終末のワルキューレ Servant of Ragnarok 作:マイスイートザナディウム
決着までまだ掛かるので次回を決着にします。
今回は自分なりの英霊宮本武蔵を書けたらなと思い書きました。
まぁちょっと本家武蔵ちゃんと比較するとあれかもですが…
それではどうぞ!!
宮本武蔵は生まれながらの
とは言え万能の天才という訳ではない。
では何に掛けて天才なのか?
答えはシンプルである。
それはーーー
彼女は生涯ーーー
『五輪書』には13歳で初めて新当流の有馬喜兵衛と決闘し勝利し、16歳で但馬国の秋山という強力な兵法者に勝利し、以来29歳までに60余回の勝負を行い、全てに勝利したと記述される。
この伝承からサーヴァントとなった宮本武蔵は剣術においてはどのセイバークラスのサーヴァントよりも〝技〟に掛けては群を抜いている。
「よーし、今回も生き残ったわね!うどん食べに行くかっ!」
本来の彼女であれば命のやり取りは面倒でしかなかった。
理由は単純である。
それは自分が
どんな相手に挑まれようとも彼女は負け無しだった。
故に
だが召喚された直後の彼女は憂鬱だった。
速い話ーーー
彼女は
第一回戦終了時まではーーー
『ラ…
一回戦闘士ジャンヌ・ダルクの敗北は英霊達に様々な感情に駆り立てた。
「ジャンヌちゃん…」
初代女王は友の死を悲しんだ。
「あの聖女様…負けちゃったね?」
人類代表として召喚された幼子はつまらなそうに呟いた。
「かの聖女でも勝てぬか…ふむ」
暴君と名高い少女皇帝は考え込む。
召喚されたサーヴァント達はそれぞれの思いを募らせる。
だがそんな中ーーー
彼女だけは違った。
「………」
無言だった彼女はこう思っていた。
「今までこんな状況無かったよ…勝てる気がこれっぽっちも湧かない相手なんて」
故に彼女はこの戦を楽しんでいた。
生涯一度たりとも負けた事が無い彼女にとってこの状況は新鮮だったからだ。
「…でもそう言ってられない…これは私だけの問題じゃないからね…私だけの問題なら負けても全然良いんだけど…人類背負ってるからなぁ~」
武蔵は頭を掻いた。
「さてと…乙女の脇腹抉った借り…返させて貰うよ」
武蔵が動いた。
武蔵は刀を振る。
それをポセイドンは機械的にかわし、槍を撃ち込む。
本来であればそれで死合いは終わりの筈だった。
だがーーー
キィン
ザシュ
「ッ」
武蔵の一撃はポセイドンの頬を掠り、傷を付けた。
「ば…バカな…ポセイドン様が傷を!?」
「へぇ 驚いたな…あのポセイドン様が」
アレスとヘルメスは驚いていた。
「
「掠っただけかぁ…でも…やっと目が合ったわね色男」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ポセイドンは武蔵を睨み付けていた。
「宮本武蔵…あれ程の英霊でちたか」
「そりゃそうだよ紅先生 あの武蔵ちゃんだよ?勝てない相手なんて居るわけ無いよ…相手が神様でもね」
紅閻魔は武蔵の剣技を褒め、刑部姫は自分の事の様に誇った。
「懐かしいなぁ…武蔵ちゃんの剣術を見るの」
刑部姫はかつて自分を城から引きずり出そうとした武蔵を思い出す。
「海の神様…いくら神様だからって…構えすらしないで武蔵ちゃんの剣術を捌けるとか思わない事だよ…
ワァァァァァァァァ
武蔵の一撃が人類側に希望を与えた。
(いける…いけるっス!!フリストお姉さま今度こそ…今度こそ人類に一勝を!!)
