マシュのお兄ちゃん~ENTAKU最強~   作:静かなるモアイ

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聖杯探索編…大体折り返し地点。


中東に飛ぶ

中東。そこは一神教の聖地エルサレムが存在する地方だ。ローマより更に下に、そして東に向かった所に存在しておりブリテンよりも乾燥した大地が広がっている。暑いと言ってもカラッとした暑さの為か湿気がなく新大陸(アマゾン)と比べると大分過ごしやすい印象を受ける。

この中東、御存知一神教でマーリンが大好きなキリスト教が産まれた所だ。中東で救世主イエス・キリストは産まれ、救世主はゴルゴダの坂を十字架を背負っては登り、最後には張り付けにされ磔刑で処刑された。その後、救世主が死んだ事を確かめる為に百人隊長ルキウス・ロンギヌスが槍で救世主を貫き、血が吹き出す。ルキウス・ロンギヌスはその血を浴び、白内障が治った。そして吹き出した血を受け止めた盃こそ聖杯だと言われている。

 

「見てください!!見たことが無いガラス瓶が落ちてますよ!!」

「これは外科手術に用いる道具でしょうか?」

 

そんな中東の大地。エルサレムから少し離れた場所にギャラハッド率いる聖杯探索御一行はやって来ていたが、そこで思わぬ発見をしたのである。それは嘗て、ハドリアヌス皇帝が統治していた時代の産物を発見したのだ。今はキリスト教信仰の影響か廃れてしまった高度な風呂文明の遺跡である。

そこからは見たことが無いガラス瓶や奇妙な道具が次々と見付かったのだ。ベディヴィエールが見付けたのはガラス瓶の中にビー玉が入っており、そのビー玉が瓶の蓋になる奇妙な物。パーシヴァルが見付けたのは金属製の道具であり、先端が丸く…その丸の中に針のような物が有ったのだ。大きさは片手で軽々と使うものであり、その近辺からは牛乳瓶らしき物も見付かっている。

 

「ベディヴィエール…世紀の大発見だな」

「ええ、パーシヴァル。思わぬ発見ですね」

 

こんな見たことが無い物を見てベディヴィエールとパーシヴァルは興奮し、キャストリアも目を輝かせる。しかし、並行世界からのデジャヴるで物の本質を知ったゼルレッチと知識人なギャラハッドは唖然としてしまう。

 

「おい、ギャラハッドや。これ牛乳瓶、そして牛乳瓶の蓋を取るすっぽんだよな?」

「これ、ラムネの瓶だよな?」

 

パーシヴァルが見付けたのは御存知、未来の日本ではお馴染みの牛乳瓶とその蓋を取るすっぽん。そしてベディヴィエールが見付けたのはラムネの瓶だ。

 

「なんでしょう?この革で出来た冠は?」

「アルちゃん…それ、シャンプーハット」

 

余りにも時代違いな物が多すぎる。その為か、ギャラハッドはとある仮説を思い付く。

 

「まさか…俺以外に異世界転生者が!?」

 

そして、その真相をギャラハッドは数百年後…カルデアと呼ばれる場所で知ることになる。

 

そんな時だった。シャンプーハット…革で出来た冠を手にしていたキャストリアが何かに気付く。それは今、ギャラハッド達が発掘しているハドリアヌス皇帝時代の地層より深い所に何かが埋まっているのだ。

 

「ギャラハッドさん。なにか、埋まってますよ」

「本当だ。これ、なんだ?」

 

その何かは全貌が見えないが、木製のようだ。気になったギャラハッド達はその何かを発掘し、出してみる。その何かは何処から見ても長方形で人が軽々と入る程の大きさをしている。そして戦場にも出たことがあるパーシヴァルやベディヴィエールは直ぐにそれが何なのか理解した。それは…

 

「「棺桶?」」

 

そう棺桶である。

 

「良し、私が開けよう。一応…死体が入ってるかも知れないし、ギャラハッドとアルトリアさんは下がってくれ」

 

そして…パーシヴァルがその棺桶を開ける。すると、中には褐色肌の若い女性が眠っており、その女性の手には白色の莫大な神秘を宿した槍が握られていたのだ。その力はアーサー王が持つエクスカリバーに匹敵し、最早人が扱っても良いのかと疑わしいものだった。

 

「女性?」

「おい、ちょっとまて。この人、呼吸してんぞ。生きてるぞ」

 

ゆっくりとその女性は瞳を開けたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アグラヴェインは奮起した。ボールス含め、数名の騎士を引き連れてとある場所に向かっていた。そのとある場所とはランスロットの部屋であり、彼はランスロットを断罪するつもりである。

 

「王に背き、グィネヴィアと不倫したランスロットを赦すな!!2人を何としてでも捕らえよ!!」

 

この時代、如何なる理由が有ろうと主君の妻との不倫は赦されない。当然、主君の妻も同罪だ。アグラヴェインは不倫の証拠を掴み、ギャラハッドには悪いが此処でマダオとグィネヴィアを実行犯として捕らえるのだ。

彼等が今向かっているランスロットの自室ではランスロットとグィネヴィアがチョメチョメしている筈であり、その瞬間を捕らえる。そしてギャラハッドが帰ってくる前に罪状を言い渡すつもりなのだ。

 

「ランスロット覚悟!!」

 

部屋の前に辿り着いたアグラヴェイン。彼は部屋のドアノブを握るが、妙にドアノブが柔らかい。そしてドアノブが回らずほのかに温かい。

 

「それは……私のおいなりさんだ」

 

ランスロットの声が聞こえ、アグラヴェインは上を見る。何と言う事でしょう。アグラヴェインがドアノブだと思っていたのはランスロットのおいなりさんであり、目の前のランスロットはブリーフ一丁でアミアミタイツを履き、更にはブリーフを肩まで引っ張り上げてクロスさせていたのだ。そして極めつけはランスロットが正体を隠すためか、頭に被った物だ。それはグィネヴィアの使用済みおパンティーだったのだ。

 

「イヤァァァァア!!」

 

ランスロットのおいなりを触った為か、女性のように高い声を出してしまったアグラヴェイン。アグラヴェインはおいなりさんから手を離し、後ろに下がった。

 

「私は不倫仮面。人妻のおパンティーと世界の平和を愛する正義の味方だ。正義は私の味方ではないがね」

「なにがあったの!?ランスロット卿!!」

 

突っ込むボールスに反撃の隙を与えず秒殺し、ボールスの顔面を掴んでは自分の股間にぶつけトドメを差すランスロット…いや不倫仮面。

 

「成敗!!」

「イヤァァァァア!!」

「ボールス!!」

 

此処に…戦闘力だけならギャラハッドを上回りかねない最強の変態が降臨した。

 

「さあ、来なさい。君達に変態の力を教えよう」

 

どうしてこうなったのか?それは次回に語られる。




次回!!覚醒の不倫仮面!!

はい、もっぱら変態ギャグです(笑)

ヒロインどうする?期限はブリテンオリンピック開催まで

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