終末のワルキューレ Servant of Ragnarok 作:マイスイートザナディウム
はいどうも~マイスイートザナディウムです!
ようやく書けました。
ジャックの過去は次回に書きたいと思います。
お気に召されたら幸いです。
それではどうぞ!
シュン シュン
ジャックは笑いながらヘラクレスに無数のナイフを投げ付ける。
「アハハハ どうどう?これ避けられるかな!」
ヘラクレスは避けるどころかナイフを棍棒で凪ぎ払う。
「この程度で俺を止められると思ってるのか?」
「だろうね!そうじゃなきゃ面白くないもん!」
ジャックは再びベルトから包丁を二本取り出しヘラクレスへ向けて走り出す。
「ジャック・ザ・リッパーが遂にヘラクレスに直接攻撃を仕掛けるぅぅぅ!!」
「フンッ!」
ブゥン
ドスン!
ヘラクレスが棍棒を振りかざすがジャックは意とも簡単に避けた。
「アハハハ」
ザシュ
プシャア
ジャックの包丁がヘラクレスの肩に刺さった。
その光景に神側の観客席はどよめき出した。
「さ…最強の英雄に対し先手を取ったのは…まさかの連続殺人鬼!!」
「……」
ヘラクレスは肩に刺さった包丁を引き抜いた。
「人類の悪意が神の玉体に突き刺さった!!まさに神をも欺くブラフ!これが人類700万年の悪意の結晶!」
「アハハハ刺さったね!」
ジャック・ザ・リッパー!!
「でも全然効いてないみたい…残念」
ジャックはヘラクレスの反応にがっかりしていた。
「悪意の結晶…?」
ヘラクレスは引き抜いた包丁を見つめながら呟いた。
「これがお前の悪意なら…」
ググ…
メキャン
ヘラクレスは自身の握力だけで包丁を握り潰した。
「全て砕くのみ」
「へぇ……やってみなよ」
ヘラクレスの言葉にジャックはドスの効いた声で返した。
「……」
同じギリシャの神であるアレスとヘルメスは無言だった。
「あれれぇ大丈夫ぅ?」
そこにロキがやって来た。
「ギリシャさんヤバイんじゃないの?あ~んなに大口叩いたのにさ〰️〰️」
「黙ってろ」
ロキの小言にアレスが答えた。
「私はあの漢を…ヘラクレスを絶対的に信じている」
「解体の時間だよ!」
チャッ
ヒャオ
ジャックは再び無数のナイフを投げ付ける。
ガガガガガガガガ
ヒュヒュヒュヒュ
ガガガガガガガガ
「刃の豪雨が神を攻めたてるが糸も通さぬ絶対防御で全て弾き落とされる!!」
「じゃあ…こんなのどう!」
ジャックはナイフの持ち方を変えて投げる。
シュルルルル
ブンッ
ヘラクレスが棍棒を振る。
ザクッ
ザクッ
ザクッ
「ッ!」
ヘラクレスの棍棒は空振り、ナイフがヘラクレスの身体に突き刺さる。
「へ……変化球…!?」
「シャアッ」
ジャックはナイフを投げ続けた。
「
ワァァァァァァ
人類側…特に悪党達から歓声が上がる。
いけぇ二度目の神殺しだ!
そこだやっちまえジャック切り刻め!
いいぞ!!神の野郎びびってやがる!!
「フン」
アレスは鼻で笑う。
「びびってるだと?よく見ろ人間共ーーー」
ビチャン
「ッ!何で…」
ジャックは内心焦っていた。
「何で倒れないのさ!?」
ドン
「いや…防戦一方じゃない…!!いつの間にか二人の間合いが近付いている…ヘラクレスはあの猛攻を浴びながら一歩ずつ前進していた!!」
「へぇ…」
「ヘラクレスの強さの本質は剛力じゃない…神でさえ折ることが出来なかった強靭な心だ」
テーバイ(ギリシャ)
B.C.2000年頃
不屈の闘神ヘラクレスはーーー
如何にして神になったのか?
