マシュのお兄ちゃん~ENTAKU最強~   作:静かなるモアイ

26 / 62
ルイ・シャルルが可哀想!!と思いリメイク前では生存させる為に、ヤーナム送り。

ギャーさん含めたリメイク前から個性の強い奴等(ギャーさん、狩人様、筋肉バカ)は健在です。


幕間 かつてルイ十七世と呼ばれた狩人

我ら血によって人となり

 

人を超え

 

また人を失う。

 

知らぬ者よ

 

血を恐れたまえ。

 

血に酔いしれ、人を失ったならば知ると良い。これは弔いだ、弔いという狩だ。さあ、ルイ・シャルルの狩を知るが良い。

 

 

 

西暦1431年。そこは訳有って特異点と成り果て、人理が大きく歪んでいた。歴史では後に、ナポレオンによって偉人として認定された聖女ジャンヌ・ダルクが身代金を支払って貰えず、そのままイギリスの農民と成った翌年。フランス側ではジャンヌは処刑されたと見なしているが、未だこの頃のフランスは真実に気付いていない。

この頃の戦争という物は人は殆ど死なない。発展した製鉄技術により頑丈なプレートアーマー、鎖帷子と言った防具のお陰か刃物が鎧を通さないのだ。それにどちらかと言えば経済戦争という側面が強く、相手の騎士や大将を捕らえては相手国に身代金を要求するのが多いと言える。事実、1度の戦争で10人しか死ななかったのはザラに有ったのだ。

 

「………フランスか…さて、何時以来だろうか?」

 

その特異点の大地。そこに1人の男が降り立った。声からしては若い青年だろうが、素顔は分からない。なにせ、帽子と口元を覆うマスクで目元しか分からない。背丈は高い方だろうか?欧州人にしてはやや平均的と言える180cm程と言える恵まれた身長、体格は衣類の上からでは判別に困るが普通に鍛えられた中肉と言った所だろうか。

 

男は欧州の外れに存在する医療都市、ヤーナムと呼ばれる都市で活躍する狩人と呼ばれる存在だ。彼が着ているのもヤーナムの狩人衣装であり、多くの狩人がこの衣装を纏い獣を狩っては獣に殺され、或いは血によって人を失い狩人に介錯として狩られる。

ヤーナムは唯の町ではない。そこの血の医療は数多の病を治すことが出来るが、そのヤーナムには1つの風土病が存在しておりその風土病は血の医療でも治すことが出来ない。その風土病は獣の病、突如として人間が獣に変化し理性を失っては人を襲うのだ。血の病に感染するのは人だけではなく、カラスや豚などの動物もであり、感染した動物は大きくなり人さえも食い殺す。

 

「まあ…良い。俺は狩るだけだ」

 

男は狩人。元の身分がどうあれ、獣を殺すだけだ。今はサーヴァントとして特異点に降り立ったが、男の本体は未だ生きており()()()()辿()()()()()()()に未だ居座っている。

 

すると男の手に2つの武器が現れる。右手には慣れ親しんだ可変式の武器、ヤーナムの狩人達が用いたノコギリ鉈と呼ばれる武器だ。左手には散弾銃を握り締め、男は歩き出す。此処は特異点、もう普通のフランスではない。空を見上げれば炎を吐き出すワイバーンの群れが旋回しており、神代の名残を感じる。

 

「うわー!!ワイバーンはブリテン以外で絶滅した筈なのに、なんで飛んでるんだろう!!

