上から三段目、赤地に銀の装飾で鎖と南京錠で厳重に封印された魔本。
426840個の封印結界と防犯結界を解除して、
パチュリーさんの金庫から拝借した鍵を使い南京錠をはずし、大きな音がならないようにゆっくりと鎖を解く。
「・・・第66の書、13章18行目・・・。やっと見つけた。」
何とか読める魔法文字を読み上げて、求めていたものだと抱きしめる。
やっとこれで、始めれる。
あの日からスカーレット姉妹は大人しかった。
しかしある時、
「姉妹で紅魔館を追い出されたわ。匿ってちょうだい。」
「・・・グスン。」
「・・・はい?」
この日、博麗 霊夢は思わず白目を向いたという。
「と、とりあえず。話を聞かせてちょうだい?」
紅霧異変からおおよそ1ヶ月。世間はもうすぐ冬と言わんばかりの時期。1週間後には紅魔館での宴会を控えた日に、日傘を指したスカーレット姉妹が博麗神社に大量の着替えを持ってきた。
霊夢は困惑しながらも、とりあえず居間に上げて母親である第12代博麗の巫女を交えて、話を聞くことにした。
「なんでかは知らないけど、咲夜っていうメイド長を筆頭にメイド隊に謀反を起こされたの。ちゃんとお給料も休日もしっかりと与えてたのに・・・」
と、呆れ顔のフランドールがちらりと部屋の隅で頭を抱えて丸まっている姉、レミリアを見る。
「うー・・・なんで、なんでなのよぉ。」
「あーよしよし、アメなめるかい?まかろんだっけ?それも用意したから、ね?」
俗に言うカリスマガードをしているレミリアを慰めている12代博麗の巫女の旦那。
正直、かなり事案に近いのだがレミリアがガチ泣きなためふざけてる場合ではないなと、全員が悟っていた。
「謀反される心当たりは何かないのか?」
霊夢の母がフランにそう訪ねると、フランは困り顔で首を横に振る。心当たりがなくてお手上げということだ。
思わず霊夢と霊夢の母は、目に手を当ててため息をついた。
「とりあえず、私が見てくるから・・・」
立ち上がった霊夢はふと、レミリアとフランをよく観察する。
(ずいっぶん、泥だらけね・・・一体どこを通ってきたのかしら。)
紅魔館から直線で博麗神社に来るルートには、泥だらけになるような場所はない。
しかし、遠回りの道・・・紅霧異変の際に通った場所なら霧の湖があり、泥だらけになる可能性はある。
だがどっちとも飛んでくれば泥だらけにはならない。
(なら、歩いて・・・いや走ってきた?)
「フラン、あなたたち泥だらけだけど・・・どうしたの?」
その言葉にレミリアがビクッと体を強ばらせる。
対してフランは、どこか遠い目をしており・・・
「やっぱりかぁ・・・えーっとこれはね・・・・」
「ただ単にレミリアお姉さまが霧の湖を通ってる時に、すっ転んで汚れただけだよ。」
間を開けるものだから、どれだけシリアスなことかと思いきや・・・放たれた言葉に思わず霊夢の母と霊夢は、ガクッと肩を落としたと言う。
術者は、対象と深い絆を持つもの。
ifがあるとしたら
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マリア生存ルート(最終的に暴走)
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マリア生存ルート(幻想郷に行かない)
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マリア×レミリア
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マリア×フランドール
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マリア×美鈴
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マリア×咲夜
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マリア×パチュリー
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マリア×アンナ