終末のワルキューレ Servant of Ragnarok 作:マイスイートザナディウム
今回はタイトルの通り第六回戦の裏側を書きます。
まぁ裏側と言っても…そこまで掘り下げてはないのですが…
何時もより短いですが…どうぞ
釈迦の突然の裏切り宣言ーーー
人類も神々もーーー
否
主神達でさえも動揺を隠せぬ中ーーー
「ど…どういう事スか?何で釈迦様が
ゲルはブリュンヒルデを見る。
そして知った。
ブリュンヒルデだけは動じていなかった。
否
ブリュンヒルデのみならずーーー
彼女に付き従った二人の英霊も動じていなかった。
「……まさか……
ゲルはあることに気付いた。
付き従っている英霊の約一名の様子がおかしかったのだ。
「……」ズーン
「……何で牛若丸は沈んでるんスか?…」
牛若丸は明らかに元気を無くし、沈み切っていた。
「天上天下唯我独尊…」
「え?」
ブリュンヒルデは語り出した。
「残念ながら…あの御方は…誰かの意志で動くような
第6回戦試合開始直前ーーー
「……」
ブリュンヒルデは涙を流しながら祭壇の間から出てきた。
「さぁ気合を入れて行きますよ!!腕がなります!」
そんなブリュンヒルデをお構い無しに牛若丸は笑顔で出てきた。
「ぬぅ…早く余の出番……」
その後ろから若干落ち込んだネロが出てくる。
そんな三人の元に
「ブーちゃんって〰〰〰涙似合わないよね〜」
『ッ!』
その声に牛若丸とネロが構える。
「………ブーちゃん…それは…私のことですか?…釈迦様」
「そっそっそ」
「…釈迦…まさかお釈迦様…ですか…」
牛若丸はその男の正体が日本でも信仰のある釈迦であることに戦慄する。
そしてそんな中、ネロだけが別の反応をする。
「……
「ん?……」
ネロと釈迦は互いに睨み合った。
「……君…誰だっけ?」
釈迦の言葉にネロは憤怒する。
「なっ!?貴様忘れたと言わせぬぞ!
「カッカッカッ……冗談…
釈迦は笑いながらネロに言った。
「ッ!?」
ネロは即座に感じ取った。
(ネロ殿を知っている…そしてネロ殿の月の聖杯戦争という言葉…)
牛若丸はネロの発言で察した。
「……釈迦様はネロをご存知なのですか?」
「ん〰〰…まぁね…まっ俺の事は良いとして…食べる?」
釈迦は手に持っているポップコーンを前に出す。
「結構です」
「てかさそれ何の涙?」
「無論…消え去りし者達を悼む涙ですよ」
「ふぅん…」
ブリュンヒルデの言葉を聞いて釈迦は無言で見つめた。
「まっいいや」
釈迦はポップコーンを食べ始めた。
「それより何か御用でしょうか?釈迦様」
「あぁ…ほうほう」
釈迦は全てのポップコーンを頬張りながら喋る。
その様子に牛若丸とネロは思った。
(これが…お釈迦様?)
(これが…あのセイヴァーだと?)
そして頬張ったポップコーンを飲み込むと、釈迦は言った。
「ゼウスちゃんに第6回戦
「……」
ブリュンヒルデは無言で聞いた。
(お釈迦様が第6回戦の相手……つまり私が首を取る相手という事!)
牛若丸は獲物を見つけた目で見た。
釈迦は爆弾発言を叩き込む。
「オレ…人類側から出るから」
『なっ!?』
英霊二人は驚愕した。
「……承知致しました」
「えッ!?」
ブリュンヒルデの言葉に牛若丸が更に驚愕した。
「リアクション薄っ!!」
釈迦は仰け反りながら叫ぶ。
「ーーー……つかここまで…ブーちゃんの思惑通り?」
「……何の事でしょうか?」
「だって俺に一蓮托生の事教わりに来たのってラグナロクの開催が決まるあの会議よりも
「……何?」
ネロは釈迦の言葉を聞いてブリュンヒルデを見つめた。
「もしかしてさぁ…あん時から俺を神と闘わせるつもりだったのかな?…って」
釈迦はブリュンヒルデを見つめながら言った。
「まさかそのような畏れ多い……ただーーー」
ブリュンヒルデは静かに言った。
「ここ
(この
ブリュンヒルデの考えを聞き、ネロは戦慄した。
「カァッカッカッカ!良いねいいねイイネ〜その煩悩まみれの目!目的を果たす為なら善も悪もないって感じで」
「……」
釈迦は笑いながら言った。
「まぁそれもいいや…ただ覚えておいてよ…」
釈迦はすれ違い様に呟く。
「オレそういうの
『………』ゾクッ
釈迦の呟きに、三人は背筋が凍った。
「私の……出番……」
「あぁ…その……元気だせライダー…」
落ち込んでいる牛若丸の肩をそっと叩くネロ。
「全く…恐ろしい御仁です」
この後、釈迦の対戦相手はゼウスの決定で毘沙門天ーーー
否
毘沙門天を含めた七福神が一柱に戻った零福になり、死闘を繰り広げる。
不幸のどん底にいた零福は、釈迦との闘いで自身の幸せを取り戻し
だが神側の
結末を言ってしまえば、釈迦と第六天魔王波旬の闘いの結果はーーー
死闘の末、釈迦の勝利に終わる。
波瀾の第六回戦ーーー
そんな闘いの中、出番を待つ英霊達ーーー
これは第六回戦の裏側の話である。
第六回戦にて、釈迦からの裏切り宣言という爆弾発言を放った時ーーー
「ハハッ」