あれれ?ローランどこ行ったんだろ?ブラダマンテのおパンティー握り締めてさ」

 

ふと、そんな賑やかそうな声が特異点の空に響いた。声の方を見ると、そこにはピンクの髪をした少女……いや違う。狩人は知っている。己の啓蒙と知識で知ってるが、そのピンクは男がだ。俗に言う男の娘と言える人物であり、レコードと写真が後世に残ってるためか殆どの人物は知っている。

その男の娘はアストルフォ。ブリテンを去ったマーリンが新たにプロデュースした王様、シャルルマーニュことカール大帝の部下であるシャルルマーニュ十二勇士が1人アストルフォである。ブリテン出身であり、老後(ウェルナー症候群の影響か外見上18歳)のギャラハッドの元でハチャメチャな義務教育ライフを送った事でも有名である。なお、世界初の国際的多重国籍アイドルである。

 

「そこの少年。お前も抑止で来た感じか?」

「おっーー第一村人発見!!ギャーさん先生ならこう言うんだろうな!!うんうん、最悪、アルクお姉ちゃん呼ぼうかなって思ってたけど人が居て良かったぞ!!僕の名前はアストルフォ!!

万能の英雄ギャラハッドの最後の教え子にして、最後にプロデュースしたアイドルさ!!BTN48のセンターをラウラちゃんと常に競ってたトップアイドル只今参上!!」

 

アストルフォは慣れているのか、アイドルのような名乗りを挙げた。そして狩人に近付いていく。

 

「うわー!!銃だ!!あっ、お兄さん。ダブルアクションのリボルバー使う?」

「いや、慣れ親しんだ物を使う」

「そっかー…それじゃあ、僕はこれを使うぞ!!」

 

するとアストルフォは何かを取り出した。それはギャラハッドがノリで完成させてしまったマグナム弾を発射可能な自動式拳銃 デザートイーグル(ブリテン仕様)である。それを右手に持ち、左手にはカーボンナノチューブとダマスカス鋼を組み合わせたギャラハッド作の蛇腹剣が握られた。

 

「所でお兄さん?お名前は?何だかさ…ギャーさんみたいに人間辞めてそうだし、アルクお姉ちゃんのように人外っぽいし」

 

アストルフォが言うと…狩人は帽子を取り、マスクを下にずらした。すると素顔が明らかになる。余程の経験をしたのだろうか、ストレスで頭髪は色素を完全に喪っている。だが、顔はかなりのイケメンだった。

 

「ルイ・シャルル。狩人だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

警告。

 

此処から先は史実に少し忠実なので胸糞な模写が有ります。胸糞な展開で気分を害してしまうかも知れませんがご注意して下さい。もし、史実通りにルイ・シャルルという子供の悲劇を見たくないのなら更に下にスクロールして、ヤーナムの下りまで行ってください。

 

フランス革命。それは激動の時代に起きた革命であり、フランス王朝の王権神受の終りと言える時代の節目であった。

 

革命は成功し、当時の王であったルイ16世ことルイ・カペー。そしてぶっちゃけ夫であるルイ16世より知名度が絶大に高いマリー・アントワネットは捕らえられた。当然、王夫妻が捕らえられたのならば必然的に2人の子供も捕らえられる。その2人の次男だったのが、ルイ・シャルルだったのだ。

 

「やめてください!!お願いします!!」

「黙れ!!貴様に拒否権はないんだよ!!売女の息子が、クソデブ元国王の息子のクセによ!!」

 

革命は成功し、ルイ・カペーはギロチンにより処刑。その後、建前的にルイ・シャルルはルイ十七世と成ったがそれは形だけ。彼に自由はなく、無意味となった王政の為ではなくルイ・シャルルは良き市民に成るためにとある人物の元で教育を受けることに成ったのだ。いや、それは教育ではない。誰がどう見ても虐待だ、鬱憤晴らしの虐待だったのだ。

 

シャルルの教育を任されたのは靴屋の男性だったアントワーヌ・シモンという人物だった。しかし、シモンが行ったのは弁舌に話したくない程だった。

最初の内はシャルル達が信仰していたカトリックの不定、父ルイ16世やマリー・アントワネットを悪く言う事だった。しかし、それは更にエスカレートし唯のシモンのストレスの捌け口として暴力が始まった。

 

「痛い!!」

「あっ?俺達がお前達王族から受けたのはこんな物じゃないんだよ!!」

 

殴る蹴るは当たり前。シモンには妻が居たが妻は止めようともせずに見て見ぬふり。

 

