紗桜莉Side
かのんちゃんが新スクールアイドル部に入部することを決め、私は新スクールアイドル部の顧問に……マルガレーテはと言うと……
「えっ…えっと…」
「私認めないから」
「でも!ほらここに誰でも歓迎って書いてあるよ!学年経験問いませんって」
相変わらず入部条件がブラックな感じがするんだよな……
マルガレーテはかのんちゃんからチラシを奪い取り、何かを書き足した
『Liella!メンバーは不可』
いや、それはどうかと思うよ……私はかのんちゃんからチラシを受け取り、更に書き足した。
『アットホームな部活です』
「それ書き足す意味あるの!?と言うか何で駄目なの?」
いや、書き足しておいた方が良いかなと……
「当然でしょ。Liellaは私にとって敵なのよ。どうして敵を自分の仲間にしなきゃいけないのよ!」
「敵って言わないでよ!」
「敵は敵!アンタがスパイとして私に近づいてLiellaにこっそり情報流そうとしている可能性だってあるんだから!」
「そんなわけ…!」
「とにかくダメったらダメ!あっち行って!」
うーん、どうしたものか……仕方ない、私の方で条件を付け足すのも良いかもしれない。と言うかさっきから気になるのは、夏美ちゃんにちょっと似てる子と上から降りてきた子の二人を放置してるけど、大丈夫なのかな?
すると夏美ちゃんに似てる子がかのんちゃんとマルガレーテの二人に割って入った
「契約において後から書き足した事項は通常無効とされます。なので今回のケースは澁谷かのんさんに正当性があるかと」
「だってさ」
「っていうかこの子誰なの?」
「え?マルガレーテちゃんの知り合いじゃないの?」
「私はアンタが連れてきたとばかり…」
「スクールアイドルについて確認したいことがありまして。こちらに入部届を提出しようと思っています。ですが私のことはお構いなく」
「いやいや…」
「お構いなくって…」
「気になるに決まってるでしょ…」
「今日はこれで」
そう言って去って行った。本当にあの子は何者なんだろう?
「何か社長秘書みたいな子だね…」
後であの子の素性を調べるとして……
「それで貴方は?」
「私?私は高柳しあ!新スクールアイドル部に入部します!」
「普通の入部希望者みたいだね」
「木の上から降ってくるのが普通なの?」
「あはは…マルガレーテちゃん、その内慣れるよ」
かのんちゃん、何で私の方を見るのかな?
蓮華Side
部室にて可可先輩が不服そうにしていた。理由は分かる。かのん先輩のことだ
「不満デス…」
「何が?」
「かのんですよ!みんななんで向こうのスクールアイドル部にかのんが入ることを許したのデスカ!?かのんはだまされているんデス!」
「マルガレーテに?」
「ばか言ってるんじゃないわ!かのんは超~のつくお人よしだけどアンタほど単純じゃないわ」
「単純!聞き捨てなりませぬ!」
「でもだまされている可能性はゼロではない」
「そんな…」
「西欧は魔術が盛ん…」
四季ちゃん曰くマルガレーテちゃんが占い師の格好をして、謎の呪文を唱えてかのん先輩を洗脳したと……
「それはバズる展開ですの!Liellaの元センター魔法をかけられ敵の一味に!」
「やはり助け出しに行くべきデス!」
更に四季ちゃんは謎のライトで照らすとかのん先輩の入部届が映し出された。これ、いつの間に……ん?メッセージが……
「あの…紗桜莉先輩から…『私が1年の頃、かのんちゃんに見られたくないものを見られて、かのんちゃんを拘束し、水をかけて、棒で頭を叩きまくって記憶消そうとした子がいたよね(笑)』との事ですが…」
何ですみれ先輩が目をそらしてるんだろう?
