終末のワルキューレ Servant of Ragnarok 作:マイスイートザナディウム
今回から第二回戦開始です!
さて二回戦の人類代表は誰でしょうか?
それではどうぞ!
ワァァァァァァァァァ
「フォウフォウフォウフォウフォォォォォォォォ」
「へへ…マジやっべぇな…なんか
興味を示さなかった神々が興奮気味だった。
「
「ジャネット…」
「ジャネット…お前って奴は…」
ダルク兄弟は泣いていた。
「お前ら…ジャネットは
「ジャックマン兄さん」
「兄さんこそ涙でぐしゃぐしゃじゃんか」
「うるせぇ…」
ウアアアア
見たか人間共!?
お前らの代表ごときが勝てるだなんて本気で思ってたのかよ?
これが神の力だ!
ひれ伏せ!
拝め!
捧げろ!!
観客席の神達が野次を飛ばす。
「……」
「何なんスかあのバカ騒ぎは…まるでガキ…あれでも『神様』ッスか!?」
「……」クルッ
「お…お姉さま!?」
ブリュンヒルデとゲルは会場を出る。
ワァァァァァァァァァ
「ささットール様御退場はあちらから…」
「……」
トールは無言で門に向かう。
(……勝ったってのに気の毒な位辛気臭くなっちゃってまぁ…)
すると
「御待ちなさい!!」
「!」
叫び声を聞き、トールは止まった。
そこには涙を流すジルがいた。
「ジャンヌ…もう貴女を一人では逝かせはしません…ジャンヌの居ない英霊の座に…最早私の居る意味など…無い!!」
ザッ
するとジルの後ろにはフランス軍の兵士達が武装し立っていた。
「今度こそ…共に逝くぞ!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
かつてジャンヌを裏切ったフランス軍が、涙を流し団結した。
「え…!!ちょ…」
突然の事でヘイムダルは困惑していた。
「我等も聖女ジャンヌに続くぞ!!」
オオオオッ!!
ドドドドドドドドド
「ストップスト〰️〰️ップ!!
我等フランス軍!!今度こそ死して死しても聖女様と共に!!
「おおッと…!!やめとけやめとけ!もう勝負はついたんだってば!てか多人数の助太刀は禁止禁止ッ!!」
「……よかろう…」
「えっ!?」
ザッ
「
「あわわわわわわ わぁぁぁぁ!!」
ヘイムダルは思わず逃げ出す。
「我が友…ジャンヌ・ダルクへの…手向けだ」
ゴオッ
トールはミョルニルを構える。
「おぉジャンヌ!貴女の名は…雷鳴と共に轟きますぞぉぉぉぉ!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオ!!
ドオオオオオオオオオオン
「ま…待って…待って下さいっス……何の音だろう…?……あの…ジャ…ジャンヌとランドグリーズお姉さまは…一体どうなるんスか?この後…」
「この後…?愚問ですね…」
会場にはトールに立ち向かったジルやフランス軍の死体が転がっていた。
ピシ…ピシ…パァン
そしてランドグリーズを含むフランス軍やジャンヌは砕け散った。
「……」
トールは空を見上げる。
「これは魂の闘い…
「……ち…塵……?」
「
「……………え?」
ゲルは試合前の会話を思い出す。
『身を捧げて貰えますか?』
『えぇお姉さま 喜んで』
「……ど…ッ……どうしてそんな平気にしていられるんスか?お姉さまは哀しくないんスか!?」
ピタ…
「もうランドグリーズお姉さまと会えないんスよ?もう二度とあの優しい笑顔を見れないんスよ!?」
「………ゲル…
ゲルは号泣していた。
「そ…そこまでする必要…あ…あるんスか…この闘いは…うう…」ポロポロ
「……この闘いには全人類の運命が掛かっているのです…」
わああああああん…
ブリュンヒルデは泣くゲルを置いて先に歩く。
コッ コッ コッ
「…
そこに英霊シグルドが立っていた。
「…退いてくださいシグルド…急いで第二回戦の英霊を…」
グイッ
シグルドはブリュンヒルデを抱きしめた。
「!」
「…無理をするな……お前が壊れていく様を当方は見たくない」
「……うう…ランド…グリーズ」ポロポロ
ブリュンヒルデはシグルドの胸の中で静かに涙を流す。
「……お姉さま」ポロポロ
ゲルは物陰から静かに見ていた。
暫くして控え室
ヴン
「…
「だけど聖女ジャンヌですら神には敵わなかったんスよ…一体誰を…」
「我が愛…二回戦は当方が…」
「いいえシグルド…貴方を出すのはまだ早い…それに既に二回戦の
「?…この人は…」
「……」
会場
ワァァァァァァァァァ
「さぁ!第一回戦で破滅的な状態だった
オオオオオオオオオオオオオオオオ
「まずは人類側
すると突然雨が振りだした。
雨?