「おらよ!!呑めよ!!全部呑まないと…お前をギロチンにかけて殺すぞ?」

「ううぅぅ!?」

 

酒なんて子供に呑ませるは行けないことだ。これは既にギャラハッドがヨーロッパ中の医者に言い聞かせていたが、シモンはそんな事は知らないのだろう。シャルルに無理やり酒を呑ませ、拒否すれば殴り、無理矢理呑ませる。それでも呑まないのなら口に酒瓶を突っ込ませ強引に呑ませる。そして、シャルルが苦しむ様子を見てシモンはいつも通りに笑うのだった。

 

「くっくく…面白い事を思い付いたぞ」

 

なにやら、面白い事を思い付いたのかシモンは笑う。そして、シモンは売春婦を沢山呼んでは……彼女達に幼いシャルルを強姦させた。

 

 

 

 

一方のイギリス。

 

首都ロンドン。

 

「アルクェイド様大変です!!」

 

国会議事堂に移された円卓の席。大半の人間が座ることを赦されない円卓、そこの1席にただ1人座ることが赦された十代後半程の美女に1人の人物が話し掛けた。

美女は成長したアルクェイド・ブリュンスタッド。別名、月の姫、2代目アルティメット・アース、最後の円卓とも称される人物である。

 

「どうしたの?そんなに急いで」

 

時はフランス革命後の動乱で外交も揺れている。イギリスとスペインもそれを理解しており、両国はフランスにスパイを送り込んでいた。

 

「私がパパのように飛雷神使えたら良かったんだけどな。それで?フランスの様子ってこと?」

「はい。探らせたスパイによりますと、ルイ十七世は監獄棟に収監されている模様。更にルイ十七世の教育を任された人物は売女にルイ十七世を犯させたようです」

「良く分かったね?」

 

シャルルが収監されているのはおおよそ検討が付いていたイギリス。ギャラハッドのお陰で色々とスーパー産業革命が起きたイギリスは兎も角、他の国ではギャラハッドが「面白そう」と輸出した写真やカメラ以外はそこまで出回っておらず史実通りの発展を遂げている。

 

「まあ、フランスは監視カメラや赤外線なんて無いしね」

「あの…アルクェイド様?その作り方知ってるの、ギャラハッド様と貴方様位では?」

「細かいことは気にしなーい!!フランスは今後も荒れるわよね。売春婦に犯されたって…事は…梅毒に成ってるかも知れないわね」

 

 

そしてまたフランス。

 

ルイ・シャルルは梅毒(記録では性病としか書かれていないが、死亡解剖で腫瘍が有ったとされるので可能性あり)に感染していた。しかし、誰も助けない、手を指し伸ばさない。独房も変わった…もっと酷くなった。窓は鉄格子で閉じられ、光は入らずトイレも無い。トイレが無いと言うことは垂れ流しだ。

 

「うぅぅ」

 

ルイ・シャルルの顔からは感情が消えていた。独房は誰も掃除してくれないし、誰も手を指し伸ばしてくれない。食事は1日2度与えられるがそれだけ。誰もシャルルを人間扱いする者は居なかった。

独房の床はシャルル自身の垂れ流すしか無かった糞尿でまみれており、シャルルの身体には虫が沸いている。布団も誰もが変えようとはせず、ダニやノミの温床と成っておりシャルルの皮膚には沢山の刺された後があったのだ。

 

誰も見て見ぬふり、をしている。食事を出される時でさえも。

 

「カペーの息子!!死ね死ねよ!!早くくたばっちまいな!!悪魔の子供め!!へっきたねえウンコ垂れ流しやがったよ、惨めだなハッハハハハ!!」

 

罵声を浴びさせられる。シャルルは病の影響か自分で歩く事が出来ず、日に日に弱っていった。もう、自分が王族だった事も忘れてしまったのだろう。誰も助けない。

 

 

