マシュと運命たんがいっぱしに戦えるように、ギャーさんブートキャンプを受けた終った翌日。
早朝からギャラハッドは、カルデアから取り寄せた代物を用いて様々な代物を作り出していた。
と言うのも、これには訳がある。ギャーさんは医学や様々な文明発展の知識は有っても、残念ながら歴史の知識はない。だからこそ、ギャーさんはすっかり忘れていたのだ。この時代なら猛威を振るっており、なんなら人類が気合いと根性を振り絞っても根絶がほぼ無理な三大感染症の1つが大暴れしていたことを。
「そういやマラリア居たわな」
マラリア。誰もが聞いたことは有るだろう、今も大勢の人々の命を奪っている感染症の1つだ。マラリアは蚊に刺される事で感染する感染症であるが、厳密には蚊を媒介とするマラリア原虫が人間の体内に侵入→肝臓でマラリア原虫が爆発的に増加→肝細胞を突き破り血中に出現→赤血球を破壊して人間に大ダメージを与える病である。症状は40度近い高熱、意識障害、腹部症状(下痢、嘔吐とか)が一般的である。
そんなマラリアであるが、特徴として日々進化する事である。マラリア原虫は当初、人間以外に感染する原虫であったが……ある日を境に人間にも感染するようになり、更にはマラリアワクチンにも抗体を持つなど日々進化しており、蚊が全滅することへの影響から根絶もほぼ不可能なのだ。
因みに蚊は……特に雄の蚊は植物の受粉にも役立っており、蚊が全滅してマラリアも滅べば……ギャーさんの正妻であるアルトリア・キャスターことアルちゃんの大好きなチョコレートも滅ぶことになるのだ。
「サーヴァントにも効くなら……マラリアがサーヴァントに成ったのか?」
「有り得るだろ。少なくとも運命ちゃんより有り得るわ」
ギャーさんの側では他のマスター達が身体を休めてる事もあり、ギャーさんの前世からのマイフレンドであり歴史&農業オタクのカドックが教えてくれた。
「古来より、病気は恐れられてきた。お前のようなイレギュラーは別だったが……日本や海外ではペストやコレラ、そしてマラリアは擬人化されて風刺画にも書かれた程だからな。天然痘なんて疱瘡神として祭られた程だぞ」
そう、古来から病気は恐れられてきた……それ故か、風刺画などで擬人化されたり、天然痘のように祟り神として扱われたり様々だったのだ。
擬人化のイメージが有るなら、充分にサーヴァントに昇華される条件はあるだろう。なんなら天然痘なんて神性持ちとして召喚される場合がある。交響曲第5番運命が座に登録された程だ、世界規模で損害を与える病気なら充分に有り得るだろう。
「てか、何作ってるの……めっちゃ見覚えあるんだけど」
「俺が作った物、得物として触れた物は疑似宝具となる。それを用いて、対マラリア用防御兵器だ」
マラリアの対策は早い話、抵抗力を上げる、そして蚊に噛まれない事だ。蚊に噛まれなかったら感染することは絶対に無い。そう考えると天然痘やペストと比べると良心的だ。
「どこでもベープ持ち運び用、どこでもベープ据え置き用、そして日本が産み出した防虫鉄板 蚊取線香だ」
ならば蚊に刺されなければ良い。故にギャーさんは宝具化させたどこでもベープ持ち運び用、どこでもベープ据え置き用、そして蚊取線香を大量生産していたのだ。
「さあ……始めよう。マラリアのサーヴァントよ。人間の底力を見せてやる」
ニヤリとギャーさんが笑みを浮かべた。マラリア終了のお知らせである。
2時間後。
「装備の確認だ!!全員、腰にどこでもベープは装備したか!?」
ガリアに居るキリシュタリア達の救援に向かうために、オルガマリーの命令を受けてギャラハッド達が出発する。キリシュタリアが40度の高熱で発したSOSでは、キリシュタリアを含めたガリアに派遣されたマスター達の大半がマラリアと思わしき症状で行動不能、更にはサーヴァントまでマラリアに感染……それも病弱スキルのない屈強なサーヴァントまでもだ。
一応、現段階では真祖(笑)であるヒナコ、桃の加護であらゆる病気が効かない桃太郎、そしてブーディカというサーヴァントが現段階では無事との事だ。
「持ちました!」
「持ちました」
「持ったよ!!」
マラリアを保有する蚊に刺されればマラリアに感染して、大ダメージを受けて最悪は死んでしまう。それを防ぐためにギャーさんが作ったどこでもベープを装備したメンバーでガリアに向かうのだ。
