王族専用列車。御存知、ロイヤルエクスプレスとも呼ばれるブリテン時代から続く王族専用の電車だ。
動力源は大昔にギャラハッドが作ったアークリアクターを動力源としており、無限にエネルギーを産み出しては運行する。とは言え、王族専用の電車なのでよっぽどの事は無い限りは運行しないのだが、今回はイギリス政府もノリノリなのか現存するロイヤルファミリー最高齢+最強のアルクェイドがノリノリで貸し出してくれた。
「まさか、現世に呼び出されてからロイヤルエクスプレスに乗ることに成るとはな」
「電車の旅も悪くないな。しかし、ビールは無いのか」
「これ…アーサー王の時代から有ったんでしょ!?あのタイプアース、やっぱりやベーわ」
「俺、何気に乗るの初めてだ」
そんなロイヤルエクスプレスに乗り込み、一列に座った参加者の皆様は告げる。因みに上からエミヤ、ランサー、ヒナコ、ボールスである。
「俺は生前に何度か乗ったけどな」
ガタンゴトンと揺られ、ケイは昔を思い出しながらそう言った。当たり前だがケイは生前から我らがギャーさんに振り回されてきた。繁栄した国で正しい治世と統制を行った妹、息子同然の問題児であるギャーさんと関わり続けてきた胃痛持ちはギャーさんが計画した今後の展開を思い、早々に胃を抑え出す。
ピンポンパンポーン!!突如として車両アナウンスが流れ出す。
『本日はイギリス王室御用達のロイヤルエクスプレスに御乗車して頂、まことにありがとうございます。等列車はロンドン発、終点キャメロット行きで御座います。道中、2つの駅に寄りますのでお楽しみ下さい』
どうやら、ロイヤルエクスプレスは2つの駅に途中停車するようであり、笑いの刺客が襲ってくるとすればその駅に寄った時であろう。
「電車の中は安全そうだな」
「油断するなランサー。此処は既にギャラハッドの領域だ、彼奴が何を仕掛けてるか分からんぞ」
ガキ使を見たことが無いのか、安全だと過信するランサー。そしてガキ使を生前含めて何度も見ていたエミヤは何が起こるのか分からず、心構えを決める。
『では本日のお客様をご紹介します。先ずはエントリーNo.1!!イギリスの伝説的君主 アーサー王の義兄であられるケイさんです』
「おっ、俺達の紹介か?」
『生前から競馬にはまり、ギンシャリボーイ、シンボリルドルフ、ディープインパクト、ロイヤルインパクト等の有力馬しか賭けないチキンさんなんですよね~だから、エリザベス女王杯を見事に外して300万が消えるんですよ』
「おい、ちょっとまてぇぇぇ!!なんでそれを知ってるんだ!!」
すると次の瞬間…ケイ達の正面、向い側の座席の後ろの車窓が通電してモニターに変化。そしてモニターに馬券を握り締め、ムンクの叫びと成ったケイの隠し撮り写真が写し出されたのだ。
「俺、あの時…写真撮られていたのか!?」
「ブッフフ…」
なお、笑ってしまった虞美人ことヒナコ。すると…
『デデーン。ヒナコ、アウト』
何処から麻婆豆腐が大好きな愉悦神父の声が響く。どうやら笑ってしまうと、愉悦神父のジャッジが入り愉悦神父の手で宣言されてしまうようだ。そして、笑ってしまったヒナコにお仕置きを行うためか…隣の車両からお仕置き棒を持ったハサンが入ってきた。
「ぐえっ!?」
ズゴン…凄い打撃音がインパクト共に響いた。お仕置き棒はゴムとスポンジ製であり、今…立川でちょっとしたブームと成ってしまったスポーツチャンバラで使われている物と非常に似ている。だが、柔らかいゴムとスポンジで出来ているとは言え、痛いものは痛いのだ。
「普通に痛いわよ」
「まあ、スポーツチャンバラでも防具とか着てるしな。当然だ」
尻を痛がるヒナコ、そして冷静に告げたエミヤ。
『えー、続きましてエミヤさんですね。エミヤさんは此処とは異なる並行世界の英霊ですね。お料理が得意との事で、今は冬木でマスターのイリヤちゃんのお宅で、家政婦さんとして過ごしているとの事です』
「私か」
次はエミヤの説明が行われた。
『しかし!!その正体はだっさい私服で街中で買い物を楽しみ、夢の国ではタンクトップにサングラスと言ったコスチュームで徘徊し…イリヤちゃんから荷物を持って!!と頼まれれば、イリヤちゃんのリュックを背負い…夢の国を満喫する見かけ倒しmuscle不審者です!!』
車掌がそう告げた瞬間…向い側の窓が通電し、2枚の画像が浮かび上がった。1つは長袖の服(無印ステイナイトの士郎の服装)で冬木のデパートで買い物を行うエミヤの写真。もう1つは、ミッキーマウスの絵柄が書かれたタンクトップを着込み、サングラスとマスクを装備し…背中には可愛らしい小学生物のリュックを背負い、リュックは少し開いていて…そこからは可愛らしいダッフィーの人形が顔を覗かせていた。
muscle(筋力D)…ださい私服で夢の国を満喫する!!
