蓮華Side
放課後の練習、恋先輩からある事が伝えられた。
「と…ととととととと…冬毬~!?」
「今分かったのですが新しいスクールアイドル部には部員が3人いるらしく、かのんさん、マルガレーテさん、そして…鬼塚冬毬さん」
「な~んですって~!?」
「そういえば前に妹がいるって言ってたよな」
私もそんな話を聞いたことがあるけど、そこまでは詳しくは聞いてない……
あと気になることが一つ……朝無かったはずの変な鉄柱があるけど……何だろう?
「い、いえたまたま同じ名字なだけなのでは~?超オニ偶然のオニ知らぬ存ぜぬですの~!」
いや、今更否定するのは…四季ちゃんはスマホで夏美ちゃんを映すと…『測定、嘘つき』と映し出されていた
「夏美ちゃんは嘘つき」
「何勝手に見てるんですの~!」
「ということはやっぱり妹ってこと?」
「んがっ!」
「その子がどうして向こうにいるのデスカ!?」
すみれ先輩と可可先輩に詰め寄られる夏美ちゃん。仲良いな…
「そ…それはぁ~…」
ふと気が付くと屋上のドアが開かれ、一人の女生徒がいた。あと鉄柱からゴウンゴウンと音も聞こえてきた。あとは何か壁を蹴る音も……
「どちら様?」
「と…冬毬…」
「この方が?」
「夏美ちゃんの妹~!?」
「姉者がお世話になっております」
「あね…じゃ!?」
「私があちらに入部した動機はスクールアイドル活動というものが根本的にどのようなものなのかこの目で確かめたいと思ったから。この一点のみです」
「確かめる?」
「姉者はかつて言いました。スクールアイドルはマニーを集めるよりも将来に備えるよりも大切な夢を得られる特別なものと」
「冬毬!」
夏美ちゃん、そんな風に思うようになってくれたんだ…何だか嬉しいな~
「こいつがそんなステキなことを!?」
「知~ら~な~い!」
「では冬毬さんは今実際にかのんさんたちのもとで…」
「活動時間は最小限になっておりますがそのとおりです。姉者がいないグループに在籍することでいろいろ冷静に分析できるかと思いまして」
「冬毬もうい~い!」
「突然失礼いたしました。では」
冬毬ちゃんはそう言い残して去って行く……仲悪い感じなのかな?
「冬毬は私以上にマニーのオニなんですの。利益にならないことは一切するべきではないという考えですの。私一人で動画配信をしていた時は応援してくれていたんですが、スクールアイドル活動を始めてからは利益にならないことをしていると…私を軽蔑しているんですの」
「姉妹なのにぎこちない関係なのね」
姉妹の問題に関してはどうにかしようが無いよね
「私はそうは思わないけどな~」
「私もお姉ちゃんが二人いる妹だけど、お姉ちゃんを嫌いな妹はいないと思うけど?」
「そう言うものなんですか?って紗桜莉先輩!?」
いつの間にかいた紗桜莉先輩と見知らぬ女の子…と言うかいつから……
「あんた、どうやって屋上に?」
「ステルス迷彩?」
「いや、ただ単にエレベーターで来ただけだよ。因みにこっちの子は新スクールアイドル部のソロアイドル」
「高柳しあって言います!屋上には壁蹴りで登りました!」
何か発想がハチャメチャな紗桜莉先輩と身体能力がハチャメチャな1年生が並ぶのは……ちょっと……
「ちょっと冬毬ちゃんの事が気になってね……まぁ姉妹の問題は私達が関わって良いものか悩みどころだけど、夏美ちゃんはしっかり話した方が良いよ」
「そうした方が…良いですの?」
「決めるのは夏美ちゃんだから……それじゃかのんちゃんたち待たせてるから、私はここで!」
「先輩方!今後ともよろしくお願いします!」
紗桜莉先輩はエレベーターで…しあちゃんは普通に飛び降りて帰って行った……あの二人は階段を使わないの?
紗桜莉Side
しあちゃんと分かれた後、かのんちゃんたちと合流した私。マルガレーテはダンスの練習をしており、かのんちゃんはそれを見ていた
「ワンツースリーフォー ファイブシックスセブンエイト」
「あっいい!すっごいかわいい!」
「本当?」
「フフフフッ」
「かのんがうるさいからアイドルっぽくしてみただけ。本番はクールに決めるわよ!」
赤くなって照れてるマルガレーテ……何というか…
「デレデレーテ?」
「何か言った?」
「何も?」
マルガレーテに睨まれたので、とりあえず誤魔化しつつ、帰る事になった。
「大体なんでこんないろいろやらなきゃいけないの?歌にダンスに衣装」
いや、マルガレーテ…去年はどうしてたの?いや、衣装は多分家の人が用意したとか?
