日本国召喚 ダーレクの脅威   作:おは

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プロローグ

宇宙、パラレルワールドその時間のすべてが戦場となっている大戦争から一体の兵士がある破れた宇宙から零れ落ちていった。

 

兵士はこの世界に降り立つと目の前にいた生きるのに値しない生物とそれに群がる生き物をすべてを抹殺した。(死体から情報を抜き取るとそれがこの世界にかつてあった劣等種によって開発された

粗悪な生物兵器とその護衛と兵士たちであることが判明)

 

兵士は情報を手にれるとこの場所に戻ってきたマラストラスと名前の劣等種を僕にし

部隊の再編計画を始めることにした。

 

 

中央歴1639年12月5日 トーパ王国 世界の扉

 

「ダーレク様、あれが『世界の扉』グラメウス大陸とフィルアデス大陸を隔てている要塞です」

マラストラスは『ダーレク』と呼ぶ青銅色の醤油瓶型の物体に伝えた。

 

 

「ダーレクハ情報を知ッテイル」

ゴーレムは甲高い無機質だが侮蔑を含んだ声色で返答した。

 

「申し訳ありません、ダーレク様」

 

そう答えたマラストラスだが心の中では怒りの炎が燃え上がった。それもそのはずである、

ダーレクは彼の同僚のオーガ達、復活を待ち伸びた真の魔王ノスグーラを殺した張本人なのだから。

それと同時に魔王軍を崩壊したその恐るべき力の計り知れない恐怖が彼の怒りを抑え込んだ。

 

 

「敵ノ防衛設備ヲ発見、脅威度ナシ抹殺セヨ」

 

その言葉と同時に放たれたビームによって城塞は守備兵もろとも崩落した。

その光景を見たマラストラスはダーレクには逆らえないことをまたしても思い知るのであった。

 

「マラストラスゴブリンノ群レト共ニ、トルメスニムカエ。ダーレクハ敵ニ降伏をツゲル」

「わかりましたダーレク様」

 

兵士は浮き上がりトルメスに向かった。

 

 

中央歴1639年12月5日 城塞都市トルメス 領主の館

 

「降伏セヨ」

 

新年の祝いを話題にしていた平穏な日常は場内の謁見室に屋根を破壊して入ってきたダーレクによって断ち切られた。

 

「貴様、何者だ!」

突然の侵入者に領主の護衛の騎士は青銅色のゴーレム対して剣を向けた。

「群レノ長にダーレクハ告ゲル、降伏セヨ。降伏セヌ物ハ抹殺サレル」

ダーレクは剣を向けた騎士にビームを浴びせ騎士は絶叫を上げながら倒れた。

当然のことながら領主はダーレクの脅迫を無視して場内のすべての兵士に戦闘をすることを命じた。

 

 

兵士はこの行動を劣等種によくある行動としかとらえていなかった。彼らの種族の目的のダーレク以外のすべての生命の抹殺に伴う軍事作戦には同じような行動が無数に存在していたからである。

 

領主の命令に応じて騎士たちはダーレクに挑みかかったが、ダーレクに武器を振った瞬間に透明な

何かに阻まれるとそこから出た炎によって彼らの体は炭と化してしまった。

 

「抹殺セヨ!!!」

その絶叫とともに放たれたビームは場内の人々を薙ぎ払っていた。

 

兵士は生きているものが一人としていない館に満足感を覚えた。

当初の目的である、労働力の確保には失敗したがこの場所に無数に倒れている

死体を利用すれば魔獣の確保は容易であることはしていた。

 

何よりも墓場と化した屋敷の姿がダーレクの究極の目的の理想の姿なのだ。

いずれこの屋敷のようにこの星にすべての劣等種が横たわっているだろう

その次はこの宇宙、そしてすべてを抹殺する。その暁にはダーレクの理想郷が誕生するのだ。

 

トルメス守備隊は魔王様の軍勢のようにすべて殺されたか・・・我の選択は正しかった。

 

マイトラスがトルメスに足を踏み入れた時にはダーレクによってトルメス守備隊は壊滅。

わずかに生き残った者が王都に悪夢の知らせを知らせることになる。

 

中央歴1639年12月8日トーパ王国 王都ベルンゲン ニーベル城

 

「この知らせはなんだ、余に対する侮辱か」

あまりにも荒唐無稽な報告に国王は自分に対する愚弄ととらえ激怒していた。

だが、国王の剣幕のにもかかわらず重臣の誰一人も国王に加わらなかった。

なぜらなら重臣たちはすでに国王に力ずくでも援軍要請を行わせると結託していたからだ。

 

彼らは前日に行われた会議によってダーレクに対抗するためには代価がトーパ王国の属国化であるとしてもパーパルディア皇国援軍要請が必要だと認識していた。

 