「にしても…重さ 切れ味 両方とも申し分なし」
×
ギュ…
「〝無銘金重〟は違うけど…〝和泉守藤原兼重〟ーーーこれの
「……」
ス…ザッ
ポセイドンの行動に神々は驚愕する。
「な…なんてこった信じられねぇ 神の中の神…あのポセイドン様が自ら動いたぁぁぁ!?」
スッ
「ッ!」
ドドドド
ポセイドンからの突きの嵐
「荒れ狂う波濤の如きポセイドン様の突きをかわし往なすぅぅ!!武蔵ひたすらかわし往なすぅぅ!!」
「す…凄い 武蔵にはあのポセイドン様の槍が見えてるんスね!?卑弥呼並みに目が良いってことっスか?」
「…あれはスキルだな」
ゲルの疑問にネロが答える。
「ス…スキル?」
「うむ…スキルとはーーー」
「サーヴァントの持つ能力のひとつです」
ネロが解説しようとした矢先にブリュンヒルデが答える。
「余の解説に被せるな!」
「サーヴァントが用いる固有スキル…英霊宮本武蔵は保有する三つのスキルをフル活用しているようですね」
英霊 宮本武蔵のスキル
一つ目は第五勢(A)
二刀の刀の利点、威力を最大限に発揮する構え。
剣の思うまま、状況の流れるままに戦う二天一流だが、強敵と対した時、運命と対した時のみ己を静め、剣心を零に落とし、構えを取る。
二つ目は天眼(A)
天眼は「目的を果たす力」とされる。
一つの事柄を成しえると決めたらその成就のために全身全霊を傾け、必ず達成するもの。
自己の全存在を視線にのせ、目的に投射するもの、といっても良い。
武蔵の場合は『その場所を斬る』事にのみ天眼が向けられる。
たとえば『相手の右腕を切る』と決めたが最後、あらゆる手段を講じて右腕を切断する。
それは最適解としての斬撃、『無駄のない、時間と空間をねじ伏せる一刀』となる。
『目的達成の為の手段』を『一つに絞る』力。
無限にあるべき未来を『たった一つ』の結果に限定する、極めて特殊な魔眼と言ってもいい。
三つ目は無空(A)
剣者が到達する最高の位。
究極の境地。
無空なるが故に無敵。
これ捉える者、無限の境地に達した剣者のみ。
多重次元屈折現象を用いた斬撃であれ、無空なるものは捉えられず。
「これら三つのスキルを活用することで宮本武蔵はある
(知ってる これも…これも…それも…みんな!!)
バッ
「……」
「ハァ…ハァ…何?…終わり?」
ワァァァァァァァァ
「神の動きすらも予測していると言うのか…」
「えぇ恐らくは」
ヘルメスの言葉にアレスは戦慄する。
「何なんだ一体…極致に達した人間というのは…」
「どうしてこう…揃いも揃って…わっくわくさせてくれるんだ」
ロキは笑っていた。
「……フッ」
「ん」
「♪」
ピュー
(これって…口笛?)
ザワザワ
「あ…あれは…」
ヘルメスは思い出した。
ス…
(来るか…次は…
ボッ
「なっ!!」
武蔵は驚愕する。
(
ドッ
ザシュ
「カハッ」
「………どうした」
この時ーーー
神が初めて人間に向けて言葉を発した。
「余の動きを読んでいる……のではなかったのか?雑魚が」
「ポ…ポセイドン様の
「…フフッ いやぁ恐れ入ったわ」
ガシッ
武蔵は刀を握り直す。
(こんな簡単に
うおおおおおおおおおお
良いぞ!!
流石
人類ごときがいくら修行しようと敵う訳がねぇんだよ!!
G・O・G!!
