新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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6話…えぇ話だった


10 一位を目指すために

ちーちゃんを呼んで、理事長室での出来事を話した

 

「1位!?」

 

「はい。この近くのスクールアイドルが集まって行われるフェスで」

 

「それがヨヨギスクールアイドルフェス?」

 

「その大会に出て1位になれば活動を許可するって」

 

「うわ~、いきなりのステージで1位だなんて…ドンマイ!」

 

「「まだ終わってない!」」

 

「ごめんごめん。それと……紗桜莉ちゃんは……怪我のこと」

 

「あー気にしないで……私としても落ち込んでた時があるけど、今は大丈夫だから」

 

「そっか、じゃあ私も気にしないね」

 

「うん、ありがとう」

 

本当にみんな優しいな……さてこれからの問題としては……

 

「でどうするの?」

 

「それでね私と可可ちゃんで曲を作って練習しようって話してたんだけど、私たち振り付けとかダンスとか全然だし最近スクールアイドルのレベルってすごく高いらしくて…」

 

「もしよかったら…」

 

「ちぃちゃんにダンスを教われたらと!」

 

「千砂都さんにダンスを教われたらと!」

 

「私?」

 

「お願い!」

 

「しょうがないなあ。ちぃちゃんの授業料は高いよ?」

 

「「いいの!」」

 

「うん!私でよかったら喜んで!」

 

ちーちゃんの協力も得られたし、私も今回はサポートに回ろう

 

「これでダンスは百人力だね!ちぃちゃんのダンスは小学生の時から評判だったんだ!」

 

「よかったら千砂都さんもスクールアイドル一緒にやりませんか?」

 

「私!?」

 

「はい!是非!」

 

「可可ちゃんそれは無理」

 

「え?」

 

「ちぃちゃんは音楽科。これ以上無茶は言えないよ」

 

「そうデスカ…」

 

うーん、気を使ってるのはわかるけど、何というかちーちゃんの表情を見ると……寂しそうというかやりたそうにしているというか……まぁ私の気のせいだよね

 

それからちーちゃんコーチによる練習が始まったけど……

 

「今日はこのぐらいにしておいてやるデス…」

 

くぅちゃん、まさかの体力なしだったの……

 

「ぐ…ぐるちぃ…」

 

「まさかの…」

 

「体力ゼロ!」

 

「どうしよう……私より足が遅い子がいるなんて……」

 

「紗桜莉ちゃん、それは言っちゃだめだよ」

 

「というか何か嬉しそうだし……」

 

いや、だってつい……

 

いったん休憩に入りつつ、くぅちゃんから話を聞くことに……

 

「も~全然ダメじゃん!なんでそれでアイドルやろうと思ったの!?」

 

「気持ちデス!スクールアイドルに一番大切なものは気持ちですので!」

 

「なるほど…」

 

「ちなみにリズムゲームでは完璧なダンスコンボを繰り出せマスヨ~ア、ソレ!シャンシャンシャン!」

 

「それは意味ない」

 

「でもリズム感はあるってことだね」

 

「ポジティブ!」

 

「シャン!シャン!シャン!」

 

「でもちょっとしか時間ないんだよ?」

 

「ぐっ!」

 

「あっという間だよ?」

 

ちーちゃんに怒られながら、練習再開するのであった。

 

それから練習が進んでいき、今日の分が終わるとかのんちゃんがあることを思い出した

 

「そうだ。曲作りも始めないと」

 

「そっか。それもこれからだもんね」

 

「流石にいまから一からだとね」

 

「ありマス…」

 

「ん?」

 

「一応…書きためた歌詞がありマス…」

 

くぅちゃんが倒れながらも歌詞を書き溜めたノートを見せてくれた。

 

「一部中国語ですが…」

 

「わぁ!」

 

「すご~い!」

 

「うわ~素敵!私これすごくいいと思う!」

 

確かにこれは凄い……本当にスクールアイドルをやりたいっていう気持ちが伝わる

 

「本当デスカ!?」

 

「うん!可可ちゃんからもらった言葉大事にして曲を作ってみるね!」

 

その日からかのんちゃんは家に帰ってから曲作りを始めた。中国語のところはお父さんの辞書を使って訳しているみたいだった。

 

「頑張ってるな~」

 

私も今回はサポートに回るんだからいろいろと頑張らないとね




今回はここまで!

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