「陛下、残念なことに冗談ではありません。トルメス守備隊の敗残兵から本物の報告です。またトルメスの近隣の町の避難民も同様のことを申しおります。我が国はダーレクを名乗る魔獣の攻撃を受けているのです」

国務大臣はこれは冗談ではなくと国難であると伝えたのだ。

 

「我が国を襲っているダーレクという魔獣について何か知っていることはあるのか?」

 

国王は国務大臣の話に乗った。国王は大臣の話を信じたわけではない、想定される二つの国難のうち、国務大臣がすべての重臣の賛成を得て王族に反逆する国難と、未知の魔獣の襲撃のという選択のより楽な方を取った。

 

 

・人語を解する知能

 

・飛行能力を有し対抗することが不可能

 

・近接戦闘は自殺行為

 

・強力な魔法攻撃を持つ

 

・強力な魔法防壁を持ちこちらの攻撃を無効化

 

「わが軍では魔獣に対抗することは不可能です。パーパルディア皇国の援軍がなければ我が国は滅亡するほかないでしょう」

「もし、パーパルディアに援軍を要請することを断ったらどうする?」

「その場合は、陛下にはしばらく休養を取ってもらうことになります」

 

皇国の監察軍を退けた日本国の参加を条件に国王は提案を了承した。

この会議をもってトーパ王国の権力は重臣たちの評議会へと移り

トーパ王国はパルパティアと日本国に派兵を求めた。

 

 

中央歴1639年12月9日 パーパルディア皇国 皇都エストシラント 第3外務局

 

「なるほどな、トーパ王国は我がパーパルディア皇国の属領になるということだな。

よい判断をした、我が皇国軍に将来の繁栄は間違いない」

 

トーパ王国の外交官を迎えたのは本来であれば迎えるはずのない皇女レミール。

彼女がなぜこのようなことをしていると彼女を皇妃に迎え入れる際の箔づけとして

トーパ王国の併合を実績あたえようとした皇帝ルディアスの意思が働いていた。

 

「だが、なぜ文明圏外国の日本にも援軍を頼んだのだ?皇国の力を試しているのか!!」

 

監察軍の愚か者どもめが。あ奴らの愚行のせいでトーパ王国ごときにすら我が皇国の力を甘く見られるようになった、やはり近いうちに観察軍の粛清と日本に対する行動を起こさねばな。

 

レミールはダーレクのことを全く考えていなかった。これは皇国人にとっても同じことで

トーパの援軍は考え方による違いはあっても日本に関することが主目的であり

ダーレクなぞは皇国の力を見せつける絶好の対象としかとらえられていなかったが

日本への力の誇示のためにトーパ王国への救援には15万もの大軍が用意された。

 

 

 

中央歴1639年12月11日

 

 

 

日本国はトーパ王国からの援軍要請を受託しダーレクを有害鳥獣駆除を名目に海外派兵を決定した。

この後のことを思えば、その魔獣のことをよく調べるべきであった。

 

しかしながら自衛隊が困っている国を助ける姿はマスコミ受けもよく国民も好意的に受け取っていた

そのうえ日本は異世界に来てから負け知らずであったことがこの軽率な判断下す原因となったのだ。

 

とはいえトーパ王国から情報はダーレクを無敵の怪物と伝えている点とパーパルディア参加との情報の結果、オペレーションモモタロウに参加する部隊は普通科中隊と支援としての戦車小隊が含まれることになった。

 

中央歴1639年12月12日

 

死の町と化したトルメスのにおいにつられてゴブリンの群れが次から次へと市内に入ってゆく。

彼らは食料をもたらすダーレクの傘下に入り新魔王軍が誕生した。

 

「ダーレク様、多くのゴブリンがあなた様の配下につきました。これからは何をなさいます?」

 

兵士にとって、町に集まったゴブリンは労働力にかろうじて使える存在に過ぎなかったが

一個体としてとして行動するよりも多くの選択肢を与えるのも確かだった。

 

「労働力ハノ拠点ノ構築ニ使ウ」

「拠点の構築?」

「ダーレクノ決定ハ絶対ダ質問ハ許サレナイ」

「わかりました、ダーレク様」

 

兵士にとってゴブリンの戦力は無いのと同じであり、戦闘に参加させる代わりに労働をさせる

方が効率的である。との考えを持っているがそのことを伝えるのは同じダーレクであって

マラストラスのような劣等種族はダーレクの命令に従っていればいいのだ。

 

労働力の課題は解決した結果、構築される拠点の防衛に関しての地峡に住む全生命体の隷属または

抹殺への行動に移せる。兵士の予測では敵の軍勢は再びトルメスを奪還しに来るであろう。

その間防衛を強化し、やってきた敵を撃破し技術、情報、労働力を手に入れる。

 

それぞれの思惑の元トルメスの戦いは始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

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