「おらさっさと離せよカストル」
「こ…これだけは この牛は母さんの薬と交換する大切なーーー」
「知るか!!」
ガッ
後にヘラクレスと呼ばれる少年ーーー
「やめろ!!」
アルケイデスはーーー
「あ…アルケイデス…く…来るな…!!」
「僕が相手だ!!」
アルケイデス
(後のヘラクレス)
誰よりも貧弱な体格をしていた
「弱いくせにどうしてしゃしゃり出て来たの」
「決まってるだろ あいつらが
カストルの問いにアルケイデスは即答した。
「僕は正しき者の味方でいたいだけだ」
誰よりも貧弱な少年はーーー
誰よりも強く正しい心を持っていた
喧嘩の時も
狩りの時も
いつ如何なる時もアルケイデスは
正しき者のために、貧弱な体で先頭に立ち続けた
狩りの後ーーー
アルケイデスは腕立てをしていた。
「ほら食べなよ」
「カストル…僕には食べる資格がない…もっと強くなって…役に立たなきゃ」
「食わなきゃ強くなれないよ」
カストルは苦笑いする。
「お~いたいた口だけヒーローさんじゃねぇか」
そこに街のごろつきがやって来た。
「へっへ聞こえたぞ」
「何だアルケイデス強くなりてぇのか?だったらよ神殿のアレ飲んでみたらどうだ?」
ゼウスの血
通称〝アムブロシア〟
それを真の勇者が飲めば不死の肉体を得るが偽りの者が飲めば即死するという伝説があったーーー
後の勇者アキレウスもアムブロシアによって無敵の肉体を手に入れたとされる
「本気にしちゃダメだよあれはただの伝説だよ」
「分かってる……いくら強くなりたくても死んでしまったら意味がないからな」
少年は道が2つあったならーーー
迷わず苦しい方を選んだ
ただ正しき者を守る力を得るためにーーー
何時しかーーー
貧弱だった少年を馬鹿にする者はいなくなっていった
だがーーーB.C.2000年
「では取り敢えず人類は今回も存続ってことで…ええかの?」
ゼウス
「とはいえ…
「うーん」
「すぐ動物を絶滅させる上に相変わらず戦争ばかりだし確かにちょっと懲らしめた方が良いんじゃないかしら…特にこの…テーバイ辺りの人達」
「えーじゃあバベルの塔壊した時みたいにまた…」
「
……
神達は無言だった。
「ロキ お前のやり方じゃ仕置きが過ぎて何もかも滅ぼしかねねぇ」
「今回は俺が往くわ」
「お待ち下さい…」
「あ?」
「テーバイは我が縄張りーーーここはこの
まだ人と神が近しき古代ーーー
人類が増長したと判断されるたび
文明は幾度と無く神の手で破壊されてきた…
その年 テーバイに神軍が襲来ーーー
「テーバイの民よ その命をもって罪を
神には抗えぬーーー
人類は諦めただ祈ることしか出来ずにいた
ただひとりを除いてはーーー
「あ…アルケイデス!!あの馬鹿何を…」
「うおおおお」
アルケイデスがアレスに棍棒を叩き込もうと飛び出す。
「退け邪魔だ」
アルケイデスはアレスに意とも簡単に蹴り飛ばされる。
「フン…」
アレスの軍が進軍する。
「待て…ここは…通さん」
アルケイデスは立ち上がった。
「ほう 人間にしては中々見所があるな」
アレスは剣を構えた。
「気に入った
「…フッ」
アレスの提案をアルケイデスは笑った。
「創り生かすのも神の勝手なら罪を与えるのも神の勝手か…」
「…?」
そしてアルケイデスは語る。
「人間は弱い生き物だ だから正しくあろうともし悪になろうともする 迷い揺らぎ成長し生きるのが人間だ 〝正しき者〟は誰の中にもその弱さの中にいつでもいるんだ…必死に祈りを捧げるか弱き下僕をそれでも自ら打擲せんとする神がーーー…〝
アルケイデスは神々を睨む。
「ならば私は…死を賭して神々に抵抗する!!」
「それは…」
「あ…!!
アルケイデスの手にはアムブロシアが握られていた。
「あぁ…持ってきておいて…良かったよ 私は…いつも『正しき者』の味方だ」
パキン
ゴクゴク
カラン…
「……!!」
ドクン
「ぐッうぐぅうぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「あ…アルケイデェェェェス!!」
「愚かな…あれは過ぎた力を求める者への戒め……人間ごときが飲んで無事でいられるわけがなかろう…見込み違いであったか…」
だがアレスの予想は外れた。
「何処へ行く…」
「!?」
「ここは一歩も通さん」
そこに一柱の神がアルケイデスに襲い掛かる。
「人間の癖にごちゃごちゃとうるせぇんだよ!」
「馬鹿者…止せ…」
ボッ
ゾン
アルケイデスの棍棒は神の下顎を砕き千切った。
「間違いない…!!
