マシュのお兄ちゃん~ENTAKU最強~   作:静かなるモアイ

16 / 62
ギャーさん、新たなプロジェクトを執行する!?


ギャーさん大革命、本格的に指導する

ギャラハッドが聖杯探索を終えて3ヶ月後。ブリテンは大きな転換期を迎えていた。と言うのもその全てにギャラハッドが関わっている事は間違いなく、ギャラハッドのお陰でブリテンの大きな文明力は進歩し、ギャラハッドが関わったお陰かブリテンの悲劇が1つ回避されたと言っても良いだろう。

先ず、大きな人事移動が行われた。御存知、ランスロットとグィネヴィア王妃との不倫問題であったがギャラハッドのお陰か見事に解決。但し、その代償としてランスロットは円卓の騎士を辞任し、グィネヴィア王妃はアーサー王と離婚しては王妃から平民へと降格。今までの権限が無くなったが、それ以外の罪が無いと言えば最早、得しか無いだろう。円卓の騎士から只の騎士へ、王妃から平民に成った2人は晴れて結婚秒読みであり今はギャラハッドの元で働く事に成っている。

 

「ひっひ!?誰だお前は!?」

「私は不倫仮面…正義の味方さ。そしてそれは私のおいなりさんだ」

 

「グィネヴィアさん。其方はどうですか?」

「ええ、此方も終わりましたよ」

 

その結果、マダオことランスロットはギャラハッドの配下として忙しい日々を送りながらおパンティーを被っては正義の味方 不倫仮面に変身しては悪を裁く日々を送る。グィネヴィアはと言うと、ギャラハッドの元で産業発展に貢献しており、今ではギャラハッドが新たに開発した足踏みミシン…足で踏み、動かすタイプのミシンを使っては他の女性従業員と共にブリテンの衣類文化の発展に協力している。なお、貢献度はグィネヴィアが8割、不倫仮面が2割である。余談だが、グィネヴィアはギャラハッドの開発したミシンを使い、人類初アイドルの勝負服を作ったとして世界史で記されている…勿論、写真付きで。

 

では肝心の円卓の騎士はどうなったのか?確かにランスロットという実力、政治と共に円卓を支えてきた頼れるベテランが抜けた今、円卓の空席は二席と成っている。威厳を示すためにも権力的にも早く埋めたいところだが、それは難しい。と言うのも円卓はマーリンの魔術が掛けられており、前任者より強くなければ新たに座ることが出来ないのだ。その為か、前任者であった七席の者を超える者が中々現れない為に七席は長いこと空席なのである。更に円卓最強だったランスロットが抜けた事で、十一席も空席と成ってしまった。早く後進を育てたい所だが、そうもいかないのが現実である。

 

だが、嬉しい事も有るのもまた事実だ。ギャラハッドが聖杯探索から帰ってきてからブリテンは新たな人材を確保する事が出来、新たな若手が育ってきてるのも事実だ。

 

「貴殿達の参戦、心より感謝する。皆の者、既にギャラハッドから聞かされていると思うが新たに宮殿魔術師と成ったアルトリア・キャスター、宮殿魔法使いと成ったキシュア・ゼルレッチ殿だ」

 

円卓の間。円卓の騎士と+αな関係者が定期的に集い、会議を行う場所。そこは御存知、選ばれた存在しか集まれないが新たな人物が3人会議に参加するように成った。

先ず1人はギャラハッドと共に聖杯探索を終えて、キャメロットにやって来たアルトリア・キャスター。勿論、アーサー王と同一存在の別人の為かアーサー王と瓜二つな顔立ちをしているが、前々から会っていた騎士(ベディヴィエール、パーシヴァル、ケイ等々)は驚いていない。それにキャストリアも宮殿魔術師に成った為か服装が変わっている。より立場の有る人のような服装(俗に言う1再臨)に成っていた。この衣装、グィネヴィア作であり服の何処かにギャラハッドのルーンが刻まれており、ギャラハッドと同じく非対称性透過フィールドのバリアーを展開する事も出来る。なので、防御力はかなり高い。

 

「はい。宜しくお願いします」

「ゼルレッチだ。宜しく頼む」

 

そして魔法使いのゼルレッチ。マーリンやギャラハッドさえも上回る魔法を操る唯一無二の存在。言わば、人類側の超越者の1人に数えられる正真正銘の化物。そんな存在がやって来た為か、予言で物語を知るマーリンは自分の設計した物語が既に跡形もなく消し飛んだ為か唖然としている。

 

「うひょ!!可愛い女の子だ!!」

 