何で突然?
「占い…それは人類が様々な方法で、人の心の内や運勢や未来など、直接観察することのできないものについて判断、予言等のその方法。
この者はそれらを用いて天災から戦の予兆に至るまであらゆる預言を持って国を納めた日本最古の統治者にして
すると門が開く。
「ただいまの天気は…晴れ!」
門から出てきた少女が叫ぶと雨があがった。
「最早天災や神罰ともとれる
「フンフンフーン」
少女はスキップしながら会場に出てきた。
「神をも恐れず楽しげに会場に入場したこの少女の名はーーー」
「人類のみんな…この
少女は天に向けて指差す。
「弥生時代の日本にあったとされる古代都市・邪馬台国を纏めた謎多き女王!」
うおおおおおおおお
類
代
表
卑弥呼
卑弥呼様ぁぁぁ!!
やっちゃって下さい!!
邪馬台国民が卑弥呼に声援を送る。
「いえーい!!任せて!」
卑弥呼は邪馬台国民にピースサインで応える。
「卑弥呼様!油断なさらないで下さいねぇ!」
壱与
卑弥呼は壱与の忠告を聞いていないのか人類側の観客席に手を降って応えていた。
何だあの人間?
ザワ ザワ
神々は卑弥呼の舐めた態度に怒りを露にしている。
「さァ 状況が分かっていないのか否や卑弥呼の規格外な登場に神々もいろんな意味で騒然!!そして…この愚かな人間と真っ向勝負するのは…第一回戦『北欧神話最強』に続くーーー…『印度神話最強』のーーーコイツだ!!」
カッ
全員が神側の門を見つめる。
シーーーン…
「……あれ?」
「…誰も来ないけど?」
卑弥呼は両腕を頭の後ろに回して呟いた。
ピピッ ピピッ
「ん?」
「どうしたんスかね」
ザワ ザワ
「何?順番変更!?誰に?え?誰だって?……は!?…嘘」
ヘイムダルが汗を垂らす。
するといきなり夜に変わった。
「あれ?」
卑弥呼は空を見た。
「わ…夜になった?」
ゲルは突然夜になったことを驚く。
すると突然バイオリンの音色が聞こえ始める。
「?」
…ん?何だこの音?
バイオリンだな
一体誰が…
「この曲…!!バッハ先生の…」
W・A・モーツァルト
「まさしくこれは私の“G線上のアリア”…しかし」
J・S・バッハ
バッハは泣いていた。
「こんなに美しい演奏は生涯聴いた試しがない…ッ」
まさに天上の調べ!!
すると神側の門から出てきた。
「へ…ヘルメス様!?」
「!?」
「次の相手はヘルメス様…?でも出場リストに名前は無かったスよね…お姉さま」
「………まさか」
「えー…大変失礼致しました…改めて第二回戦の闘士を紹介するぜッ!!規格外な登場をした卑弥呼と真っ向勝負するのは
門から登場したのはーーー
「ホッホホ~イ わしじゃよ」
「ギャーーーーーーーー!?」
ゲルは叫んだ。
「………」
ブリュンヒルデは絶句し更にこう思った。
(
嘘だろ…!?
ドヨドヨ
ゼウス様が第二回戦から!?
神々はどよめきだした。
な…何だあのヨボヨボな爺さんは?
神…なのか?
あんなんで闘えるのか?
人類側は誰だか分かっていなかった。
「ヨッ ハッ ホッ」
ヘルメスのバイオリンに合わせて踊るゼウス。
「ヘルメぇスカモぉン!!」ビシッ
「ふ~やれやれ 何万年ぶりでしょうね…」
ブウン… ブウン…
ヘルメスの周りに複数のバイオリンが浮かぶ。
「ゼウス様出陣時に奏でられるーーー…この曲を弾くのは!!」
ドン♪
「おお…!!」
「これが神の演奏…」
音楽家達はヘルメスの演奏に聞き惚れていた。
「ホッホ やはりこの曲はアガるのぉ~」
「この御方こそ神々の父…否!!『G』『F』『O』『C』!!『
G・F・O・C!!
