幸福な死に向かって   作:凪@なぎ

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またちょっと投稿期間が空いてしまいました。
申し訳ない…あれ?

ひょ、評価が赤くなってる…!!
お気に入り登録も80を超えていらっしゃる…!!

あ、ありがとうございます…!
ありがとうございます…!!

今回はちょっと短くて進展もないですが、アンケートを実施したいので投稿です。
毎回やろうとして忘れるアンケート…。

どうかご協力ください。



幼女、卒業する

夢を見る。

夢だとわかる夢を見る。

転生前(かこ)転生後(かこ)が入り混じった夢を見る。

 

人生を夢に見て回想する……なんて現実にあるとはそれこそ夢にも思わなかった。

 

わたしが私だった頃。

私の祖母はよく怒る人で、冬の外にブラウス姿で放り出されたり、物を投げつけられたりと忙しない人だった。

嫌いではなかったけれど好きでもなかった。

嫌悪はあったが感謝もしていた。

祖母の家で暮らす私はしょせん居候、衣食住を提供してくれているだけでもありがたいのだ。

 

私がわたしになった後。

食堂のおばあさんは穏やかな人だった。

個人で食堂なんてやっているからガハハ系かと最初は思ったけれど口数は少なかった。

怖がりなわたしにも優しくて、料理が好きで、お酒が好きで、よくほめてくれて、撫でてくれて、ちゃんと怒ってくれた。

それでもわたしは怖くて好きになりきれなかった。

誰かを信じることはなんでこんなに難しいの。

 

ごめんなさい。

ごめんなさい、おばあさん。

好きになりきれなくて。

恩返しのひとつもできなくて。

本当にごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

==

 

 

 

 

 

 

ハァイ!!

右手を狛村わんわんに左手を志波さんににぎにぎされてもはや連行される宇宙人状態のモロボシダヨォオ!!!

 

 

どうしてこうなった/(^o^)\

 

 

なんかさあ…おばあさん抱えたわたしを見た狛村さんが心配でもしてるのか離してくれないんだよぉ。

なんでこうなるかなあ…。

 

ついついおばあさんごと救護所で寝ようとしたの増援に来てた志波さんに見つかってすごい顔されるし。

君たちはわたしよりずっと死体に慣れているんじゃないんですかあ?

 

それともわたし、そんなにヤバい奴に見えましたか。

 

とにもかくにも今回の事件の簡易葬儀も終わったし、寮に戻らないとヤバいんですけど。

勝手に出てきちゃったし、ヤバいよ。退学とかいわないよね?ね?

 

「……鈴、儂は隊に戻らねばならぬゆえ送ってはやれぬがくれぐれも気を付けるのだぞ。まだ虚が残っておるかもしれん」

 

「うん。……かってにでてきちゃったけどだいじょうぶかな」

 

うーん、しゃがんで目線を合わせてくれるのも頭を撫でる…いや、もはやわし掴むだね。

されるのも…嬉しくないです。さすがに離して…。

あと右手も離して…。

 

「案ずることはない。霊術院には連絡を入れておる。……志波殿、鈴を頼む」

 

「もちろんです」

 

手を離してくれた!

バイバイ、狛村さん。今度会ったらもふらせてね!

 

志波さんも手を離して、早急に。

 

「……すまなかった」

 

「なんです、きゅうに」

 

「今回の事件、貴族が原因なンだよ」

 

「…そうらしいですね。れいじゅついんでもうわさになってます」

 

「落ちぶれちゃいるが俺だって貴族だ。だから…」

 

志波さん、落ち込んでんな。

なんか落ち込ませてばっかりだなあ。

わたしは愉悦勢ではないんですよ。

ちゃんと良心があるの。罪悪感だってあるの。

 

「だから俺が変えてやる」

 

んん?

