新たな星たちと灰色の姫君   作:水甲

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鬼塚姉妹の出身地…まさか同じとは……牛久じゃないけど


10 私、ツッコミ担当じゃないです

雨が降りそうな中、1人の女の子がノートを見つめていた。そのノートには沢山の夢が書かれていたが、どれも線が引かれている

 

「姉者ダメだったのですか…?」

 

「うるさい」

 

「姉者は頑張りました!毎日遅くまでずっと勉強していましたし、むしろ姉者のすばらしさを分からないやつらこそ無能なのです」

 

「ダメなものはダメだったんですの……ほとんどなくなってしまいましたの…」

 

「姉者……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華Side

 

フェスが終わり、数日が経ったある日のこと、私達はフェスの会場近くで夏美ちゃんの撮影を見ていた

 

「以上フェスの振り返りでした~!リポーターはあなたの心のオニサプリ!オニナッツこと鬼塚夏美でしたの~!では~」

 

「は~いOK!」

 

「さっすが夏美ちゃん慣れてる~!」

 

「そんなに反響すごかったの?今回のフェス」

 

「そりゃもう!」

 

「うんうん!うんうん!」

 

「会場に来られなかった生徒たちが見たい見たいって!」

 

「特に四季ちゃんすごい人気で撮影会開いてほしいって!」

 

フェス…確かに凄かった……Liellaも凄かった……紗桜莉先輩も凄かった……私はまだまだだったけど…紗桜莉先輩が凄く褒めてくれてた

 

「よかったっすね四季ちゃん!あれ?」

 

「あっち」

 

きな子ちゃんが振り向くと四季ちゃんの姿がなかった。メイちゃんが指さした方を見ると四季ちゃんは木の日陰で何かを見つめていた

 

「クワガタ」

 

「こんな都会にはいないぞ~」

 

多分今回のライブで日に当たりすぎた?

 

「でもこうなると問題はラブライブね」

 

「出場は1校につき1グループ」

 

「うん…それも学校で話題になってる」

 

「どっちが出場するんだろうって」

 

確かに…ラブライブとなる今回のフェスみたいにはならない…一応私もLiellaに入ってる感じだけど……私と紗桜莉先輩はあくまで臨時として……私達は私達でソロアイドルの大会があるし……

 

「それでナナミたちはどっちを?」

 

『えっ!?』

 

「どっちを応援してるデスカ~!?」

 

「そ…それは…。もちろんLiellaは応援しているよ。1年の時からずっと結ヶ丘のスターだもの」

 

「フッ当然よね」

 

「ただ…向こうは向こうでかのんちゃんがいるし…」

 

「それも無視できないっていうか…」

 

「裏切る気!?」

 

「違うの~!」

 

「でもうちの学年もそう思っている生徒が多いみたいだ。どっちも好きって」

 

「きな子も…敵だなんて思えないっす」

 

「そりゃそうだよね」

 

うーん、早いところどうにかならないかな~

 

 

 

 

 

 

紗桜莉Side

 

いつもの練習場所にて、かのんちゃんはこの間のフェスのライブを見ていた

 

「わあ~!」

 

「むむむ…」

 

「四季ちゃんすごいなあ!メイちゃんとのコンビも最高!歌もすっごく良かったなあ!」

 

そんなかのんちゃんを見て、マルガレーテちゃんはまた不機嫌そうに……

 

「紗桜莉、それいらないからね」

 

用意する前に止められた!?今度はジョッキで飲ませようとしたのに……煮干しと牛乳スムージー……

 

「全く!かのん!何喜んでるのよ!Liellaに勝たなきゃラブライブに出場できないんだからね!」

 

「それはそうだけど~」

 

「まったく!調子狂うわね」

 

「みんな頑張ってる。みんなステキだなあ」

 

「やっぱアンタ本気で勝つ気ないんでしょ」

 

「あっ」

 

「私と組んだのもLiellaのためで」

 

「違う違う!マルガレーテちゃんたちといい歌を歌いたい。いいライブをしたいって本気で思ってるよ!」

 

「だったら!」

 

