マシュのお兄ちゃん~ENTAKU最強~   作:静かなるモアイ

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グランド碌でなし…遂に登場。


兄の思い

ゴム紐を用いた斬新な下着であるトランクス、ボクサー、ブリーフ、おパンティーが正式採用されて早、半年。瞬く間に、ゴム紐の下着はブリテンの国民に広まった。紐パンからゴム紐のおパンティーに変わり、人々の下着文化は大きく前進したのだった。そして、下着に続くように、ブリテンはギャラハッドのお陰様で食事関係の産業革命が連続的で起きていた。

 

「きゅぅぅ!!この味付きの水、キューっとしてしゅわしゅわして旨いぜ!!全部の水がこうだったら良いのによ!!蜂蜜とレモンの味も最高だ!!」

「ええ、同感です。レモンの酸味が水の味を際立て、炭酸…でしたか、このしゅわしゅわが火照った身体を潤してくれますからね」

 

ギャラハッドが新たに考案したのは炭酸水。現代の日本では健康志向な人や、カクテルの材料に用いたり、ジュースの素材に使うことがある炭酸が含まれた飲料水。水に溶けんでいる二酸化炭素がしゅわしゅわと口に新たな刺激を届け、これまでの飲料水では考えられなかった刺激と爽快感を飲む人に届ける。

モードレッドとガウェインがそうであるように、円卓の騎士は勿論のこと、ブリテン在住の人々は新たな飲み物に心を踊らせる。この炭酸水であるが、原理は簡単だ。二酸化炭素を水に溶け込ませれば良く、二酸化炭素の発生原理さえ理解していれば誰だって作れる。材料費だって水なので、井戸や山水の源泉を使えばタダで手に入るのだ。

なお、味が一切加えられていないソーダはソーダ。蜂蜜とレモンが加えられた味着きのソーダは蜂蜜レモンソーダとして提供されている。なお、ギャラハッドは世界で初めて炭酸水を製造した人間として歴史の教科書に掲載されている。

 

ギャラハッドが考案した炭酸水の作り方はこうだ。炭酸水は二酸化炭素…発泡ガスが溶け込んだ水であり、二酸化炭素を飲料水に溶け込ませれば良い。ブリテンは国土が貧しいとは言え、娯楽の為か酒は作っている。そのお酒は日本ではビールと呼ばれる麦等を発酵させて作るエールというお酒だ。エールは歴史が古く、古代エジプトでも呑まれており、作る際には二酸化炭素が発酵の段階で発生する。エールは制作段階で沢山の二酸化炭素が発生し、エールを作る樽の上に充満する。そこでギャラハッドはエールの発酵樽の水を入れるガラスケースを用意、するとガラスケースの中に入った水の中にエールの樽から漏れだした二酸化炭素が次々と溶け込んでは炭酸水に変化するのだ。

 

だが…ギャラハッドはエールにも目をつけ、これを蒸留して新たな酒を開発。しかもその新たな酒は賞味期限が度数が高いために存在せず、どんなに放置しても腐る事はない酒として国内外から注目を集め、炭酸水の作り方と共に他国に開発した蒸留酒を輸出してブリテンの財源は潤いを帯びている。当然、実質原価0の炭酸水は作り方を他国に広めてはいるが、その蒸留酒は作り方は広めず酒自体を輸出する事で長期的に資金を得ることに成功している。

 

「トリスタン。良いですね、このウィスキー。ウィスキー単体ではやや苦めで度数がキツいですが、ギャラハッドの開発した蜂蜜レモンソーダで割ると良い味わいです」

「ええ、ベディ。私としては牛乳で割るのが好みです。これは美味だ」

 

ギャラハッド実験農園でギャラハッドがノリと勢いで作ってしまった小屋に有るバー。此処では仕事を終え、少し一息着きたい円卓の騎士が軽食と程々のお酒を楽しむ為のお店である。なお、不定期開店の為に開くかどうかはギャラハッドの気分しだい。

 