実はルイ・シャルルを助けようとする声は国外からは有ったのだ。スペイン王室はスパイから得た情報を元に、ルイ・シャルルの引き取りを行おうとした。だが、スペインの国会はそれを認めなかった。その結果、他国からも見捨てられたルイ・シャルルは自分が誰なのかすっかり忘れてしまい、病に犯されながら人間として扱われる事はなく時間だけが過ぎていったのだ。

 

 

 

 

「アルクェイド様!?」

「ちょっと行ってくるわね」

「そこまで伝説のギャラハッド様に似なくても!!」

 

 

 

 

あの麒麟児に育てられた彼女は見捨てなかった。

 

 

 

 

「はい!!ストレッチャー通るわね!!ラウラ、診察室とレントゲンの準備!!」

「御意」

「肺に水が溜まってるな…リンパも澱んでます」

「バゲ子、採血の準備。競馬場からスペも呼び戻して」

「了解したお嬢」

 

だが、最強の大国イギリスことブリテンの力を持ってしても。

 

「無理……パパなら何とか出来たかも知れないけど、梅毒、敗血症、肝硬変!?未だ幼い子供じゃない!?」

 

梅毒、敗血症、肝硬変、調べれば調べるほど出てくる病の数々。これにはアルクェイドも御手上げだ。アルクェイドがルイ・シャルルの血を吸って吸血鬼に変えれば助かるが、アルクェイドはそれをしたくない。どうするか考えた時…

 

「姫……かつて月を滅ぼした青ざめた血の気配がするヤーナムの血の医療なら…救いは有るかも知れんぞ」

「ヤーナム?」

 

そしてルイ・シャルルはゼルレッチの力でヤーナムという医療都市に送られた。

 

 

 

 

 

 

以後、児童虐待のシーンは無くなります。

 

10年後、医療都市ヤーナム。

 

医療都市ヤーナム。御存知、あらゆる病を治す血の医療が存在している。血の医療とは正体不明の血を輸血する。それだけ。そう、それだけでどんな病も治ってしまうのだ(獣の病は除く)。

しかし、ヤーナムは獣の病という風土病が存在しており、それはざっくりと言えば外宇宙からやって来た存在(クトゥルフ)が原因である。ビルゲンワースという学舎のカレル君が外宇宙からやって来た存在の墓を暴いてしまい、その結果…ヤーナムに血の医療がもたらされると共に獣の病が蔓延したのである。

 

「おっと!!獣の病ですね、今晩わ忍者です!!」

 

青年に成長したシャルル。彼はヤーナムの狩人衣装を纏い、右手にノコギリ鉈、左手に散弾銃を持っては獣の病の羅漢者…獣に変質した存在を狩っていた。

 

ヤーナムに転移されたシャルルは血の医療を受けて無事に完治。しかし、その後…直ぐに獣に殺されてしまった。しかし、此処は外宇宙の影響を受けるヤーナム。シャルルは死なず、死んだことを夢オチにしてしまう狩人の夢に囚われた。

その狩人の夢とやらでシャルルは最古の狩人である助言者ゲールマン、ゲールマンが作った美女だが人形の人形ちゃんに育てられて無事に成長した。

 

ノコギリ鉈で獣の首を撥ね飛ばし、更に振った遠心力を用いて大鉈に変形して複数纏めて切り裂く。

 

「今なら完治率100%、もれなく死亡率100%も着いてくる!!ノコ鉈を処方しますね!!」

 

獣の病に感染して発祥すれば理性を失い獣へと変わる。そして聖職者や聖人な程に大きく巨大な獣に変質すると言われている。

 

「やーがし!!」

「おっと、そこの貴方。スラッグ弾を処方しますね!!」

 

スラッグ弾とは散弾銃から放たれる遠距離用の弾丸だ。この弾丸は散弾とは異なり、至近距離で広がらず、普通の弾丸のように扱える。引き金が引かれ、散弾銃の銃口から炎と共にスラッグ弾が放たれ、獣…狼男の腹部を貫く。

スラッグ弾を至近距離で受け、狼男が怯む。その隙をついてシャルルは右手で狼男の腹部を貫き、内臓を引っこ抜いた。む?ノコギリ鉈はどうしたって?狩人は血の意思という力を持ち、自分の中に武器を収納できるのだ。因みに血を入れただけで大抵の致命傷も治ってしまう程である。