そして未だ円卓の席に座れないボールスはモードレッドと異なり、ジェンダーも見た目も可愛い女の子がやって来た為か大興奮。ボールスは女の子が大好きであった、日頃からぺリノアと共に行動してる為か性に関して興味津々。その為かガウェインに日頃から怒られているのだ。

 

「ボールス……彼女に手を出しては…行けんぞ……お陰で私は酷い目にあった…」

 

プルプルと震えるぺリノア。そう、ぺリノアは先日未明。キャストリアに手を出してしまったのだ。史実でも沢山の嫁が居ており、子供達の母親は全員別々のぺリノア。彼はキャストリアに声をかけ、ゴーtoベッドでチョメチョメをする為かキャストリアを誘った。だが…それが運の尽きだった。

 

『グッドイブニング、ハーレム王。今夜は月が綺麗ですね』

 

と右手に剣モードのアルテマウェポン ロンギヌスを持ち、左手にアロンダイトを持ったガチ装備ギャラハッドが降臨。ものの見事に瞬殺されたぺリノア。だが、悲劇は未だ終わらず、そこにおパンティーを被ったランスロットこと不倫仮面がやって来たのだ。

 

『美少女を強引に望まぬ関係を持とうとするとは…成敗!!』

『もう成敗されたんですけど!!』

 

そして不倫仮面の股間にwelcomeされ、ぺリノアは成敗されたのだ。

 

「良いか?絶対だぞ?お前のおっぱいに対する望みは立派だが、相手のSECOMを見て判断しろ」

「ぺリノアさん!?何があったの!?」

「ぺリノア、ボールス。未だ紹介したい者が居るんだが、良いだろうか?」

「「王よ、すいませんでした!!」」

 

そう、円卓の間には未だ紹介しないといけない人物が居るのだ。その人物はモードレッドと同じく、肉体は女性の騎士であり歳はギャラハッド達と同じ世代だと思われる。未だ、汎用品のような鎧を纏っているが立ち振舞いは立派な経験を積んだ騎士そのものだろう。

右手には何やら…機械仕掛け…いや、時代的にカラクリ仕掛けと言える槍を持っており、左手には盾を持っている。

 

「ガンランス?」

 

ギャラハッドが小さく、その槍を見てそう言った。そう、少女騎士が持つ槍はギャラハッドが前世でやったことがあるハンティングゲーム モンスターハンターに出てくる武器 ガンランスのような見た目をしていたのだ。事実、弾薬と思われる物を居れるための薬室が有るので間違いないだろう。

そしてギャラハッドはマーリンの方を見る。ギャラハッドと目が合ったマーリンはシメシメと言いたげに笑みを浮かべており、どうやらこのガンランスの製造にはマーリンが関わっているようだ。

 

少女騎士はガンランスを床に置き、兜を取っては右手に持つ。その素顔は嘗てギャラハッドが厨房で遭遇したボーマンことガレスであった。

 

「本日より、次期円卓候補として円卓会議に参加致しますガレスです」

 

ガレス。御存知、ガウェインの妹。つまり、これでガウェインの兄弟は全員が円卓の会議に参加する事に成るのだ。

 

「では新たな顔触れも揃った事だ。改めて会議を始めよう。だが、今日は会議よりもやらなければ成らないことがある。ギャラハッド」

「ええ、上下水道施設が漸く完成しましたので、今日はその始動ですね。既にキャメロット城の水回りも俺の設計で改装しましたので、トイレも全て水洗トイレに改造してます」

 

そう、今日はブリテンの上下水道の完全開通の記念日である。上下水道施設と汚水処理施設に関しては数ヶ月前、ギャラハッドがローマで覚えたローマンコンクリート等の建築技術を元に、ギャラハッドが設計した物がケイとアグラヴェインの元で建造が進められていた。そしてギャラハッドがブリテンに戻ってから急速ピッチで工事が進められ、漸く今日から完全始動と成ったのである。

完成した上下水道の仕組みはこうだ。上水道を通る水は貯水場から全都市に行き渡り、貯水場は全部で6つ建造しており、どれか1つが機能不全を起こしてもカバー出来るようにギャラハッドは設計。貯水場の水は海水から作られた塩素を適切に加えて殺菌し、濾過用の炭が入った主要水道管を通って各地に向かう。上水道はローマンコンクリートを用いた物、レンガで作られた物等が有るが序でに川岸と川岸を繋ぐ水道橋の中にも上水道は通っており、人々の交通網も序でに改善している。