「何処で撮ったのだ!!」
「ブフッフ!!」
「これは酷い!!」
「もっと他の服有ったでしょ!!」
『デデーン。全員アウト』
勿論、笑ってしまえばお尻をハサンの皆様に叩かれてしまう。お尻を叩かれてしまい、このメンバーの中ではもっとも耐久力の低いエミヤは痛そうにお尻をさする。
だが、エミヤのこれは序曲でしかなかった。
『この時ですね。エミヤさんは「やめてくれ!!」マスターのイリヤちゃん、イリヤちゃんのお姉さんの立香さん、立香さんのお友達である秋葉さん、秋葉さんの使用人である琥珀さんと翡翠さん、立香さんや秋葉さんのサーヴァントであるギャラハッド先生、筋肉バカ、蘭丸くん、沖田さん、アルトリア・キャスターさん、そして私とディズニーランドに行ったのですが』
「止めるんだ!!晒さないでくれ!!」
エミヤは懇願する。だが、残念な事に…モニターの画像が切り替わり、そこにはエミヤと共にディズニーランドを楽しんでいるギャラハッド達の写真が写し出されたのだ。
エミヤは当日、ギャラハッド達と共にディズニーランドに訪れていた。エミヤが共にディズニーランドに行ったメンバーは自分のマスターであるイリヤや立香共々、数合わせ+金銭絡みでカルデアに召集されて人理修復の為に立ち向かった少女達だ。もっとも、その1人は10年以上前にロア(アルクェイドとは会っていない)の転生体に選ばれ…自動召喚されたギャラハッドに助けられてゼルレッチの指令でカルデアに潜伏していた不死身の少女も混じってるが。
「こうしてみると、エミヤの私服のダサさが際立つな」
「ノォォォオオ!!」
全員笑ってしまいましたが…お楽しみ下さい。
エミヤが当日…自分だけファッションのレベルが低すぎるのを思い出したのか…項垂れた。
エミヤは御存知、タンクトップとマスクにサングラス。
イリヤちゃんは水色のシャツと青色のドレスを合わせたコーデ。
ぐだここと立香は黒いショートスカート、白いTシャツに赤のパーカー。
ギャーさんは黒いコート、赤いチノパン、コートの中は青色のARTSシャツ(立川とイギリスで好評発売中。又の名をコマンドカードTシャツ)。ARTSシャツのお陰か、ダサく見えるがスタイルが良いためか着こなしている。
キャストリアは青色のパーカー、白いシャツ、水色のスカート。
そして人理修復RTA編のネタバレと成るが、立香がカルデアで出会った友人達もファッションが良かった。
貧乳(平たい胸族)で黒いロングストレートの少女 遠野秋葉。彼女は元々、財閥一家の出なのだが…月姫世界線(ゼルレッチが吸血鬼となり、人理否定)とは異なりfate世界線(人理肯定)の影響なのか…人外との混血である彼女の実家は大破産!!その結果、借金返済の為にカルデアの数合わせのマスターとして参加したのだ。彼女はサーヴァントとして筋肉バカ、森蘭丸(男の娘。なお、この世界出身)を使役している。
筋肉バカ。この世界のコンラであり、茂フーリンがスカサハに逆レイプされて誕生したギャーさんレベルのバグキャラ。クラスはグランド・ランサー。ケイ先生不在時のツッコミ係り。
森蘭丸。通称、蘭丸きゅん。男の娘であり眼帯ボーイ。なお、この世界の織田信長は小栗旬に似ている男性であり、ギャーさん達からサブローと呼ばれてるとか。クラスはセイバー。
琥珀さんと翡翠ちゃん。秋葉の使用人。秋葉に着いてきて人理修復に参加。なお、翡翠ちゃんはサポートメンバーでありマスターではない。琥珀さんは色々と素でヤヴァイヒトである。なお、キャストリアと顔が似ている。
沖田さん。琥珀さんが呼び出したサーヴァント。クラスはセイバーであり、どういう訳かアーサー王とキャストリアと同じ顔をしている。なお、病弱である。
そして10年以上前に自動召喚されたギャラハッドが救った訳ありの不死身少女 エレイシア。なお、カルデア潜入時は一時的にシエルというコードネームを名乗ってた為か、ぐだ子からはシエル先輩と呼ばれている。なお、戦闘力は並みのサーヴァントなら一方的に粉砕できる。