ベディヴィエールとトリスタンが呑んでいるのは現代でも有名なお酒ウィスキー。ウィスキーは馬鈴薯や大麦等を発酵し、蒸留させて作るお酒である。エールは麦でも作られるので、余ったエールを蒸留させてウィスキーにする事も出来るのだ。御存じ、ウィスキーのアルコール度数は40%前後、度数が高く腐る事は無いので末長く保存できる。エールの度数が5%前後なので腐る事は有るが、余ればウィスキーに蒸留し直せば良いので問題はない。しかし、度数が高いのでそのままでは少々処かかなりキツい。その為か、ギャラハッドはちゃんと美味しく呑むために炭酸水やジュースと割る方法も考えている。

ベディヴィエールは蜂蜜レモンソーダでウィスキーを割り、トリスタンは牛乳(考案者 当然の如くギャラハッド)でウィスキーを割っては楽しそうに呑んでいるのだ。ギャラハッド、酒文化を物凄くフライングさせる。

 

「此方、菜の花のバターソテー。試作品のモッツァレラチーズです」

「「待ってました!!」」

 

半年も有ればブリテンの食事事情は改善する。今まで痩せこけた土地は改善し、多くの食べ物が今年は実った。馬鈴薯やニンジンは全国民に行き渡る程に豊作であり、油はマダオの伝輸入がメインだったオリーブ油や希少なラードから自国産に大きく変わった。菜の花の種から取れる菜種油、豚を鏖殺した時に背脂から抽出するラード等と大きく変わったのだ。勿論、菜種油の取れる量は未だ限度があり、オリーブ油の輸入には頼らざるを得ない部分は有るのだがそれでも輸入の量が減ったのは喜ばしい。

 

「チーズですか。しかし、私の知ってるチーズと違って生っぽいですね」

 

トリスタンがフォークでチーズ…モッツァレラを刺して持ち上げて疑問に思う。実はこの時代でもチーズは加工食品として有名であり、ローマ帝国では普通に食されている。だが…ローマで定番のチーズと違ってモッツァレラは滑らかで柔らかいのだ。

 

「柑橘類の果汁又はビネガーを加えて固める方法も有るが、これはレンネットを使って固めたんだ」

「「レンネット?」」

 

聞き慣れない単語にトリスタンとベディヴィエールは首を傾げる。しかし、食べたい衝動からモッツァレラを食べて旨そうに笑みを浮かべて酒を喉に流し込む。

 

「クリーミー!!」

「レンネットとは大昔から使われていた酵素だ。元々は牛や山羊の赤ちゃんの第四の胃…ギアラと呼ばれる所から取れる酵素でな、たんぱく質を固める役割がある」

 

レンネット。牛や山羊の赤ちゃんの第四の胃ことギアラから取れる酵素であり、これは牛乳等を固まらせる作用がある。チーズは偶然の産物で発見された食材であり、その歴史は大変古い。大昔、旅人が山羊の赤ちゃんのギアラを水筒に加工してその中にミルクを入れていたが、そのミルクが凝固したのが最初だと言われている。

 

「だが…俺は薬品研究の為に飼育していたカビの仲間、ケカビからレンネットを発見した。このケカビ由来のレンネットを増産し、増産したレンネットを粉末状に加工。そしてケカビ由来のレンネットを他国に輸出しているんだ。他国じゃ、レンネットは子牛や子山羊を殺さないと手に入れないし、一度の量が限られる。

我が国はケカビのお陰で、子牛達を犠牲にせずレンネットを増産出来る。お陰でバンバン作っても輸出しても問題はナッシング!!」

 

しかし、このレンネット。今ではケカビと呼ばれるカビの仲間から作り出す事が出来る。このお陰で子牛のように可愛い命が失われる事はなく、人々は美味しくモッツァレラチーズを食べているのだ。

なお、このケカビ由来のレンネットだが…ギャラハッドは薬品研究の段階で偶然に発見してしまい、本人の前世知識は全く関係ない。

 

後年、ギャラハッドはカビの研究者としても歴史に刻まれる事に成るのである。

 

「「おお!!それは凄い!!」」

 

なお、このケカビ由来のレンネット。作りまくっても問題は無いので、ブリテンは他国に輸出して更に財政を潤っている。

ブリテンは現在、ケカビレンネットとウィスキーを他国に輸出している。今まで輸入してばかりだったブリテンが漸く、輸出という行いが出来て財政に新たな光を見出だしたのだ。輸入は兎に角金がかかる。この時代に飛行機なんて物は存在せず、大きな輸送は船を使う。しかし、船と言えど何かが起きれば沈没してしまう。そうなってしまえば大事な積み荷も海の藻屑と成ってしまい、船の乗組員も死んでしまう。だが…このブリテンは違う。ギャラハッドの負担は増えるが、事前にギャラハッドがマーキングを輸入国に刻んで置けばギャラハッドがそこに転移。その後、輸入品を確認し、金銭等を輸入国に手渡して輸入品をブリテンに飛ばす。こうすれば事故無く安全に物資をブリテンに運べるのだ。勿論、ブリテンから輸出国へ輸出する際も同じである。

