クソデカ感情抱え込んだ紅魔館組の異変騒動!   作:ライドウ

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紅い霧の異変 その3

「はぁ、なんだか勝負の気分じゃなくなったわね。」

 

「全くだぜ、こうなったら協力でもするか?」

 

「・・・・・・お酒は半分こよ?」

 

「わーてるよ。」

 

こうして、霊夢と魔理沙が一時的に共闘を組むことになった。

霊夢と魔理沙がタッグを組むなんて異変の犯人側の難易度”ルナティック”じゃないですかやだー。まあ、そんなことは置いといて・・・

 

「それで、この霧。いったい何なのよ。」

 

「この霧はただの霧さ。魔力かなんかで赤く着色してるだけだがな」

 

そういいながら、ホレ。と懐から魔力カウンターなるものを取り出し霊夢に見せつける。

霊夢がそれをのぞき込むと、魔力数値100という文字が出ている。

 

「いまいちわからないわね。わかりやすいように三行で伝えなさい。」

 

「魔法の森の魔力数値は3000。つまり一般人が吸い込んでも特に問題ないレベル。しいて言うなら洗濯物とかが紅くなるだけ。」

 

「わかった、把握したわ。」

 

ジト目になりながらも霧を睨みつける霊夢。

そして、両こめかみに人差し指を押し付けたと思ったらいきなり唸りだした。

 

「おっ、霊夢の勘か?てか考えてる時点で勘なのか?」

 

「そう・・・よっ!私の勘だとあっちが怪しいわ!!あと、一々細かいのよ!!さあ行くわよ!!」

 

と、”霧の湖”へとむけて飛び始めた霊夢を魔理沙はやれやれと言いながらついていくのであった。

 


 

霧の湖は、人里からかなり離れた場所にある年中寒く、霧が立ち込める湖である。

噂では、氷の妖精が常に悪戯を仕掛けているという噂があるのだが・・・

 

「うーん、うーん・・・」

 

件の氷の妖精が、両腕を組んで一方向だけを見ながらうーん、うーんと悩ましい声をあげていた。

二人が聞いた噂では、霧の湖の氷の妖精はかなり頭が幼稚らしくお菓子をあげれば簡単にそこを通してくれるとのこと、まあ滅多に通る人などいないが。

しかし、頭が幼稚と聞いた割にはその氷の妖精が考え事をしている姿を見て、警戒してしまう。

 

「うーん・・・うーん、どうしたものかなぁ。」

 

「もうずっと悩んでるよね。チルノちゃんは。」

 

そんな氷の妖精・・・チルノの隣に、緑髪の妖精が近づく。

 

「大ちゃん、やっぱりいい考えが浮かばないよ~。タマネギ頭に乗せた方がいいのかなぁ~。」

 

「だめ。あれやるとせっかくのチルノちゃんのいい匂いがタマネギ臭くなっちゃうじゃない!」

 

「いや、その前になんでアタイの匂いを嗅いでいるの?」

 

考え事をしていたチルノが、大ちゃん・・・大妖精のその発言で、真顔になる。

そして、ついうっかり本音を言ってしまった大妖精は慌てて話題を高速で考えだす。

 

「けっ、健康チェックのためだよ!!髪の毛からいい匂いがすると、その人は元気ってことなんだよ!チルノちゃん!!」

 

グルグル目になりながらも、苦し紛れの言い訳を言い放つ。

するとチルノは・・・

 

「いや、いくらアタイが算数できない馬鹿だからってそれは馬鹿にしすぎだよ大ちゃん。」

 

あからさまに大妖精に対して引いていた。

その罵声を浴びせられた大妖精は、自分自身の肩を抱き蕩けた顔をしながらクネクネと曲がりだした。

 

「うわっ、えーんがちょっ。」

 

「あっ!?ご、ごめんねチルノちゃん!!そんなつもりじゃなかったの~!!」

 

明らかに異変だというのに日常のような会話をしている大妖精とチルノ。

 

((ずっと見てたけど、なにあれ))

 