G・F・O・C!!
神々からGFOCコールが止まない。
オオオオオオオオオオオオオオオオ
「ボクらは一体何を見せられてるんスかね…何でこんなに盛り上がるの…」
「知りません」
ブリュンヒルデとゲルのテンションはダダ下がりだった。
何 あの動き…
キモい
だから誰なんだよそのジジイは〰️〰️!?
人類も騒ぎだす。
「気紛れに
イヤッォオオオオオオオオオオオ!!
神々は全員天に指を突き立てる。
ゼ…ゼウスぅ!?
人類は爺さんの正体が
ワァァァァァァァァァ
「お…お姉さまどういう事スか…?な…な…何で
ガジ ガジ ガジ
「ま
動揺のあまりブリュンヒルデは爪を噛んでいた。
(流石にコレは…予想外ですね)
「ホッホ~イ」
(やれやれ…全く困った御方だ…)
第二回戦入場前…『闘士入場通路』
「へへ…次は俺の番~ ちょい
シヴァ(インド)
「この勢いのままじゃあ一瞬で灰にしちまいそうだわ」
ポンポン
シヴァの肩を叩いたのはゼウスだった。
「…あ?」
「ホホホ」
ゼウスはニコニコと手を降る。
「どうしたジイさん?わざわざ激励に来てくれたのか?」
シヴァも手を振った。
「ワシの番じゃ」
「……………ジイさん…何言ってんだ?次は俺だろが」
「ワシの番じゃ」
「だからぁ…あんたの出番は最後だろ?譲れってんなら断るぜ こっちも数千年ぶりに滾ってんだ…」
シヴァは閉じていたもう二つの目を見開いた。
「手ぇ離せや!!」
「ワシの番じゃ」
「………あぁ?」ピキピキ
クックッ…
ヘルメスは笑っていた。
「耳ィ遠いのかよジジィ!?ヤダっつってーーー」
グッ…
「ワシの番じゃ」
ゼウスは己の力だけでシヴァの手を床に付かせた。
「へっ…そうかよ どうしてもってんなら…」
ガッ
シヴァはゼウスの手を払った。
「今ここでアンタと闘っても良いんだゼ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
(おっ 面白そう)
ヘルメスは楽しんでいた。
数秒睨み合った両者ーーー
そしてーーー
「はァ…ッたく…しょうがねぇな…」
シヴァは道を譲る。
「譲ってやるよ アンタ一応
「ホッホ♪」
(なーんだ残念やんないのか…)
ヘルメスはガッカリしていた。
そして今に至る。
(宇宙一厚かましいんだから…)
「さぁ何と第二回戦から卑弥呼VSゼウスという
ゼウス様
卑弥呼様!
人類と神々のテンションはMAXだった。
「のう
「アレ?」
ゼウスが問うと卑弥呼は首を傾げた。
「ホレ あの
「あぁそれね!」
「アレがないと…」
ズ…
卑弥呼よりも小さかったゼウスがでかくなった。
「小娘
「…心配してくれてどうも…でも」
卑弥呼は空を指差す。
「もう
バサッ
「ペガサス!?」
キラッ
「あ…あの眼鏡は…」
「そう…神に近い卑弥呼に相応しい
レギンレイヴ
「レギンレイヴお姉さま!!」
「卑弥呼手を!!」
バッ
レギンレイヴはペガサスから降りる。
「大切なのは心を通わせる事 そうすれば私は貴女の一部となる!!」
フッ
「よろしくレギンレイヴちゃん」
今この瞬間 心を重ねて!!
「おほ♪」
レギンレイヴは形を変える。
カッ
コォォォォ
「ほう…」
「あれが…卑弥呼の武器…!?」
「め…メリケンサックぅぅぅ!?」
「…良かったぁ…鏡になってたらどうしようかと…」
ギュ…ッ
ググッ
「ほッほほ」
ゼウスVS卑弥呼 開戦!!
はいという事で第二回戦人類代表はアダムからFate/GrandOrderよりルーラー 卑弥呼になります!
個人的に一番好きなルーラーなので出しました!
流石にヴェルンドで鏡になるのは無理があるのでアダム同様メリケンサックにしました。
卑弥呼もバリバリアタッカーとして使えるので似合うかと…
次回からゼウスVS卑弥呼の戦いが始まります!
次回もお楽しみに!
それでは!