グランツーリスモ×ウマ娘のMADで思い付きました
そのタイミングで首都高バトル系の動画観てたのでこうなりました
首都高…それは鉄の
ウマ娘…彼女らは闘争心が強い余り、「ウマ娘」としての現役を終えても尚、レースと名がついてる物に進む。
それは車に乗ってレースをするのも含まれる―
これは、一度墜落してしまった元最速のトレーナーと車に魅せられたウマ娘との記録である…
俺はある日、事故を起こした。
それもただの事故ではない。
200㌔を超えたハイスピードクラッシュ。
俺は『
愛車は燃え、俺は数年間病院で過ごす事になった。
ニュースで見た愛車はあられもない姿になっていた。
その日を境に、首都高は変わっていった。
強まる規則、世間からの冷たい目、実力がある者は降りてゆき、実力が無い者が溢れる。
退院する時にはもう、廃人となっていた。
そのまま死んだように生きて、いつの間にか死んでゆくー
…はずだった。
ある日、テレビを死んだ目で観ていたら、『ウマ娘』の映像が流れてきた。
彼女らが走っている姿はまるで…
そこから、トレーナーになるまで早かった。
勉強はまぁ…殆ど車の事以外は覚えてないからな。
覚えが早かったよ。
様々な資格も取った。ウマ娘関連の驚異的な知識や熱意もあった。
そして合格、4月にお会いしましょうと、メールが来た。
その時は、とても、とても、嬉しくて思わず叫びガッツポーズをした。
こんなに感情が出るのは何年振りか…
そして俺は嬉々としてトレセン学園のトレーナーとなり(正確にはまだ見習いサブトレーナーだが)、活動し始めた。
数年後…
「今日のトレーニングは終わりだ。それじゃ解散!」
俺はスペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、サイレンススズカ、ライスシャワー、キングヘイローの6人の担当をしていた。
そう言われても尚、ターフに残り続けるウマ娘がいる。
「トレーナーさん、まだ走ってもいいですか?」
「私もまだ、走り足りないんだけど?」
サイレンススズカとキングヘイローだ。
この二人は担当してるウマ娘の中でも走りたがり屋で、何時もトレーニング後にも走りたいと言う。
そしてそれに触発されて、
「わ、私もまだ走りたいです!」
「私もデース!」
「私も、走りたくなってきちゃいました…」
「私ももっと走りたい、お兄様!」
こうなる。
このままトレーニングを続けてもいいのだが、翌日に疲れが持ち越して翌日のトレーニングに影響が出でしまう為、止めさせる。
「今日は休んどけ、結構キツいトレーニングしたんだからちゃんと休まないと体に毒だぞ。…明日ならいいから」
俺がそう言うと『はーい…』と彼女達は寮に帰っていった。
「さて…俺も帰るか」
にしても今日はいい夕日だ。…今夜も一周だけ流すか…
一周だけ走らせれば良かったかなぁ…
「クッソ、色々してたら夜になっちまった。ねみぃ…」
と、欠伸をし「トレーナー寮に移ろうかな」と思いながら駐車場に向かって歩く。
俺は都内の首都高近くのガレージのある小さな家に住んでいて車で通っている。
大体のトレーナーは担当ウマ娘にもしもの事があった際、直ぐに駆け付けられるようにだとか、トレーニングメニューを寝る直前まで考えられるだとか、色々ある。
なんか、偶にウマ娘がその寮に凸って痴情を起こすだとかの事件とかもあるがそれはどうでもいいとして。
じゃあ何故その寮に住まないのかと問われると、一般の人には答えにくい。
強いて言える事と言ったらちょっとした
「やっとついた…」
と言い、愛車のスバルインプレッサGDB(通称鷹目インプ)のドアにキーを挿し、ドアを開けバケットシートが付いた運転席に座り、そしてエンジンを…かける。
ブルォォオン!!!