美男美女の軍団に囲まれて、ただ1人だけタンクトップにマスクとサングラス。しかもマスターから頼まれたとは言え、長身マッチョ(筋力D)が女の子物でダッフィーが顔を出したリュックを背負う。違和感、バリバリだ。
『デデーン。全員、アウト!!』
「アーチャー…あの服装はないわ」
「黙れランサー!!私が持っていたファッションで、夢の国に行けそうなのが有れしか無かったのだ!!」
アーチャー、BBCの手でファッションセンスの無さを指摘される。そして全員、お尻を叩かれた。
『えー間も無く停車します。間も無く停車します』
すると、ロイヤルエクスプレスは停車駅に到着したのか停止した。
「恥ずかしい暴露は俺とエミヤだけか」
「いや、それは分からんな。しかし、次は誰が来るんだ?」
停車駅に停車し、扉が開くロイヤルエクスプレス。すると、駅のホームから日本の学ランを纏った白髪の人物がやって来た。
彼はカドック。カルデアの元最強チーム(ギャーさんのお陰で元最強)であり、最強のマスター8人で結成されたクリプターと呼ばれるAチームの1人であった。
「学校に行きたくないよ…受験が恐いしよ」
溜め息を吐き出したカドック。どうやら彼はネタの為か、不登校の少年を演じるようだ。
「川島。どうして学校に来ないんだ?」
すると、今度はジャージ姿に身を包んだ最強の先生 ケイローンがやって来たのだ。
「先生。俺、受験が恐いんだよ。俺だけボーダーギリギリだし、受かる自信がないんだよ」
カドック演じる川島くんは受験に不安を抱えており、不登校に成ってしまったのだ。
「川島…受験が恐いのは皆一緒だ。お前だけじゃない。キリシュタリアも、皆が不安を抱えてるんだ。勿論、先生だってそうだ!!」
ケイローン先生はカドックを励ますようにそう言った。
「クラスの皆はお前と一緒に高校も通いたいんだ。そして皆はお前がもう一度学校に来てくれるのを待ってるんだ。だから、学校に来ないか?」
「皆が…俺を?」
カドックの言葉にケイローンは頷く。すると、カドックは嬉しそうに笑みを浮かべた。
「先生…俺、目が覚めたよ。俺、学校に」
学校に行くよ。そう言おうとしたカドック。だが、言葉を遮るようにケイローン先生のビンタがカドックを襲う。
「ひでぶ!?」
「ぶふ…」
※笑ってしまいましたが…お楽しみください。
「先生、俺、学校に」
もう一度言おうとしたが、再びケイローン先生のビンタで言葉を遮られてしまう。
「先生、だから学校に行き」
再びケイローン先生のビンタが炸裂。
「先生…俺…目が覚めたんだ。だから今日からちゃんと学校にい「甘えるな!!川島!!」ひでぶ!!」
そして…強烈なビンタが炸裂し、カドックは倒れてしまった。
倒れたカドックの胸ぐらを掴み、ケイローン先生は凄い剣幕で告げる。
「手を差しのべてくれるのが仲間だろう!!川島!!ちょっとこい!!」
ケイローン先生はそう告げて、カドックを引き摺りながらロイヤルエクスプレスの外に出ていった。
「川島!!学校にいくぞぉぉぉ!!」
『デデーン!!全員アウト』
全員がお尻を叩かれ、ロイヤルエクスプレスは再び発車した。
「全く、マスター達も仕掛人とはな」
未だ始まって1時間も経っていない。なのに何度かお尻を叩かれてしまい、エミヤは今後の事を思ってか溜め息を吐き出してしまう。
すると、なにやら撮影スタッフ達が隣の車両から現れ、ケイ達の前になにやらスタンドマイクをセットしたのだ。
「なんだ?漫才でも始まるのか?」
『まもなく停車駅に停車します。間も無く停車駅に到着します』
そして流れる停車の案内。どうやら、次の駅で現れる刺客と関係が有るのかも知れない。
『目指すは…M-1優勝。エルサレムとインドが産んだミリオンスター。立川のお笑い芸人…パンチとロン毛!!』
その音声が流れた瞬間、ロイヤルエクスプレスは停車し、扉が開く。それと共に2人の人物がやって来た。
1人はパンチパーマ…ではなく螺髪と呼ばれる髪型をしており、大仏と何処か似た細身の男性。Tシャツにはシッダールタと書かれている。