その後は最早アルケイデスの蹂躙だった。
アレス以外の神はアルケイデスに敗れた。
「むうん!!」
アルケイデスとアレスの殴りあいが続く。
『うぉあああああああああ!!』
両者が殴り掛かろうとした。
「ホイ」
ドン
「そこまでじゃ もう充分じゃろ のうアレス」
「ゼウス様…」
アレスは内心ホッとした。
「ゼウス…?この老人が…?」
「ふうむ…
「……」
「よしアルケイデスと言ったかの お主
えぇぇぇぇぇぇ!?
テーバイの民は驚愕する。
「な…何を!?」
「私が…神に…?」
「お主を地上に置いておくとちと面倒そうじゃて…それに…正しき者の味方…でいたいんじゃろ?」
「……」
「神ならうってつけじゃ どうじゃ?ん?」
アルケイデスは無言だった。
そして暫くして口を開く。
「一つ…条件がある」
「き…貴様ゼウス様に何をーーー」
「一つだ 今後二度と人間に仇なさんと誓え」
「よかろう その代わりお主が
「私は…正しき者を守るためーーー…
アルケイデスは倒れる。
「アルケイデス 本当に…無茶なやつ 今度は神様になるって?」
カストルがアルケイデスを支える。
「カストル…ちょっと…行ってくるよ」
それは…神と人とが交わる神話の時代が…
終わりを告げた瞬間だった
以降4000年に渡りーーー
神々の侵攻なき時代が続くことになるーーー
そして貧弱だった人間 アルケイデスはーーー
ゼウスの子として神に列せられ
ゼウスの正妻ヘラに因んで名付けられた
曰くーーー…
ヘラクレスと!!
ワァァァァァァ
「ふぅん でもさアレス君と互角程度ならこの勝負ヤバイんじゃない?」
ロキがアレスに問い質した。
「アイツと互角に闘えたのはあの時だけだ…」
「今では足元にも及びませんからね」
「…何とでも言え 俺は誇りに思ってるんだ…俺との闘いを経て神に成ったアイツを…そして不屈の闘神ヘラクレスと拳で語り合えたことをな」
アレスは笑っていた。
パキィン
「うぅぅぅ!」
ジャックは焦っていた。
「悪しき者よーーー…消え去れ」
「…消え去れ…か」
ジャックは真顔になる。
「霧の都ーーー私たちの地獄は此処から」
ジャックの身体から勢いよく霧が発生した。
「何ッ!」
これが先ほどから使用しているジャックの宝具。
産業革命の後の1850年代、ロンドンを襲った膨大な煤煙によって引き起こされた硫酸の霧による大災害。
その現象の宝具化。
ジャックが霧の中に消えるのはこの宝具によるものであった。
再びジャックは消える。
「またか…」
これくらいで終わらないよ
私たちを理解しない限りーーー
この地獄からは抜け出せないよ
ワァァァァァァ
やるじゃねぇか殺人鬼!!
すげぇぞジャック!!
人類はジャックを応援する。
だがこの中で違う者達がいた。
「頑張れ…
「しかし正直ちょっと複雑な気分だな…
「あぁ…でも僕達だけはヘラクレスを…アルケイデスを信じよう」
それはカストルを含んだ、ヘラクレスの故郷テーバイに住む民達だった。
「僕達のーーー…英雄を…!!」
にしても危なかったよ
霧に紛れなきゃ潰れてたね
ジャックが霧の中から姿を表した。
「…で悪をどうするんだっけ?
