ゆるして??
連投しようと思って頑張ったの。
でも出来なかったの、
許して??
さて、と。まずは何から試そうか。
私の部屋は今、青い壁紙とフローリング。そしておもちゃ箱と小さな本棚しかない。何が言いたいかと言うと、邪魔なものが少ないのだ。さすがにブッパはしないから大丈夫だと思いたいが、加減が分からない以上警戒しておいて損は無いんだよ。
最初はエクストラスキルの【
まずは、五元素操作の概要プリーズ。
《解。エクストラスキル【五元素操作】の主な内容は、火・水・風・地・空の生成・吸収・放出・操作です。現在の操作可能範囲は、半径500mです》
なるほど。操作できる範囲は、万能感知と同じくらい。もしかして、万能感知の範囲を広げれば五元素操作の操作範囲も広がるのかも。
てか、吸収・放出って生成あればいらなくない?
《解。生成は吸収、放出に比べて魔素の消費が大きいです。しかし、保有する魔素の量から、生成を使用しても大差は無いと推測します》
まそ?何それ。
《解。魔素とは、世界の魔法の根源となる物質です。現在、この世界において魔素を使用できる個体で確認できたのは個体名:龍魔智慧のみです》
へぇ。要は、魔法を使うための上限があるってことね。MPみたいなやつ。無駄にポンポン作ってられないってことか。大差ないにしても、コスパが良い吸収・放出を使うわな。吸収できるものは吸収しといた方が良さそう。その為には保管場所がいるから・・・。
大賢者、探求者の収集・保管と五元素操作の吸収・放出をリンク、お願い。
《了。ユニークスキル【探求者】の収集、保管と、エクストラスキル【五元素操作】の吸収、放出をリンク・・・完了しました》
はい、ありがとう。
まあ、何はともあれ実践だ。今回はさすがに生成を使う。
大賢者、五元素操作を試したい、お願い。
《了。エクストラスキル【五元素操作】を発動しました》
部屋の真ん中に立って、右手を胸の辺りまで持ってくる。そして、手のひらに小さな赤い火が灯るのを想像した。感覚のイメージは、体の熱を右手に集めるような感じ。
数秒と待たずユラりと小さな火が起きた。想像通りだ。
あとは、火を手から浮かせて部屋を一周させる。こちらも何ら問題ない。ゆっくりではあるが、思う通りに動かせた。
水から地までも同じように試した。全部問題なく作れたし、操ることができた。
水は好きに形を変えられたし、風は火と混ぜれば温度が変えられる。地は植物も生成操作ができるらしく、タンポポを咲かせられた。見たことある花は咲かせられるんだってさ。
空は少し特殊らしい。操れるのは空気圧や、光の屈折角度。他にもあるらしいけど、今のとこはそれくらい。屈折角度の計算とかも大賢者がしてくれるから、明るくしたいと思えば明るくできるし、暗くもできる。
五元素操作、万能である。これを意識せずに行うのは(大賢者のおかげで)意外と簡単そう。使い終わったら汲み取って自動で切ってくれるし、凄いなこの世界。
続いてエクストラスキル【自己再生】。コレ、どう試すべき??ちょっと保留。
続いての続いて、エクストラスキル【分身体】。これはもう字面でわかる。早速試そう。
次、分身体作って。
《了。分身体を作成します》
私から謎の黒っぽいモヤが現れて、徐々に人型へ集まっていく。みるみるうちに、四歳児ができあがった。
水色の髪に、黄色の目。
一応言っておくけど日本人だからね私。生まれつきだからねコレ。さすがに四歳児で髪染めるとかカラコンとかワイルドな人生は歩んでないよ。
分身体も成功。これも問題なく使えそうだ。使おうと思えば(大賢者のおかげで)いつでも使える。五元素操作と同じく意識を沢山削がなくても良さげ。
あとは各耐性だけど・・・。
大賢者、耐性はいつも発動してるんだよね?
《解。獲得した耐性は常に発動しています》
そう、ありがと。
ここまで試せば獲得してるかどうかなんて明白。耐性類は試す必要なさそうだ。
そして、残すは【自己再生】。
コレ、どう試せばいいんだ?アレでしょ?どっか怪我したら治すとか、腕もげたら生やすとかでしょ?
痛覚無効あるからって、さすがに倫理的に無理よそんなん。“自己”再生だから、誰かの怪我や病気を治せるわけでもないし。怪我するのを気ままに待ちますか。初めて思ったよこんな事。
分身体をしま(ってもら)いながら考えていると、自室の扉がトントンとノックされた。慌てて残りのモヤをしまって(もらって)返事をする。
ガチャりとドアを開けて中に入ってきたのは、お兄ちゃんだった。塾から帰ってきたみたい。小学五年生のお兄ちゃんは、身内の贔屓目なしで見ても顔がよろしい。紺の髪に、青みがかった目。全体的に青要素が強い。口調が荒いことはあるが、優しい時は優しい兄である。割とケンカはするが、仲は悪くない。
「智慧?何してんだ?」
私の戻りが遅かったから様子を見に来てくれたらしい。私のお兄ちゃんイケメンすぎでは?
突然のお兄ちゃんの登場にビックリした私は、咄嗟に笑顔で口を開く。
「えっとね、えほん!どれにしようかまよってたの」
「そ。明日は早めに病院行くらしいから夜更かしするなよ。あと、
「はぁい」
パタン、と扉が閉じる。盛大にため息を吐いた。
ビックリさせないでほしい。何となくコソコソしてただけだけどさ。隠す必要ないんだけどさ。
でもコソコソしてたらドキッとするじゃんか。
さっきお兄ちゃんが言っていた海空というのは、私の二つ下の妹だ。全く、可愛いったらありゃしない。私と同じ色の髪と、お兄ちゃんと同じ色の瞳。クリクリしてて、ほっぺモチモチで超かわいい。二歳で、言葉が拙くて、ねぇねと呼んで着いてくるのはもう天使。
つかお兄ちゃん、海空が呼んでるならもっと早く来て欲しかった。
何も悪くないお兄ちゃんに文句を並べつつ、本棚から適当に絵本を手に取り部屋を出た。
そういや、結局なんで病院行くのか聞いてない。
まいっか。