寒い北風が息吹く白亜の城キャメロット城。城下町であり、首都でもある王都キャメロットに聳える城の頂上にはおパンティーを被った変態が町を見守っていた。そう、元円卓の騎士であり現在はギャラハッドの部下であるが日頃から世界の平和を守るために戦う正義の変態 不倫仮面ことランスロットだ。
雪が舞い、キャメロットは雪景色に染まっていく。街灯も街路樹にも雪がかかり、家々の屋根には雪が積もる。子供達は久々に見る雪を見てははしゃぎ、騎士の中でも精神年齢が幼い方のモードレッドがガウェインの子供達と共に雪合戦をしたりして楽しそうだ。
「今日も町は平和で何よりだ」
町が平和なのは良いことだ。不倫仮面は腕を組み、ブリーフとアミアミタイツという変質な服装とおパンティーで素顔を隠した変態な姿でそう言った。今さらながら、雪が降る真冬の気温でありながら、ほぼ裸の不倫仮面は寒くないのか?とは言ってはいけかい。不倫仮面は寒さよりも、暖かさよりも変態的な服装をした方が変態パワーでコンディションは常に最高に保たれるのだ。
「む?私の変態センサーが反応している。これはフランク王国か……此の世に新たな悪が悪事を働こうとしているな?ゆ゛る゛さ゛ん゛!!
変態奥義!!アブノーマル・テレポート!!」
不倫仮面は変態だが正義の心を持った変態。そう、彼は正義の味方なのだ。もう1度言おう、彼は正義の変態なのだ。弱者を見捨てる事は出来ず、彼は正義を執行する。勿論、無償の愛でだ。
不倫仮面は此の世に住まう邪悪な存在が有る限り、彼は何処から時空を超えて現れる。彼には蜘蛛の力も、コウモリの力も、クリプトン星人のパワーも、光の巨人の力もない。ただ、愛する人のおパンティーさえ有れば良いのだ。そして不倫仮面は不思議な光に包まれて何処かに転移したのだった。
キリスト教。御存知、サラの父親であるイエス・キリストが創設した宗教だ。元に成った宗教はキリスト教と同じく一神教であり、同じ唯一神を信仰するユダヤ教だ。イエスは本当に慈悲深い人だったのだろう。だからこそ、キリスト教は世界で最も信仰された宗教になり、世界で最も大きな宗教組織と成った。
『汝の敵も愛せよ。無償の愛をもってね』
遠い未来…東京の立川でバカンスを過ごす事になる救世主はかつてこう言った。しかし、時の流れは残酷だ。何時しか人々はイエスの教えを政治に、侵略に、他人を異端者と決め付けて虐殺の手段に使いだしたのだ。これは歴史が証明しており、ローマ教皇はとある文章のお陰か西ヨーロッパの全ての国王よりも権力が有るのだ。
『初のキリスト教徒であるローマ皇帝コンスタンティヌス一世の名に於いてローマ教皇に託す。ローマが繁栄できたのはキリスト教のお陰だ、故に汝に西ヨーロッパを譲渡する』
この文が書かれた親書のお陰かキリスト教の現時点での頂点に君臨するローマ教皇は絶大な権力を持っている。当然だろう、かつての世界の頂点に君臨していたローマ皇帝から直々にローマの半分を貰ったのだから。
だが、これは後々に歴史の研究で明らかに成ったことだがこの文章が書かれた親書……実は偽書である。そう、偽書と言うことは偽物だ。これはキリスト教団の地位を上げるために、とある聖職者が捏造した物だ。しかし、その時代に本物か偽物か判断する手段も有るわけがなく、当時は本物と判断されてしまいローマ教皇の権力は激上昇。結果、キリスト教とローマ教皇の権力はヨーロッパで最高と成ったのだ。
「西ヨーロッパは我々、キリスト教団の物だ。今の統治は君達に任せよう、だが忘れるな。我々の方が立場は上だぞ」
とローマ教皇の権力は西ヨーロッパ(ブリテン以外)では絶大な物である。フランク王国を初めとした多くの国では、ローマ教皇の許可を貰いローマ教皇の手で戴冠式が行われる事になる。事実、正史のカール大帝もローマ教皇から許可を貰ってローマ教皇から戴冠してもらったのだ。
