クソデカ感情抱え込んだ紅魔館組の異変騒動!   作:ライドウ

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吸血鬼異変の終わり。

 

「ふーん、人里の長に化けた”ぬらりひょん”、そしてそのぬらりひょんの妖怪組織所属ねぇ。本当なの?嘘は言ってない?」

 

「ほ、本当だ!!嘘は言ってない!!なぁ!?ちゃんと言っただろ!?たがら、だから命だけは助けてください!!お願いします!!」

 

副メイド長の拘束に抵抗しながら命乞いをするそいつ。

本物のグングニル・・・というか、武器を向けられたら誰だって命乞いはするはずだ。

 

「ああ、私は殺さない。」

 

「ほ、本当ですか!?あ、ありがとうござ」

 

そいつがそこまで言った途端に、轟速の拳が顔面に叩き込まれる。

 

‪「”私は”な。随分お早いお目覚めだな、フラン。」

 

目を煌々と赤く光らせ、克服していた狂気が軽く出ているフランドール。しかし、そいつを殴ったおかげなのか、ザワザワとした嫌な殺気がどんどんと小さく萎んでゆく。

 

「・・・お姉様。」

 

「何?フラン・・・」

 

「心配かけさせてごめん、あと・・・その」

 

「いいのよ、その件に関しては私が完全に悪いわ。」

 

こちらに顔を見せないけど、泣きそうなフランの頭を優しく撫でる。

 

「さて、もっと痛めつけ・・・たかっけど、その必要はないみたいね。」

 

「ええ、お待たせ。連れてきたわよ?”人里の長”を」

 

風見 幽香が、何かを投げつけ地面に叩きつけられたそれは即座に体勢を立て直して、こちらを見つけた。

 

「な、なんだ貴様ら!?こ、こんなことをしていいと思ってるのか!?直ぐに博麗の巫女が飛んでくるぞ!!」

 

「あら、妖怪のくせにいけしゃしゃと言うわね。」

 

「わ、ワシが妖怪!?そ、そんなデタラメ!!」

 

「あら、こいつが洗いざらい吐いてくれたわよ?」

 

慌てている人里の長の前に・・・フランのパンチで顔面が凹んで死んでいるアイツを放り投げる。

 

「あら惨い。」

 

「ひっ、ヒィィィッ!?!?!?」

 

実の所を言うと、この場面は最初から私が”運命を操る程度の能力”で操って引き寄せた運命だ。

風見 幽香にはパチェに協力してもらい、盗み聞きの魔法を繋いでもらい。

風見 幽香は、それを”幻想郷のエンマ”と”ヨウカイノヤマのテンマ”という人物と一緒に聞いていた。

 

「さて、チェックメイト・・・あー、幽香。ここではチェックメイトとの事をなんて言うんだ?」

 

「詰み。」

 

「ありがとう。さて、人里の長・・・いや、ぬらりひょんとやら。圧倒的な詰みの状態だが。どうする?それでも否定するかね?」

 

「わ、ワシはぬらりひょんなどではない!!断じて」

 

「往生際が悪いですね。圧倒的なほど黒なのに。」

 

風見幽香の後ろから、私と同じぐらいの女の子が出てきた。

これが、幻想郷のエンマという人物なのだろうか。

 

「初めまして、レミリア・スカーレット。私は四季映姫・ヤマザナドゥ。気軽に映姫とでもお呼びください。」

 

「え、ええ。」

 

「ぐ、ぐぬぬ。こうなっては仕方がない。そうた、ワシはぬらりひょんだ!!これで満足か!?」

 

さすがにエンマ*1

の前だと観念したのか白状する。

 

「えぇい、これも全てあのクソ妖精のせいだ!!」

 

「「ぁ”?」」

 

「あやつさえ、あやつさえいなければ今頃ワシの軍勢とこの幻想郷を支配できたと言うのに!!あやつが部下共の兵を全滅させたせいで!!忌々しい!!」

 

「あーあ、幽香しーらない。」

「バカです。圧倒的なほどバカです。」

「こんなに怒ったお嬢様方を見たことがない。てか、狂気再発してんじゃないっすか。」

 

 

いま、こいつはなんと言った?

 

「ナア、ブランドール。イマコイツハキキマチガイジャナキャ、”マリア”ヲブジョクシタヨナ?」

 

「エエ、オネエサマ。コノガイチュウハマチガイナクソウイイマシタネ!」

 

「ひっ、き、貴様ら!?なにを!?」

 

「マリアヲブジョクシタヨナ?デハ、シネ!」

「コロサナキャ、マリアヲバカニシタナラコロサナキャ!」

 

グングニル(次元を穿つ神滅の槍)!!」

レーヴァテイン(世界を壊す炎)!!」

 

「く、くるな、や、やめ!!ギャァァァアアアアッ!!!」

 

 

*1
そもそもエンマがどういう存在なのか知らないが、こいつの様子を見る限り嘘を見抜く種族なのだろう。





こうして吸血鬼異変は誰にも悟られずに始まり、
誰にも悟られずに終わりを告げるのであった。


・・・ちなみにスカーレット姉妹が最大解放した跡地には巨大なクレーターができ、そこにもうひとつの湖ができたと言われている。
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