神側からのGOGコールが成り止まなかった。
「……」
武蔵は苛立っていた。
(傷に響くから静かにして欲しいんだけど…)
「……」
ピキ
するとポセイドンが威圧を掛けた。
ヒィッ
バカはしゃぐから…
目ぇ合わせるな滅せられるぞ
「ほう…これが海の神の威圧か…中々ではないか」
ネロは強がっているが若干震えていた。
「マジ半端ないっス」
シーン
「ふん
「いやぁ個人的にはありがたいけど…何さおっかない…仲間の声援位素直に受けたら?」
「…仲間だと?」
「ん?」
「神は群れぬ…神は謀らぬ…神は頼らぬ…それこそが神
「……」
武蔵は悲しそうな顔でポセイドンを見つめていた。
「なにそれ…神様って……随分…哀しい
この言葉がポセイドンを動かした。
グラァ…
「ッ!」
「消えろ」
ガガガガガガガガガガガ
「ら…雷雨の如き突きが降り注ぐ!!ポセイドン様が一気に仕留めにかかったぁぁぁ!!」
「なんという凄まじい突き!とてつもなく速い…!!」
アレスは驚いていた。
「速いだけなら先読みでかわせるでしょうが…今まであの人間に読めていたものは精々ポセイドン様の思考の
まして人間になど…
ガガガガガガガガガガガ
「クウッ!」
武蔵は必死に突きを往なす。
「ぐぬう…!!」
「ぬぬぬぬ…!!」
ブリュンヒルデとネロは力んでいた。
「む…武蔵負けるなっス!!」
闘えば闘う程進化するーーー
「これも これも みんな知ってる!!」
それがーーー
「バカな…再び先を読みはじめているのか!?あの
アレスは気付いた。
最早、宮本武蔵の剣はーーー
人類が達しうる領域を超えーーー
神域へと近づいていた事を
(次は…
だが不運な事にーーー
相手はポセイドンであった
ヒュ
「な…ッ」
寸での所で武蔵は突きを避ける。
(予測の完全な死角から…!!)
ガガガガガガガガガガガ
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャ
互いの怒濤な攻防が続く
(追い付いても追い付いても…届いたと思ったら突き放される…遠い…遠すぎる…
武蔵にはポセイドンの実力が深海の深さに見えた。
(だけど…私だってもがくよ!!)
ガガガガガガガガガガガ
ギャギャギャギャギャギャギャギャ
(見えた!!)
武蔵は一瞬の隙を見つけ斬り込む。
しかしポセイドンはかわす。
「フン」
(いや…!!)
ガッ
「あれは逆手!」
「武蔵ちゃん!」
紅閻魔は武蔵の動きに驚き、刑部姫は祈る。
(届く!!)
勢法五法之太刀
中段
決死の一撃をポセイドンが難なくかわした。
「ッ!?」
ズバッ
プシャア
「カッ」
「図に乗るな
ドサッ
武蔵は倒れた。
「武蔵ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」
刑部姫が叫ぶ。
「な…なんてこった ポセイドン様の
「…終わったな」
「……」
神側も人類側も武蔵の敗北を確信した。
だが
この少女だけは違った
「何寝ているでちか!!」
紅閻魔が武蔵に向かって叫んだ。
「紅先生…」
「お前様はこんな所でくたばるような者でちか!閻魔亭でしでかちた迷惑行為の様にのさばるのがお前様でちょう!さっさと立ち上がるでち!!お前様を信じているあちきの生徒を泣かせるな!!それでも英霊宮本武蔵でちか!!」
「……」
すると倒れた武蔵が起き上がった。
「…参ったなぁ…そんな風に言われちゃ…易々と寝れないね」
「た…立ち上がったぁぁぁぁぁぁ!?この女!ポセイドン様の一撃を諸に受けて立ち上がりやがったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ふらふらに成りながらも武蔵は立った。
「ねぇ海の神様…ちょっと聞いてもいい?」
「…………」
ポセイドンは無言だった。
「素振りしてたら夜が明けてた…なんて事ない?」
「……ーーー?」
「間接的とはいえ…己を強くしてくれた相手に…感謝の涙を流したことは?…死合った相手に…敬意を払ったことは?」
ザッ
「……」
「…いいや…ごめんね…あるわけないよね?」
武蔵は笑っていた。
「……」
「…
ジャキッ
「誰の思いも背負った事の無いあんたごときに私が負ける訳にはいかないのよ!!」
「それでこそ…英霊でち」
「武蔵ちゃん……武蔵ちゃん!!」ポロポロ
「…行くよ神様…こっからが…本番だ!」
武蔵は構えた。
はいという事でコミック第四巻分終了です。
武蔵ちゃんの刀調べるの大変だった…自分歴史苦手でfateから歴史学んだ感じなので…史実と違う点がいまいち分からないでいる訳ですが…
これで合ってるかな二天一流…
間違ってたら御免なさい!
さて次回がいよいよポセイドンVS宮本武蔵 決着です!
最後には第四回戦を少しだけ添えようかと思います!
次回もお楽しみに!!
それでは!!
第五回戦シヴァと戦って欲しいサーヴァント
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ベオウルフ
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牛若丸
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ネロ・クラウディウス
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クー・フーリン