と言っても、次回から本格的にウマ娘達のバトルが始まるんですけどね()
更新が遅かったのは展開を考えていたのと、やっと購入したGTAオンラインをやっていたからです。
やっぱりGTAOのカスタムは…最高やな!
~首都高…銀座線~
ブォォォォ!
「やっぱり…付いてくる!」
スペシャルウィークはR34で飛ばしていた。
その後ろに迫るのは…
「エルコンドルパサーの目からは逃れられまセーン!」
旧式の911ポルシェで追いかけるエルコンドルパサー。
「…そこです!」
銀座線から江戸橋へ、左に行く所で外から差しに来るグラスワンダー。
「えっ!?」
「ケ!?」
「攻めが甘いですよ。二人とも」
そして出口で前に出るグラスのスープラ。
それと同時に合流する、セイウンスカイのGC8とキングヘイローのS2000。
「おー、グラスちゃんやってるねー」
「スカイさんこそ…その感じだとキングちゃんは―」
無線を遮るようにキングヘイローが話しかけてくる。
「待ちなさいスカイさん!ちょっとした並走のはずなんだけど!?」
「だって私『逃げ』の脚質ですし」
「そんなに苦戦してるんですか?」
「特にここのカーブが連続してる区間はね…掴み所がないのよ」
「それじゃあ…差しがいがありそうです♪」
「おっ?これはグラスちゃんが本気になったかな?」
「エルこそが先頭デース!」
「車がいっぱいい…」
「キングである私を忘れないで!」
◇
一般通過ギャラリー君の一言
「黄金世代ってここでも速いんだな…」
~C1内回り~
「…やっぱりここの景色もキレイね。ずっと走っていたいけど、自分の脚でターフも走りたい…分裂出来ないかなぁ」
と意味不明な事を言いながら気持ちよくNA1のリトラクタブルNSXを走らせているのはサイレンススズカ。
「…ん?何か後ろから…」
ルームミラー越しに見えたのは、ランボルギーニ・カウンタックとそれに追われてる10年式のGRBインプレッサだった。
「…嘘でしょ、あれって…」
スズカは知っている。搭乗してるウマ娘は逃げ切りシスターズと言う、アイドルグループみたいなのの内の二人が乗っている事を。
「…カウンタックかぁ…でも先頭の景色は譲りたくないし…」
「あ!スズカちゃん!丁度いいところなの!」
ブォォォォ!
VTECが唸り無慈悲にアイネスフウジンから離れていくスズカ。
「も、もう帰りたいの…」
「お!スズカちゃん飛ばしてるわねー!私もまだまだ行くわよー!」
◇
一般通過ギャラリー君の一言
「マルゼンスキーは昔からここだと複数戦だと差しでやってるよな。今日もイケイケでインプとNSX追ってたし」
~学園駐車場~
「今日はありがとうミホノブルボンさん!」
ライスシャワーが頭を下げて感謝する。
「いえ、私も私で走行に磨きがかかりました。こちらこそ感謝します」
それに応えるのはサイボーグと言われているウマ娘ミホノブルボン。
「それにしても凄いねブルボンさんのクルマさん…!」
ミホノブルボンの後ろにある黄色く平べったい車両を見て目をキラキラさせるライスシャワー。
「マクラーレンP1の事ですね。…検索結果を発表、説明します。マクラーレン・P1(ピーワン、 McLaren P1 )は、マクラーレン・オートモーティブが開発したスーパーカー」
「ストップ!ストップ!」
「説明を中止します」
何回も聞いた説明を止めるライスシャワー。
「やっぱりブルボンは凄いなぁ…」
「その車を乗りこなす貴方も相当凄いと思います」
「えっ!…ありがとうブルボンさん!」
「いえ…今日もこんな時間です、明日も頑張りましょう」
「うん!明日も頑張るぞー…おー!」
◇
一般通過オタウマ娘
「尊い。死ぬ」
~首都高…辰巳PA~
「クソ~…途中でメジロのフェラーリの邪魔が無ければオグリとクリークに勝てたのになぁ~…」
「でも、あのペースだとタマちゃん途中で垂れてたと思いますよ~?」
「それに、その前にパンクしてしまったからな。…クリーク」
「はい、オグリちゃん」
スーパークリークがオグリキャップに食べ物を渡す。
「…と言うか何食べてるねん!スーパークリークもなんで持ってたんや!てか…」
2人のマシンを見てタマモクロスはまた声を上げる。
「オグリのRX8は分からなくはない。でもな、クリークのステージアはなんやねん!それ首都高走る用のやつやないやろ!」
「でも、家族乗り共用でって人も多いですよ?」
と反論するクリーク。
「…同乗者いないやん」
「これからかもしれませんし、タマちゃんとか乗せるためですし、現にスペアタイヤ交換で機材を載せてたからよかったじゃない」
「いやそう言う事じゃなくてなぁ…」
どこまでも保護者を遂行するクリークに呆れるタマモクロス。
「…とにかく、ウチのZのスペアタイヤ付けてくれてありがとな」
「お易い御用ですよ~」
「なぁタマ」
「なんやオグリ」
「お腹すいたし降りるか」
「…もう疲れた…」
オグリキャップにも呆れるタマモクロスだった。
◇
一般通過ギャラリー君の一言
「あの3人純正だよな?なのになんであんなに速いんだ…」
~少し戻って…新環状~
フェラーリ三台が追走し、アザーカーを抜けていく。
「流石ライアンですわね…私を追いかけるパワーもありながらその大きな車体でするすると走りますし…」
メジロマックイーンの488に張り付くのは599に乗ったメジロライアン。
488やF50という平べったい車体じゃない上に性能も少し劣っている為、ついて行くのは中々に大変である。
「ですがライアン、少し無理をしてるのではなくって?」
そう言った瞬間、メジロマックイーンが更なるスピードでコーナーを攻める。
「ま、まだあんな速く…!」
実はメジロマックイーンは見抜いてたのだ。
ライアンがついて行くのに必死だったことを。
所謂、タイヤの使い過ぎである。
軽量でMRで200㌔以上で巡航するように造られた488とF50に比べ、599はFRのスポーツカー。
スポーツ走行でのスピードも二台より一段階低いような造りなので、ノーマルの状態で首都高でトントンで走るには相当タイヤを使い込みロスの無い走りをしなければならない。
そうしてれば必然とタイヤとドライバーの神経は通常より速くすり減って行く。
「ぐっ…
ドーベルのF50が迫り今にも追い抜きそうになった時だった。
「…ん?前が…詰まってる?」
メジロマックイーンはタマモクロス、スーパークリーク、オグリキャップにエンカウントしてしまった。
「メジロの嬢さん方、フェラーリで首都高を制せると思ったら大間違いやで!さぁ、う゛ち゛と゛や゛ろ゛や゛!」
「…まだまだ勝負はお預けだね、マックイーン」
…その後のタマモクロス一行は言うまでもないだろう。
◇
一般通過ギャラリー君の一言
「メジロ家、銀座線からずっとハイペースだったらしい…凄いな、ステイヤーは」
長い上に更新が遅くなってるので一旦区切ります。
誤字脱字報告ありがとうございます!