「その事はどうでもいいデス!レンレンもレンレンデス!どうして認めたのデス!?おまけに紗桜莉まで顧問に…」
「怒らないで下さい。理事長もかまわないとおっしゃっているのです。断る理由がありません。それに紗桜莉さんに関してはセーフティーになれるはずです」
「確かにあの子があっちの見張りにつけば、マルガレーテが暴走することもかのんが止められなくても何とかしそうね」
「そうだね。恋ちゃんが紗桜莉ちゃんに任せたのは正解かもね」
先輩たちはそれだけ紗桜莉先輩を信頼していると言うことですね
「ですがそれでも断ればいいのデス!可可がかつてスクールアイドル部を作ろうとした時はあんなにしつこく反対したのに~!ブツブツブツブツブツブツブツブツ…」
「ブツブツ言ってますの…」
「私はかのんちゃんがだまされているとは思えない」
「千砂都先輩…」
「かのんちゃん言ってたでしょ。Liellaと切磋琢磨したいって。その気持ち私分かるもん」
「千砂都さんは一貫してますね」
「それがあの二人の関係ってことでしょ」
「ん~?」
納得してない可可先輩、出来れば見守ってあげればいいのに……
紗桜莉Side
校舎裏で集まる私達。練習場所としてここに来たけど……
「ここで練習するの?」
「うん。なるべく練習中は鉢合わせしない方がいいよねってちぃちゃんと話して決めたんだ」
「普通なら問題ないけど、今は多分もめると思うよ。くぅちゃんあたりが」
未だに納得してない感じだしね……
「私も問題ないよ!」
しあちゃんも練習場所に特に文句はないみたいだった。
かのんちゃんはスマホであるページを見せる。これってYoyogiスクールアイドルフェスティバルの……
「ねえ!」
「ん?これって…」
「去年私が出場した?」
「そう」
「今年もLiellaが招待されてる」
「なるほど~そこに私たちも出場して格が上だってところを見せつけてやろうって話ね?悪くない…」
「ううん」
「ん?」
「このフェスもね基本的に参加できるスクールアイドルは1校につき1グループだけ」
「じゃあ私たちは出られない!?」
「このままじゃね」
「待ちなさい!去年はそこの顧問と蓮華って子が参加してたじゃない!」
「私達の場合はグループではなく、個人だからね。因みに私と蓮華ちゃんはちゃんと今年も応募して、出場出来るようになってる」
「貴方は?」
「いきなりステージに立つよりもしっかりと基本を固めてからの方が良いってお姉ちゃんに言われてるから、今回は見学だよ」
しあちゃん、意外としっかり考えてるな~後で聞いたときに、私のトラップを破壊したのはしあちゃんみたいだし、しあちゃん曰く『アトラクションかと思った』らしいけど……
「マルガレーテちゃん、落ち着いて、まだゲスト枠が1つ空いているらしくて」
「リモート…ライブ?」
「この新人グループのライブに出場して1万以上のいいねを集めたらゲスト枠として出場するチャンスをもらえる。1万を超えるグループが複数いる時はその数字しだいだと思うけど…」
「つまり競い合えってこと?」
「まあ簡単に言うと…」
「なんで!?去年私はあそこでLiellaも倒して他のスクールアイドルも圧倒した!なのに招待もされず争えって!?」
「私と蓮華ちゃんに負けての3位だけど……」
「貴方ね…」
おっと煽るのは止めておこう。
「気持ちは分かる!でも…」
「何よ!」
「フェスの一番の目的は地元のお客さんに楽しんでもらうことだから」
「かのん先輩の言うとおりです。お客さんに見てもらうことで利益を得ているわけですから」
するとあの1年生がやって来た。あれ?今日は来ないかと思ってた。と言うか現れるなりに見当違いの事を言い出してるよ
「利益って…」
「違うのですか?」
「利益なんてないよ。お金を集めているわけでもないし何か売ったりしているわけでもない」
「なるほど…では姉者が言っていた言葉は事実…」
「あねじゃ?」
「あなた方は全く利益もなく、将来的な資格取得のために役に立つわけでもないのに、スクールアイドル活動を続けているというわけですね?」
「…はい?」
「いいかげんにして。アンタは何なの?何が目的なの!?」
「お構いなく」
「聞いてるんだけど!」
「まあまあまあまあまあまあ。とにかく練習しよ?ね?」
「練習が私に必要と判断すれば参加します。ただ無駄な時間は過ごしたくないので今日は失礼」
「ええ~…」
うーん、この子は何というか現実的と言うべきか何というか……
「つまり…ふだんの練習は自分には無駄だって言いたいわけ?」
マルガレーテの挑発に乗る感じで、彼女は踊り出した。これは…結構凄いね…
「あっすごい!練習してないのに!」
「何なの?この子…」
「体幹には自信があります。曲の具体的な内容が決まったら連絡下さい。これ正式な入部届になります」
そう言って渡してきた入部届に書かれていた名前には……『鬼塚冬毬』と書かれていた。あれ?鬼塚って……
「鬼塚…冬毬?」
「鬼塚?」
「「えっ!?」」
「私の名前は鬼塚冬毬。鬼塚夏美は私の姉者です」
なるほど、だから似てるのか
3期になってからみんな成長してるよね?主にきょ……
感想待ってます