東方不敗、中央に立つ   作:物書きのゴリラ

8 / 19
pixivで東方不敗とサクラバクシンオーの絵を見て衝動的に書いたものです。
初めて小説を書くので行間がおかしい、文が変、キャラがブレてる等あるかもしれませんがどうか温かい目で指摘して下さい。
不定期更新です

10月30日:加筆しました


本編
プロローグ


 日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称『トレセン学園』。

 

 全国各地から集められたウマ娘達がトゥインクル・シリーズでのデビューを目指して日々トレーニングを重ねるこの場所では、ジムや図書館、ダンススタジオやプールといったウマ娘達のためのありとあらゆる施設がある。

 

 生徒会長であるシンボリルドルフは、この学園の若き理事長である秋川やよいから今日新しいトレーナーが着任したと聞き、顔を見るためトラックに向かった。

 

 普段は多くのウマ娘達が走っているのだが今日は皆同じ方向を見て固まっている。

 シンボリルドルフも彼女達が見ている方向に目を向けると、そこには

 

 

「どうしたどうしたぁぁぁぁぁ! スピードが落ちてきているぞぉぉぉ! 貴様のバクシンとやらはそこまでのものに過ぎんのかぁぁぁぁ!!」

「なにおぅ! このサクラバクシンオー、まだまだこんなものじゃありませんよぉぉぉぉぉ!」

 

 

 ウマ娘と並走する老人がいた。

 

 

 ───────────────────────

 

 

「歓喜! 期間限定販売の超高級ニンジン『ヴァサヴィ・シャクティ』を遂に買う事ができたぞ!」

 

「URAファイナルズの優勝賞品である超高級ハンバーグの材料としてはピッタリの品ですね! それを三箱も! 抽選形式での販売でしたがなんとか手に入れる事ができて良かったです。エアグルーヴさんもお手伝い有難うございます」

 

「いえ、会長ほどではありませんがお役に立てて光栄です」

 

 

 トレセン学園の理事長である秋川やよいとその秘書を勤める駿川たづな、生徒会副会長のエアグルーヴは、URAファイナルズの優勝賞品の材料を買いに来ていた。

 今日彼女達がなんとか買う事ができたこのニンジンは、ニンジンの中でも頂点に位置する品であり食べたものは皆例外なく「三女神の慈悲を知った」とつぶやく程のおいしさであるという。

 

 そんなニンジンを買う事ができてホクホク顔になりながら一人一箱持っていた彼女達だったが、後ろから帽子を深く被ってサングラスを掛け、付けたマスクから白い髭が貫通しているいかにも怪しい男が近づき、

 

 

「オラァ!頂きだぜぇ!」

 

「うわぁっ‼︎」

 

「「理事長!?」」

 

 

 やよいが持っていた箱を奪いそれを後ろから来た頭にワラビが生えている背の高い男が運転しているバイクに積んで逃走した。

 

 

「ハッハァ!こんな簡単に大金になるモンが手に入るなんてな!これだから強盗はやめられねぇ!」

 

「ンンンンンンこれを転売すれば高値がつきますぞ。拙僧達は儲かる、手に入らなかった人にはチャンスが巡ってくる。まさにwin-winな関係ですなぁ!」

 

 

 箱を奪われて押し飛ばされたやよいは急いで立ち上がり叫ぶ。

 

 

「まずい、逃げられるッ! 救援! 誰か助けてくれ!」

 

「誰か! あの人たちを捕まえてください!」

 

「ハッハァ!今更叫んだところでもう無駄よぉ!」

 

「ンンンンンンそれでは皆様、おさらばですぞ!」

 

 

 たづなも必死に叫ぶが犯人は笑いながらどんどん離れていく。

 

 

「奪わせてなるものか!」

 

 

 エアグルーヴが犯人を追おうとしたその時、一陣の風が吹いた。

 

 

「「なにぃ!?」」

 

 

 バイクに乗りながら後ろを見ていた男は目の前の光景に驚愕した。

 そこにはなんと生身でバイクに迫ってくる老人がいるではないか。

 

 その老人はくすんだ銀髪を後ろに纏め道着を身に纏っており、身長は約190㎝程のがっしりとした体つきだった。

 老人は難なくバイクに追い付くと犯人達を歩道へ蹴り飛ばす。

 

「クソォ!折角ここまで来たのによぉ。こんなのってねえよ……」

 

「嗚呼…何時の世で、あろうと…悪事とは……うまく、運ばぬ…もの、です、なァ────」

 

 

 蹴飛ばされた強盗達は道端で呻きながら気を失う。

 そして老人は乗り手の居なくなったバイクの上に立ち、空中に放り投げられたニンジンの箱をいつの間にか手に巻きつけていた布で絡めとり傷一つ無く回収した。

 

 

「女子供から食材を奪う馬鹿者が! 恥を知れぃ!」

 

 

 老人は一喝した後バイクを震脚で止め、ニンジンの入った箱を持ちながらやよい達の元へ向かう。

 

 

「お嬢ちゃん、体は大丈夫か?」

 

 

 近くで見ると老人の顔は力に満ち溢れており、それでいて尚且つ優しさがある。

 老人は優しく、だが力強い声でやよいに声をかけた。

 

 

「感謝! あなたのおかげで苦労して手に入れたニンジンを失わずにすんだ!」

 

 

 やよいは元気よく答えたが、たづなとエアグルーヴは目の前で起きた出来事に驚いて口が開かない。

 ウマ娘もかくやという速度でバイクに追いつき、大の男達を一瞬にして鎮圧する老人など冗談にも程がある。だが目の前にいる。二人の頭は混乱の極みにあった。

 

 

「疑問! 何故助けてくれたのだ?」

 

「何、目の前で子供が助けを求めるのを無視するのは後味が悪いだけのことよ。それに馬鹿者どもにも少しお灸を据えたかったのでな。あまり褒められる動機ではない」

 

「謙遜! それでも助けられた事に変わりはない! 名を聞いてもよろしいか?」

 

「ワシの名か?……ワシの名は東方不敗、人呼んでマスターアジアだ」

 

 

 老人はしばらく間を置いて答えた。

 

 

「感激! 東方不敗どの!」

 

「む? どうした?」

 

 

 やよいは東方不敗を見て何度も頷き、

 

 

「提案! ウマ娘のトレーナーにならないか!」

 

 

 とんでもないことを言った。

 横に居たたづなとエアグルーヴはその言葉を何度も噛み締め、

 

 

「「…………はい?」」

 

 

 噛み締めても理解出来なかった。

 

 




取り敢えずこんな感じで進めていきます

Q何で東方不敗は箱の中身が食べ物って分かったの?

A箱に太陽のマークの中に光り輝く黄金のニンジンの絵がデカデカと描いてあったから

Gガンで一番好きな男性キャラは?

  • 東方不敗
  • ドモン・カッシュ
  • サイ・サイシー
  • チボデー・クロケット
  • アルゴ・ガルスキー
  • ジョルジュ・ド・サンド
  • シュバルツ・ブリーダー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。