改造された水平対向ボクサーエンジンの唸りと同時に、草むらから悲鳴と思えるような声がする。
「…誰かいるのか?」
俺は車から出て、草むらに聞くと…
「が、ガォー!と、虎デース!」
「…エルだろお前」
何処かの書物を真似したのか分からないが、ウマ耳の生えた虎は今の所発見されてない。そして、語尾の「デス」。
間違えなくエルコンドルパサーだろう。
「せ、正解デス…」
と、エルコンドルパサーが出てくると、もう二人も出てきた。
「こ、こんばんは。トレーナーさん」
「こんばんは、トレーナーさん」
スペシャルウィークとグラスワンダーだ。
「…お前ら、ちゃんと外出許可は取ったのか?」
「ええ、勿論」
とグラスが答える。
次はトレーナーが「なんでまたこんな夜に?」と質問する。
今度はエルが「毎日毎日、夜に爆音鳴らしながら家に帰るのは誰デース?」と言う。
「つまり、俺の車が気になったと」
「「「はい!」」」
トレーナーは思わず頭を抱えて反省した。
ウマ娘はヒトよりも何倍もの五感が優れているので駐車場から寮まで遠くても聞こえてしまう、という事を忘れていた。
「…まぁ、とにかく…乗ってくか?お嬢さん方?」
ブォォォォォ…
俺はいつも首都高を法定速度内で走っている(たまにそうじゃない時もある)。だが今日は…
「わぁー…!」
「スぺの目、キラキラしてるデース!」
「スペちゃんにとってはあんまり見た事が無い光景ですし、私もあんまり見た事が無いですしね」
俺は彼女らに首都高を走って楽しんでもらった後、寮に戻らせる事にした。
それだけならたづなさんにも言われないはずだ。…多分
◇
「ここが有名な湾岸線だ。スペ、こんな広くて長い道なんて都会にないと思っただろ?」
「はい!おかぁちゃんもビックリするかなぁ…」
「ただ、お前の地元と違うのは空中に浮いてることで―」
と言おうとすると、
「トレーナーさん!後ろ!」
とグラスに言われ、振り向くとそこには…
「パッシング…?」
R35がライトを点滅させ、パッシングをしてきていた。
「こ、これが『煽り運転』とか言うやつデスか!?」
「半分正解、半分不正解だ。エル。コイツは…」
コイツが何をしたいかはよく分かる。
ただ
ピカッ!ピカッ!
「…クッソ、諦め悪いな…」
「通報しますか?トレーナーさん」
「いや、いい。
「えっ?それはどう言う…」
「全員捕まってろよ!」
次の瞬間、アクセルを全力で踏む。
「「きゃ!」」「ぐっ!」
すこし、空転しながらも前へ進んでいくインプレッサ。
そしてスピードを上げても尚、真後ろに付いてくるR35。
ブォォォォ!プシュー、ブォォォォ!
ギアを上げ、メーターがどんどん「300」に近ずく。
湾岸線を駆けてゆく2台。そして海底トンネルへと進入していく。
ここで、R35がスリップストリームから抜け、右に並んできた。
(これは大井JCTで仕掛けて来るつもりか?なら…受けて立とう)と、同乗者の事も忘れ考える。
そしてそれから1分も経たずにトンネルから抜ける。
緩くキツい左の後、狭い大井JCTに2台並んだまま突っ込む。
ブォォォォォ!!
ブォォォォォ!!
エンジン同士が、共鳴する。
キキー!
イン側にいたR35が下がって行く。
勿論、下がっている訳ではなく減速、つまりブレーキを踏んだと言う事。
「そのマシンならもう少し攻められるはずだが…残念だな。お手本を見せてやる」と喋った後、フルブレーキング。
そしてコーナー出口で体制がすこし斜めになる。
その瞬間、
キュルワァァ!
アクセルを思いっきり踏み、ドリフトしながら抜けていった。
羽田線に合流する頃にはもう見えなくなっていた。
そして、呟く。
「やっちまった…」
~翌日~
ブロロロロロ…
「おはようございますたづなさん」
とニコニコ笑っているたづなさんに挨拶する。
こわい。
「おはようございますトレーナーさん。昨日はお楽しみだったようですね^^」
「は、はぁ…」
「朝からウマ娘達の話題に上がっていますよ?」
「」
あの後、3人を帰らせ「あんまり周りに言いふらすなよ?」と釘を刺しておいたんだが無意味だったみたいだ。HAHA
「さて、今から理事長室に…」
と、俺が連行されかけようとした時に
「ちょっといいかなたづなさん」
「あら…会長さん」
「ルドルフ…」
シンボリルドルフが乱入してきた。
トレーナーの名前は分かる人には分かる
分かんない人も結構後に分かるから大丈夫だよ!()