英霊の座。
「ふぃー。今日も競馬中継を見ながら飲むウィスキーは旨いぜ」
ギャラハッドの保護者であり、ある意味育ての父親でもあるケイ(享年80)は最盛期の姿でソファーに座りながら大好きな競馬中継を見ていた。
「しかし、ギャラハッドの奴と連絡が取れないな。この前電話した時はグラレンジャーの仕事が入ったとか言ってたけどな。てか、グラレンジャーってなんだ?」
チビチビとウィスキーの水割りを呑みながらレースを見守るケイ。だが、テレビの画面にはアルクェイド・ブリュンスタッド…ケイのある意味孫娘が跨がる競争牝馬 フェアリーレイ(馬主イギリス王室…というかアルクェイド)がアーサー記念を制覇した。当然、ケイはフェアリーレイの馬券も買っており…本来は喜ぶべきだが悔しそうな表情をする。何故なら、ケイは3連単で買っており2着と3着を外した為だ。
「くっそ!!彼処で3番が指しきれば!!」
ケイ先生、競馬で300000円を損失する。まあ、これは生前から良くあることだった。なお、ギャラハッドの生前時代は単勝しかなく、3連単は無かった。その為か、ケイはガウェインとギンシャリボーイの120億円事件位しか外していない。
そんな時だった。ピンポーンとケイの座に訪問者が現れる。
「どちら様だ?」
ケイは玄関に向かい、訪問者をお出迎えする。まあ、ケイの座に遊びに来るのは大体決まっている。円卓の騎士やその関係者、そして後世を生きた自分達の事を知る人々の挨拶位である。
今回もガウェインやトリスタン辺りが遊びに来たのだと思った。だが、玄関の先に居たのは…
「私はオーディン。半分人間、半分神のグランド・ルーラーだ。
今はグランドの者達を束ね、有事の際はグランド・サーヴァントの戦隊チーム グラレンジャーの司令官 マスターオブシルバーとして活動している」
自分の事をオーディンと名乗る隻眼の壮年を迎えた男が立っていた。男は1本の槍を持っており、肩には白いカラスと黒いカラスが停まっている。
「グラレンジャー?」
「グラブル-ことギャラハッドから聞いてないのかな?君は良く、ギャラハッドの現世視察に付き添って日本中央競馬の馬券を買ってるから聞いてると思ったんだが。
今回のアーサー記念の3連単は残念だったね。私は馬連だったから当たったよ」
オーディンと名乗った男は自慢するようにスマホを見せる。そこにはイギリス競馬のオンライン決済で買った馬券が見事に的中していたのだ。
「なぬ!?」
「話を戻そう。ケイ…キャスターとセイバーのクラスを持つ男よ。グラレンジャーの切り込み隊長 ギャラハッドが特異点に突入した。
君には私が推薦したファーマーのサーヴァントと共に特異点に向かい、ギャラハッドと合流してくれ。その後はファーマーと共にギャラハッドと行動を共にするカルデアの人々を支えたまえ」
オーディンと名乗った男はそう告げ、ケイの前から去っていく。すると、オーディンの前に脚が8本ある馬が突如として現れたのだ。
「いや、なんで?」
「ああ、そうだね。2つ伝えることがある。
1つ、訳あってイギリスと日本東京都立川、そしてカルデア以外の人理は焼失した。1年以内に7つの特異点を解決しなければ3つの生存圏以外の人類は消滅する。だが、1年以内に解決出来れば何事もなく復活する。
2つ。カルデアの数合わせのマスターである少女達、Aチームの半数、カルデアが召喚したキャスター、その他のマスターの7割は信用して構わない。だがカルデアの全ては信用するな、信頼するな」
オーディンがそう告げると、ケイの足元に魔方陣が展開される。
「既にグラレンジャーに所属しているグランド・サーヴァントは既に出撃要請を出している。
グラブラック…キングハサン、グラパープル…ルイ17世は特異点に到着しており、先ほどグラブル-ことギャラハッドも冬木の特異点に到着した。世界を頼むぞ…私もいずれ向かう」