どこでもベープを装備したガリア派遣メンバーはギャラハッド、ツッコミのケイ、便利屋のエミヤ、エミヤのマスターであるイリヤちゃん、マシュ、そしてギャーさんと魔力パスで繋がっている為に現段階ではあらゆる毒と呪いに対して抗体を持つ立香ちゃんと運命たんことコゼットである。
「選抜メンバーは確かに君が選んだが、なぜ……私なのかね?君ならガリア最短クリアを兼ねて、コンラを選出するかと思ったのだが」
「エミヤを選んだのはマラリアにやられた人達の免疫力をあげるために美味しい飯を作ってほしいのと、俺の出鱈目アイテムにカルチャーショックを受けないから。
筋肉バカを置いていく訳は戦力の分散もあるな。筋肉バカが居たら、余程のイレギュラーが来ても限り安全だ」
「理由は有るようだね。分かった……マラリアで弱った人達の胃袋は私に任せたまえ」
「で?ギャラハッド、俺は?」
「ツッコミ」
「だと思ったわ!!」
エミヤはマラリアで弱った人々の栄養を助けること、そしてギャーさんの秘密アイテムを見てもカルチャーショックを受けないことと近代兵器の有用性を知ってること。そして多少は戦力になること。
勿論、ケイ先生はツッコミ係だ。ケイを超えるツッコミ係など、此の世に存在しない。
「はい、プロデューサー。所で私達はマラリアにかからないので、ベープは要らないのでは?」
「良い質問だコゼットちゃん」
運命たんことコゼットが挙手をして質問した。確かにコゼットの言う通り、ギャーさんと立香、コゼットにマシュはマラリアにはかからない。
ギャーさんはその特異体質で全ての毒と病に呪いは意味をなさない。マシュはギャーさんのデミ・サーヴァントなので、その体質を受け継いでいる。立香とコゼットに関してはギャーさんと魔力パスで繋がれており……ギャーさん←立香→コゼットのような魔力パスなのだが、これをギャーさんは魔術師としての側面を用いてギャーさん⇔立香→コゼットと魔力パスを改良。その結果、ギャーさんの加護が立香とその他のサーヴァントにも適合されて、立香とコゼットは呪いとかが効かなくなった。あと、ギャーさん経由でアークリアクターから発電された魔力供給を一度の容量有りとは言え受けられるので魔力切れの心配もない。だが、バカスカ撃つと、エネルギー供給が間に合わなくなり自分達の魔力を使わねば成らないのでコゼットと立香が魔力切れになる。
「これはマラリアのキャリアーと成った蚊を1匹でも殺すため、他の人の感染リスクを下げるためだ。
そして俺達がマラリア原虫のキャリアーと成らないためだ。マラリア原虫のキャリアーと成ってから蚊に刺されると、その蚊が新たなマラリア媒介となってマラリアを拡散させる。それを防ぐためもある。OK?」
「おーけーです」
いざ役者は揃った。今から行こうとした時だった。
「ネロ皇帝からだ。俺様達もついていくぞ」
「ゴホゴホ……今のガリアは指揮系統も機能してません。軍師は必要です」
ネロ皇帝から助っ人の派遣だ。それは抑止力で召喚されたサーヴァントであり、現在はローマ帝国の将軍と軍師と成っていた猿飛佐助と竹中半兵衛(女の子)であった。
「はい。じゃあどこでもベープを装備しな!!装備しだい……ACで行くぞ!!」
「飛雷神でも良いから普通に行かせてぇぇえ!!」
今度こそ役者は揃った。そしてケイ先生のツッコミが響いた。
一方のガリア。
「今だ!!ガリアのローマ帝国は我々の軍師であるマラリアの手で戦力の大半が使い物にならない!!今が好機である!!」
ローマ連合はローマ帝国のガリア部隊が、マラリアで弱っている事を良いことに進軍していた。ガリアにいるローマ連合を率いるのは、かつてのローマの英雄であるカエサルである。カエサルは太っちょのメタボリックな姿で召喚されたが、流石はカエサル……カリスマをもってローマ連合の兵士を率いて進軍する。
だが……カエサルは知らない。
「ブーディカさんのパンティーに誘われて、不倫仮面!!ただいま見参!!」
我等が変態 不倫仮面。カルデアの独房を再び脱獄し、ランスロットこと不倫仮面降臨!!
不倫仮面……再び!!
カエサル「失礼だな……純愛だよ」
不倫仮面「ならば、此方は文化とパンティーだ!!不倫は文化なのだよ!!」
ギャーさん「↑こうなってたら良かったんだがな、察してくれ」
ギャーさんとダ・ヴィンチちゃんに再現して欲しいシリーズ
-
ガンダム
-
マクロスクォーター
-
宇宙戦艦ヤマト
-
メタルギア
-
サメライド
-
カニタンク
-
仮面ライダーのバイク
-
アームズフォート
-
戦いは数だよ……兄さん
-
GANTZの装備(出来るだけ再現)