 

「カビとゴキブリはマジで凄いぞ。ペニシリンや他の抗生物質、薬品の研究がマジで捗る。お陰でブリテンは医療分野に於いてはローマを置き去りにした。マダオより凄いぞ」

 

ギャラハッドというイレギュラーが居る為なのだろうか、ブリテンは医療分野はローマを置き去りにし、世界で最も優れた医療大国に成ったのだ。

 

 

 

「さてと、そろそろ店仕舞いにするか。天然痘の特効薬も作らないとな…」

 

フライパンを洗い終え、来店した騎士達が使ったコップと食器も綺麗に洗うギャラハッド。このバーはギャラハッドが趣味でやっている場であり、料理の試作品等を提供する場だ。だが…医療の実験場所は別の所に有る。医療の実験場所までは飛雷神で飛べば一瞬だが、今日の洗い物は今日中にしなければ成らない。バーは気紛れ開店の為に次は何時暖簾を出すのかはギャラハッドでも予定を考えていないためだ。

 

「異世界にも天然痘が有るのは幼少期から知っていた。俺はどういう訳か感染しないし、酒にも酔えない。この事から俺の身体はあらゆる毒と呪いが効かない身体何だろうな」

 

洗い終えた食器を優しくフキンで水気を拭き取り、棚に仕舞うギャラハッド。

ギャラハッドは幼少期の頃から自分の身体が変だと薄々気付いていた。身体能力の人間離れした高さではない、もっと根本的な部分が違うと思っていたのだ。最初は異世界転生した際に与えられる特典かと思っていたが、違った。それは望んでいた訳では無かったからだ。

幼少の頃、ギャラハッドはランスロットの手で修道院に預けられていた。物心着いた頃から白髪だった彼だが、修道院のシスター曰く、やって来たばかりのギャラハッドはランスロットと同じ髪色だったそうだ。その上、修道院の周辺で人類を脅かした病…天然痘が猛威を振るった時はギャラハッドは感染した子供を前世の知識を生かして治療した。だが…その子供の飛沫がかかった事がある。本当なら間違いなく感染だが、ギャラハッドはどういう訳か感染しなかった。当時はたまたまと思ったが、マーリンが十三席に仕掛けた呪いを物ともしなかった事でギャラハッドの疑問は再燃する。そして2ヶ月前、完成したウィスキーをストレートで飲みギャラハッドの疑問は確信に変わる。ギャラハッドにアルコールの症状は一切現れず、ギャラハッドは自分の身体が呪いや毒に対して究極と言える耐性を持っていたのだ。

 

ゴキブリのように瞬時に毒素に対して抗体を作れるのか、はたまた毒素が効かないのか分からなかったが…呪いの席から考えて一切の毒が無効になると結論着ける事にしたギャラハッド。

 

「だとしたら俺の身体から天然痘のワクチンは作れない。牛や馬から馬痘ウィルスを採取し、人間に打ち込む方法でワクチンにするしかないな。天然痘ウイルスとサル痘ウイルスは人間に対して重症化させるが、牛痘ウイルスは人間が感染しても超軽傷で済んで抗体が出来る。

天然痘系列の抗体の型は同じ筈だ。それで行くしかないな」

 

天然痘はブリテンでも人々を苦しめている。ゴキブリとカビ類から治療薬の開発をギャラハッドは急いでいるが、時間が足りない。天然痘は何としてでもブリテンだけとは言え撲滅させなければ成らない。そうでなくては多くの人々が亡くなるし、多くの人が後遺症で悩まされる。世界中の人々が今日もこうしている間に天然痘で悩まされており、亡くなり、完治しても身体中にブツブツが残る等の被害を受けている。

 

「治療薬が先か?ワクチンが先か?ワクチンは馬痘か牛痘さえ見つかれば速攻で出来る。ブリテンやフランスを飛び回れば1日で見付かる。どうするべきだ…いや、それ以前に…」