 

「たしかに志波家(うち)は落ちぶれちゃいるが元は大貴族だ。古い伝手だってある」

 

そうですね。

五大貴族ですもんね。

 

「尸魂界は瀞霊廷が管理してる。瀞霊廷の実権を握ってるのは上位貴族だ。それは変えられないかもしれない」

 

なんかデカい話になってきたぞ。

 

「だから志波家を復興させてみせる。そして貴族社会を変えてやる」

 

し、志波さんがなんか決意表明してる…!

 

「すぐには無理かもしれねえ。それでもこんな悲劇は二度と起こさせねえ。約束する」

 

しゃがむな。

肩に手をのせるな。

目線を合わせるな。

その力強い澄んだ目で見るな。

 

「おまえもおまえの守りたいモノも俺が守ってやるさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺の魂に誓ってな」

 

 

 

 

 

 

 

 

……いい笑顔でいうな、ばか。

 

でも、今だけはいろんなこと、忘れていたいな。

 

 

 

 

 

 

==

 

 

 

 

 

 

 

時は過ぎ、わたしは六回生になった。

その頃には一組所属になり、背も伸びた。

……百センチいかなかったけど。

でも舌っ足らずは治らなかった。おかげで鬼道は未だ使えない。

……鬼道が使えたら簡単に死ねそうなのになあ。

 

そんなことよりも重大なことがある。

ギンちゃんが入学してきたのだ。

ならば時間軸は原作の百十一年前ということにある。

わたしの入隊する年に十二番隊長は浦原さんになるのか。

正直、過去編ちゃんと見てないんだがこれ大丈夫かな。

 

いや、まずは目の前の問題を解決しよう。

問題です。

わたしは六回生一組、ギンちゃんは一回生一組。接点といえば?

 

はい!

魂葬実習です!

 

だからなんで原作の方々と知り合うんです!?

知り合うのは仕方ないけどもっと後にして。心の準備をさせて。

でもさぁ、実物のギンちゃん、かわいすぎでは?

 

 

「ぎんちゃん、うまーい」

 

「ギンちゃんやあらへん。市丸や」

 

「ぎんちゃん、すごーい」

 

「やからギンちゃんやのうて、市丸」

 

「ぎんちゃん、かわいい」

 

「い・ち・ま・る。あとかわいない」

 

「ぎんちゃん、むりしちゃだめよ」

 

「……なんやの、いきなり」

 

「ぎんちゃんはすごいよ。つよいし、あたまもいい。でもね、ひとりにならないで」

 

「意味わからん」

 

「いちばんだいじじゃなければまだまきこめるでしょ」

 

「なんなんホンマ」

 

「わすれないでね。わたしのだいじをまきこまなければできるかぎりまもるから。わたし、せんぱいだから」

 

 

とりあえずちょっと意味深なこといっとこ。

 

 

そんなこんなでわたしももうすぐ卒業する。

入隊試験は受けたけど、受かってるかな。

 

ようやく、過去編まできた。

あと九年で判明する。

 

兄さんがどの陣営なのか。

 

そしたらまた考えよう。

どうすれば兄さんの心に致命傷を与えずにさよならできるか。

 

楽しみだなあ。

待っていてね、わたしの痛みない死(幸福)

 

 

 

 




志波さんは本当に主人公メンタル。
一応、ギンちゃんとのフラグも立てておく。

さてはて大事なことを忘れていることにすずちゃんは気づけるかな…。

次回から護廷編です。
さっさと事件まで行きたいけどそれだと仲良くなれないのががが。

投稿者はいつもなにかを選び、なにかを捨てなければならない…。

護廷編に向けて加筆修正したいのですが、どこまでなら許せますか?

  • 誤字脱字、行間を詰めるくらい
  • 表現を変えるくらいならok
  • 数行くらいなら付け足しても、まぁ、いいよ
  • 大筋変わらないなら好きにどうぞ
  • ガッツリやれ!話数が変わっても構わん!!
  • 今のままでいいから更新はよ
  • 黒歴史だろうと残しとけ
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