異世界超加速   ~異世界と魔王と超加速~   作:Ryuu65

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 俺の名前は加弥《かや 》政人《 まさと》。
ゲームやラノベが好きで健康な普通の高一の十六歳。
俺は今何故か、異世界にいます。
活気溢れる街の中です。
 街人の中には鎧や盾、武器を装備した人やエルフみたいな人、ましてや獣顔をした人までいるんです。
 俺は別に、そこら辺の小説にある記憶が無いだの伝説の武器だの勇者の末裔《まつえい 》でもない只の日本人です。
特にスポーツや部活をやっている訳でもなく引きこもっている訳でもない友達いない訳でもない純度百パーセントの人間です。
それが何故か寝て起きたら異世界に居ます。
 いや、異世界には憧れてましたよ?でも何か違くないですか?
まだ何の説明もチュートリアルも何の目的も言われてないんですが。
 ていうかそもそも異世界に来るやつって、一回死んだやつとか引きこもってるやつとか友達いないやつとか暗いやつとかでしょ?
俺、死んでません。寝てただけです。
俺、引きこもってません。皆勤賞《かいきんしょう 》ですよ?
俺、友達います。クラスの奴らと大体喋れます。
俺、暗くないです。どちらかと言えば明るい方ですよ?
 それなのに何故俺が異世界に?誰か説明して⁉



第一章   異世界冒険者!
異世界と職業と冒険者


 ひとまずこの状況を受け入れた俺は、この異世界を楽しむべきか慌てふためくべきか悩んでんでいた。

 こっちにとっては日本が異世界なわけだし、いっそこの街の交番てきな所に行って異世界からきて迷子なんですとでも助けを求めようか………。

…いや、そんなこと俺が言われたらなめんな!とか、酔ってます?とか言って相手にしないな…止めておこう。

 あらゆるゲームやライトノベルを渡り歩いた俺は、この街の冒険者ギルド的な所を探すことにした。

とは言いつつも、ギルドがどこにあるかなんて知らないので近くいたお婆さんに訊《き》いてみることにした。

「すいません、この街の冒険者ギルド的な所ってどこですかね?」

「ギルドの場所なら、この先の角を曲がった先よ」

そんなに近くだったのか。

「ありがとうございました」

俺はお婆さんにお礼を言うとその場を後にした。

 ギルドについた俺は、さっそく冒険者として登録することに―――

「お前、見ない顔だな」

いきなり絡《から》まれた。

よくいる大柄で肩パットなどを付けた俺は戦士だと言わんばかりの男。

「あんたの防具終わってるな、その着てる意味のなさそうな防御力のない格好」

ここはなめられないように屁理屈《へりくつ 》と言い訳が得意な俺が先手を打つ。

これでも俺は今までで一度も口ゲンカで負けたこと無いんだぞ。

「へっ!面白いこと言うじゃねえか!気に入ったぜ‼」

………どこが? 

「冒険者ギルドにようこそ新入り!その様子じゃこの街の事分かんねえんだろ、俺が教えてやるぜ!戦士のバイエルだ。よろしくな!」

「マサトだ」

何が何だか分かんないけど…………ありがとうございます! 

 

 

「何だお前、この世界のことも分かんねえのか?記憶喪失《きおくそうしつ 》か?…まあいい、そこら辺は掘り起こさないでおこう」

記憶喪失はまあ良くない気がするが。

「いいか?この世界の脅威《きょうい》は二つだ。魔王と、竜王。まあ脅威になるモンスターはいっぱいいるが、こいつらは冒険者の最終目的だとも言える。魔王は七人の幹部を仕え、竜王軍の頭はエンペラードラゴンとシャドードラゴンの二体だ。こいつら両軍を倒せば、天から使者が来て、何でも願いを一つ叶えてくれるって話だ。ま、噂だし絶対無理だがな。世界の事は簡単に言うとこんなもんだ。街についてはそんなに言う事も無いが、国の名前はエテルネル国。この街の名前はプレロイ、駆け出し冒険者の街だ。こんなもんでいか?」

「ああ、十分だよ。ありがとう」

始まりの地が駆け出し冒険者の街はほっとしたけど、俺のストーリーの説明とかはないんすかね?