上水道を通り、各地に行き渡った新鮮な水は使われ、生活排水や工業排水として排水溝を通り下水道を通っては汚水処理施設に向かう。なお、汚水や生活排水が通る下水道は丈夫なローマンコンクリートやゴムを用いた作りをしており、頑丈だ。汚水は汚水処理施設に到達すると微生物の働きで汚水は分解されていく。更に分解されながら長いくねくねとした下水道を通っていき、濾過されて綺麗に成った汚水は下流に流されて自然に還元される仕組みである。

 

このギャラハッドが設計したブリテンの上下水道。大半が未来まで残っており、世界遺産に登録されている。と言うか、その6割が現役で未来でも活躍している事を考えると恐ろしい物だ。序でにキャメロット城のトイレも全面改造。陶器製の洋式トイレに改造し、レバーを引けば水が流れると言った仕組みに改造。当然、ギャラハッドの設計である。

 

「それでは実際に使ってみましょうか」

 

ギャラハッドの言葉を受けて、円卓の間に居た者達は一斉に移動を開始する。彼等が向かったのはキャメロット城に住まう人々の食事を一斉に作る、厨房だ。

 

料理にも水は多く使う。スープを作る為や、最近では昆布出汁を取るためだったり、使い終わったフライパンや食器を洗うためと言ったりと沢山だ。今までは近くの井戸から必要な分だけ水を汲んでいた厨房スタッフだったが、これからはそんな労働とはおさらば。蛇口を捻るだけで水が流れ、排水溝を通っては排水が流れていくのだ。

 

そんな厨房にブリテンの国王であるアーサー王が直属の側近である円卓の騎士+αを引き連れてやって来た。その為か、厨房スタッフの他にも様々な使用人達がアーサー王達の行いを野次馬のように見つめる。

 

「皆、行くぞ」

 

アーサー王はそう告げ、いざ蛇口に触る。そして蛇口を捻ると、新鮮な水が蛇口から出てきたのだ。

 

「「「「おぉぉぉぉお!!」」」」

 

蛇口を捻るだけで新鮮な水が出る。水が出ると言うことは料理に、洗濯に、洗顔に兎に角色々使える。今、ブリテンの生活が1つ新たに変わったのだ。

 

 

 

 

 

ブリテンの上下水道が完全始動して3日後。

 

「さてと…次は何を作ろうかな」

「お前、次は何をやらかすんだ?」

 

ギャラハッド実験農場は更に規模が大きくなっていた。豊かな作物は勿論のこと、ギャラハッドがブリテンの鍛冶職人から鍛冶スキルの基礎を学び作った鍛冶作業場。

 

「パパ!!凄いよ!!見たこと無いお野菜が沢山!!」

「ねえ!!見て!!凄いでしょ!!」

 

と…実験農場を元気にはしゃぎ回る子供達が居た。実はこの子供達、実は彼の子供とご近所の子供である。

 

「君たち!!此処は遊ぶ場所では無いんですよ!!今日は見学で来ただけなんですからね」

 

子供達に注意するガウェイン。そう、この子供はガウェインの子供であるフローレンス、そしてフローレンスの友人でありキャメロット在住の農民の子ファーガスである。戦争がなく、町が発展すれば子供達も元気になる。それは良いことだが、同時に子供達の未来の発展の為の町作りも考えなければ成らないのだ。

因みにフローレンスとファーガスの両名。後にブリテンの丞相となるギャラハッドの元で働き、歴史に刻まれる騎士と成り、円卓の1人に数えられるのだ。

 

「学校を先に作るべきか…公園を先に作るべきか。テーマパーク染みたテルマエを作るべきか」

 

木材を加工して作った椅子とテーブルに座り、ギャラハッドは図面を見ながら考える。その図面はギャラハッドがローマで得た知識と現代社会知識を掛け合わせて設計したテルマエが描かれていた。

 

「子供達が元気なのは良いことだが、これじゃな」

 

ギャラハッドの側に立ち、ケイは頭をかきながらそう言う。ギャラハッドが生まれる前、ケイが子供の頃は自然が遊びだった。小さい頃はアーサー王と裸で湖に飛び込んだり、森でかくれんぼしたりと自然で遊んだのだ。

 

「あれ?ギャラハッドが設計したテルマエ。これ、単なる浴場だけじゃ無いよね?」

 

ギャラハッドの前に座り、ブリテンの新たな名物スイーツと成ったプリンを食べるキャストリアが図面を見て指差した。そう、この図面はテルマエの図面にしては他にも色々と書かれていたのだ。

 

「浴槽は男女別は確定。ハドリアヌスのように時間で分けるんじゃなくて、スペースは重なるが男女別に浴槽を分ける。こうすると時間に関係なく入れるからな。

ロビーは共通。ロビーは受付と休憩室も兼ねており、此処でプリンやフルーツオレの販売も行って男女共にリラックス。男女共通のスペースは他にも有って、劇やライブを楽しめる劇場も完備。妖精騎士のライブは此処で行うと考えて…」

