその通りね。その通りだけど、それでも年頃の
東条トレーナーはそう言いながら小さい溜息を吐いた。
「もし
「ウマ娘を引き摺る事が出来るのは貴方だけよ……」
「ワハハハハ!鍛えればその程度誰でも出来るわ!」
そう言って高笑いする東方不敗を横目に、東条トレーナーはパソコンで自分の仕事に戻る。東方不敗もお茶を淹れようと急須に手を伸ばし―
「さて、昼のトレーニングまでに資料を纏めないとね…」
その時、東方不敗の手がピタリと止まった。
「のう東条よ」
「何かしら?わからない事があるなら遠慮なく聞いて良いわよ」
東条トレーナーはパソコンから目を離さずカタカタとキーボードを鳴らしながら答える。
「チームのトレーニングは昼からなのか?」
「ええ、ウマ娘達は午前中は校舎で勉強、食事を挟んで午後にチームやトレーナーの下で練習よ。トレーナーがいない
トレーナーは午前中は資料を纏めたり、レースの手続きとかの事務やトレーニングメニューを作ったりしてるわ」
「そうか、そうか…」
「…どうしたの?何か分からないことでもあったかしら?」
「……ワシはそういった仕事は出来ない故、全て沖野に任せている訳だが―」
東方不敗は机の上で手を組み、口を覆う。
「ならばワシは、午前中は何をすれば良いのだ?」
「―えっ」
タグに新しく オリジナル設定 を入れました。
もっと東方不敗とウマ娘との絡み書きたいけどサクラバクシンオーとの絡みも書きたい。
よく考えたら東方不敗×サクラバクシンオーって爆薬×爆薬なんじゃ…
今更引けっか!このまま押し切ってやらぁ!
東方不敗は寝る時の服装は
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道着
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寝間着
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浴衣
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褌一丁