もう1人はジョニー・デップに似た細身の男性。Tシャツにはヨシュアと書かれている。
この2人は立川でバカンスをしており、居るだけで立川の人理焼失を防いでしまった救世主のサーヴァント。悟りし者 仏陀、神の子 イエス・キリストである。なお、ヒナコとランサーより先に松田ハウツに暮らしていた先輩でもある。
「なんで2人が出てくるんだよ!!」
『デデーン!!ランサー、アウト』
そしてランサーはお尻を叩かれてしまった。
「イエス。今年のM-1は本気で優勝を目指そう!!」
「そうだね、仏陀。だけど、私達…予選にも未だ出れて無いんだよね。テレビもBBCと立川TVしか出れてないしね」
「それはそうと、どーもどーも!!パンチとロン毛のパンチの方でーす!!」
「私はロン毛の方でーす!!」
そんなイエスと仏陀はパンチとロン毛というお笑いコンビを結成しており、人理焼失事件前から地元立川のラジオに出演したりと、浅いながらも芸歴を積み重ねて来たのである。
「でもね、仏陀。私ね、M-1を目指すのも良いけど…他の事も目指したいんだ」
「R-1とかあるもんね」
「この前、アルクェイドちゃん、G1で欧州+日本でのクラシック無敗完全制覇してたけどね」
「ロイヤルインパクト強かったね。それはそうと、イエス…何を目指すんだい?音楽ネタ?それとも…」
「バラエティーに呼ばれやすくする為に、体当たりネタをやってみたいんだよ」
イエスはそう言うと、何かを取り出した。それは虫籠で、その虫籠の中にはクワガタが入っていたのだ。
「クワガタは昔からの鉄板だよ」
「だけどイエス。それをやると、ウリエルさんがクワガタを根絶やしにしちゃうよ。ちょうど、そこに体を張ってくれそうなお兄さんが居るよ」
仏陀はボールスを指差してそう言った。そんな仏陀に指差されたボールスは困惑するような顔をするが、事は進んでいく。
「お兄さん…ちょっと見本を見せてくれないかな?」
「えっ?俺!?」
そしてイエスは虫籠からクワガタを取り出して、ゆっくりとボールスの鼻に近付ける。するとクワガタは牙を開き、ボールスの鼻を思いっきり挟んだのだ。
「イデデェェェェ!!マッママァァァア!!」
「何がママじゃあ!!」
ボールス。余りの痛さに、ママァァァアと叫びながら泣き叫ぶ。
『ケイ、エミヤ、ランサー、ヒナコ、アウト』
「ママは余りにも卑怯やぞ、このおっぱい魔神!!」
そしてボールスは鼻の激痛。他のメンバーはお尻を叩かれてしまった。
「なるほど、リアクションはそうやってするんだね!!でも、仏陀…私達にはやっぱり無理そうだね」
「そうだね、イエス。それより、今日は旅行を楽しもう!!」
「そうだね」
そしてパンチとロン毛はロイヤルエクスプレスを後にした。
そして…ロイヤルエクスプレスは終点キャメロットに到着する。これが、真の地獄の始まりだとは知らずにだ。
「こちら、ギャラハッド。ターゲットがキャメロットに到着した。引き出しネタの準備とタイキックは出来ているな?」
「ふんふんふん!!ふっ、脚も温まっている」
ホテルの裏側。其処では
次回…引き出しネタ。なお、蝶野枠はアチャクレスです
ヒロインどうする?期限はブリテンオリンピック開催まで
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ぐだ子
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モーさん
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ガレスちゃん
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キャストリア
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正妻戦争勃発!!
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その他