蓮華Side
次の日、メイちゃんから四季ちゃんの思いを聞いた私達
「なるほどね」
「四季もみんなが期待してくれているのに申し訳ないって」
センターの役割…本当に四季ちゃんが思うものだけなのかな?私が何とか出来れば良いけど……私には紗桜莉先輩みたいには……
「でも…」
「意志は固そうですの」
「それで四季さんはどこに?」
「科学室」
「それって何か前の四季ちゃんに戻っちゃったみたい…」
「ここは可可が行って説得してきます!大事なセンターを託したいと思っているのデスから!こんなことでは困ります!」
「少し落ち着きましょう?」
「でもぉ~?」
「しかたないんじゃないの?無理強いするものじゃないんじゃないの?センターって」
「それは…」
「それに今無理強いするのは、私達が1年の頃にかのんに何でもかんでも押しつけていたみたいよ…」
すみれ先輩……
「残念ですがここは気持ちを切り替えて別のセンターを立てませんか?」
「あ…」
「千砂都もそれでいいんデスカ!?」
「私は…」
「しかたない…デスカ?」
「そう…だね」
「では練習後新しいセンターを決めましょう。時間はあまりありません」
このままで良いのだろうか?でもそれはみんな分かってる……だけど答えが見つからない……こんな時……
その時、紗桜莉先輩からメッセージが入ったけど……意味が分からなかった。
『みんなの色は見てくれる人を照らし、存在を示す。四季ちゃんの色は気付かれにくいけど、でも四季ちゃんの色にはその役割がある』
どういうことだろう?
「ランニングから始めます。事情を説明して四季さんを呼んできて下さい」
「分かった」
「他の皆さんは屋上へ」
みんなが屋上へと向かおうとした時、千砂都先輩はあることに気が付いた
「待って!」
「ん?」
「私やっぱり…四季ちゃんがセンターがいい!」
千砂都先輩?
「千砂都…!」
「それはみんなもそう思ってるわよ。ただ…目立たなきゃとか誰かを引き付ける力がなきゃとかそんなのなくてもいいと思う。いろんな人がいるからスクールアイドルなんだよ。いろんなセンターがいてもいい。目立たなくても!」
「目立たないセンター…?」
「何なのそれ…」
「でも何か面白そうっす!」
「でしょ?ひと言でいうと白!」
「白?」
「うん。それ自体はまるで透明みたいに目立たないけどいろんなきれいな色の中にあっても一番輝いて見える色」
「それが四季の色…四季の歌…」
「みんなに見てもらう!」
「今までと違うLiellaの姿」
「作れるっすか?曲」
「うん!できそうな気がする!」
紗桜莉先輩のメッセージはこの事だったんだ……もしかしてこうなる事まで予想を?メイちゃんは四季ちゃんに伝えてくると言って、科学室へと向かった。
メイSide
科学室に来た私。四季は私に気が付く
「メイ…?」
私はカーテンを開けるとさっきまで暗かった科学室の部屋に日の光が差し込み、部屋が照らされる
「まぶしかったら私が陰になってやる。引っ張っていけないなら私が一緒に引っ張っていってやる!目立たなくてもいい。いつもの四季のままでいい。そんな四季だからできるセンターがあるんだ!そんな四季じゃなきゃできないセンターがあるんだよ」
私は四季にあるものを見せた。これは私が思いを込めたもの……
「これは……」
「四季が歌う歌。まだ未完成だけど私と一緒に作ってほしい。世界には無数の色があるんだって歌を」
私と四季は手を取り合った。
「作ろう。新しいLiellaのステージを。みんなと一緒に」
気が付くとみんなも来ていた。
「みんな…」
「練習始めるよ!」
四季も気持ちを新たに……私達は練習を始めるのであった。
紗桜莉Side
四季ちゃんの方は何とかなったみたいだね。こっそり仕掛けたスピーカーで話を聞いてたけど……
「今日もあの子休んだわよ!1年生のくせに!」
「それを言ったらマルガレーテちゃんも1年生でしょ?」
相変わらずマルガレーテちゃんはカリカリしてるな~。とりあえずこの牛乳と煮干しのスムージーを飲ませて……
「マルガレーテちゃん!」
「今忙しい!」
かのんちゃんはスマホで何かに気が付いたけど、今のマルガレーテちゃんはカリカリしてるから暫く待った方が良いよね?
おっとお客さんが来たみたい…私達はいらっしゃいませと言うと…お客さんは…
「冬毬ちゃん?」
「かのん先輩なぜここに…?」
「私の家ここなんだ」
「なるほど」
「今日の練習もう終わったんだけど!?」
「私は姉者からここでおいしいアップルパイが食べられると聞いたのでテイクアウトできないかと伺っただけです」
夏美ちゃん、冬毬ちゃんの事を考えて、色々と策を練ってるみたいだね。
「ここに来られるなら練習来なさいよ!何度も連絡してるわよね?」
「以前必要であれば参加すると言ったはずです」
「だ~か~らぁ~!」
中々冬毬ちゃんの気持ちは動かないね~マルガレーテちゃんもカリカリしてるし……とりあえずマルガレーテちゃんに煮干しとミルクのスムージーを渡して……
「スト~ップ!」
「何?」
「今は練習のことはいいからとりあえずこれだけは見に来て、必ずスクールアイドルのすばらしさが分かると思うから」
しあSide
フェス当日、私はかのん先輩たちと一緒に会場に来ていた。紗桜莉先輩はステージに出るから少し任せたよと言ってたけど?どういう意味だろ?
「まったくなんて混雑よ。だから来たくなかったのよ」
「いの一番にチケットを買ってたと聞いていますが?」
「う、うるさい!」
マルガレーテちゃんと冬毬ちゃんは言い争うけど、仲良いな~
紗桜莉Side
「紗桜莉先輩、心配してたんですね」
ライブ待機中、蓮華ちゃんに話しかけられた
「まぁね。今のLiella!でも大丈夫かなって思ってたけど、かのんちゃんに頼り切りな所があるからね」
「紗桜莉先輩にも頼り切りでした……ごめんなさい」
「気にしなくて良いよ。今回の場合は初めてのケースだったからね。でも……」
私は四季ちゃんとメイちゃんの2人を見た
「倒れそう…」
「緊張してる?」
「すごく…」
「私も…」
「メイ…」
「でも大丈夫。四季がそばにいるから。センターで歌う四季を応援できるから。目立たなくてもいい。注目されるのが嫌だったら私が注目を集めてやる」
「メイも目立つの嫌いなくせに」
「アハハッ!それでもいつもの四季の魅力をみ~んなに知ってもらいたいんだ!」
しあSide
始まるライブ…紗桜莉先輩も蓮華先輩も…そして新たな光を見せたLiella!……これがスクールアイドルのライブ………私もいつか……お姉ちゃんみたいに……
感想待ってます