 

ギャラハッドはそう告げ、自身の白く成った髪の毛を触り悲哀が混じったような表情で嘆く。

 

「俺の命の残り時間は後、何年だ?脳腫瘍の影響で白髪に成ったかと思っていたが、それは無いな。回復魔術で新鮮な脳を常に提供してるし」

 

人間は歳を取っていけばメラニン色素が上手く作れなくなる。

 

「気付いたようだね」

 

ふと、その声が聞こえてギャラハッドはバーのカウンター席を見る。そこには宮廷魔術師のマーリンが座っていたのだ。

 

「出たな、ろくでなし」

「はっはは、マーリンさんだよ。ろくでなしは酷くないかい?」

「皆、このルナティックな世界を全身全霊で生きているんだよ。お前以外はな」

 

ギャラハッドはマーリンという宮廷魔術師が嫌いだった。ケイに入れ知恵された訳ではなく、会った瞬間から何処か嫌悪感を抱いていた。

ブリテンはハッキリと言えば滅び行く国だった。アーサー王という王とギャラハッドの改革で国として回復しきってる状態で、なんとか保っている。だが…このマーリンという男は傍観者…まるでフィルター越しに物語を見ているような感じなのだ。

 

「王様はご飯を食べてるときに心から嬉しそうにしてる。ケイ先生は俺のやりすぎをツッコミ入れながら叱ってくれる。でもお前は違う…女の子だった1人の少女を王に仕立て上げて、滅び行く国を任せる癖に、なんの感情移入も懐いていない」

「ふーん、良く見てるね?君、本当に私が予言で見たギャラハッドじゃないね」

「ケイ先生が半年前に言ったとある事が気になってな。円卓全員を観察してた。案の定だったけどな」

 

下着プレゼンの後、ギャラハッドはアーサー王が女性である事をケイに確認した。実はギャラハッドは最初に見たときからアーサー王がアルトリアという女性だと気付いていており、この国がジェンダーフリーを推奨する男女差別の無い国だと思っていた。

しかし、それはギャラハッドの勘違いだった。アルトリアはケイやマーリン等の事情を知る一部の例外以外からは男性と思われており、完璧な王を演じてるに過ぎなかったのだ。女性として本来の自分を押し殺し、男の王を演じてきたアルトリア。それは一重にこの国を守りたい彼女の姿だった。

 

「他の円卓の騎士は全員、王様を女性だと思っていない。完全に男と判断し、完璧な王様だと額縁に飾ったような肖像画を見るように見てる。

ケイ先生が嘆く訳だよ。ケイ先生以外、誰だって本当の王様を見ようとしていない。アーサー王というフィルター越しに見てるんだ」

 

円卓の騎士はアーサー王を心から心酔しているだろう。だが…円卓に入って日が浅いギャラハッドと義兄であるケイ以外は心酔する余り、アーサー王をアーサー王個人ではなく理想の王というフィルター越しにしか見えていない。肝心のアルトリア個人を見れていないのだ。いや、見ようともしていないのかもしれない。

 

「あの人…いやあの娘が本当に感情を出して笑顔浮かべるの、俺の出した料理食べてくれる時だけだぞ?」

「じゃあ、君がアルトリアの代わりが務まれるかい?」

「今は無理だな。俺は政治の前に、天然痘を撲滅させないといけない。万全に動くのは後、軽く見積もっても半年長くて1年。内臓の機能が弱まるのはその後から徐々に来る。研究も出来て1年ちょっとだな」

 

そしてギャラハッドが余命を気にした時にマーリンが現れ、マーリンは気付いたようだねと告げていた。この事からギャラハッドの残りの時間が無いことは間違いないだろう。

ありとあらゆる呪いと毒に対する完璧な耐性。全てを凌駕しかねない剣の才能、桁外れな魔力の量と質。これらと引き換えに寿命が短く設定されていたと過程すれば?辻褄は合うだろう。

 

「それで充分だけどね、本来の君なら。アルトリアがブリテンの良き王に成ると同じ様に君にも役目はある。

君の役目は救世主の残した聖杯を見付け、それを使って穢れ無き純潔の肉体のまま神の元に召される。それが君の物語だ」

 

