MASKED RIDER DECADE ~Another story~   作:平坊

10 / 11
第二話 『衝突』

 都市の中を走り回る、虎の怪人、メ・ガドラ・ダ。それをマシンディケイダーと呼ばれるディケイドの顔を模したバイクで追いかけるディケイド。

 「!!」

 ここは都市と言ってもそれほどビルも多くない、しかも先ほどの倉庫街から近いため、警察が封鎖してくれている為か、市民はほとんどいなかった。

 ガドラはある広場を見つけると、そこに向かってジャンプ、三車線ある車道を大きく超えて広場に着地しようとしたその時!

 ―ATTACK RIDE BLAST―

 ガドラに向かって無数の銃弾が浴びせられ、ガドラは広場に大きく体を打ちつけた。

 「さぁて、観念しな。トラちゃん・・・これで終わらせてやるからよ。」

 ディケイドはバイクを止めるとガドラに向かってゆっくりと歩きながら金色に輝くカードを取り出しドライバーに装填した。

 ―FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE―

 ドライバーから電子音が発せられ、ディケイドの目前にディケイドの顔を模したカードの様な壁が何枚も現れる、ディケイドは手をパンパンと払うとそのまま上空にジャンプ、それに合わせるようにカードも斜めになり、ガドラへの道をつくりだした。

 「やあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 そしてディケイドは左足を伸ばしながらその壁に突っ込み、ガドラめがけて必殺技の『ディメンション・キック』を放った!!

 「ぐがぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 ディメンションキックはガドラの腹を蹴り飛ばし、ディケイドは膝をつく、がドルは吹っ飛びながら断末魔を上げ、爆発した。

 「ふぅ、これで終わりか・・・・。」

 ディケイドはゆっくりと立ち上がった。その時。

 「うおりゃあぁぁぁ!!」

 突然、クウガに変身していた青年が、ディケイドにとびかかるとディケイドの体を掴んで、車道に投げ飛ばした。

 「うおっ!っ!!」

 ディケイドはそのまま飛ぶと、道路を転がるように着地した。

 「いきなりなんだ!!」

 「世界の破壊者ディケイド!お前のせいで倒したはずのグロンギがよみがえり、多くの人々が犠牲になった!!これ以上お前の為に悲しむ人を俺は見たくない!!だから・・・・。」

 青年はそう言って、腰の前で手を合わせ、ベルトを出現させた。

 「お前を倒す!!変身!!」

 青年は左腕をベルトの右側に置き、右腕は左斜め方向に伸ばすとゆっくりと、手をスライドさせるようにずらし、左腕は左腰に、右腕は、右前方に突き出す。

 そして、右腕を左手の上に重ねベルトの左腰部にあるスイッチを下に押し込み腕を勢い良く開いた!

 すると、青年の体が変化、足元から徐々に、異質のものに変身していき、最後に頭の変身が完了し、仮面ライダークウガに変身した。

 「たあっ!」

 クウガはディケイドに向かって右腕を突き出す、ディケイドはそれを右腕で払いのけると、クウガに一気に接近した。

 「おいおい、こっちはついさっき、ここに来たばかりだぜ!?」

 「惚けるな!?俺に忠告をしに来た、鳴滝と言う男が来たあとすぐにお前によくにた黒い怪人が現れた!」

 ディケイドはクウガに拳を突き出す、クウガはそれを左手で受け止めると右腕を突き出した。

 ディケイドも右手でその拳を受け止めた。

 「そいつが来てから、見た事もないグロンギや倒したはずの奴らまで現れた!!」

 クウガは叫ぶと、右足でディケイドの腹を蹴り、後ろへ飛ばした。

 「あいつと同じ姿をしたお前が何かする前に俺はおまえを倒す!!」

 クウガはディケイドを指さすと、ディケイドめがけて飛びあがり、右腕を突き出した!

 「聞く耳持たずかよ!?どの世界のお前も人の話は聞かないな!!」

 ディケイドは後方に転がり、クウガの攻撃をかわすと、すぐに立ち上がった。

 「たあっ!」

 ディケイドが立ちあがった瞬間クウガは左足で地面をけって、ディケイドに接近、左腕を勢いよくディケイドの顔面に向かって突き出した。

 「くっ!」

 ディケイドはクウガの左腕を両腕を十字に組むことで防いだ!だが・・・・

 「ぐおっ・・・・」

 ディケイドは腹を押さえて、後ろに下がった。

 「しまった・・・古典的な技にかかった・・・・・」

 ディケイドはそう言ってクウガを見る、するとクウガは右腕をちょうどディケイドの腹の位置まで突き出していた。

 そう、クウガは顔面への攻撃をおとりに使い、右手でディケイドの腹を攻撃したのだ。

 「まだまだ!!」

 ディケイドはクウガめがけて左腕を突き出す、クウガは左腕を軽く曲げてディケイドに向かって突き出しディケイドの左腕を軽く払いのけた。

 「くそっ!」

 ディケイドは右左と順番に腕を突き出し、クウガを攻撃、しかしクウガはディケイドのコブシを自分の手の平で払う事で簡単に防いでしまった。

 「これならどうだ!!」

 ディケイドは左腕を大きく引き、左から右に向かってクウガの左わき腹めがけて左腕を大きく突き出した!!だが・・・・・

 「ふっ・・・はあっ!!」

 クウガは腰を落とし体制を低くしディケイドの攻撃をかわすと、ディケイドの腕が戻る前にディケイドに一気に接近し、ディケイドの左わき腹と右わき腹を交互に殴りつけた!

 「がっ!」

 ディケイドはそのまま後ろにヨロヨロと後退し、前方にいるクウガを睨んだ、だが・・・・

 「いない!!」

 ディケイドの前方にはいたはずの、クウガがいなかった。

 「遅い!!」

 ディケイドは声に反応して後ろを振り向こうとした、だが

 「がっ!」

 クウガはディケイドの背中を右足で蹴り飛ばしディケイドを前方に飛ばした。

 「あぁ~もうくそっ!あいつと戦ってる気がしてどうも戦いにくい!!」

 ディケイドはたちあがるとクウガを睨んだ。

 「武器を使ったらどうだ?」

 「お前を武器なしで倒せないとあいつに笑われるんでね・・・・赤で格闘タイプなら色も能力もお前に近い力で対抗してやる!」

 ディケイドがゆっくりと立ち上がり、一枚のカードを取り出した。

 「さぁて、逆転劇の始まりだ。変身!」

 ―KAMEN RIDE KIVA―

 ディケイドはドライバーにカードを装填、するとディケイドの体の周りを波紋の様なものが覆い、姿が変化、銀色に輝く鎧をもち、クウガと同じ赤い体、大きな黄色い瞳をもった戦士、仮面ライダーキバに変身した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。