そしてケイは冬木の特異点に飛ばされた。
一方の冬木の特異点。
「そいそい!!」
ギャラハッドは戦っていた。だが、アロンダイトは抜かず、騎士にあるまじき武器を使って敵を倒していく。その武器の名前はアサルトライフル。射程距離数百メートルを誇り、高い連射性能と高威力を兼ね揃えた銃器である。勿論、ギャラハッド自作。
ギャラハッドはそれを構え、次々と相手を撃ち殺していく。アロンダイトやロンギヌスでぶったぎっても良いのだが、生憎と楽に敵を倒せればそれはそれで良い。
「ばっバカな!?どうして…そんな武器で!?」
1人の女がそう言った。オルガマリー曰く、その女はサーヴァントでは有るのだが黒い靄に包まれておりシャドウサーヴァントと呼ばれる劣化物らしい。だが、シャドウサーヴァントという劣化した存在とは言えサーヴァント。過去を生きた人知を越えた英霊であり、本来ならば通常兵器は効かない。だが、ギャラハッドが持ったアサルトライフルはシャドウサーヴァントの女に通じ、手足を吹き飛ばして頭を吹き飛ばした。
「俺の触れた物は全て俺の疑似宝具となり、俺が作った物も宝具となる!!」
だが、ギャラハッドはその人生の軌跡が産み出したスキルがある。それは触れた物をギャラハッドの疑似宝具となり、相手の宝具さえも触れればランクはそのまま借りパク出来るのだ。宝具でない物はCランク以上の疑似宝具となり、それはギャラハッドが自作したものも同じである。因みに、これはスキルなのでマシュにも有るのだとか。
「マシュ。お前も使え!!」
「私…銃なんて使ったことないんですけど!!」
ギャラハッドはマシュにも銃の使用を勧めるが、マシュは使ってくれない。ならば、自分で戦うしかない。
「次はおまえだ!!」
そしてギャラハッドは次のターゲットに、アサシンのシャドウサーヴァントに狙いを定める。まあ、シルエットからしてハサンの1人だろう。
「ひでぶ!?」
宝具と成った弾丸を避けきれず、シャドウハサンは蜂の巣に成ったのだった。
「ふっ、抜くまでもない」
ギャラハッドはそう告げて、アサルトライフルを四次元空間に仕舞った。
「アイツ、開幕早々fpsやってんな!!アロンダイト使えよ!!お前、セイバーだろ!!」
「ケイさん。アンタも大変やね、あの子がギャラハッド君やな?コンラのグラ友って聞いてたけど…」
ケイ先生。オーディンから推薦されたファーマーのサーヴァント クー・フーリンと共に冬木に到着し、ギャラハッド御一行を見付ける。
(知らないサーヴァント!?だけど、キャスターのクー・フーリンも居る!!やっぱり原作通りだ!!)
立香、オルガマリーと共にギャラハッドとマシュの背後に隠れてた藤丸は心の中でそう言った。なお…
「あっ!所長さん、マシュ!!ギャラハッドの先生だったケイも来たよ!!」
「オルガマリーで良いわよ。今度はケイ!?早くも、あの円卓が2人も!?」
「あれがギャラハッドさんの先生ですよね!?写真通りです!!」
立香、オルガマリー、マシュは見事に打ち解けていた。
だが、ケイは知らない。
グラレンジャーの司令官 オーディンの監視を掻い潜り、あの変態もやって来ていた事を。
レフどうなるの?多分、二次創作トップクラスに悲惨な事に(笑)
シグルドとカドックどうする?リメイク前と同じにする?
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原作通りで
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リメイク前と同じ、殺菌兄貴とマイフレンド
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タヒねぇぇぇ!!雑菌がぁぁあ!!