すこしずつ、少しづつだけど魔法陣から懐かしい気配が漂ってくる。
暖かで、ふわっとした気配が・・・
「うふ、うふふふっ。」
また、会える。早く、会いたい。
その気持ちを抑えて、なれない魔力制御をする。
もうすぐ、もうすぐなんだ。
だから、この言い表せない嫌な予感は、きっと気のせいだ。
「ちょ、れ、霊夢さん!?無、無謀すぎますよ!!」
大妖精が大量の妖精の群れに向かって飛び込もうとしている霊夢を何とか食い止めている。
「嫌な予感がするのよ!今すぐ行かないと、多分手遅れになるっ!!」
「だっ、だからって一番層の厚い場所を?!」
「そこがいちばん近道なのよ!私の感がそう言ってる!!」
無茶苦茶な!という大妖精の叫びはすぐさまかき消される。
袖のヒラヒラに手をかざしたと思いきや、いつかの赤い槍が霊夢の手に握られているからだ。
「こういう時に役立つなんて、本当にありがとうレミリア!」
もちろん霊夢が展開したものは、あくまで霊力で再現した”グングニル”だ。残念ながら今回は全力で霊力を注いでないので”チマキノホコ”にはなってないが、その効果はそっくりそのままのグングニルである。
なぜこれを霊夢が持っているかと言うと、あの異変の5日後ぐらいにレミリアが博麗神社を訪問し、霊夢に魔力を流すことでグングニルを作り出す魔法陣の書かれた紙を手渡したのだ。
別に垢付けてそのうち紅魔館に引き込もうとかそういった意図はない。と思われる。
「貫符『
ステップを踏みながらの助走をつけ、綺麗なフォームで
博麗の巫女の・・・いや、正確には人間の非力な力で投げられたグングニルなど、恐るるに足りずと思った人は少なからずいると思われる。しかし、この
”投げつけた直後に、
まっすぐと投擲されたこの
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピチューン!!
そして呆気なく大量のピチュり音が響き渡り、一番厚い妖精たちの壁が貫かれた。
「は、はわわ。び、びっくりなのです。」
思わずあの大妖精も軽くキャラ崩壊を起こすほどの光景は後に語られる博麗最強伝説の1ページ目を飾ることになるのだが今は関係ないので、頭の隅に置いといて・・・
「大妖精」
「は、はい!」
思わず声をかけられると思った大妖精が体を強ばらせる。
あんな光景*2を見たら当たり前なのだが・・・だが。
「あとから魔理沙も察知してくると思うから、道案内お願い。あと、心配してくれてありがと、でも大丈夫よ。それと今度博麗神社に来なさい。お茶ぐらいは出してあげるわ。」
もちろん霊夢は、ただでさえクールビューティな母親とおっとりと優しい性格ではあるが顔面偏差値の高いその夫の子供なのだ。
そんな彼女も例外となくとても顔がいいので
「は、はいぃ・・・」トゥンク…
大妖精の推しが増えるのも致し方ないというわけだ。
術者は、対象と深い絆を持つもの。
対象の体の一部と、遺品を一つずつ。
対象の思い出の詰まった場所で
ifがあるとしたら
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マリア生存ルート(最終的に暴走)
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マリア生存ルート(幻想郷に行かない)
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マリア×レミリア
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マリア×フランドール
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マリア×美鈴
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マリア×咲夜
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マリア×パチュリー
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マリア×アンナ