救世主…聖杯、この2つのキーワードからギャラハッドはとある人物と1つの宗教を思い浮かべる。キリスト教の教祖であり神の子であるイエス・キリスト、キリストの血を受け止めた盃…聖杯である。

 

「十三番目の席に仕掛けた呪いと言い、本当にキリスト教が好きなんだな」

「本当なら君は円卓の騎士に数えられて直ぐ、聖杯を見つける旅に出る。そして聖杯を見付け、純潔で穢れ無き肉体のまま此の世を去る願いを叶えて神の元に召される」

「はっ、なに?スタイリッシュ自殺するのが予言だって?とんだお伽噺だな。ジャンプの打ち切りじゃ有るまいし」

 

マーリンの言葉が正しければ聖杯はどんな願いでも叶うのだろう。だが、マーリンの予言でのギャラハッドが叶える願いは早い話自殺。何を思って自殺を願ったのか一切分からないが、ギャラハッド本人からすれば全く理解が出来なかった。

 

「まあ、君は好きにしたまえ。本来なら、君はもう聖杯探索を終えて天に召された頃だけどね。ともかく、マーリンさんはお暇するよ」

 

マーリンはそう告げてバーから出ていく。しかし、ギャラハッドは思った。

 

「聖杯使えば…俺の寿命問題、解決するんじゃね?」

 

ギャーさん。聖杯の探索を予定の1つに加える。

 

 

 

 

 

 

 

「あーあ…月が今日は見えないな」

 

ケイは自宅の豪邸の屋根に登り、ギャラハッドから貰ったウィスキーをストレートで呑みながら星空を眺めていた。

 

ケイはギャラハッドにアルトリアの真実を話し、半年。ギャラハッドも円卓の騎士がアルトリアをどう見ていたのかを理解してくれた。誰もあの日からアルトリアの事を見てくれず、何もフィルター無しで見てくれたのはギャラハッドだけ。

 

あの日から…アルトリアが選定の剣を引き抜き、側で支え続けてきたケイ。いや、その前から兄としてアルトリアの側に居たケイ。くそったれ魔術師、父親、先代王、様々な人の思いや陰謀で本人の意識関係無しに王に選ばれた妹。ケイとしてはアーサー王としてではなく、アルトリアとして妹には幸せに成って貰いたかった。

 

「なあ…ギャラハッド。お前だけだったよ。俺以外でアルトリアの事を見てくれたのは。

アイツを叱って、そんで夜に成ったら隣で寝て朝日が昇るまで側に居てくれ。妹に王は向いてない、アイツには誰かと幸せに家庭を築いて…それでガキや夫に囲まれて楽しく過ごす方が良い。お前だから託せるんだ……此処で酒の力を借りて言ってもしょうがないな」

 

ケイは酒に強いが、ウィスキーの度数が高いのも有ってかその後直ぐに寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギャラハッドさん!?」

 

「ギャラハッドさん!?」

 

「しっかりして下さい騎士様!!」

 

1週間後。天然痘のワクチン接種でブリテンを回っていたギャラハッドが倒れた。その事がケイの耳に入り、ケイは気が付けば馬を走らせていた。




次回…ギャーさん倒れる!?

「ワクチン接種は終っていない…次は……」
「ギャラハッド!?お前…左目見えてるか!?」

刻々と迫り来るタイムリミット。

「あの碌でなし魔術師は聖杯がどうたらこうたらって言ってたな」
「聖杯?キリスト教にはまったマーリンのやりそうな事だな。だとしたら、童貞しか聖杯は見れないな」

ギャーさん、旅立ちと覚醒の時が迫る。

漁夫王「聖杯をそんな目的で使うな!!」
ギャーさん「ドラゴンボール!!俺の寿命を伸ばしてくれぇぇえ!!」

漁夫王+???「えっ!?ロンギヌスを取り込んだ!?」

漁夫王+???「えっ!?ロンギヌスが真っ赤な槍!?てっ!?剣に変形した!?ふぁ!?」

ギャラハッド…運命を乗り越える!?

ギャラハッド「領域展開!!」
ケイ「アウト!!」

聖杯捜索編スタート!!

ヒロインどうする?期限はブリテンオリンピック開催まで

  • ぐだ子
  • モーさん
  • ガレスちゃん
  • キャストリア
  • 正妻戦争勃発!!
  • その他
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