「どうする…だと? ただ正面から薙ぎ倒すのみ」
「……馬鹿だね…本当に」
ジャックは呟いた。
ガッ
ズオッ
ヘラクレスが棍棒を握る。
すると腕の刺青が広がる。
「
アレスは叫ぶ。
「…何するの?」
ジャックは分からないでいた。
「ネメアの獅子よ……我を喰らえ」
ズズズズズ
ヘラクレスの刺青が右腕全体に広がった。
グルル…
「な…何だ?刺青が伸びて…そしてこの
ビキ パキ
グルル…
カッ
グルアアアアアアア
棍棒が獅子の顔を作り出す。
第一の御業
「ッ!」
ズア
「チィッ」
タッ
ジャックは咄嗟に後ろに跳び、衝撃を抑えた。
バキャァ
ボゴォン
ジャックは衝撃で吹き飛び、建物に激突する。
「ガッ」
「へ…ヘラクレスの必殺技が炸裂ぅぅぅ!!
オォォォォォォォォォ
っしゃああああ!!!
決まったぁ!!
ヘラクレス様ぁ!
超カッコいい!!
「よしっ!!いいぞアルケイデス!!」
神側とテーバイの民は歓喜した。
「へぇ~ 元人間の割に
ロキがヘラクレスを感心していた。
「……」
「どうしたのアレスちゃん?」
シュウウ
ん…?
ね…ねぇ…
「へ…ヘラクレスの体の刺青がさっきよりも大きくなっている!?どうなってんだぁ!?」
「代償だ」
「え?」
アレスが語り出す。
「ヘラクレスは神に成る直前に〝十二の難業〟を成し遂げ〝十二の神技〟を体得した だが…その凄まじい威力故に代償があるのだ…技を使う度刺青が体に広がり、一ミリ広がるごとに常神なら失神する程の耐え難い痛みが襲う」
シュゥゥゥゥゥ
「ふぅん あんなに涼しい顔してんのに我慢の必殺技か
ロキが問う。
「死ぬ
「…へぇ」
(己の命と引き換えに強大な〝神の御業を〟生む…それが
アレスは心からヘラクレスを心配していた。
「ヘラクレス兄様…やっぱり強いスね…」
「むぅぅ…やはり余が出たかった」
ゲルの言葉にネロは剥れた。
「そうですね…ですがゲルにネロ 面白くなりそうなのは此処からですよ」
ムクッ
ジャックが起き上がった。
「………」
ユラ…
ぶら~ん
ジャックの右肩が外れていた。
「お兄さん…馬鹿だね」
ジャックはヘラクレスに言い切った。
「ん?」
ジャックは外れた右腕を勢いよく回す。
グルン
「痛いなぁ…もう」
グッパ
グッパ
右腕が治ったか確認した。
何だ今の…はずれた肩を治したのか?
痛くねぇのかよ!?
人類側はジャックの規格外な行動に引いていた。
「えぇと…何だっけ?…う~ん…あっ…〝楽しんでやる苦労は苦痛を癒すものだ〟だった」
「…?…何だ?」
ヘラクレスは分からなかった。
「…まぁ知らないよね…私たちもあまり知らないし」
「あの台詞は…」
コナン・ドイルにはこの言葉が分かった。
「おやおや あれは我輩の『マクベス』ですな」
ウィリアム・シェイクスピア
「シェイクスピア先生…!!」
「彼女は我輩のファン…いや
「?」
天才コナン・ドイルはこの言葉に引っ掛かった。
彼女達という言葉にーーー
「でしたらいい気分ではないですな…我輩の作品では殺人鬼と化した彼女達を止められなかったのだから…」
「お兄さん…その性格…損しかないよね」
カチャ カチャ カチャ
ジャックは武器を組み立てた。
「まぁ私たちにはどうでも良いけどさ」
グ…ッ
ドン
「ジャック・ザ・リッパーが再び攻撃を仕掛ける!!ヘラクレス相手に肉弾戦を挑む!!」
ガッ
ギィ…ッ
ヘラクレスは棍棒でジャックのバタフライナイフを受け止める。
ガン
クルッ
弾き返された勢いでジャックは空中で回転した。
ガシャシャ
バタフライナイフを展開した。
ブンッ
「バ…バタフライナイフが飛び道具に変化したぁ!?」
ガゴォォォン
ヘラクレスは難なくかわした。
直ぐ様ジャックがナイフを取り出す。
「シャアッ」
ドヒュ
無数のナイフを投げ付ける。
ガガガガガガガガ
ヘラクレスはナイフを弾く。
ブゥゥゥン
飛んでいったバタフライナイフが帰って来た。
バッ
ヘラクレスはそれをバク宙で避ける。
パシッ
ジャックはバタフライナイフを掴んだ。
「シャアッ」
再びバタフライナイフとナイフを投げた。
「ジャック・ザ・リッパー投げる投げる投げる!!接近戦から一転縦横無尽に飛び回り投げまくるーーー!!ヘラクレスは翻弄され防戦一方!!」
ギュアア
ガンッ
バギャン
後ろから戻ってきたバタフライナイフを棍棒で潰した。
ドヒュ
ドドドド
ジャックの投げたナイフを左腕でガードしつつヘラクレスは攻撃を仕掛けた。
「ああっとヘラクレス狙っていたか一気に距離を詰めた!!」
「そう来ると思ったよ」
「ッ!」
タッ
ザシュ
ブシャァ
ジャックは飛び出し、ヘラクレスの脇腹をナイフで切り裂いた。
「ジャック・ザ・リッパーがまたもやヘラクレスを切り裂いたぁぁぁ!!」
ヘラクレス様ぁ!