医務室にてヘラクレスは釈迦の行動に感激しつつ笑った。
「やはり俺以外にも…人類の救済を求める者も居たな…」
そんなヘラクレスが休む医務室に、一人の男が入ってきた。
「ん?」
「へっ…よぉ…思ったより元気そうじゃねぇか」
その男は青い装束に青髪青眼の騎士だった。
「お前は……ランサーか?」
「久しぶりだな…バーサーカー」
男の真名はクー・フーリン
此度の
「何の用だランサー?」
「なぁに出番まで暇なんでな…
「…フッ…そうか…出番って事は…」
「おう…今回は人類側で召喚された……まぁ正直理性のあるあんたと闘ってみたかったがな」
クー・フーリンは笑いながら言った。
「フッ…そうだな…俺もお前と闘いたかったよ」
「……冬木でも
「ハッハッハッ…俺もお前とこうして話してる事が違和感しか無い…あの時は意思疎通がほぼ不可能だったからな」
「やっぱお前さんも
クー・フーリンの問いにヘラクレスは笑みを浮かべた。
「覚えているさ…冬木の地であの子を肩に乗せ、聖杯戦争を駆け抜けた日々…彼女と共に、様々な時代に未来を取り戻す旅をしたあの時も…全てな」
「そうかい…そんなお前さんが神側としてなぁ」
「俺だって本当は反対だった…だがゼウス様に返し切れない恩があるのも事実だ…神側として闘いはしたがな……神が勝ったとしても俺は人類の存続をーーー」
「おいおい…お前さんらしくねぇなバーサーカー」
クー・フーリンの言葉に、ヘラクレスは顔を上げる。
「アインツベルンの嬢ちゃんと駆けた冬木の
「ッ……そうだな…そうだった…あぁ…俺が人類を信じないでどうする…すまない」
「ヘッ」
ヘラクレスとクー・フーリンーーー
嘗ての旧敵との会話だった。
ヘラクレスとクー・フーリンの会話が始まった同時刻ーーー
「あの神様お釈迦様だったんだねぇ」
武蔵はお団子を食べながら言った。
「な〜んか…イメージと違いますねぇ」
沖田もまたお団子を食べながら言った。
「いや沖田ちゃんも武蔵さんもスゲェ落ち着いてんな…」
そんな光景を見てツッコミを入れる斎藤。
「斎藤さん…気にしてちゃ負けだと思いますよ?」
「いや沖田ちゃん…俺はお前さんの適応力に心底驚いてるとこだよ…てかさ……そのお団子俺にも分けてよ」
「えぇ〜嫌ですよ〜…食べたいなら斎藤さんも頼めば良かったじゃないですか〜」
沖田の団子に手を伸ばす斎藤を、退ける沖田。
「いや人類の未来が掛かってんのに良く団子食えるなぁって思ってたんだけど…見てたら美味そうに食ってっからさぁ」
「美味しいよね〜閻魔亭特製団子」
この団子は先程、修復した服を届けに来た紅閻魔に頼んで作って貰った物である。
「にしても…お釈迦様が敵側に居たのも驚きだけどさぁ…まさか裏切って
武蔵は団子を頬張りながら言った。
「まぁ…あの神様…他の神様と揉めてたしねぇ」
斎藤が苦笑いしながら言った。
「う〜ん…これどっちが勝つと思います
沖田が後ろを向くと、そこには胡座をかきながら沢庵を食べながらモニターを見ている男が居た。
土方歳三
「………」ポリポリ
「無視ですか土方さん…ていうかま〜た沢庵ばっかり食べて…そんなに沢庵ばっかり食べてると何れ沢庵になりますよ?」
「……黙って見てろ」
「……は〜い」
土方の一言でモニターを見直す沖田。
「…武蔵さんはどっちが勝つと思います?」
沖田は武蔵を見て言った。
「う〜ん…あの零福?とか言う神様がどんな神様か知らないけど……お釈迦様じゃない?」
「……その根拠は?」
「さぁね?…強いて言うなら……勘かな?」
「勘…ねぇ」
斎藤は何時ものおちゃらけた顔ではなく、真面目な顔でモニターを見直した。
はいということで第六回戦の裏側…というよりヘラクレスの医務室の様子と武蔵&新選組の様子しか書いてませんが…終了です。
宣言通り、第6回戦は原作と変わらないのでハショリました。
第6回戦ーーー釈迦VS零福改め第六天魔王波旬の闘いを見たい方は是非原作を買ってお読み下さい。
オススメです。
ヘラクレスの医務室にて唐突に登場させました槍ニキことクー・フーリンの先行登場になります。
こんな性格であってるかな?
そして間接的にイリヤとぐだ子の事を話しました。
何故GrandOrderのマスターがぐだ子なのかと言いますと…理由は単純で私がプレイしているFate/GrandOrderのマスターがぐだ子だからです。
ヘラクレスがイリヤに対して何て呼んでるか私は分からなかった為あの子表記にしましたが…知っている人が居たら感想にお願いします。
さて…このまま第六回戦の裏側を書くかと思ったのですが……正直ネタが思い付かないので早々に第7回戦に移りたいと思います。
投票の結界ーーー
アルトリア・ペンドラゴンが202票
ネロ・クラウディウスが124票とのことで!
第7回戦闘士はアルトリア・ペンドラゴンに決定しました!
次回から第7回戦を開始したいと思います。
今回は私の技量の無さ故に短かったですがここまでです。
次回もお楽しみに!
それでは!