 

「はい!!出血大サービス!!」

 

内臓を引っこ抜き、返り血を大量に浴びるシャルル。

 

「あー、フランスと比べてヤーナムは住みやすい町だな。マジで」

 

あんな地獄の幼少期を過ごしていれば、ヤーナムも住みやすい町となる。

 

 

それから暫くし、夢にも終わりが訪れる。

 

「シャルル…もう充分だろう。ヤーナムの夜が明ける。君は解放されるんだ。私の介錯に身を委ねたまえ」

 

有る時だった。夢に帰ると、最初の仕掛け武器 埋葬の刃…片刃の剣から変形して大鎌になる武器を構えたゲールマンが立っていたのだ。介錯に身を委ねよ、つまり一度死ねと言うことである。だが、ゲールマンの手で1度死ぬとシャルルは無事に解放されて記憶の片隅に有るような平和な日常に戻れる…という事だ。母と父…姉と仲良く過ごしたような日々に。

 

「…アンタはどうなる?アンタは解放されないだろ」

 

答えは否。シャルルは新たな仕掛け武器を身体から出した。その仕掛け武器は騎士が使うバスタードソードのようだが、シャルルの背に大剣の刀身を彷彿させる鞘が背おられている。

この仕掛け武器はルドウイークの聖剣。片手で扱うバスタードソードと、背中に背負った鞘からなる仕掛け武器だ。このバスタードソードを鞘に仕舞い、仕掛けを発動すると鞘が大剣としての刀身となり…バスタードソードと大剣を切り替えられる武器に成るのである。

 

「…シャルル。これ以上は聞くな…君を巻き込みたくないのだ」

 

ゲールマンが大鎌を振るう。だが、シャルルも負けてはいられない。両者は激突し、火花が散る。そして…勝ったのは…

 

「シャルル…君は私と同じく魔物に取り込まれるのか…いや、或いは君なら倒してしまうだろう」

 

ルイ・シャルルであった。空を見上げると、触手を出した未知の怪物が宙を浮かんでいる。恐らく、この怪物がヤーナムの元凶だろう。

 

「ゲールマン。アンタの耳が聞こえなくなる前に言いたい。

血の繋がりはアンタとはない。だけど、俺を強くしてくれて有り難う。暴力に怯えるだけだった俺を此処まで育ててくれて有り難う。アンタは正真正銘……俺のもう1人の親父だ…誰がなんと言おうともな」

 

聖剣を収納し、ゲールマンが落とした埋葬の刃を拾い上げるシャルル。そして埋葬の刃を大鎌に変形させ、左手に散弾銃を握った彼は怪物…外宇宙の神に立ち向かう。そして…その後ろ姿を見て、ゲールマンは満足そうに霧のように四散した。

 

 

そして埋葬の刃が外宇宙の神を両断する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時はフランス特異点。

 

 

アストルフォと行動する狩人 ルイ・シャルル。一先ず、特異点の情報を集めるのが先だろう。

 

「シャルルって何時の人?」

「だいたい…1800年前後だ。訳有って本体は生きてるがな」

「アルクお姉ちゃんみたいに真祖?へんな気配するしさ」

「正しくは上位者…元人間の外宇宙の神と思ってくれ」

 

アストルフォは親友ローランと共に抑止力で呼ばれたらしいが、ローランはアストルフォの女友達でライバルアイドル ブラダマンテのおパンティーを被ってしまい…変態仮面に変身して何処かに行ってしまったらしい。

 

「シャルルって強いね!さっきもワイバーンやゾンビの群れを1人で片付けたじゃん。

円卓の椅子座れるんじゃない?僕はあと40年早く産まれてたら座れてたな…ユウキちゃんとタメなら間違いなく座れたのに」

「養父(ゲールマン)がスパルタでな」

 

アストルフォはセイバー、シャルルはフォーリナー。乗り物なんて無く、歩いて移動するしかない。そんな時だった。

 

