ウマ娘~首都高バトル~   作:ZERO1u

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(岡山国際サーキットはHパターンシフトの練習にしやすいと聞いたので)初投稿です
今はドリフト禁止らしいですね


貸切コースでトレーニング

ブロロロロロ…

 

ブォォォォォ…

 

バスの中からインプレッサが走行しているの見たウマ娘達は、「あれがあの?」「そうそう!カッコイイなぁ…」「私も乗ってみたーい!」

と声が聞こえる。

 

「フン!」

 

「なんで胸を張ってるんですか?エル?」

 

「トレーナーさんの車に乗ったのは私たちだけデース!威張れるデース!」

 

「それなら私も…」

 

「…ホントに胸張ってますカー?ほら、こうデース!」ポヨン

 

「…エルは斬られたいんですか」

 

「なんか怒ってるデース!鬼になってマース!ヘルプミー!」

 

「…後ろ大丈夫かな?」

とライスはエルを心配するが、

 

「いつも通りですよあの二人は。放っておきましょう」

とキングが止める。

 

「ねぇねぇキングちゃん!」

左側の椅子からハルウララが聞く。

 

「今日ってどこ行くの!」

 

「ウララさん聞いていなかったの!?…まぁ今回は特別にこのキングヘイローが教えてあげるわ!」

 

「やったー!ありがとうキングちゃん!」

 

「オホン!…これから私達はとあるサーキット場に行きます」

 

「えっと、バ場じゃなくて?」

 

「そうです。シンボリルドルフ会長と私達のトレーナーが理事長に頼んで行く事になったのはご存知でしょう?」

 

「あ!だから会長さんも乗ってるんだ!」

とハルウララは振り向き、トウカイテイオーに絡まれてるシンボリルドルフを見た。

 

「でも本来だったら急に合宿先を変えるなど、有り得ません。色々ありますし」

 

「じゃあなんでー?」

と当然の言葉が返ってくる。

 

「それはですね、トレーナーがとある方…そのサーキット場関係者の人とたまたま知り合いで格安で講習、コース貸切にしてくれたのです」

 

「すごーい!」

とハルウララが声を上げると、

 

「そう、私のトレーナーは一流だからもうアポをとっていたの!このキングの為に!」

 

「キングさん、皆の為だと思う…」

とライスはツッコむ。

 

「と!に!か!く!今年はサーキット場を貸切にしてその上、車も運転してそこから学びを得るという合宿よ。ウララさん分かりましたか?」

 

「うん!すっごく分かった!」と笑顔で答える。

 

「ふふ、それは良かった…あ!見えてきたわよ!」

キングヘイローの声を聞いてウマ娘達の目が一点に集中した。

 

 

「何故だ…」

 

俺はインプを運転しながらそうつぶやいた。

 

「なんでわざわざ遠い所に呼び出すんだよ()()()は…」

 

実はここまで飛行機で来た訳では無くずっと移動してたのだ。

途中シャワーを浴びるためホテルに寄り、今日で移動2日目。

 

「空輸が高いからってなぁ…」

ウマ娘とその担当トレーナー達は飛行機で行かせろよと思う。

 

まぁ彼女は俺の存在を疑ってたからな。

指定してくるのも仕方ない。

 

「やっとか…」

 

と目的地に着き安堵する一方。

 

「正直指導側に回るの面倒だなぁ…」

と、見えている未来にもう嫌気が指したのであった。

 

 

ザワザワ

 

「はーいそれじゃぁ並んでー」

と全体的な引率の人が指示する。

 

「えーと今回は、講習の先生も居るのでちゃんと敬意を持って…」

と、引率役が色々言っている中、

 

「あなた方がトレセン学園のトレーナーさん達ですか?」

と女性が俺達に聞いてくると、

 

「あ、貴方が今回の…」

 

「はい、そうです」

 

「あ!そうでしたか!私の名前は…」

と次々に名刺交換とお辞儀が行われる。

 

だが俺は手をポッケに入れたままだった。

だって、もう嫌という程知ってるから。

 

「それでは今回の講習の方です。ではお名前を」

丁度終わった所で自己紹介が回った。

 

「私の名前は黒江 世津子です。黒江と気軽に呼んでください」

 

 

「ほんといきなり連絡を寄越したと思ったらトレーナーになっててしかもウマ娘に自分の運転を見られてそれに触発されてここに来るとは…運命って面白いわね」

とさっきの女が言う。

 

「うっせぇ。あと、ここでは間違えても()()()では呼ぶなよ」

 

「あなたこそ」

 

「『FR信者おばさん』がお前の二つ名だろ?」

 

「は?まだピチピチですけど?FR信者にしてやろうか」

 

「おーこっわ、さながら妖怪だな」

と一昔前の流行物を思い出す。

 

「あなたの運転技術の方が余っ程妖怪だと思うけど?」

言い返された。

 

ちなみに今歩きながら喋っているのはサーキット場に歩いて入る為。

 

なんか感動させたいらしい。

 

チラッと後ろを見てみる。

 

「…」ニブニブニブ

 

ル…ナ*1の視線が怖い。

 

「…あれってシンボリルドルフでしょう?何故あなたに怖い目線を向けてるの?」

流石に気づくか。

 

「いや…よく分からん」

 

「まぁ…私は分かるけど?」

 

「へ?」

教えてくださいなんでもs

 

「あ、教えないわ。それは自分で気づかないと意味が無いもの…これって女子に言う言葉よね…」

 

「…なぁ教えてくれよ。最近ホントに怖すぎて…」

 

「FR勝負で勝ったらね」

 

「チッ」と舌打ちをしてヤツから離れシンボリルドルフの所に行く。

 

「トレーナー君お帰り。あの女は何?どんな存在なんだい?」

 

「なんでもないただのおばさんだ」

 

<殺すぞ

 

前から声がする。

 

「トレーナーさん!ダメですよ講習先の先生にそんな事言っちゃ!」

とスペシャルウイークが言うが

 

「だってFR厨拗らせて彼氏いたのに別れて未だに結婚出来てないやつだぞ。行き遅れババアっていっても怒られねぇよ」

 

「4駆キッズは黙ってましょうね~^^」

 

「あ?」

 

「な、なんの話してるデース…」

 

ウマ娘達は俺達が喧嘩している理由が分からないらしい。

多分駆動方式が分からないのだろう。

 

「あー…それは後で分かるさ」

今回の合宿は座学もある。

何時もなら砂浜でクイズ大会なんだが。

 

というか車の事学んで何が(ウマ娘にとっての)走りに繋がるのか?

コレガワカラナイ

 

「…さて、皆さん着きましたよ!」と言われ、みるとそこには…

 

『わぁ…!』

 

ホームストレートに並んだ沢山の講習用マシンが置いてあり、周りには山々の自然に囲まれている。

 

サーキット場の観客席というのは意外と景色がいい。

競バ場の観客席と同じで。

 

こんなに自然がある所に来るのも彼女達にとっては久しぶりだろう。

 

「もしかしてあれが、ですか!?」

と、一人のウマ娘がコース上にある車を指さす。

 

「ええ、そうです。あれが今日から運転する貴方達のマシンです」

*1
ルドルフと言いかけてルナと言ってる




今回出てきた女性も分かる人には分かるかと
FR信者の女性ってだけで答えが出てるようなもの
評価、お気に入り登録本当にありがとうございます!
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