「ただ…お互い足を引っ張り合うんじゃなく高め合って最高のライブを目指したい!この結ヶ丘に最高の歌を。最高の思い出を残したいの!」

 

「あっそ」

 

マルガレーテちゃんもちゃんと説明すれば納得してくれる分、真面目なんだな~

すると冬毬ちゃんとしあちゃんがウォーミングアップから戻ってきた

 

「ウォーミングアップは終了しました。次のタスクは何でしょう?」

 

「紗桜莉先輩!みんなに合わせるためにおもり追加で!」

 

「おもりはいらないからね~」

 

「タスク?あのサクサクした?」

 

「それはラスク!やらなきゃいけないことよ」

 

かのんちゃん、変なボケいらないからね…いや、あの感じだとボケじゃなく真面目に分からなかった!?

 

「ああ、じゃあもう少しストレッチ念入りにやっておこうか。いきなり動いた時はケガが一番怖いし」

 

「アグリーです」

 

「どういう風の吹き回しよ。いきなり練習に参加なんて」

 

「フフフッ」

 

「スクールアイドルのこと少し好きになってくれたのかなあ」

 

「どうだか…そういえばあの子Liellaのオニなんとかっていうのの妹よね。もしやスパイ…?」

 

「もうどうしてそういう考え方するの?」

 

「アンタがお人よしすぎるのよ!」

 

「姉ならともかくあの子はかなりの危険人物と見たわ」

 

「そうかなぁ?」

 

うーん、冬毬ちゃんの本当の目的がいまいち読めないんだよね……

 

 

 

 

 

それからランニングが始まる。私はいつもの自転車、しあちゃんはみんなに合わせて動くのが苦手だから、おもりを付けた。

 

「今日は距離延ばしていくわよ」

 

「アグリーです」

 

「冬毬ちゃんももしかしてやる気になってきた?」

 

「やる気とは?」

 

「スクールアイドル。興味出てきた?」

 

「以前から申し上げているとおり必要が生じたから練習する。それだけです」

 

「アハハ…そっか~」

 

そんな話をしながら走っていると、ばったりとLiellaのみんなと遭遇した

 

「あっ!?」

 

「皆さん…」

 

「あ~そっか…こっちはみんなのランニングコース」

 

「先に教えてよ」

 

これは………

 

 

 

 

 

 

蓮華Side

 

これは一触即発な予感が……遠巻きに見てる子たちも……

 

「あれって…Liellaと新しいグループ!?」

 

「みんなに知らせなきゃ!」

 

「結ヶ丘スクールアイドル路上で集結!」

 

そんな感じで騒いでるし……

 

「違うのよ!偶然ばったり会っただけで…」

 

「負けないから!」

 

「可可たちも負けませんよ!」

 

「あ~いやどうしよ…えっと~…」

 

マルガレーテちゃんが宣戦布告して、可可先輩がそれに乗る……かのん先輩はアタフタしてるけど、何だかバチバチと音が聞こえるような……あれ?普通に聞こえてる?

 

「……」

 

「……」

 

音が聞こえる方を見ると紗桜莉先輩はスタンガ……ビリビリペンのスイッチを入れ、しあちゃんはスタンロ……紗桜莉先輩風に言うにはビリビリ定規?

 

「紗桜莉先輩、何を?」

 

「ちょっと臨場感を出そうと…」

 

「臨場感を出さないでください。状況を見てください」

 

「仕方ないな……しあちゃん」

 

紗桜莉先輩が自転車の籠からゴングを取り出し、鳴らす

 

「ファイ!」

 

「試合を開始しないでください!?」

 

しあちゃんも乗らなくて良いからね!

紗桜莉先輩はゴングをしまうと……

 

「マルガレーテさんをやっちまってくだせぇよ!」

 

「マルガレーテさん、実力の違いみせてやってくだせぇ!」

 

「だから変に煽らないでください!と言うか遊んでますよね!紗桜莉先輩!しあちゃんも悪ノリしないで良いから!」

 

私のツッコミが響くのであった

 

「蓮華ちゃん、お疲れっす……」




反応集を見る限りだと、2期でのきな子との会話で訛りを見せてる夏美……まさか2期時点で茨城出身を?あと鬼塚姉妹の好物も……
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