MASKED RIDER DECADE ~Another story~   作:平坊

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第7話 『次なる世界』

 「っててて・・・・恵?大丈夫か。」

 灰色のカーテンに包まれ、どこかの世界へワープしてしまった剣はゆっくりと立ち上がりながら、気を失ってる恵を見つけると、体を屈め、体をゆすりながら恵に呼び掛けた。

 「う・・・・うぅん・・・・。」

 「大丈夫か?」

 「うん、大丈夫・・・・。」

 恵はゆっくりと上体を起こす、そして周囲を見渡した。

 「どこなの・・・・ここ。」

 剣達がいるところは宇宙空間の様な所で、いくつもの地球が浮いていた。

 「・・・・そうか・・・俺を呼んだのはあんたか・・・・紅・・・渡・・・・・。」

 剣は静かに呟く、するといくつかあった地球の内の一つから茶髪の青年が現れた。

 「はい、あなたに話があり、お呼びしました・・・・。」

 紅渡は剣に近寄りながら、静かに言った。

 「あんたが来たという事は・・・・次の世界への旅立ちか・・・・」

 剣の声に恵は目を見開いて驚く。

 「はい、3年という長い年月をかけ、この世界を守護するライダーが生まれました・・・・あなたは、別の世界に旅立たなければなりません。」

 渡がそういうと一つの地球が剣の前に大きく現れた。

 「それともう一つ、あなたはこの世界に入った時に強力な闇の力を持つライダーに敗れました・・・・その時にディケイドの力の一部に異常が生じました・・・クウガのカードを見てみてください。」

 渡の言葉に剣は頷くとクウガのカードを見る、すると

 「!灰色になっている?」

 「そうです、あなたの今の力では一度、9人のライダーのいずれかに変身してしまうと、二度とそのライダーの力が使えなくなります。9つの世界を回り、ライダーたちと仲間になって下さい。そしてそのライダーたちの世界を救ってください。」

 「大体わかった。つまり、俺のディケイドの力を最大に使うためにはクウガからキバまでの世界を回る必要がある、さらに、その世界の危機を救えってことか・・・・。」

 剣がそういうと、渡はゆっくりと頷く。

 「よし、だったら新たな世界への旅立ちだ。」

 剣がそういうと恵が剣の服の袖をつかむ。

 「まって!!なんで・・・なんであなたが行く必要があるの・・・?他の人じゃダメなの・・・?」

 「恵・・・?」

 「ねぇ、あなたじゃダメなの?あなたが行けばいいじゃない!?なんで・・・なんで剣君なの?」

 恵みは渡に詰め寄りながら叫んだ。

 「恵・・・・俺はこの世界の人間じゃない、そんな俺がここにいるわけにはいかない・・・・だから俺はこの世界を去る、あいつらのような怪物から世界を回るためには俺の、ディケイドの力が必要なんだ・・・・それに・・・君を守ってくれる大切な人はそばにいるよ・・・。」

 「待って下さい、ディケイド。あなたが一人で旅をする必要はありません、そこにいる

彼女もあなたの力になるはずです・・・あなたは一人で戦ってはいけない人だ。」

 「!恵が俺の力に・・・・・。」

 剣は拳を握りしめた、渡に何かを言おうとした、だが、拳を緩めるとゆっくりと、恵みを見た。

 「よし、恵もつれて世界を旅してやる。」

 剣は渡に指さしながら笑顔で言った。

 「・・・ディケイド・・・・これからあなたが巡る世界にはあなたのトラウマに触れることがあるかもしれません、ですがあきらめないでください、あなたの旅の終わりには光が見えています。それと・・・闇のライダーには注意してください。彼らの力は強大です・・・・本来の力を大きく上回る力を秘めています。」

 渡がそういうと周囲が白くなり剣たちはその場所から消えた。

 「・・・・これでいいのですか?あなたの大切な人を・・・・危険に巻き込むことになりますよ?」

 渡はそう言って、後ろを見る。するとそこにいた瞳の赤い仮面ライダーが立っていた・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 「えっ、家の目の前!?」

 剣と恵は恵の家の前に戻っていた、剣と恵は玄関からゆっくりと家の中に入る。

 恵の家は3階建てでバイクショップを営んでる。

 「特に何もないね・・・・。」

 「ああ。」

 剣と恵は家に入る、家の中に入ると、入って左側に店長のおすすめ、人気、新作、セールの順番に大型と中型のバイクが置かれている。

 「おにいちゃーん?」

 恵は入り口を直進しながら兄を呼ぶ、入り口を直進するとバイクのメンテナンスなどを行うガレージがある。

 「ん?」

 剣は恵の後を追うとガレージと店舗のちょうど中間にあるカウンターで足を止める。カウンターの上には何かの紙が置いてあった。

 「これって・・・・」

 剣はその紙に書かれた内容を見る、そこには『剣へ、帰ったらテレビをつけてください。それと恵の事を頼んだぞ。隼人。』と書かれていた。

 「ん?何の事だ?」

 剣は首をかしげるとカウンターのちょうど背後にある、テレビの電源を入れた。

 「ん?普通のテレビ番組だが・・・・・」

 剣はそう言ってテレビに近寄り、ソファーに座った。その時

 「剣君!お兄ちゃんのバイクも荷物もないよ!?」

 恵がガレージから入ってきた。

 「なに?どういう事だ・・・?」

 剣は立ち上がりながら恵を見る。

 「恵・・・どうした?」

 だが、恵の様子がおかしく、目を見開いていた。

 「剣君・・・・テレビの調子が変だよ・・・・・」

 「えっ。」

 剣が後ろを振り向くと、映像が乱れていた。そしてどんどん映像が乱れていき、砂嵐が発生すると急に電源が落ちた。

 「壊れたのか?」

 剣は近寄ってテレビに触れようとしたその時!突然、テレビがついた、だが・・・・そこに映し出されたのは動画ではなく静止画だった。

 「なんなのこの画像・・・・」

 「・・・この画像は・・・・・」

 静止画は吹雪く雪山の中、向かい合って立っている黒と白の鎧をまとった人影が殴り合いをしているものであった・・・・・。

 




はい、次回から新しい世界に突入です、どの世界かな?
えっと、最後の見たら・・・・分かるよね?
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