「でも好きだなって楽しいなって思えるだけでステキじゃない?」
「はぁ?」
「マルガレーテちゃんはどうして歌が好きになったの?」
「私の家は代々音楽家で…」
「そうじゃなくって!もっと純粋に心がキラキラした瞬間の話!」
「そんなの……家族が1週間ほど出かけていなかった時 私寂しくて泣いてたの…そんな時歌が聞こえた。その歌を聴いたら寂しいはずだったのになぜか温かい気持ちになって元気になって……」
「それ!」
「ん?」
「幸せな気持ちになれるのが歌の魅力だと思わない?スクールアイドルのライブにはみんな笑顔になりたくって来てる。だからどうしたらもっとハッピーになれるか、どうしたらもっと手を取り合って一緒に楽しめるか」
「だから全部必要だと?」
「そうそう!」
何だかかのんちゃんは本当に頼もしくなってきたな……と思っているとかのんちゃんはあることに疑問を浮かべた
「あれ?マルガレーテちゃんちってこっちでいいんだっけ?」
「はぁ?アンタ聞いてないの?」
「何を?」
「…あんた、かのんに何も言ってないの?」
「いや、私もかのんちゃんは知ってると思って……とりあえずすぐ分かることだし…」
「そうね」
とりあえずかのんちゃんの家に入り……
「「おかえり~」」
「おかえりなさい。マルガレーテさん」
「「ただいま~」」
「え。えっ?マルガレーテちゃんの家って…え~!?」
かのんSide
「ありがとうございました~」
「マルガレーテさん、少々笑顔がぎこちないですよ」
「これからどうにかしていくわ」
エプロン姿のマルガレーテちゃんと緋雨さんがお店の手伝いを…
「どうしてマルガレーテちゃんが?」
「お父さん仕事でしばらく海外だから部屋を貸すことにしたの」
「そしたら理事長から連絡が来て」
「なんで学校で教えてくれなかったの?」
「ソーリー。てっきり知ってるとばかり」
「と言うかここ最近のかのんちゃん、知らないこと多いね」
「それ、言わないでよ~緋雨さんと暮らしてると思ったんだけど…」
「本当ならウィーンに戻ってたから、部屋も引き払ったのよ…その後に入学の件と緋雨の事を知ってね…まぁ色々合ってここで世話になることになったの。まぁ世話になる以上相手が誰であろうとお返しするのは私のモットー」
「意外…」
「何?言っとくけどねここに来たのはアンタと仲良くなるためじゃないわ。勘違いしないでよ!?」
「は~い」
「マルガレーテさん、ツンデレになってますよ」
「ついさっきデレデレーテになってたよ」
「なるほど、少し見てみたかったですね」
紗桜莉ちゃんと緋雨さん、もう仲良くなってる……それにしても一緒に暮らすことになるなんて……あれ?
「緋雨さんはマルガレーテちゃんと同じ部屋になるの?」
空いてるのがお父さんの部屋だけだし、元々空いている部屋は紗桜莉ちゃんが使ってるし…部屋は空いてないけど…
「そういえばどうにかするって言ってたけど、どうにかしたの?」
「はい、まぁどうにかしたのではなく、どうにかしてくれていますね」
「「どういうこと?」」
「本当は近くに部屋を借りようとしたのですが、母が現状を伝えると、かのんさんのお母様と相談し、一部屋増築して貰うことに……」
うん…発想がおかしいよ……と言うか紗桜莉ちゃんみたいなことをしているって事?
「紗桜莉ちゃんが関わってる?」
「いや、私は関わってないよ」
だよね。それだったら紗桜莉ちゃんは学校にいるのはおかしいし……
すると居住スペースから作業着姿の男の子が出てきた。何だか私とそう変わらない感じだけど……
「完成しました。確認お願いしても良いですか?」
「はい、分かりました」
緋雨さんは部屋を見に行き、男の子は紗桜莉ちゃんの前に立つと
「久し振り。紗桜莉」
「久し振り。理桜」
「えっ?知り合い?」
「かのんちゃん、この子は前から話してる私の従兄」
「相花理桜。紗桜莉がお世話になってるみたいで」
さ、紗桜莉ちゃんの従兄!?
しあがやった壁キックはロックマンxみたいなものです
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