ブリテン南西部の海岸線。そこは現在、パロミデス率いる防衛部隊が必死に防衛戦を展開しており、命辛々ブリテンを護っていた。
「何としてでも通すな!!必ずや、援軍は駆け付ける!!」
円卓の騎士は歴史に伝わっているように、全員がチートと言えるような実力を持っている。だが、正史(ギャラハッド昇天ルート)では蛮族やサクソン人に苦戦したとされていた。ではどうして蛮族相手に苦戦したのか?理由は単純、その蛮族が何処から見ても人間では無かったからだ。
「グルルル!!血を寄越せ!!」
「ヒャッハー!!パーリーだぜ!!」
それは真祖率いる死徒…吸血鬼の軍勢だったのだ。真祖は勿論のこと、吸血鬼の強さも人間を越えており人間では先ず勝てない。勝つことが出来るのは円卓の騎士のような一部の例外、そして神話の英雄位だろう。しかも、今回はその真祖が2人もやって来たのだ。
当然…パロミデスの部下も同じく吸血鬼には正攻法では勝てない。だから、彼等は相手が人外だと言うことで騎士の多くが使うことを躊躇ってしまうギャラハッド作の銃やクロスボウを用いて弾幕戦を展開しており、近付かせないようにしていた。
「射て!!」
「弾は気にするな!!無くなる前に応援は絶対に来る!!」
銃声が次々と響き、吸血鬼は次々と倒れていく。だが、それでも吸血鬼と真祖の軍勢は徐々に距離を詰めていく。このままでは時間の問題だ。パロミデスは互角に戦えるかも知れないが、配下の騎士は吸血鬼と真祖と真正面から戦えば間違いなく蹂躙されてしまう。
「アルテガ!!」
突如…戦場に爆光が降り注ぐ。突然の光でパロミデス達は瞳を閉じてしまい、腕で光を遮ってしまう。だが、光が止み…パロミデスが目を開けると。そこには跡形も無く消滅した吸血鬼の軍勢、身体がボロボロになり1から高速で再生する真祖2人。そして…自分達を護るように立ち右手に槍モードのロンギヌスを構えたギャラハッド、ギャラハッドの両隣に立つケイとキャストリアが居たのだ。
「ギャラハッド…ケイ殿…」
今となっては円卓最強と称されるように成ったギャラハッド。そんな彼が助っ人として来てくれた為か、パロミデスは安堵の為かほっとする。もう、自分達は大丈夫だと理解できたのだ。
「ケイ先生とアルちゃんはパロミデス達の治療。噛まれたヤツは居ないようだな…」
ギャラハッドはそう告げ、ゆっくりと真祖2人に近付いていく。
「うーん…でもギャラハッドの槍…なんか殺意マシマシな見た目に成ってないか?」
ふと、ケイはそう言った。ギャラハッドがロンギヌスを槍モードで使う際は、十字架が模された為か十文字槍と成っている。しかし、刀身が一回り大きくなっており、横文字の刀身も少し禍禍しい風貌に変わっている(イメージ、モルガン様第三形態の時の槍)。
「まさか…ギャラハッドの成長に合わせて、ロンギヌスが進化してるんじゃないよな?」
と声に出すケイ。その瞬間、ギャラハッドはロンギヌスを振るう。当然、真祖もバカではない。人間が反応できない程の速度でその場から消え、ギャラハッドの真後ろを取る。
「貰ったぞ!!のろまめ!!」
だが、突如としてその真祖の身体は4つに分解される。何が起きたのか分からなかったが、ロンギヌスの刀身から赤い新鮮な血が着いていた。
「きっ…貴様!!まさか!?」
呪いを打ち込まれ、身体が再生しながら激痛を全身に味わう真祖。
ギャラハッドは槍の特性を活かし、ロンギヌスを振るっては真後ろの真祖を四分割にしてしまったのだ。如何に真祖が優れた生命体とは言え、こう成っては全身の再生に時間がかかる。魔術で傷付けられた事とは話が違うのだ。
「この化物!!」
ロンギヌスで傷つけられたら終わり。その恐ろしさを痛感する真祖達。無事な方の真祖は逃げようとするが、ギャラハッドは左手の人差し指と中指を交差させるように印を結んだ。
「領域展開」
その瞬間…莫大な魔力が広がり、ギャラハッドは真祖2人、ケイとキャストリア、パロミデスの軍勢を異なる世界に誘った。
そこはギャラハッドの背後に白亜に聳えるキャメロットの城壁が聳える所だった。
「円卓御厨子!!」
固有結界。術者の心象風景を世界に侵食させる大魔術。魔法に最も近い物と言われており、人間や吸血鬼では使用しただけで大半の魔力を消費する切札。
だが、此処は術者の世界であり術者の方。消費魔力に応じたメリットは沢山有り、術者にはバフが永遠にかかった状態と言えるだろう。
「アウトォォォオ!!なんだか知らんが、叫ばずには居られない!!」
「固有結界!?ギャラハッド…貴方は」
だが、ギャラハッド。当然、この固有結界 円卓御厨子には元ネタがある。それはギャラハッドが生前、そこそこハマっていた漫画の必殺技だ。それを知ってか知らずか、ケイはツッコミを叫んでしまった。
「固有結界だと!?」
「因みに俺は領域…げふん、固有結界を1日に8回位使える魔力がある」
「「お前…本当に人間!?」」
固有結界は使えて1日1度が限度。しかし、ギャラハッドはそれを1日数回使えるのだ。
「それじゃあ…クッキングスタート!!」
ギャラハッドがそう告げる。その瞬間…数多の斬撃が真祖を襲う。三枚下ろし、微塵切り、全方位から切り刻まれる。いや、切断だけではない。火炎、冷却、兎に角料理で使うこと全ての現象が攻撃として真祖を襲う。
「「アガァァァァア!!」」
そして真祖は消し飛ばされた。
「なあ、ゼルレッチ。真祖の親玉どこ?ちょっと、殺してくる」
「……まあ、お前さんなら大丈夫か。朱い月って奴だ」
そしてギャラハッド…真祖の親玉との戦いを決意する。
次回!!ギャーさん。生涯一度の本気を出す!!
朱い月VSギャーさん!!
そして…ギャーさん…パパになる!?
ヒロインどうする?期限はブリテンオリンピック開催まで
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ぐだ子
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モーさん
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ガレスちゃん
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キャストリア
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正妻戦争勃発!!
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その他