宗教や信仰は尊く大切な物だ。しかし、莫大な権力を宗教が有するとどうなるのか?政治利用され、やがてはタガが外れて暴走する。異端者や異教徒相手は人間扱いせず、虐殺や陵辱する。自分達に影響を与えると判断された信徒は異端者扱いし、皆殺しにする。事実、タガが外れた行き過ぎた信仰のお陰で多くの人が無実で殺された。イエスはマジで泣いて良い。
そしてその悲劇がこの時代でも起きていた。
「フランク王国のとある町の一派を異端認定する。全て殺せ。奴等は乱行を行い、人肉を喰らい、主の名前を犯した」
ローマ教皇の名の元にとある一派が異端認定された。当然、異端認定されれば死刑は確定。遺体は遺さず焼き殺されるのが定説であり、人間扱いはしない。
だが、これは完全に濡れ衣である。史実に於ても似たような異端事件が起きていた。史実ではキリスト教の1宗派だったカタリナ派と呼ばれる質素な派閥が有ったが、そのカタリナ派は人食等の濡れ衣を着せられ…皆殺しにされてカタリナ派の資料も大半が消された。
「しかし…教皇様。異端者と信徒の見分け方はどうすれば?」
だが考えてほしい。異端者と言えど、その大半は西洋人。全員が白人だ、外見の違いなど分かるわけがない。まあ、中にはブリテン人のように顔が平たい人も居るかも知れないが、その大半が典型的な白人だ。外見の違いで異端者か信徒かは分かるわけがない。
「神は全てをしりたもう。全て殺せ、神は全てを知っている。
信徒ならば天国に行き、異端ならば地獄に堕ちる。簡単だろ?全てを殺せ」
なので彼等は決断した。ならばその町の人間を全員殺してしまえば良いと。神様は全てを知っているし、神の判断に任せることにしたのだ。健全な信徒ならば天国に行くので問題はなく、異端者で有れば神の裁きで地獄に堕ちる。だから町の人間を全員殺して神の判断に任せることにしたのだ。
なお、カタリ派の事件の際に犠牲に成った人は20000人程。その中でもカタリ派は僅か500人ちょっと。つまり異端者を殺すために何万殺すことも問題はないのだ。仮に殺してしまっても信徒なら天国に行けると当時のお偉いさんは思ってたのだから。
そして異端者を殺すために、町の人間を全員皆殺しにする裁きが始まったのだ。
フランク王国のとある町。そこは正に虐殺が起きていた。
「全員殺せ!!神は全てをしりたもう!!」
「おぉぉお!!」
逃げ惑う人々。町の人々を殺すのはローマ教皇の部下である騎士達とフランク王国の騎士達だ。彼等はローマ教皇の命令に従い、信徒だろうが異端者だろうが関係無い。だって、神様が判断するのだから。
「助けて……神様」
怯える少女とその母親。だが、関係無い。
「汝達が異端者で無ければ天国に行ける。安心して神の判決に身を委ねよ!!」
信徒ならば天国に行けるから良い。その考えの元に、騎士はロングソードを振り下ろす。だが、そのロングソードは突如として粉々に砕かれた。
「なっなに!?」
「私のおいなりさんには無意味だな…」
少女と母親を庇うように現れたのはおパンティーを被った変態、そう不倫仮面だ。不倫仮面は兵士の顔面を掴み、自分の股間にぶつけて倒してしまった。
「成敗!!」
「ぐぅぅえぇぇ!?」
おいなりさんの一撃を受けて、その騎士は倒された。そして不倫仮面は悠々と…変態的な動きで歩きだした。
「ふむ…事態は察した。君達、何をしてるのかな?」
不倫仮面の目の前で行われる虐殺の数々。
「神の名の元に異端を殺してるのだ!!異端を殺して何が悪い!!」
「ふっ…笑わせる。覚えておけ……現在、正義は貴様達ではない。変態こそが正義なのだよ!!」
だが、罪の無い人々を勝手な理由で虐殺するのは神様が許してもこの変態が赦さない。いや、間違いなく天国に居ると思われる神様と救世主もぶちギレていると思われる。
そして、不倫仮面は地面を蹴って走り出す。彼が先ず、標的にしたのは盾を持って剣も持った騎士だ。
「はっ!!」
不倫仮面は飛び上がり、パンチを繰り出す。当然、その拳を防ぐために騎士は盾で防ごうとする。だが、不倫仮面の拳はその盾を粉々に砕いてしまった。
