ちょっと私としては前話が長いと感じたので、前話の最後あたりを少し削りこっちにくっつけました。
何か御意見ございましたら、感想で送って頂けるとありがたいです。
あと2022年にプロジェクトムーンからアプリ『Limbus Campany』が出ます。
なのでそれに向けて皆もパソコンでLobotomy Corporation と Library of Ruina をやろう!
名作だぞ!
手合わせが終わり談笑する二人とセグウェイをどう改造しようか想像を膨らませるゴールドシップ。
そんな彼らの隙を影から窺う者たちがいた。
「何であのジジイがこんな所にいるんだよ!しかもあのジジイ下手したら
「ンンン確かにあの御仁も恐ろしいですが……拙僧としましてはあの白髪長身の女性の方が厄介に感じまする。彼女からは
「それを早く言えよ!クソッどうすんだよ、これじゃあのジジイ共にコイツをぶつけたところで狩られて猪鍋になるのがオチだぞ」
「ンンンンンン拙僧に良い考えがありますぞ」
「何とか出来んのか?」
「このままでは狩られてしまうと言うのであれば逆に返り討ちに出来る程強化するのです。材料が必要にはなりますがあの御仁が撤退をせざるを得ない程の強さになりまする。そうすればあの女性は戦力としては計算に入れないで良いでしょう」
「マジかよ!さっすが頼りになるぜ相棒!で、その材料ってのは一体……ん?」
髭が特徴的な男が胡散臭いイケメンに問いかけた瞬間、男の足元に妖しげな五芒星が浮かび上がった。
「グッ……何だ?力が入らねぇ……クソッ、テメェ何しやがった!」
「その材料というのが丁度英霊一人分の魔力でして。ンンンン拙僧としても良き相方を失うのは実に残念ですが……まぁ、
そう言って自称美しき肉食獣は口元を歪に歪める。
「必要な犠牲でした。分かりますね?」
「クソが!テメェよりによってここで裏切るのかよ!」
「お互い様でしょう?ンンンン油断大敵とはまさにこの事ですなぁ」
そう言っている間にも五芒星の光は増していき、それに比例して髭の男の身体も段々と光の粒子になって吸収されていく。
「目の前に……目の前にお宝があるってのに……また手が届かないってのかよ……」
男はあまりの悔しさに顔がそれはもう凄いことになっている。だがそれでもその目には未だ爛々と火が灯っていた。
「いや、『夢は諦めなければいつかきっと叶う』この時代まで俺のポリシーが受け継がれてるんだ!俺は諦めねぇ……絶対に諦めねぇぞおおお!」
そう言って髭の男は完全に光の粒子となって五芒星に吸収され、五芒星は宙に浮かび上がり一つの光り輝く球体となった。
「さて、これで背中を心配する必要は無くなりました……今までの拙僧の失敗の全てはカルデアを敵に回したこと。そして今の拙僧はカルデアの所属!しかも今回はあの老人単騎!この道満にもはや万ンンンンンンに一つも敗北はあり得ぬ!フハハハハ!!」
そう高笑いしながら光り輝く球体を魔猪へと植え付ける胡散臭いイケメン。光を植え付けられた魔猪はみるみると大きくなり、力強さを感じる牙と逞しい鬣。そしてやたらと主張が激しい鋭利な髭を持つ魔猪へと進化を遂げた。
「今回は拙僧も影から支援するとしましょうか。さぁ行くのです我が僕よ、あやつらを退け聖杯を奪い取るのです!」
「ブルゥハッハァ!」
そうイケメンが命令すると魔猪は勢いよく東方不敗達のもとへ走り出す。胡散臭いイケメンもその後に続いた。
だがここでこの男は二つ重大なミスをしている。
まず一つは東方不敗だけに注目してしまい、途中からゴールドシップの事を戦力として数えなかった点。
そしてもう一つは、今までの彼の失敗は、全て彼の
「む?」
東方不敗が沖野トレーナーと談笑していると、邪な気配と巨大な音が近づいてきているのを察した。
「お、おい。何かデカイのが近づいてきてねぇか?」
沖野トレーナーもそれに気付き、音の近づいて来る方角に目を向ける。そこには奥から次々と倒れていく木々、そしてアワビの袋を手にしながら新たなセグウェイの改造案に胸を膨らませるゴールドシップの姿があった。
「ゴールドシップ!!」
「いかん!ゴールドシップ!避けろ!