嘘だろ…
「アルケイデスッ!」
神側とテーバイの民達はヘラクレスが切り裂かれた事に衝撃を受ける。
「兄様…見てられないッス…!!」
ゲルはあまりに酷い光景に目を瞑る。
「アハハハ どうしたの?私たちを薙ぎ倒すんでしょ?逆にお兄さんが傷だらけだよ?」
ジャックは笑いながらヘラクレスを見つめた。
「このような小細工で俺を殺れると思ってるのか?」
ヘラクレスが棍棒を構える。
第六の御業
パキパキ…
バサァ
キョオオオオオ
ビュオオオオオオ
「くうっ!」
暗黒霧都に覆われたフィールドが再び晴れた。
「何をやろうと無駄だ…小細工で俺は…倒せん」
「………どうして?」
「ん?」
ジャックは立ち上がった。
「どうして?…何でそんな力があるのに…私たちを
「助ける?」
「…
ブォォォォォォォン
ジャックの身体からおぞましい程の怨念が溢れだした。
「何だ…これは?」
ヘラクレスはその光景に絶句した。
「な…何だぁ?…ジャック・ザ・リッパーの体から何か溢れだしている!?」
「どうして…どうしてぇェェェェェェェェェ!!」
ジャックは泣き出していた。
怨念が段々と形に成った行った。
「な…何なんスかあれ!?」
「あれは…怨念…何故あれ程の怨念が…」
ゲルとブリュンヒルデは分からないでいた。
「む? 何だ…知らないで召喚したのか?」
ネロは当然のように返した。
「え?」
「…どう言うことですネロ」
「…本当に知らないのか……ふむ」
ネロは暫く考え、答えた。
「…先に断っておくぞ
「え?…ジャック・ザ・リッパーじゃないって…じゃああれは誰なんスか!?」
「…あやつはな…真名はジャック・ザ・リッパーだ それは間違いない…だが厳密には違うのだ…一人の名もない少女を依り代に数千数万と言った水子の怨念が集結し、ジャック・ザ・リッパーという真名を与えられた…哀れな幼子なのだ」
「えぇ!?」
「なっ!?」
ゲルとブリュンヒルデはジャックの正体に驚愕する。
「アァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ジャックは泣き叫ぶ。
オォォォ
ジャックの周囲には泣き叫ぶ水子の怨念達が舞っていた。
「何だ…何なのだこれは…」
ヘラクレスはその光景に絶句した。
はいという事で今回はヘラクレス過去編とジャックとの闘いを少々でした。
ジャックの正体に関しましては少しだけ本家を弄りました。
本来は水子の集合態が正体なのですが、この作品では一人の名もない少女を依り代にした云わばデミ・サーヴァントに近い存在にしました。
次回はそんな名もない少女の過去を書きたいと思います!
さて、アンケートの結果 第五回戦 シヴァと戦うサーヴァントは341票中ーーー189票を獲得したベオウルフに決定しました!
皆様アンケートに御協力ありがとうございました!
次回から別のアンケートを実施しますのでそちらもよろしくお願いします!!
次回もお楽しみに!
それでは!!
第五回戦シヴァと戦って欲しいサーヴァント
-
ベオウルフ
-
牛若丸
-
ネロ・クラウディウス
-
クー・フーリン