「そこの君とアストルフォ卿。君達は抑止で呼ばれたサーヴァントかね?」

 

ふと、声をかけられる。何事かと思い、後ろを振り向くとそこには……ブサメンだが鎧を纏い、腰にはロングソード、手にはランスを持った男が馬に股がっていたのだ。

 

「あっ!知ってる!!ゲクランだ!!」

「偉大な騎士に知って貰えるとは光栄だ。私はゲクラン、クラスはランサーだ」

 

彼の名前はゲクラン。ジャンヌ・ダルク以前にフランス百年戦争で活躍した英雄であり、ゲリラ戦を得意とする武闘派でありながら頭も切れる人物だ。

ジャンヌ・ダルクが有名に成ったのはナポレオンの功績が大きいが、それ以前と功績ならば間違いなくゲクランこそが百年戦争の英雄として挙げられるだろう。

 

「僕はアストルフォ!!クラスはセイバーさ!!」

「ルイ・シャルルだ。シャルルで良い。クラスはフォーリナーだ」

「シャルルだな?今、抑止力で召喚されたサーヴァントを集めている所でな…共に来てくれないか?」

 

 

 

こうしてゲクランに連れられて抑止力陣営の拠点にやって来たシャルルとアストルフォ。

 

「マリー・アントワネット王妃とアマデウスは私と同じく、仲間を探して出掛けてるが…今はこんだけの仲間が集まった」

「そうか(お母様も呼ばれたのか…少し複雑だ)」

 

そこに居たのは…

 

「私、シャルロット・コルデーです。お願いします」

 

ナイフを持った爆乳の少女…たわわなアサシンとも言えるような少女 シャルロット・コルデー。クラスはアサシン。

 

「ふふふ…あんちんさま!!何処ですの!!」

 

水色の髪をした嘘つき絶対殺すガールな平たい顔族 清姫。

 

「すまない…合流する前におパンティーを被った変態に倒されかけて本当にすまない」

「ローランの被害者いた!?」

 

角の方で三角座りをする上半身裸で背中にツヴァイハンダーの魔剣を背負った大男が居た。

 

「すまない。俺はジークフリート。壁役として自由に使ってくれ、すまない」

 

そんな彼は伝説の竜殺し ジークフリート。後のすまないさんである。

 

だが、シャルルは有ることに気付いた。

 

「マトモに戦闘経験有るの。俺、ゲクラン、アストルフォ、ジークフリート、行方不明のローラン位ではないのか?」

「「「「あっ…」」」」

 

戦闘要員たったの5人(現段階、しかも1人行方不明)。

シャルルはヤーナムでの狩人として、アストルフォはシャルルマーニュ12勇士として、ゲクランは百年戦争の英雄として、ジークフリートは竜殺し。しかし、他はどうだろうか?シャルルの母親であるマリー・アントワネットは王妃であり戦闘経験皆無、アマデウス…モーツァルトも同じだし此方は作曲家。シャルロット・コルデーも暗殺は生涯1度で他は普通の娘。清姫なんてお坊さんに惚れてストーキングし、嘘つきの怨みから竜に成った位は有るが13歳の女の子。

果たしてゲクラン率いる抑止力組はカルデアが来るまで、ゲリラ戦法で持ちこたえる事が出来るのか!?

 

 




次回……ギャーさん、アークリアクター内臓式戦艦建造!?

ギャーさん「名前…フッドEXは?生ゴミ対策でバイオ燃料でも動くぞ」
ケイ「もう、どうにでもなれ」

いざ、キャストリアの為にカカオ探しへ!?しかし…

ギャーさん、キャストリア「顔が…平たい!?」
ケイ「お前達も平たいだろうが」

日本…上陸!?


なお、次の幕間は不倫仮面の後継者である変態仮面の模様。

ヒロインどうする?期限はブリテンオリンピック開催まで

  • ぐだ子
  • モーさん
  • ガレスちゃん
  • キャストリア
  • 正妻戦争勃発!!
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。