ギャラハッドのお陰で文明が魔改造されたブリテンは兎も角、この時代の騎士達の盾は重い。だが、それでもロングソードで叩きつけても損傷しない頑丈さを誇る。だが、その盾を不倫仮面は拳1つで破壊してしまった。
「くっ!?」
盾を破壊された騎士。直ぐに攻勢に打って出ようとしたが、不倫仮面は騎士の剣も弾き飛ばす。そして不倫仮面は脚で騎士を拘束し…挟み…股間を顔面にぶつけた。
「変態奥義…ハリケーンストーム!!」
「イッイヤァァア!!」
不倫仮面はそのまま逆立ちになり、腕を使って回転して巨大な竜巻を発生させる。当然、脚に挟まれた騎士は顔面に股間が着いたままであり、生暖かい感触が顔面に襲ったまま竜巻の中央に襲われている。
竜巻は雷撃さえも生み出し、最早天変地異。だが、その風はどういう訳か騎士達に襲われていた民間人には危害を与えず騎士達だけに被害を出し、騎士達を次々と吸引していき吹き飛ばしていく。竜巻が止めば…ブリーフに意識を飛ばした騎士を挟み…不倫仮面が立っていた。
「ふんふん!!」
腰をふりふりと振り、ブリーフに挟まった騎士を払いのけた不倫仮面。
「ふむ…敵の親玉は分かった。アブノーマル・テレポート!!」
ローマ教皇が住まう大きな宮殿。そこでローマ教皇は優雅な時を過ごしていたが、なにやら宮殿が騒がしい。この宮殿の警備は厳重であり、賊が侵入しても瞬時に取り押さえる事が可能だ。
「騒がしいの…」
その時だった。
「私は不倫仮面。正義の変態だ。残念だが、貴方の部下は全て成敗した」
おパンティーを被った変態、不倫仮面が現れたのだ。
不倫仮面は腰をクネクネと振りながら、ローマ教皇に近付いていく。ローマ教皇は絶大な権力を持つが、戦えない。故か、見たことがない変態が近付いてきた為か…恐怖に怯えるローマ教皇。
「なっなんだ!?お前は!?」
「正義の変態だ。宗教を……偉大な救世主の教えを利用した貴様を赦さん!!」
逃げようとするローマ教皇。しかし、背後は壁であり不倫仮面から逃げられない。
腰を振り子のように動かしながら近づく不倫仮面。
「変態奥義…ウォッシング・ブレイン!!」
「ひっ!?」
ローマ教皇の顔面スレスレにおいなりさんを振り子のように動かす不倫仮面。この奥義はスレスレにおいなりさんを動かすことで、相手の肉体よりも精神的に恐怖を与えるのだ。
「ほーれほれほれ」
「ひっ!?一思いにやってくれ!!」
スレスレで動かすこと3分。その時はやって来た。
「成敗!!」
不倫仮面は教皇の顔面においなりさんをぶつけた。これにて成敗である。
「忘れるな。
宗教を侵略や虐殺に使うなど赦されんのだよ」
不倫仮面はそう告げて、腰をクネクネと動かして去っていった。
事実、カール大帝の時代に新たな正義の変態…変態仮面が現れる。その変態仮面は変態奥義の他にデュランダルと呼ばれる聖剣を使っているそうだ。
次回!!ギャーさん、フランク王国に外交で向かう。しかし、そこには天然痘が大流行!?
フランク王国民「こっこれは悪魔の仕業だ!!祈るんだ!!」
ギャーさん「祈って治るわけ無いだろ。治してやるよ、但し…完治後に風呂入れよ。水有るんだから」
ヒロインどうする?期限はブリテンオリンピック開催まで
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ぐだ子
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モーさん
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ガレスちゃん
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キャストリア
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正妻戦争勃発!!
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その他