やっぱり魔王討伐なのかなあ…しかもこの世界じゃ二組もラスボスいんのか。

何でも願いを一つ……元の世界に帰せとかでもいいって事か。

「冒険者登録ならこの先だぜ」

俺はもう一度お礼を言いバイエルが指すギルドのカウンターに向かった。

「あの、冒険者になりたいんですけど………」

ギルドの職員であるお姉さんにそのことを聞くと。

「あ!新規登録の方ですね?かしこまりました、では冒険者について簡単に説明を」

そう言い職員は丁寧に話始める。

「冒険者とは人々に害を与えるモンスターなどを討伐する人の事ですが、それ以外の仕事もこなす何でも屋みたいなものです。レベルと言うものがあり、レベルを上げると手に入るスキルポイントと言うもので、魔法やスキルを習得することができます。簡単な説明はこのくらいですかね。ではさそっく、冒険者になるための手続きを済ませましょか。といってもこの石碑に触れるだけなんですけど」

 職員が指した先には、カウンターの隣に当たり前のように置いてある岩があった。

「これに触れるだけでいいのか」

そう言いながら俺はその石碑に触れた。

すると石碑はいきなり青白い光を放ち、すぐに石碑の横に不自然に空いていた穴から茶色く小さいカードが出てきた。

「これは冒険者カードと言い、ここには自分のステータスやレベルが記録されます。他にも、魔法やスキルの習得もここから出来るので、さすがに無いとは思いますが、なくさないようにお願いします。冒険者カードの再発行は出来ませんので。では早速、自分の技能・技術を活かした職業に就きましょうか」

「じゃあさっそくなんですが、俺におすすめの職業って何ですかね?」

そう聞くと職員は俺の冒険者カードを眺め……。

「カヤ…マサトさんですね。……ああ⁉ちょっとまっ……ええ⁉」

その反応は非常に不安なんだが………。

「あの、どうかしましたか?」

恐る恐る尋ねると。

「あなたのステータスなんなんですか⁉知力が少し高いだけでそれ以外は普通かと思っていましたが、あなたの敏捷性《びんしょうせい 》がバグっています!まさか人間に生まれるとは…。こんなのは見たことがありません!」

 なるほどな、俺が凄いって事か。

「…で、結局俺に合う職業って何ですかね?」

俺がもう一度尋ねると。

「えーっと…残念ながら敏捷性だけが高いと合う職業はありませんね……。自分に合わない職業に就くとステータスの成長を妨《さまた》げてしまうので……職業を聞かれたら冒険者と答えるのが……あ!でも、職業に就けなくても魔法やスキルの習得は可能なので…い、色々と頑張って下さい…」 

 職業なし⁉そこら辺のライトノベルですら最弱職に就けるぞ⁉

しかもその職業聴かれた時の答え方って、俺フリーターって言う職業ですって言ってるのと同じじゃない?

「せめて盗賊とか駄目なんですかね、敏捷力を活かせると思うんですが…」 

「確かに盗賊職は敏捷力を活かせますが残念ながら器用度が足りていないので…」 

俺が凄いって話は何処にいったのだろう。

 これはもう、出鼻をくじかれたというより、鼻を根こそぎとられたな……。

…まあでも、ここで止まってちゃしょうがない!

 一応冒険者になれたわけだし、この世界で人生やり直すにしても、元の世界に戻るためにしても今俺はここにいるわけだし、この世界で生きていくしかないって事か。

「じゃあさっそくクエストだな!」

そう言い俺はクエストが貼ってある掲示板に向かった。

 




はじめましてRyuu65です!
まず始めに、感謝と謝罪をさせていただきます。
感謝は、私の小説読んでくれてありがとうございますということです。
【異世界超加速】は、自分が一番気に入っている物語です。
謝罪は、この小説が「なんかあの小説と展開とか似てる」と思われるかたが多いことです。
一応反省はしていますが、実は異世界係の小説は一種類しか(完結して)読んだこと無いんです。(第二章までを書き終えたときは)
「そんなら書くな!」とは言わずに目をつぶっていただけると幸いです。
話が進むにつれ、()()展開が似てるなど思われない内容にしますので、どうかまだまだお付き合い下さい。
 それでは、こんな日陰小説を見つけ、読んで下さった皆様に、
笑顔と感謝とドキドキを!

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