紗桜莉Side
リモートライブが終わって数日後の事、練習場所で私達は……
「ん~!ライブ最高だった~!だって!」
「ん~」
「こんなにいい歌だったんだ。配信見逃して人生損した~!だって!」
「ん~!」
「昔のマルガレーテと別人」
「そんな感想書く時間あるんだったらあの時来ていいね押せってのよ!」
不機嫌なマルガレーテちゃん。だけどかのんちゃんはある写真を見せた
「見て。マルガレーテちゃんの笑顔。かわいい!」
「あっ!ほ…ほら練習するんでしょ!」
照れまくるマルガレーテちゃん。意外な一面だな~それにしても……一部の濃いコメントは気にした方が良いのかな?マルガレーテ分からせたいとか冬毬ちゃんペロペロとか……うん、見なかったことにしよう
「すごいなあ。やっぱりお客さんにも伝わるんだよ。みんなを笑顔にしたいって気持ち」
「それでも我々がフェスに出場できない事実は覆りません」
結果としては残念だけど、結構評価は高いから、それはそれでいいのかもしれないけど……
「関係ないわ。最初からねらいはラブライブでの優勝だけだから!さあいくわよ!」
ランニングしに行くかのんちゃんたちを見送り、私は私で集中しなきゃ……
「ほわ~」
「しあちゃんはどうしたの?」
「いえ、紗桜莉先輩、凄いなって……」
普通に見とれてたね……
「紗桜莉先輩はダンスなしでやると聞いてましたけど、ダンスなしでも魅せることが出来るなんて……」
「色々と考えたんだよ。ダンスしないスクールアイドルはどうなのかって?認められない人もいるけど、スクールアイドルは自由だって…それならって……」
とは言えこの練習はかなり集中力を使うからな~こまめに休憩を入れるようにしてる
「集中力も凄い…お姉ちゃんみたい」
「しあちゃんのお姉ちゃん?」
「うん!凄いんだよ!全力で集中すればどんな事だってやり遂げる。本当に凄いお姉ちゃんなんだ」
そんな人いるんだ…少し会ってみたいけど……そういえばちょっと気になってることがあった
「これ、ちーちゃんたち大丈夫かな?」
私や蓮華ちゃんは兎も角、今のLiellaの評判が……
蓮華Side
部室にてある話題が出た。
「うぁっマズイデス!ゆゆしき事態デス~!」
「結ヶ丘の新しいスクールアイドル好きかも!」
「Liellaにいた子も1人いてすごくキラキラしてるらしいよ」
「そういえばLiellaって今どうしてるんだろ?…って!?」
これは…確かに由々しき事態かもしれない。
「可可たちすっかり影が薄くなってるデス~!」
「ちっくしょ~!なんでこうなっちまったんだ~!」
慌てる可可先輩、メイちゃん、きな子ちゃん、夏美ちゃん。打って変わって私、恋先輩、すみれ先輩、千砂都先輩、四季ちゃんは普通に落ち着いてる。
「かのんさんたちのリモートライブすごく良かったですものね」
とりあえず影が薄くなっていることについて話し合うことに…あの、私も参加なんですか?
「蓮華ちゃん、ごめんね。付き合わせちゃって」
「いえ」
千砂都先輩にそんな事言われたら断りづらい……
「きな子たちのクラスでもその話題で持ちきりっす」
「うぅ…このままでは…このままではあの3人の方が結ヶ丘のスクールアイドルとして有名になりゆくゆくは…」
『私たち結ヶ丘女子スクールアイドル!』
『トマカ!』
『ノーテ!』
『改め!』
『Newella!で~す!』
「などということに!」
「Newella!って何」
すみれ先輩がツッコむと可可先輩が立ち上がり、ホワイトボードにNEWとLiellaと書き…
「新しいLiella!という意味でNewella!デスよ!」
言いにくいって言ったら怒られるかな?これ?
「ま、あの3人ならいい線いくのは当然ですの……」
夏美ちゃんはパソコンであのライブを見ているけど、何だか浮かない顔をしてる……どうしたんだろう?