「ん?どうしたってうわぁ!?」
「ブルゥハッハッハァ!!」
ゴールドシップが気がついた時にはもう遅く、すぐ後ろには木々の間から飛び出してきた魔猪の鋭い牙が迫ってきていた。避ける事も叶わず、今にも牙に刺し貫かれるかという瞬間、ゴールドシップの身体がいきなり真横に吹き飛ばされた。
「ぬおっ!」
「ゴールドシップ!」
吹き飛ばされたゴールドシップは転がりながら木にぶつかって止まり、腰の辺りを抑えながら少し呻く。
魔猪はそのまま突進を続け、東方不敗が運んできた大岩に激突した。ゴールドシップを刺し貫けなかった事に気付いた魔猪はもう一度突進をしようと首を動かそうとするが、牙が岩に深く突き刺さって動けなくなっている。
魔猪が必死になって牙を抜こうとしている隙に東方不敗と沖野トレーナーはゴールドシップの下へと走った。
「大丈夫かゴールドシップ、どこか怪我してないか!?」
「いっつつつつ……大丈夫だ、ちょいとアタシのプリティーな部分が痛いくらいで何ともないぜ!」
「それにしても明らかに回避が間に合わぬように見えたが、何故避けれたのだ」
「ありゃ、おっさんが蹴っ飛ばしたんじゃなかったのか?んじゃ一体どこのドイツがアタシを蹴っ飛ばし…て……」
その瞬間、三人の目の前に何かが飛んできた。ソレを見たゴールドシップはショックのあまり紡いでいた言葉を途中で解いてしまう。
ソレは、かすかに動いているシャコの上半身であった。
時は少しだけ遡る。
一連の流れを木の上から見ていた男は、場を俯瞰しながら思考する。
「ンンンンンン、あの女性を初手で仕留められなかったのは痛いですねぇ。ですが何故避けれたのでしょう?確かに拙僧は結界を張っていたハズ……」
そう、本来なら東方不敗とゴールドシップはもっと早くに異変に気付くことが出来た。だがこの男が張った結界により注意力が散らされ気付くのが遅れてしまったのである。
「こうなってしまっては拙僧も場に出る事を視野に入れなくては……それにしても聖杯は何処に?」
男が聖杯を探そうと眼を凝らすと、岩に牙が刺さっていた魔猪が牙を抜き何度か頭を振るった。その際に何かが飛んでいったように見えたが、それ以上に男の眼は牙に刺さった伝説のアワビの袋を捉えていた。
「おぉ、既に手に入れていましたか。ンンンンこれは重畳ですねぇ、ではその袋を此方へ投げなさい」
男が魔猪に命令を下すが魔猪は一向に袋を投げ渡す気配がない。それどころか鼻息を荒くして目をギラつかせている。
「…おや、命令を受け付けない?ふむ、何故でしょうか?急拵えで作った弊害ですかねぇ。仕方ありません、ここからは拙僧が操るとしましょう」
男が空中に五芒星を描くと、魔猪の腹に貼ってある呪符に魔力が流れ始める。だが魔猪の体が震え始めると、魔力の流れが段々と弱くなってきた。
「おや?魔力の流れが悪く……いやこれは……抵抗している?……まさか!
そして震えが止まった瞬間、貼られていた呪符が吹き飛び魔猪の体は自由を取り戻した。
「ブルゥハッハァァァ!!」
「何ですとぉ!?」
自由を取り戻した魔猪は己の牙に刺さっていた袋を真上に放り投げると、天に向けて大きく口を開く。
「や、やめなされ!それは拙僧が手にする筈の、手に入れる筈のぉぉ!!」
男の叫びも虚しく物理法則に従ったアワビの入った袋は、そのまま見事に口の中に入った。そして突如として魔猪の体が脈打ったかと思うと、体が輝きはじめた。
魔猪の体は二回り大きくなり、牙と髭はさらに大きくなっていく。
そして輝きが収まると、そこには顔面が劇画のようなタッチになった魔猪がいた。
「ハッハァァァ!」
道満は高杉社長を見習うべきだと思うんですよ。
個人的に好きな悪役でランキングを作るとしたら
1位:少佐(HELLSING)
2位:アリー・アル・サーシェス(機動戦士ガンダム00)
3位:ハッピーケイオス(ギルティギア ストライブ)
4位:蘆屋道満(FGO)
5位:オベロン(FGO)
ですね。
アニメのストーリー以外でのウマ娘と東方不敗の話は
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キャラとの関わりもSSの一部だ!(要る)
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小手先の話など不要!(要らない)