「いや、もうテルマエって領域を超えてるぞ!?最早、レジャー施設じゃないか!!」

 

ギャラハッドが設計したテルマエは最早、テルマエという領域を超えて1レジャー施設と化していたのだ。ローマのテルマエをオマージュしているので、浴場内にサウナや運道場…ジムのような所は勿論ある。更にロビーでは男女共に寛げ、フルーツオレやプリンが楽しめ火照った体を程よく冷やしてくれる。更には劇場も完備されており、そこでは劇やライブが行われるのだ。勿論、妖精騎士のライブも此処で行われる。

 

「む?まてよ…ギャラハッド。さっき、学校て言ったよな、それは?」

 

学校。聞き慣れない単語にケイは興味を示し、ギャラハッドに問う。学校とは皆が御存知の教育機関だ。文字を学び、知識を学び、学問を学ぶ。このお陰か現代日本を始めとした未来の社会では多くの人々が必要最低限の知識を身に付けており、読み書きをすることが出きる。だが…残念な事にブリテンには学校がない。学校はなく、多くの人々は親から勉学を学び育っていくのだ。故に貧富の格差が産まれた家でほぼ決まると言っても過言ではない。事実、ケイとアーサー王も親から読み書きや一般教養を習ったのだ。

 

「国が行政として子供達に必要最低限以上の知識を教える教育機関。

この国ってさ、親が自分の子供に勉学を教えるホームスクールが一般的だ。だけど、それじゃ騎士や貴族の子供位しか高等教育処かマトモな教育を受けられない。それじゃ、いずれ国の発展が止まり貧富の差が縮まらない。だけど、学校が有れば貧しい家系の子供も…農民も町民も、職人の子も関係無く騎士の子供達と同じ様に学べるしチャンスを得る。誰もが読み書きが出来、誰もが計算が出きる。国民の質が上がり、誰にもチャンスがやって来る社会になる」

 

ぶっちゃけブリテンの識字率は低い。騎士や貴族の子供達は親から読み書きを習えるが、農民や町民の子供はそうはいかない。だが…学校が出来れば国から読み書きを習えることが出来るので、やがては誰もが文字を書けるように…読めるように成るのだ。いや、それだけではない今まで学べなかった事も学べ、国民の質も上がるのだ。

 

「お前…マジか!?いや、確かにそうだよな……俺達、どうして今までは気付かなかった!?」

 

確かに画期的だ。予算等の問題も有るが、それでも国民の識字率が上がれば言うことはない。ケイはギャラハッドの提案に唖然としてしまうが、子供達の未来を思う。

 

「それは凄い!!私も協力します!!これなら、皆が文字を読み書き出来ますよ!!」

 

当然、これにはキャストリアも賛成だ。だが…この中で一番賛成したのは間違いなく、この男だろう。

 

「その話、聞かせて頂きました。是非とも私にも御手伝いさせて頂きたい!!これでも子供を持つ父、子供やその友人達の為にも是非とも!!」

 

我が子フローレンス、フローレンスの友人であるファーガスを連れてきていたガウェインだ。

 

「学校とやらの施設の設計は出来ませんが、他の事なら力に成れます。ギャラハッド…貴方は半分趣味とは言え働きすぎです。是が非でも手伝います。勿論、弟や妹達も力を貸してくれる筈です」

「学校って本当!?」

「俺…生まれで騎士に成れないと思ってたけど、お兄さんの話を聞いて夢が広がるよ!!」

 

学校が出来れば努力次第で生まれの立場関係無しに騎士に成れる人物が増えてくる。教育が行き届けば治安も良くなるし、国の質も上がるだろう。

 

こうしてギャラハッド立案の…ブリテン学校製作プロジェクトが始まったのだった。




ギャーさん「超簡易的な学校なら速攻で作れるけどな。学校と言うか、読み書きを教える青空教室だけど」

サラ「はーい!皆さん、読み書きの時間ですよ」

次回!!青空教室!?フローレンスやファーガス以外にも、彼女達が学ぶ!?

ケイ「ギャラハッド…なに作ってるんだ?」
ギャーさん「試作品。鍛冶スキル覚えたしな」

そしてギャーさん。色々と作る!?

ギャーさん「全ては折れた選定の剣を有効利用する為に!!」

ヒロインどうする?期限はブリテンオリンピック開催まで

  • ぐだ子
  • モーさん
  • ガレスちゃん
  • キャストリア
  • 正妻戦争勃発!!
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。