霧の湖に来てからうーんと唸るチルノを見て隠れた霊夢と魔理沙が、そのやり取りを見て困惑していた。

 

「なあ、あれヤッていいのか?」

「いや、まだ私たちの邪魔してないから手を出せないわよ。」

「この前異変が起きたら目に見えた相手全員片っ端からぶっ飛ばすって言ってなかったっけ。」

「アンタが居るから無駄にぶっ飛ばさないのよ。」

「なるほどな。」

 

そんな会話を小声でしつつ、再びチルノの方を向くと。

 

「ところでそこの人間二人は、何をしているのかな?」

 

大妖精が、鋭い目つきでこちらを睨みつけていた。

 

((―――――バレたっ!?))

 

気配と魔力と霊力は完全に消していたし、何なら魔理沙が消音魔法を使っていたがゆえに音もしないはずだ。

草の茂みに隠れているから、あっちからは完全に見えないはずなのに。次の瞬間、二人の勘が警告を鳴らしすぐにその草むらから脱出する。

そして、霊夢と魔理沙が、チルノと大妖精の目の前に現れた途端、先ほどまで霊夢と魔理沙が隠れていた場所が大爆発を起こした。

 

「ひゅぅ~・・・派手だねぇ」

「言ってる場合かっての・・・」

 

「やっぱり、いたんだね。」

「人間?珍し「チルノちゃんとのラブラブ生活を邪魔する奴は・・・」・・・ここらへんはさ「許さない!!」大ちゃん?」

 


 

大妖精が、腕を霊夢と魔理沙に向けたと思ったらクナイ状の弾幕が発生し、霊夢と魔理沙の動きを阻害しようとバラまかれ始める。

魔理沙はとっさに『疑似・レーヴァテイン』を抜剣し、自身と霊夢に当たりそうな物を切り払う。

しかし、ルーミア戦とは違い大妖精はおり込み済みなのか、まったく焦りが見えていない。

 

「一瞬でいい!隙を作ってくれ!!」

 

「分かったわ!!本当に少しだけよ!!」

 

霊夢が魔理沙の後ろから飛び出し、5枚の結界を展開する。

大量のクナイ弾幕がその結界に襲い掛かり一枚、また一枚と割り続ける。

最後の1枚に霊力を送り込み、簡単に割れないように耐え続ける。

 

「ま・・・り、さっ!!」

 

「待たせたな!魔符『スターダストレヴァリエ』!!」

 

帽子の中から魔理沙の隠し道具の1番”八卦炉”を取り出し、魔力を送り込む。

魔力が送られた八卦炉から大量の星型弾幕が発射されバラまかれる。

発射された星型弾幕は、大妖精が発生させているクナイ弾幕とぶつかり合い、次々と相殺させてゆく。

 

「くっ、スペルカードっ」

 

「させないっ・・・ての!!」

 

クナイ弾幕が相殺されたことによって、霊夢に行動する隙が生まれる。

一瞬にして大妖精の背後に移動し、指の隙間全てに針を構える。

 

「は、はやっ!?」

 

「魔理沙!行くわよ!!」

 

「へへっ、OK!!」

 

大妖精を挟み込む形で二人は一つのスペルカードを発動させる。

 

「針符『千本封魔針』!」

「魔符『ミルキーウェイ』!!」

 

霊夢は指に挟んでいた針を、魔理沙はあいた左手を構え・・・

大妖精に向かって逃げ場のない弾幕を発生させるのであった。

大妖精は何とか反抗しようと動きを試みる物の

 

「・・・あっ」

 

その反抗もむなしく、ただピチューンと情けない音を鳴らすのであった。

 

 

 

 

 

 





2021年8月9日

”ミニ八卦炉”を”八卦炉”と間違えていたため修正しました。
原作ファンに怒られるっ・・・ゆるして・・・ゆるして・・・

ifがあるとしたら

  • マリア生存ルート(最終的に暴走)
  • マリア生存ルート(幻想郷に行かない)
  • マリア×レミリア
  • マリア×フランドール
  • マリア×美鈴
  • マリア×咲夜
  • マリア×パチュリー
  • マリア×アンナ
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