「私たちもかのんちゃんたちに負けないいいライブしなきゃだね!」
「千砂都先輩…」
「このライブを超えないとってことだよな」
「当然!だって私たちはラブライブに出場して優勝目指すんだよ」
「ですね。高い壁ですが乗り越えねば」
「私ね、かのんちゃんがマルガレーテちゃんとグループ結成した時からこうなるなって何となく思ってた」
「だったらなんで…」
「その方が私たちも成長できると思って……自分より高いところを目指す人が近くにいるってすごく刺激になる気がして」
「高いところ…」
「私ね、ラブライブに優勝したあとふと不安に思ったんだ。これ以上幸せな瞬間ってあるのかな。スクールアイドルで頂点を目指して頑張って最高の結果を出せて…この先もう目指す目標とかなくなっちゃうのかなって……でも!あの3人がいてくれればもっといいパフォーマンスしようって思える!Liellaの新しい魅力をみんなと生み出そうって思える!」
「じゃあヨヨギスクールアイドルフェスで私たちもすごいライブ見せないとね」
「そのとおりデス!」
「で…でも…かのん先輩はいないんすよ」
うーん、何だかかのん先輩がいたからって空気になってるけど……おっとメッセージが入った
『太陽が眩しすぎるけど、月の光も良いものだよ』
紗桜莉先輩?どういうことだろう?
「千砂都。あなたがセンターをやれば?」
「え?私?」
「かのんとライバル…って考えたら対等に戦えるのはアンタなんじゃないの?」
「私は…2年生にセンターをやってもらいたいな!」
「え?」
「2年生?」
「今回は新しいLiellaを見てもらうライブだよ。今までセンターをやったことがない人がいいと思うんだ」
千砂都先輩は四季ちゃんの前に立ち、じっと見つめ……
「やってみない?」
「四季が!?」
「うん!ずっと思ってたんだ。四季ちゃんには四季ちゃんにしか出せない魅力がある。今のLiellaに新しい風を起こせるんじゃないかって」
「私が…?」
まさかの千砂都先輩の提案……これはもしかしたら……
とりあえず2年生で集まり、話し合うことに……うん、何か私も強制参加させられてる?
「それにしても四季がセンターとは」
「千砂都先輩の言うとおり新しい風が吹きそうっす!」
「大丈夫!四季ならできる!」
「ずっと思ってたんだ!四季がセンターだからこそ生まれる妖艶かつクールなライブ!いやあえて激しいライブを見せるという意表をつくことも可能!」
「メイが見たいだけ」
「なわけね~よ!」
「作曲はメイちゃんが担当なんすよね」
「ああ先輩たちに頼まれちゃったからな。自信はないけど精いっぱい頑張るぜ」
「私が衣装担当~」
「あの…メイちゃん作詞にもチャレンジしてみないっすか?四季ちゃんのこと一番分かってるのはメイちゃんっす。きな子も一緒に協力するっすしお互い相談しながらやってみないっすか?」
「作詞か…うん。分かった。四季が嫌じゃなければ……四季?」
「メイは本当に私がセンターでいいと思ってるの?」
「あぁもちろん!」
「……分かった」
うん…本当に私がここにいていいの?
「ぬぁ~!もうこんな時間!そういえば超重要な買い物がありましたの!私はここで失礼しますの~!」
夏美ちゃんはそう言って慌てて帰って行く。
「夏美ちゃんいつも先に帰っちゃうっすね」
確かに…何かあったのかな?
「あ、蓮華ちゃん。今日は夕飯どうするっかって連絡が入ってたっす」
「お邪魔しても良いなら」
「大丈夫っす~」
「そういえば2人って隣同士だっけ?一緒にご飯食べる中になったのか?」
「そうっす!一緒に住んでる人が蓮華ちゃんを誘うようになってからっすよね?」
「うん、本当にいつも申し訳ないけど……」
「灯夜さんも人が多い方が楽しいって言ってたっすから大丈夫っす」
「灯夜?」
「さん?」
「それじゃきな子たちはここで」
「また明日」
んー何かとんでもないことをきな子ちゃんが話した感じが……気のせいかな?
「きな子…一人暮らしだよな?」
「感じ的に……男の人と同棲?」
「「………えっ?」」
四季メイの話しよかったけど、未だに引っかかるのは……四季メイの中学からの幼馴染み設定。二人が大人になってからそう言うならまだしも、高校からだと幼馴染みになるの?ってなる。親友なら分かる
感想待ってます